ゼインの世界渡り   作:ikkun

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グレニスとの戦い

正義はエルフの里の長老の家の一室で一夜を過ごし日の出と共に窓を見る。

 

正義「流石に絶景ですね。」

 

そこは大自然と町の始まりに相応しい綺麗な朝日だった・・・そうして台所に降りた正義は早速グレニスの手伝いをする。

 

グレニス「お手伝いしてくれてありがとう。夫も娘も大長老会でもう出ちゃったからアーク君とマサヨシ君、ポンタちゃんだけでいいんだけど助かるわ。」

 

正義「いえいえ、お世話になっているものとして当然です。」

 

遅れてアークが下りてきた。

 

アーク「正義殿も料理ができたのだな。」

 

正義「たまにはこういう手作りも悪くないですよね。それが終わったらグレニスさんが森を案内してくれるみたいですよ。」

 

アーク「それはありがたい。」

 

アークは正義とグレニスの料理に舌鼓を打った後家を出てグレニスの案内を受けることになった・・・

 

アーク「改めて案内していただきかたじけない。」

 

グレニス「アリアンがお世話になったんですからそれこそ当然よ。」

 

ゼイン「やっぱり人が多いですね。町の人たちはどのくらいいるんですか?」

 

グレニス「ここより先にあった集落も安全のために吸収したから4000人くらいかしら。」

 

やはり誘拐事件が多発しているため、大きい村では対策を講じているようだ・・・

 

エルフ「大丈夫かしら・・・」

 

エルフ「でもグレニスさんがいるなら・・・」

 

ゼイン(グレニスさんがいるなら?どういう意味でしょうか?)

 

村人の怪訝な声に正義は反応する。普通村長の妻が案内しているなんて人質の心配をしそうなものだがと考えていると・・・

 

子ども「あ、鎧のおじさんとお兄ちゃん!」

 

そこにいたのは助けたエルフの子供たちだった・・・

 

アーク「おぉ、ちゃんと村に戻れたんだな。アリアン殿のところで世話になっている。」

 

子ども「見てみて!直してもらった足、全然平気だよ。」

 

子どもの一人は精霊魔法を使って風の力で飛び上がりながら答えた。

 

ゼイン「それは良かったです。遊ぶときも気を付けてくださいね。」

 

子ども「うん!それじゃあ二人ともまたね!」

 

アーク「うむ。」

 

二人は子供たちに手を振って別れた。

 

アーク「すまぬ、グレニス殿。足止めさせて。」

 

グレニス「いいのよ。アーク君、マサヨシ君。みんな喜んでたから。それより私と手合わせしない?」

 

アーク・ゼイン「手合わせ?」

 

二人は疑問の声をあげるもグレニスは持ち前ののほほんとした雰囲気で二人を戦闘のしやすい広いところに連れて来た・・・

 

ポンタ「きゅい。」

 

ポンタは危ないためアークから降りて観戦することとなった・・・

 

アーク「確認するが我と正義殿対グレニス殿でよろしいのか?」

 

グレニス「えぇ、大丈夫よ。アリアンの剣技はみたでしょ?あの子に剣を教えたのは私よ。そうそう遅れを取ったりしないわ。」

 

アーク・正義(この人が教えたのか!?)

 

一見のほほんとした雰囲気だがとんでもない武闘派だった・・・

 

グレニス「ダークエルフ族は身体能力に優れてるからどうしても相手を図る場合には腕の方も図りたくなっちゃうのよね。」

 

正義(武闘派らしいセリフですね・・・)

 

グレニス「それに娘の側にいる男たちがどれだけ強いか確かめたいし。」

 

正義「では、違う鎧で勝負しましょうか。」

 

正義はガヴのカードを取り出すと腹に変身ベルトガヴが現れ、肉体はグラニュートへと変化する。

 

正義(今回はアークをタンクにしてこちらは後方支援といきましょう。)

 

そうして出現させたのは赤色のパッケージのチョコを模したゴチゾウ、チョコダンゴチゾウだ。

 

正義はガヴにゴチゾウをセットする。

 

チョコ!EATチョコ!EATチョコ!

 

そうしてレバーを回した後にサイドのボタンを押すとゴチゾウが叫ぶ!

そしてチョコレートを模した装甲に頭はテンガロンハットのような仮面となった。

 

チョコダン!パキパキー!

 

アーク「おぉ!新しい姿か!」(チョコレートを模しているのか・・・!久しく食べてないな・・・あれは食べられるのか後で聞いてみよう!)

 

アークがそんなことを考えている間に戦闘準備は整った。

 

グレニス「ふふ・・・かわいらしい格好だけど遠慮せず行きますよ!」

 

雰囲気が一変したと思った次の瞬間にはグレニスはもうアークの懐に飛び込んでいた!

 

アーク「なっ!?」

 

ガヴ「はやい!」

 

ガヴはなんとか反応してチョコダンガンによる銃撃で追撃を阻止しようとするが・・・

 

グレニス「ふっ!」

 

ガヴ「えぇ!?」

 

アーク「ぬお!?」

 

なんとグレニスは弾丸を躱しつつアークへの足払いを同時にやってのけた・・・

 

グレニス「アーク君は終わり、次は正義君よ!」

 

ガヴ「ちぃ!」

 

ガヴはなんとか躱しつつ至近距離から銃撃を挟むが・・・

 

グレニス「照準を狙いすぎてるわよ。それじゃ私みたいな速攻タイプには出遅れるわ!」

 

ガヴ「なぁあああ!?」

 

ことごとく躱されて神速の連撃を叩き込まれる・・・

 

グレニス「アーク君も目は良いけど不意を突かれた時が素人よ。最小の動きで避けないと。」

 

アーク「な、なるほど・・・」

 

ガヴ「強すぎでしょ・・・あれで子供産んでるなんて嘘じゃないですよね・・・」

 

とんでもない強さにアークとガヴはたじたじとなってしまう・・・

 

アーク「だが、剣の腕は必要不可欠!」

 

ガヴ「丁度新しい形態になれておきたかったんですよ。丁度いいです!」

 

ガヴが呼び出したのはブルザードソルベゴチゾウ、それをチョコダンゴチゾウを取り出して変身する。

 

EATアーイス!EATアーイス!

 

ブリザードソルベ!ヒエヒエ!

 

するとガヴから冷気が立ち込めてアイスを模した鎧をまとったブリザードゾルべフォームへと姿を変えた!

 

ガヴ「さらにこれです!」

 

ホイップパーティ!

 

さらにガヴホイッピアを装備したガヴはその能力でソフトクリーム兵を召喚した!

 

アーク「おぉ!さらに人数が増えた!」

 

ガヴ「これなら・・・」

 

ヒュン!

 

べしゃ!!

 

グレニス「一人一人はそんなに強くないわよ。兵士の質が課題ねその技は。」

 

アーク「一瞬でやられた・・・」

 

ガヴ「だったら広範囲で!」

 

ガヴはゴチゾウを回して氷結を放つが・・・

 

グレニス「は!よっと!」

 

アーク・ガヴ「八艘飛びだー!?」

 

氷の上をジャンプで飛び移りながら迫ってくる歴史の伝承でしか見たことのない技をやられて二人は悲鳴を上げながら叩きのめされる・・・

 

グレニス「さぁ、どんどんいくわよ!それ!やぁ!」

 

ガヴ「言葉は気が抜けてるのに・・・」

 

アーク「剣技は怒涛すぎるー!!」

 

目にも止まらない剣技でふたりはひたすらに叩きのめされるのだった・・・

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