ゼインとアークは誤解を解くため攻撃を受け止める。
ゼイン「そもそもこの姿が盗賊に見えますか?」
アーク「その通りだ。話し合いを求める!」
エルフの女性「騎士でありながら盗賊に加担するなんて・・・」
アーク・ゼイン「ちがーう!」
再び切りかかろうとしたが・・・
ポンタ「きゅきゅー!」
エルフの女性「え!?」
突然ポンタが飛び出たことで女性は力が抜けてしまう・・・
エルフの女性「ヴェントゥーヴォルピーズ・・・」
アーク「え?弁当?」
エルフの女性「なんで精霊獣が一緒に・・・」
ゼイン「ポンタって精霊だったんですか?」
エルフの女性「精霊じゃなくて精霊獣、綿毛狐とも呼ばれてて警戒心が強くてエルフにもなつくのは珍しいのに・・・」
アーク「怪我をしていたのを助けてやったらなつかれてな。」
エルフの女性「精霊獣と共にいるなら悪意や嘘をつく人たちじゃなさそうね・・・いきなり切りつけたこと謝るわ。」
アーク「分かってくれたならそれで結構。我らは依頼で盗賊退治を行っていたんだ。」
ゼイン「エルフの子供たちの心当たりなら盗賊たちが空のケージを所有してたのでおそらくもうどこかに売ったと思われますよ。」
エルフの女性「遅かったか・・・」
アーク「しかしエルフを捕まえてどうするつもりだったんだか・・・」
エルフの女性「エルフは奴隷として高値で取引されてるの。知らないとは言わせないわ。」
アーク「知らん。」
ゼイン「同じく。」
その言葉に二人はあっさり答える。
エルフの女性「・・・まぁいいわ。それじゃあ・・・」
アーク「待たれよ!事情あらば助けに・・・」
エルフの女性「必要ないわ。人族の加勢なんて無用よ。白銀の騎士様に純白の騎士様。」
そうして女性は去ってしまった・・・
ゼイン「生真面目というか使命に囚われてるというか・・・」
アーク「無用とは言われてしまったが・・・どう考えても美少女エルフのクエスト発生の展開!」
ゼイン「確かに確かにいらないって言われても関わりそうな雰囲気でしたよね・・・」
アークの発言にゼインは呆れながらも同意するのだった・・・その日は食事をした後エルフの捜索の方針を話し合う。
アーク「名前も聞けなかったからな・・・どうしたものか・・・」
正義「なら傭兵斡旋所でもらった地図にあるこの近くのエルフの森で探すのはどうですかね?さらわれた人の情報収集をしてるかもしれないですし奴隷商とも戦って協力するという信頼も得られるかもしれません。」
アーク「なるほど、方針は決まったな。」
早速翌日二人は短距離の転移を行いながらエルフの森に到着した。
アーク「このあたりか・・・マルカ殿といった森よりも鬱蒼としているな・・・」
ゼイン「迷わないように注意ですね・・・」
二人と一匹は森の中を進んでいると・・・
ポンタ「きゅー?」
ポンタがなにか違和感を感じていた。
アーク「ポンタ?」
ゼイン「なにかありましたか・・・」
二人も集中していると・・・
「捕まえろ!」
「逃げたぞ!」
なにかを追っている男たちの声が聞こえた。
アーク「どうやら目的とは違ったが、別のものには会えたな・・・」
二人が行ってみるとエルフの子供たちが檻に入れられているところだった・・・
アーク「足を傷つけて逃げられないように・・・人族にあらずは人権はないみたいな感じだな・・・」
ゼイン「平家の圧政や大航海時代ですね・・・」
二人は歴史を思い出してげんなりとしている。
アーク「手出し無用といわれたが・・・」
ゼイン「まぁ、転移ならあの奴隷に近いやつを一瞬でやれますしここは分担を・・・」
エルフの女性「はぁああ!」
二人が作戦を練っているとなんと昨夜の女性が別の茂みから飛び出して盗賊を切り裂いたのだ!
