アリアンの突然の提案に二人は驚いた。
アーク「我らを雇うか・・・それによってなにか言われたりするんじゃないか?」
アリアン「確かにいい顔はしないと思う。私だってただの人族だったら信頼しない。でもあなた達はなんの偏見も持たずエルフ族を助けたし制霊獣にも信頼されているわ。だから、私は貴方たちを信頼するわ。同胞を救うため、貴方たちの力をエルフ族に貸してほしい!」
ゼイン「私は良いですよ。」
アーク「無論我もだ、ぜひ雇われよう。」
早速アリアンに転移魔法を見せて町の近くの湖まで転移した。
アリアン「嘘・・・転移魔法。詠唱もなしに仕えるなんて。マサヨシも呪いの装備をカード一枚で壊せるし救出には最高の力ね。」
そうしてアリアンの信頼を着実に得ながらディエントの町で仲間のエルフ族と合流する場所へとやってきた。
ゼイン「確か仲間の名前はダンカさんでしたっけ。」
アーク「アリアン殿は美少女戦士といった感じだったがダンカさんとはどんな方だろうか・・・」
アークがファンタジーに想いを馳せていると・・・
ダンカ「アリアン。待たせたな。」
そこに現れたのは目つきの鋭い・・・悪く言えば目つきの悪いエルフの男が立っていた・・・
ダンカ「そっちの二人は?」
アリアン「アークとマサヨシといってエルフの救出を手伝ってくれた傭兵です。立ち話もなんですし話せる場所に行きましょう。」
美形が多いと思っていたエルフ族でいきなり目つきの悪い人が出てきたので硬直しながらもついていくアークと正義、ポンタであった・・・
酒場に着くと早速ダンカをアリアンが紹介する。
アリアン「彼がダンカ・二―ル・メイプルさん。私と同じエルフ族の戦士で情報収集のために動いていたの。」
アーク「アリアン殿と同じメープル・・・お二人は兄妹なのか?」
アリアン「いいえ、エルフ族の名前は自分の名・同性の親の名・所属する集落の名の組み合わせなの。カナダ大森林のメープルに所属するものって意味ね。」
ダンカ「どうでもいいが・・・これらは?」
ゼイン(当然ですが信頼ゼロですね・・・)
これ呼ばわりにさすがのゼインとアークも落ち込む。アリアンは紹介する。
ダンカ「人族を雇うとは・・・正気か?」
アリアン「彼らはただの傭兵ではありません。アークは転移魔法の使い手。マサヨシもさまざまなアイテムを使って呪いの装備を解くことができます。エルフの魔法を封じる道具を壊せるので有効かと。」
ダンカ「本当か?」
アーク「うむ。多少制約はあるがな。」
ポンタ「きゅい!」
ダンカ「綿毛狐まで・・・」
アリアン「ポンタといってアークのなかまです。」
ダンカ「確かに役には立ちそうだな・・・奴隷のエルフがどこに行ったかだが拠点は歓楽街の側にある建物だ。さらわれたものたちはそこにいる。しばらくは人がいるからな・・・」
アリアン「救出は深夜がよさそうですね・・・」
アーク「ならしばらくは時間があるということか。1時間ほどで所要を済ませてくる。」
ゼイン(おそらく飯ですね・・・)「私はちょっとここの食べ物を持ち帰りで頼んで同じく所要を済ませてきます。」
アリアン「わかったわ。」
そうして酒場から離れた後族の戦利品で沢山の料理を持ってきて初めての個人依頼ということで祝杯をあげた。
アーク「酒場では頼めなかったゴアビーフの串焼き、剣ニジマスの塩焼き・・・」
正義「あとはアップルパイとか木の実のピザ、あとハニービールもありますし存分に英気を養いましょうか。」
二人は作戦開始まで栄養補給をするのであった・・・