ゼインの世界渡り   作:ikkun

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警備隊の仕事

ゴブタにスカウトされてフォスと正義の2人は警備隊に入ったわけだが朝は戦闘訓練となっている。

 

ビースト「ふっ!」

 

フォス「うぎゃ!」

 

正義は仮面ライダービーストに変身しておりバッファの力でフォスを吹き飛ばしていた・・・

 

正義「すみませんね、スキルを使うって感覚を体になじませたいので変身しましたが・・・」

 

フォス「色んな動物に変身して回復や飛行まで行えるってカリオン様みたいで苦戦しますよ・・」

 

フォスは自分の主であるカリオンの戦法のように戦うビーストに顔を膨らませていた。

 

ゴブエモン「おい、そろそろ訓練を終わるぞ。」

 

そうして現れたのは目つきは悪いが少しかわいらしい帽子をつけた警備隊の上司であるゴブエモンだった。終わりの集合をかけると同時にゴブエモンは今日の連絡事項も伝達する。

 

ゴブエモン「今日はリムル様がドワルゴンにご出立される。護衛はゴブリンライダーが受け持つため警備隊はいつも通り森・街道・町の警備・巡回を。特に町ではリムル様を見送る住民で混雑が予想される。何か騒ぎが起きそうだったらすぐに対処すること。ご出立に傷がつかないように気を引き締めるように!」

 

ドワルゴンとはドワーフの王が納める武装国家、同盟国ではあるが警備隊が休んでいるヒマなどないのだ。

 

警備隊「はい!」

 

そうして警備隊は解散して町の見回りをフォスと正義、ゴブエモンはすることになった。

 

正義「確か区画ごとに特色が違うんですよね。」

 

ゴブエモン「あぁ、居住地区に商工業地区、迎賓地区・・・この町は大通りを挟んで違うんだ。開いてる区画もどんどんと開発する予定だ。」

 

フォス(開発予定・・・食べ物屋さんとか増えるといいです。)

 

フォスはまだ見ぬ料理に想いを馳せる・・・

 

正義(食べ物のこと考えてますね・・・昨日の夜ごはんも凄い食べてましたし・・・)

 

正義はこの数日だがフォスがどんなことを考えているか分かるようになっていた・・・

 

ゴブエモン「おい、任務に集中しろよ。マサヨシはともかくお前は猪突猛進な奴だって聞いてる。いいか?勝手に突っ走ったりするんじゃねぇぞ?」

 

フォス「だ、大丈夫です。ゴブエモンさん!あそこ!不審者です!」

 

するとフォスの指さす先にうずくまってるゴブリンの少女の姿を発見した。

 

正義「都合よくいましたね・・・っていうかあれは・・・何か探してるんでしょうか?」

 

3人が近づくと・・・

 

少女「ふえ・・・うわぁああ!」

 

少女は泣きだしてしまった・・・

 

正義「どうしたんですか?私たちは警備隊ですができる限りは力になりますよ?」

 

正義は少女に泣いているわけを聞く。

 

少女「リムル様にお守りを作ったの・・・」

 

正義(確かこの国を治めているスライムの王でしたか・・・かなり慕われているようですね。)

 

少女「今日渡そうと思ってたんだけど・・・お守りな無くなっちゃって。全然見つからないの・・・」

 

ゴブエモン「・・・残念だがこの広い町を探すんじゃあ無理だな。」

 

フォス「大丈夫です!!狐の獣人族の私に任せるです!」

 

フォスは自信満々に答える。

 

正義「確かに距離の離れている魔物の匂いも分かったほどですしこの子の匂いを覚えれば可能性はありますね。」

 

ゴブエモン「だが探し物なんて任務街だぞ。」

 

フォス「自分の敬愛する方へお守りを送りたい気持ちは当然です!だからそれを探す手伝いをするのも当然じゃないですか!それに時間はかかりませんし!」

 

フォスはそういうと少女の匂いを嗅いだあと町を進み始める。多少狭い路地などを進みながらしばらくすると・・・

 

フォス「あったー!!」

 

フォスは見事にお守りを見つけた。

 

ゴブエモン「変な所を通ると思ったら最短距離だったのか・・・」

 

