正義たちは領主城から財宝を持って脱出した。
アーク「取りあえず依頼はこれで達成だな。」
アリアン「えぇ、本当に助かったわ・・・報酬はこれで足りるかしら・・・といっても領主から奪った宝物を報酬にした方がはるかに良さそうだけど・・・」
正義「いえいえ、これは正当な取引という証ということで。」
アーク「まいどあり!」
二人は律儀に報酬を受け取る。
アリアン「二人とも、これからどうするの?」
アーク「いやとくに決めてないな。」
正義「この手助けだって手の届くところに助けられるものと駆逐できる悪意があったからですしね。」
するとアリアンがこんな提案をしてきた・・・
アリアン「もしよかったら二人ともエルフの里に来ない?」
アーク「エルフの里?」
アリアン「ここ以外にも捕まっている仲間は多い。貴方たちの力、今後も貸してもらいたいの。」
正義「私は構いませんけど・・・」
アーク(エルフの里!ファンタジーの香り!行きたい!が・・・)
アーク「簡単によそ者が入っていいのか?」
アリアン「流石に長老に許可をもらう必要があるけど・・・」
アーク・正義(やっぱり・・・)
偉いものとの対面では礼儀として流石に素顔を出さないといけない。骸骨の顔を持つアークにとっては死活問題である・・・
正義「長老ってどうしても会わないとだめですかね・・・」
アリアン「心配?信頼の証として私が最も信頼する人物を紹介するわ。」
アーク「・・・アリアン殿、我はこの鎧を脱ぐことはできんのだ・・・」
アークは事情を説明する。
アリアン「長老の面会では流石に・・・理由があるの?」
正義「えぇ、私は受け入れましたが全ての人がそうとは限らない理由です。」
アーク「この兜を脱げばアリアン殿は我らに剣を向けることになるかもしれん。」
アリアン「私が剣を向けないと誓えばあなたは顔を見せてくれる?」
二人の確認もアリアンはしっかりと誓いを立ててくれた・・・
正義(最初は生真面目でほっておけなかったんですけど・・・)
アーク(彼女との旅も悪くないな・・・)
アークはそうして素顔をさらした・・・
アリアン「…!一体どういうこと?」
アーク「我にもわからん、気づけばこのみ一つで放り出されていた。呪いの類とは思っているが・・・」
正義「私はそれを研究して解こうと同行しているということです。」
流石に異世界にやってきたことやゲームアバターのことはぼやかしたがある程度のことを二人は言った・・・
アリアン「アンデッドなら死の穢れを纏っているはずだし治癒術や解呪なんてできないはず・・・それに精霊獣がそんなになつくことはないわ。仲間を助けるために力を尽くしてくれた、だからその身の秘密について私も口外しないわ。」
アリアンは改めて二人を受け入れてくれた・・・
アリアン「それに呪いなら長老が何か知恵を貸してくれるかもしれないわ。」
アーク「それは嬉しいな。呪いが解けるならそれほど嬉しいことはない。」
正義「本当にありがとうございます。」
お礼を言ってエルフの里への招待を受け入れるのだった・・・