ゼインの世界渡り   作:ikkun

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外道の奥の手

チヨメがアリアンを守ってくれたことでアークたちは安心する。

 

フンバ「ちっ・・・新手かよ。だがなぁ、まだまだ駒はいるんだぜ!」

 

フンバは鞭で合図を送るが・・・

 

チヨメ「無駄ですよ。一帯の魔獣は僕たちがあらかた片付けましたから。」

 

フンバ「なにっ!?」

 

ゼイン「流石は忍びの精鋭、仕事が早いですね。」

 

チヨメ「魔獣という手ごまを失ったあなたにもう打つ手はありません。」

 

フンバ「クソがっ!!手塩にかけて育てた魔獣たちだって言うのによ!!」

 

そうしてアークとゼインはチヨメに駆け寄る。

 

アーク「チヨメ殿、助かったぞ!」

 

ゼイン「大方ここには獣人族もさらわれていたとみますがまさか同時に潜入していたとは・・・」

 

チヨメ「あれ?聞いてませんでしたか?アリアンさんに後で合流するって言ってたんですけど・・・」

 

ゼイン「あぁ・・・」

 

おそらく砦の成功は刃心一族からアリアンは聞いたのだとゼインは察した・・・

 

アーク「それがアリアン殿がプリプリしていたのでな・・・」

 

チヨメ「プリプリ?」

 

ゴゴゴゴゴ!!

 

チヨメは首をかしげていると地響きがあたりに響き渡る・・・

 

フンバ「あーあ・・・起きちまったじゃねぇか・・・!もう飯の時間過ぎちまったからな…まぁ丁度いいや。続きは外でやろうぜ!とっておきと戦わせてやるよ!ひゃひゃひゃひゃ!」

 

フンバは下衆な笑いをあげてその場を去ろうとするが・・・

 

ゼイン「・・・!」

 

ゼインは岩で道が塞がる直前、ショックスパイダーの発信機をフンバの背中にくっつけた。

 

アーク「待て!」

 

チヨメ「二人とも!砦が崩れます、アリアンさんを連れて早く!」

 

チヨメの言う通り、3人はアリアンを抱えて砦の外に転移する。その後砦は崩れ落ちてそこから現れたのは・・・

 

ヒュドラ「グルアァァ!!」

 

アーク「あれは・・・高い再生力と水属性耐性を持ち最高位の水魔法も操れる超級モンスターヒュドラ!」

 

ゼイン「まさか神話クラスのモンスターを飼っていたとは流石に規格外を自称するだけありますね・・・」

 

二人は地面に降りつつもその規格外なデカさに驚愕する。

 

チヨメ「あれが噂に名高い国落とし・・・さっきの男が操っているのでしょうか・・・人族がこんなものを操れるなんて・・・」

 

チヨメが撤退を言おうとしたときだった!!

 

ヒュドラ「グルアァア!!」

 

どぉおお!

 

頭の一本からとてつもないブレスが放たれる!!

 

ゼイン「こっち狙いですよ!」

 

アーク「くそっ!」

 

カリバー!執行!ジャスティスオーダー!

 

アークは盾の能力、ゼインは暗黒剣月闇の結界を展開した!

 

どぉおおお!!

 

強力な水のブレスが直撃するが・・・

 

フンバ「どうよ!これが俺の力よ!はははは!!さあ、餌の時間だ!街に行け!!」

 

フンバは消し飛んだと確信するが・・・

 

アーク「なんとか耐えきれたな・・・」

 

ゼイン「月闇をバジリスクの状態異常もガードできるように改造してたのがここで生きるとは・・・」

 

二人は瓦礫を砕きながら言う。

 

ポンタ「きゅう・・・」

 

チヨメ「城すら倒壊させる攻撃を盾と剣で防ぐとは・・・何者ですか本当に・・・」

 

アーク「アリアン殿に雇われたただの傭兵・・・あれ?そういえばアリアン殿は?」

 

ゼイン「結界には入ってたはずですから無事なはずですけど・・・」

 

ぶわっ!

 

チヨメ・アーク・ゼイン「!!?」

 

そのとき強烈な殺気を感じて三人が感じた方向を振り向くとそこには目を覚ましたアリアンがいた・・・

 

アリアン「私ね・・・気を失ってたわけじゃないのよ・・・たて続けに幻惑をかけられて動けなくなってただけ・・・だからアイツが言ったことややったことは全部わかってる。ねぇ三人とも、アイツを見つけ出しましょう。そして・・・私を怒らせたこと、同胞にしたこと後悔させる・・・!」

 

アーク「う、うむ・・・」

 

ゼイン「えげつないほどの怖さですね。」

 

チヨメ「僕も魔獣使いを倒すことには賛成です!」

 

アリアンの言葉に三人はそう返して作戦を立てるのだった・・・

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