ゼインの世界渡り   作:ikkun

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竜娘との出会い

正義たちは今日も訓練にいそしんでいたのだが・・・

 

ゼイン「フォスさん、なんか剣から変な音しませんか?」

 

変身している正義がフォスに武器であるナイフの変化を察知する。

 

フォス「確かに・・・ってナイフの刃が欠けてるです・・・」

 

ゴブエモン「おいフォス!かけたナイフで訓練してんじゃねぇぞ!ちょっとの異変が命取りなんだからな!マサヨシ、お前も一緒に来い。鍛冶屋紹介してやるから今から行くぞ。」

 

フォス・正義「はい!」

 

そうしてゴブエモンについていくと・・・

 

カン!カン!

 

鍛冶屋には槌を打つ音が響き渡っており店主と思われる鬼人族も真剣な顔つきで刃を打っていた・・・

 

ゴブエモン「クロベエ殿は今大丈夫かい?」

 

店員「へい、少々待っていただければ。」

 

店を見回しても皆が真剣に動きまわっている。

 

フォス「熱気が凄いです。ユーラザニアも負けてないですが・・・」

 

ゼイン「ふむ・・・飾られている道具や打ちあがった武器を見ても一流であることがわかりますね・・・それにあの鬼人族。戦闘でもかなり強いと見ました。」

 

そうして店主・・・クロベエが作業を終えるとガタイに似合わない穏やかな笑みで近づいてきた。

 

クロベエ「お、ゴブエモン君か!どうしたべ?試作品試しに来てくれたべか?」

 

ゴブエモン「すいやせん、違いやす。こいつの武器の手入れに来たんでやす。」

 

フォス「警備隊のフォスです!よろしく頼むです!」

 

正義「見学に来た正義といいます。試作品の試しなら私がやりましょうか?」

 

クロベエ「おぉ!頼むべ!それと武器の手入れだべな。ふむ・・・使い込まれたいいナイフだべな。このぐらいならすぐに終わるから待つだよ。」

 

そうして待つこと数十分後・・・

 

クロベエ「できたべ。」

 

正義「本当にキラキラ・・・こちらの武器も光属性だったり闇属性が付与されていて凄い出来ですね。」

 

フォス「ナイフもばっちりです!ありがとうございます!」

 

クロベエ「支払いはポイントでいいべか?」

 

フォス「ええっと働くと貰えるポイントですよね。欲しいものと交換できるって言う。ユーラザニアにはない面白い仕組みですよね。」

 

クロベエ「んだ。リムル様が考案したべ。」

 

正義(絶対現代の仕組みを利用してますよね・・・もしかして転生者とかでしょうか?)

 

正義はここにある食べ物やポイント制が現代の地球にあるものを参考にしていることで予測する。

 

正義「この属性付与の武器はオプションでできるんですよね。」

 

クロベエ「んだ、他にも錆防止とか刃の強化とかもできるべよ。」

 

フォス「ぜひ次は頼みたいです!」

 

フォスたちが盛り上がっていたそのときだった・・・

 

「頼もう!」

 

とつぜん水色の髪を二つにまとめ、フォスとは違った活発さのある少女が現れた・・・

 

ステラ「私は竜を祭る民のステラ!ミリム様が以前ここにいらしたと聞いたのだけど本当かしら!?」

 

正義「ミリムに竜を祀る民って確か・・・」

 

フォス「カリオン様よりも前の最古参の魔王で破壊の暴君の名を持つ竜の魔王ですよ・・・」

 

正義(あぁ、確かリムル様とマブダチになったっていう魔王ですか。町壊したりしてリムルに怒られてたって町の人から聞いたような・・・)

 

クロベエ「来たべよ。刀を打ってみたいってんで撃たせたべ、まぁ台座ごと壊すところだったべが・・・興味深々で楽しそうだったべよ。後は力を抑制する武器をプレゼントしたら喜んでくれたべよ。」

 

正義「どんだけ馬鹿力なんですか・・・」

 

ステラ「違うわよ。ミリム様のお力に耐えきれない作業場が悪いのよ!ミリム様が気に入ってるって言う国を神官長に命を受けて来たけど・・・作業場もそうだけど崇高な力を抑制するような武器を作る感性!大した事ないようね!」

 

ステラはどうやらミリムに心髄しているらしくミリムの行動を肯定してテンペストをけなす発言をして去っていった・・・

 

ゴブエモン「何だっべか・・・」

 

ゴブエモン「ここが大したことないだと?なんてガキだ!」

 

正義「全く・・・ロマンを分かってない人ですね。また騒ぎにならなきゃいいですけど・・・」

 

フォス「ロマン?」

 

正義「大いなる力は土壇場まで取っておいていざというときに解放するというロマンを・・・」

 

フォス「この世界にそんなロマン理解する人いるですかね・・・?」

 

その時、暴風竜と言われる一匹がリムルの中でどでかいくしゃみをしたのだがそれを知るものはこの場の誰もいなかった・・・

 

鍛冶屋を後にした2人はステラの去っていった方角へと進む。

 

正義「ほっといても警備隊やあの強い鬼人族にボコボコにされると思いますけど・・・」

 

フォス「いや流石にそれはかわいそうですよ!それに警備隊として騒ぎは見過ごせませんよ!」

 

正義は地味に怖いことを言うのをフォスはいさめて走っていると・・・

 

正義「・・・なんで壁登ってるんですか?」

 

フォス「やめるです!なにやってるですか!」

 

そう、ステラは迎賓館の壁をよじ登ろうとしていた・・・

 

ステラ「なんなのよ!あんた、放しなさいよ!ミリム様がここにいらしたって聞いたのよ!」

 

正義「だからって普通、壁をよじ登りますか?普通入り口から行くでしょ。」

 

ステラ「なんか見張りが立ってたからまずは覗こうと思ったのよ!」

 

フォス「とにかく私たちは警備隊ですから治安を守る義務が!」

 

ステラ「邪魔しないで!」

 

フォス「!?」

 

ブンっ!ドガっ!!