正義「しかし馬車に近づくにしても凄い数ですね・・・こりゃ突っ切るのは無理そうですね・・・」

 

少女「せっかく見つかったのに・・・」

 

少女が落ち込む姿に流石の正義も言葉をかけた。

 

正義「任せてください。フォスが頑張ったんですから次は私がやる番です。」

 

フォス「おぉ!またあの変身ですか!」

 

ゴブエモン「そういえば訓練で別の姿に変身してるって言ってたな・・・」

 

正義が出したのはビーストのゼインカード。光るとビーストドライバーとビーストウィザードリングとなる。

 

正義「変身。」

 

正義はドライバーにリングを押し付けてレバーをひねるようにリングを回す!

 

セット!オープン!L・I・O・N!ライオーン!

 

そうして正義は古の魔法使い、仮面ライダービーストとなった。

 

正義「その後はこれですね。」

 

ビーストが出したのはファルコウィザードリング!

 

ファルコ!GO!ファッファッファファルコ!

 

ビースト「一気に飛翔して上空から渡しましょうか!」

 

少女「うわああ!高ーい!」

 

フォス「私もですかぁあ!?」

 

ゴブエモン「おい!お前ら!」

 

ビーストはそのまま飛び上がって中心まで行こうとするが・・・

 

シュルルル!

 

ビースト「危なっ!?」

 

フォス「うわぁあ!?」

 

少女「あぁ!?」

 

細い糸が襲い掛かってきてビーストはとっさに距離を取る・・・そこにいたのは青い髪に一本角の生えた忍者衣装を身にまとった男だった・・・

 

ビースト「あれは・・・鬼人族の忍者ですか?邪魔するなら・・・」

 

フォス「いやいや!明らかに護衛ですよ!刺客に間違われても仕方ないです!あの・・・私たち警備隊のフォスとマサヨシって言います。罰せられても仕方ないですけどこの子がリムル様に渡したいものがあって・・・この子は全然悪くないんです!!」

 

すると男は降りて手を出すと3人は影の中に入っていく・・・

 

フォス「あ・・・れ?ここってリムル様の馬車の前じゃないですか!?」

 

ビースト「これもスキルですか・・・」

 

男・・・ソウエイのスキルによってリムルの馬車のところに来たフォスたちが見たのはゴブタをはじめとした幹部陣が並んでいる姿だった・・・そして馬車から出てきたのは・・・

 

リムル「お前たちが警備隊で用がある奴か。」

 

中性的な顔立ちに水色の髪に金色の瞳の少年、リムル・テンペストだ。

 

フォス「この方が・・・あれ?スライムじゃない・・・?」

 

ビースト「スキルで変化しているんでしょうね・・・」

 

二人は小声で話す。

 

リムル「確か、そこの少女が渡したいものがあるんだっけ?」

 

少女「あの、リムル様!これお守り作ったの!リムル様の旅が安心でありますようにって。」

 

リムル「おぉ、ありがとな!大事にするよ。それでその二人が届けてくれようとしたんだったな。」

 

少女「うん!」

 

どうやらソウエイの思念伝達で伝わってたらしくリムルはフォスたちに向き合う。

 

リムル「ん?お前のその姿って・・・」

 

ビースト「あぁ・・・スキルの影響でして・・・これが本来の姿です。私はマサヨシと言います。今後ともよろしくお願いします。」

 

リムル「あぁ。それでそっちが・・・」

 

フォス「警備隊の新人でフォスと言います!」

 

リムル「そうか、これからもよろしくな!」

 

フォス「はい、任せるのです!」

 

そうしてリムルの馬車は去っていった・・・

 

正義(あの姿を見たとき・・・何か言いたそうでしたね・・・もしかして仮面ライダーのこと知ってたんでしょうか?)

 

正義は知らないがリムルの前世は地球にいた会社員なのだ・・・

 

フォス「でもお守り渡せて良かったですね!リムル様にも会えましたし・・・」

 

正義「この後はお説教でしょうけどね。」

 

フォス「うぐ・・・」

 

案の定合流したゴブエモンからは叱られる二人であった・・・

 

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