アーク「おぉ!来た!」
ゼイン「いや、流石にとらえられた人がいてあの大人数が無謀すぎますよ・・・」
目的の女性と出会えたはいいが救出を困難にしてしまったことにゼインはため息をつく。
盗賊「あいつダークエルフですよ!」
ボス「気の強い女には興味ないんだよ。好きにしちまいな。」
盗賊は数の力で向かっていくが・・・
エルフの女性「炎よ!」
盗賊「ぐわぁああ!」
ゼイン「なるほど・・・あれが魔法剣というやつですか。」
巧な剣術に高火力な魔法を乗せていることにゼインは感心する。
ボス「う、動くんじゃねぇ!こいつらがどうなってもいいのか!」
エルフの女性「卑劣な・・・!」
ボス「生意気な口を聞くなら・・・」
アーク「そろそろ、行くか。」
ゼイン「えぇ、悪意は見逃せませんしね。」
アークはすかさずボスの背後に転移してラリアットで吹き飛ばし、ゼインも回りの盗賊を蹴り飛ばした!
滅!執行!ジャスティスオーダー!
スティングディストピア!
盗賊「く、苦しい・・ぐわぁああ!」
エルフの女性「蹴りに毒を纏わせた・・・とにかく蹴散らすわ!」
盗賊たち「ぎゃぁあああ!!」
3人は盗賊を蹴散らした後檻に向かった。
エルフの女性「鍵は・・・」
アーク「さて、出すとするか。」
バキッ!
アークは持ち前の筋力で鍵をぶっ壊した。
アーク「ほーら、我は味方だ。ちっとも怖くない。」
ゼイン「その巨体じゃ怖がらせますよ・・・ここは私が・・・」
子どもたち「ひいいい!」
2人とも怖がられていた・・・
エルフの女性「もう大丈夫よ。」
子ども「うぅう・・・」
子どもたちの様子を確認すると・・・
エルフの女性「マナバイトカラー・・・こんなものまで使って・・・」
ゼイン「魔法封じの首輪というやつですか?」
エルフの女性「えぇ、精霊魔法を封じるものよ。」
アーク「なら解くとするか・・・抗呪式(アンチカース)」
アークは呪いを解いて首輪を壊してしまった。
ゼイン「それも装備に入るんですよね・・・だったら。」
ガイ!執行!ジャスティスオーダー!
CONFINE VENT
パキン!
エルフの女性「えぇええ!?解呪や武器破壊をこんなあっさりと・・・そうだ、連絡。」
女性は口笛で鳥を呼び寄せた。
エルフの女性「子供たちは無事に保護した。迎えをよこして。」
場所を伝えると鳥は飛び去って行った・・・
アーク「その鳥は?」
エルフの女性「あれは囁き鳥。言葉を覚えさせて相手に伝えるの。精霊獣の一種よ。」
ゼイン「あぁ、滅多になつかないから連絡手段として・・・」
アーク「伝書鳩とボイスレコーダーが合わさったものか・・・」
エルフの女性「え?」
アーク「いやなんでもない。実にファンタジー・・・」
囁き鳥の説明をしているとエルフの迎えが来ていた。
アーク「では、ここでお別れだな。」
子ども「えー・・・」
ゼイン「心配いらないですよ。悪い奴はすぐに蹴散らしてやりますから。」
子ども「ありがとう!」
ポンタ「きゅいきゅい。」
ポンタの声とともに子供たちは行ってしまった・・・
エルフの女性「人族は野蛮と聞いてたけど・・・毒の付与や転移魔法まで使えるなんてあなた達なにもの?」
アーク「何者でもない、我が名はアーク、流浪の傭兵だ。こっちはポンタ」
ゼイン「マサヨシ・ゼンイ。同じく傭兵ですね。」
アリアン「私はアリアン・グレイス・メープル。エルフ族の戦士よ。感謝するわ。」
アリアンは感謝していると囁き鳥が来た・・・
囁き鳥「アリアンよ、ディエントの町にて奴らの拠点を特定した。至急来てくれ。救出作戦を実行する。」
アリアンは了解の意思を使えて鳥を返した・・・
アリアン「貴方たち傭兵といったわよね・・・なら二人とも雇うことは可能かしら。」
なんとアリアンが依頼を持ち掛けてきた・・・