正義たちは準備を整えるとララトイアからローデン王国の首都、オーラヴにむけて旅立つこととなった・・・
正義「確か手に入れた契約書の人物がそこにいるんですよね・・・」
アリアン「えぇ、もうすぐ森を抜けるし一休みしましょうか。」
ブブブ・・・
すると突然羽音がなったかと思えば・・・
ゼイン「バカデカいトンボですね。」
ブブブっ!!
アーク「ぬおぉぉお!?」
ポンタ「きゅいぃい!?」
なんとトンボのモンスターはアークとポンタを狙いだした!
正義「アーク・・・ついてなさすぎですね。」
アリアン「そんなこと言ってる場合じゃないわ!そっちは逆よ!」
アリアンと正義でなんとか追い払って夜のうちに近くの町で宿を取ることができた・・・
アリアン「アーク・・・虫は苦手だったのね。」
正義「虫が苦手とか次元じゃないデカさでしたけどね。」
アーク「あれに追いかけられたら流石にな・・・」
アリアン「胴体の部分を油でからっと揚げて食べると美味しいのよ。」
アーク「なんと!」
正義(流石異世界・・・ワイルドですね。)
現代日本では考えられない料理に二人はカルチャーギャップを感じながら3人は明日の道について話し合うことにした。
アリアン「オーラヴは森沿いの道を行くのが安全だけど3日かかるから森を突っ切って行こうと思うの。」
アーク「早く行くに越したことはないからな。」
正義「こうしている間にも罪なき人が傷ついてますものね。」
女将「あんたたち森を突っ切る気かい?やめときな。」
すると宿の女将が忠告してきた。
女将「最近森には魔獣が出るんだよ。確か・・・ホーンテッドウルフって言ったかね。この何日かで10人以上襲われちまったって話さ。」
アリアン「ホーンテッドウルフ・・・!」
アリアンはそのモンスターの名前を聞くと少し目の色を変えた。
アリアン「よく出るんですか?」
女将「いやいや。本当に最近さ。でも森はよしておくんだね。」
そうして女将は去っていった・・・
アーク「同胞を救うために一刻も進みたいといった顔だな。」
正義「襲われてもこのメンツなら大丈夫ですよ。」
アリアン「そうね。じゃあ予定通り森を行きましょう。」
そうして一夜を過ごした後3人は森の中に入った・・・
アーク「そろそろ魔獣が出てきそうだな・・・」
アリアン「そうね・・・」
正義「さっきから浮かない顔ですね・・・救出以外にもなにか心移ることがあるんですか?」
アリアン「あぁ・・・ホーンテッドウルフの尻尾って青く発光する毛でできていて折りこんだベールは結婚する女性にとっての贈り物としていいの。実は姉がもうすぐ結婚するらしくて・・・」
アーク「それで尻尾を手に入れてベールを作りたいと・・・」
正義「いいじゃないですか。村人の脅威を取り除くと同時に贈り物・・・まさに一石二鳥です。」
アーク「そうだな。我も協力しよう。」
アリアン「二人とも・・・!」
二人の気遣いにアリアンは喜ぶ。
正義「しかし、アリアンのお姉さんですか。アリアンはゴリゴリの武闘派ですしお姉さんは深窓の令嬢といった感じでしょうか?」
アーク「うむ。アリアン殿は母親似だったし姉君殿は父親似だな。」
アリアン「いや・・・私よりもずっと強いわよ。たぶんエルフで一番。結婚する気なんてないって言ってた人だから贈り物も準備できてなくてそれで・・・」
正義「まさかアリアンが父親似だったとは・・・」
アーク「母上殿と同等レベルとは・・・」
意外なお姉さんに驚いていると・・・
グルルル‥‥
お目当ての狼のうなり声が聞こえ。白い狼が襲い掛かってきた!
正義「狼ならこれですね。」
正義はゼインに変身すると最近手に入れていたスーパー戦隊のゼインカードを取り出す!
デカマスター!執行!ジャスティスオーダー!
召喚されたのは狼の柄がつけられた名剣ディーソードベガ!
ゼイン「ベガスラッシュ!」
アーク「はぁ!」
二人は二匹を切り裂くが霞のように手ごたえがなく姿も煙のように消えた!
アーク「しまった・・・ホーンテッドエルフは群れで動いて幻影を作り出すんだったな・・・」
ゼイン「統率力に知能も中々ですね・・・ですが。攻撃のときに実体が紛れ込んでるなら好都合!」
ゼインがディーソードベガにエネルギーを集中させる!
アリアン「なら私も・・・炎を纏いし礫よ・・・敵をうがち屠れ!!」
ゼイン「ベガトルネードスラッシュ!」
ゼインの剣で起こした竜巻とアリアンの炎が合わさり炎を竜巻として敵を拘束!
アリアン「大地よ、貫け!」
最後はアリアンの土の魔法で出てきた岩の棘で一匹が貫かれた・・・
アーク「上手いな・・・いた、ボスだ!次元縮歩!」
アークは崖の上にいたボスのところに転移して仕留めようとするも・・・
アーク「あの輪は・・・」
バジリスクの時にもみた輪がウルフの足首にもはめられているとわかり・・・
アーク「はぁっ!」
大剣で叩き切った・・・
すると・・・
ボス「がおおお!」
ボスの呼びかけに応じて部下たちも退散していった・・・
ポンタ「きゅい!」
ゼイン「その輪の欠片・・・バジリスクのときにもあった奴ですよね。」
アリアン「それって・・・あ、消えた・・・」
壊れると同時に輪は前回と同様に消えてしまった・・・
そして二人は通常いないとされているモンスターが出現し、共通の特徴としてさっきの輪がつけられていたことをアリアンに話した。
アリアン「リングが関係しているのかしら・・・でも、今考えても分からないことだし。今はブーケを作ってもいいかしら・・・?」
アーク「そうだな、休憩とするか。」
ゼイン「では私たちは血の匂いで他の魔物が来ないかの見張りですね。」
二人とポンタは見回りをすることにするのだった・・・