 

ステラは素早くフォスを投げ飛ばすとさらに間合いを詰めて拳を叩き込んだ!

 

フォス「凄い力です・・・人間に見えるのに・・・」

 

正義「なるほど・・・おそらく竜の遺伝子を少し受け継いでるんでしょうね。少々おいたがすぎるようなので私が対応しましょう。」

 

正義はAIで分析したことを言って出したのは仮面ライダーカリバーのゼインカード、それが輝くと闇黒剣月闇と腰にはカリバードライバーがまかれジャアクドラゴンワンダーライドブックがあらわれる。

 

ジャアクドラゴン・・・かつて世界を包み込んだ暗闇を生んだのはたった一匹の神獣だった・・・

 

そしてライドブックを月闇に読み込ませてドライバーにセットする。

 

ジャアクリード・・・

正義「変身。」

 

闇黒剣月闇!GET go under conquer than get keen!ジャアクドラゴン!月闇翻訳!光を奪いし漆黒の剣が冷酷無常に暗黒竜を支配する!

 

そうして変身したのは紫の竜を模したライダー・・・仮面ライダーカリバーだ。

 

ステラ「スキルでの変身?それにしても竜のような姿なんて生意気ね!」

 

ステラは構えてからの蹴りを叩き込むが・・・

 

カリバー「ふっ!」

 

ステラ「うぐっ!!」

 

その蹴りは剣で防がれてカウンターの一撃を叩き込まれる。

 

ステラ「見た目と同じように強いのね・・・」

 

カリバー「次はこれで行きましょうか。」

 

必殺リード!天空のペガサス!月闇必殺撃!習得1閃!

 

カリバーは翼を纏わせた斬撃を放つ!

 

ズドド!!

 

ステラ「ぐっ・・・きゃぁああ!」

 

ステラは受け止めようとするが吹き飛ばされてしまう。その余波で壁にひびが入る!

 

カリバー「降伏して大人しく見回るならこれ以上は戦闘しませんよ。」

 

ステラ「舐めないでよね!こっからが本番よ!」

 

フォス「二人とも凄いのです・・・!私も!」

 

住民「なんだなんだ!?」

 

住民「凄い音したぞ!?」

 

フォス「ま、まずいのです・・・!」

 

自分達も騒ぎを起こしていることにフォスは気付いてしまう・・・

 

カリバー「死に急ぐことないと思いますが・・・若手の鼻っ柱をへし折るのも強者の務めですね。」

 

ステラ「見た目はそんな変わんないじゃないの!」

 

二人は正面衝突しようとするが・・・

 

フォス「ストーップ!!ステラさ!マサヨシも!ここは私たちがこの町を案内するのはどうですか?」

 

フォスが二人の間に割って入って提案する。

 

フォス「この国を確認するのはミリム様が訪れた場所以外にも行って判断するのがいいです。警備隊なので町にも詳しいですしいいですよね?」

 

カリバー「卿が乗ってきたところですが・・・それもそうですね。食べ物屋ならミリム様が行ったっていう場所も知ってますし。」

 

ステラ「どこなの!?教えて!整然としすぎてて迷ってたのよ・・・」

 

そうして3人は騒ぎを巻くと料理屋に向かったのだが・・・

 

正義「店の屋根にいるの・・・ハーピーってやつですかね。倒れてますけど・・・」

 

フォス「行ってみましょう!」

 

そうして声をかけるとハーピーの少女がむくりと起きた・・・

 

ネム「ネムは・・・お腹ペコペコなのぉ・・・もうだめ、動けないのー・・・」

 

正義「寝ちゃいましたね・・・」

 

フォス「えぇ・・・?」

 

取りあえずまだかと騒いでいるステラと一緒に食べることになった・・・

 

ネム「ありがとうなの、助かったの。」

 

ステラ「全く・・・屋根で寝てるなんて常識はどうなってるのよあんた・・・それにしても食材を色も形もこんな風にして・・・」

 

正義「そういえば竜を祀る民って生食文化って聞きましたね・・・っていうか壁をよじ登ろうとした奴に常識うんぬんを言う資格はないです。」

 

フォス(3人ともどっこいどっこいなんじゃ・・・)

 

ネム「いいから食べるのー」

 

ステラ「うむ!?・・・・美味しい!さすがミリム様が絶賛されたものね!」

 

フォス「食わず嫌いなだけでしたね・・・」

 

ステラの急変っぷりにフォスは呆れる。

 

ステラ「私、ここで料理を覚えるわ!ミリム様の都でもこの料理を召し上がっていただかなくては!そうと決まれば交渉よ!」

 

正義「ちゃんと求人してるか確認してくださいね。」

 

ステラはそう言って去ってしまった・・・

 

正義「っていうかステラってポイントカード持ってるんですかね・・・?」

 

フォス「あ!?っていうかネムって子もいません!」

 

正義「なっ!」

 

つまり・・・

 

正義「見事に奢らされました・・・あの二人苦手です・・・」

 

フォス「あはは・・・」

 

当然2人の支払いとなるげんなりとするのであった・・・

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