正義たちは温泉に入る・・・
正義「気持ちいいですね・・・」
チヨメ「それにしても本当に見事な体つきですね・・・触ってみてもいいですか?」
アリアン「また!?ちょっとあはは!!くすぐったい・・・」
正義「なんか百合の花園が繰り広げられてるんですが・・・」
やっぱり露天風呂なので離れていても声は聞こえてくる・・・
正義「それで戻ってきてますか?」
アーク「おぉおお!!戻ってきているぞ!普段ならマナー違反だが・・・!」
ポンタ「きゅい!」
そういうとアークはポンタと一緒に潜る。
正義「全く・・・こちらは子どもと入ってるみたいですね・・・分かってるんでしょうか。このお礼が終わったらチヨメやアリアンとは別れになるかもしれないのに・・・」
そうこの泉の情報はエルフ族からアークへのお礼のものなのだ。そして自分達は傭兵、報酬をもらったら去るかもしれない身なのだ・・・
正義「雇い続けるかもわかりませんしね。エルフ族が・・・」
アリアン「あのー・・・聞こえてるんだけど。」
正義「あ・・・」
正義はアリアンに聞こえているとわかり口を閉じる・・・
アリアン「けど・・・やっぱりそうよね。」
その時だった!
アーク「ぷはー!!」
アークが浮上してきた!
正義「おぉ!!結構筋肉質で色黒なんですね・・・」
アーク「おぉ!全身戻っているか!けど元の世界の肉体とは全然違うな・・・」
正義「まぁ転移特典とかそんな感じじゃないですか?」
アーク「そういうものか・・・う!!があぁあ・・・!!」
なんとアークが突然体を押さえて倒れこんだのだ!!
ポンタ「きゅきゅ!!」
正義「ちょ!潜ったりしたから湯あたりしたんですが!?取りあえず服を着せて社に行かないと・・・!」
正義は一旦リカバリーカプセムを回した後、用意していた服を着せて運びだす!
アリアン「正義!ポンタ!どうしたの!!」
正義「元には戻ったんですけどアークが突然倒れたんです!苦しそうでした・・・」
チヨメ「とにかくそちらに・・・!」
正義「いや、私もいますし女性陣が来るのは・・・」
アリアン「タオルで隠すしアークは重いでしょ!」
そうして女性陣も手伝ってアークを社に運び込んだ・・・
アリアン「本当に良かったの・・・初代半藏さまの家を使っちゃって・・・」
チヨメ「今はアーク殿の一大事ですから許してくださりますよ。」
正義「しかし湯あたりでないとするとなんでアークは倒れたんでしょう・・・原因不明です。」
正義はマッドドクターシフトカーやメディカルスイッチの力を取り出す装置、妖精のケミー、ケアリーやリカバリーカプセムとブースターを組み合わせて回復に当たっているが目を覚まさない状況だ・・・
アリアン「これだけ治癒の術を持ってる正義も凄いけど・・・一体どうしちゃったのよ・・・」
チヨメ「わかりません・・・もしかして効能によって体が戻った結果何か精神に影響を及ぼしたんでしょうか・・・?」
わからないことだらけで頭を抱える一同・・・
アリアン「息してるわよね・・・?」
正義「っていうか骸骨なのに息ってしてるんですか?」
チヨメ「そうですよね・・・」
アリアン「でもため息とか食事とかしてたし・・・」
チヨメ「存在自体が不可思議なかたですし・・・ここは見識のある方に相談した方が・・・」
そうして3人はウィリに話を聞きに行く。
ウィリ「ふむ・・・やはりな。案ずるな、そのうちに目を覚ますであろうよ。」
アリアン「良かった・・・」
正義「やはり?やっぱりああなると分かってた上で入れたんですか?」
ウィリ「あぁ、そうでもしないと手遅れになるところであったからな・・・」
チヨメ「?まぁ、それは後で聞くとして自分達は看病を・・・」
アリアン「ううん、チヨメちゃんは早くここを伝えてあげて。私でなんとかするわ。」
チヨメ「わかりました。よろしく頼みます。」
正義「なら私は・・・」
そうしてチヨメは里のメンバーを森へと呼び開拓作業を始め、アリアンはアークの看病そして正義は・・・
正義「いやー・・・見てくださいよ。かいがいしく看病するアリアンさん、もう夫婦感が出てますよね!」
チヨメ「正義殿・・・手伝ってというのは建前だったのですか?」
正義はチヨメたちの開拓作業を手伝うといいつつ忍ばせていたゼッツセンサーでアリアンの看病姿を覗いていた。
正義「いやいや、しっかり手伝ってるじゃないですか。貸したアイテムが。」
チヨメ「そりゃ正義殿のアイテムの力は凄いですが・・・」
そこにはスゴイ勢いで穴を掘る進めるホルワンコフや地面を固めていくスピンミキサーシフトカー、砂を運ぶランブルダンプや物を運ぶ、パワーダイザ―やフッキングレッカーの姿があった。
ツボネ「あらあら!あなたが同胞を助けてくれたっていう人の一人ね。」
そこにいたのは妖艶な雰囲気を纏った大型の扇を持つ美女だった。
正義「この方は・・・」
ツボネ「初めまして。私も6忍の一人、ツボネと申します。けどまさか・・・英雄の一人とエルフ族の子がこんなことになってるなんてー!まるでこの本みたい!」
ツボネが持っていたのは恋愛小説だった・・・
正義「ツボネさんもそういう小説がお好みで?」
ツボネ「えぇ!私は戦法上さとでの任務が多いから外に出る機会が滅多にないから仲間に持ってきてもらってるんだけど・・・まさかこんなきれいな映像で見ることができるなんてねー!」
正義「もうそのままキスすればいいのに・・・」
ツボネ「全くよもう!!」
チヨメ「あの・・・見てる暇あるなら手伝ってください・・・」
そうして多少のもたつきはありつつも里づくりは順調で数日たって里の完成が近づいたころに正義たちはアリアンたちの様子を見に来た。
アリアン「アーク・・・里の皆も心配してるんだから・・・そろそろ起きなさいよ。もしかしてこのまま・・・」
チヨメ「やっぱり教えてもらったあれしかありませんね・・・」
正義「はい、やっぱりこれですよ。」
二人には何か秘策があるようだ。
アリアン「何か心当たりが?」
チヨメ「えぇ、里の親しいものや正義殿が言っていたのですが・・・接吻が効果があると!」
チヨメは大真面目な顔で言った!
アリアン「はぁあああ!?正義もチヨメちゃんに何を吹き込んでるのよ!!」
正義「何言ってるんですか。私たちの異世界には人工呼吸といって口から口に息を吹き込むというれっきとしたものがあるんですよ。」
アリアン「そ、そうなの・・・!?」
チヨメ「古今東西複数の文献にもあります!心通い合った相手であれば間違いないと!」
アリアン「それに初めてだし・・・」
正義「ファーストキスならなおよしです。それにこれは王族とか高貴なものがやると効果が増すと言われています。頑張ってください、族長の娘なんですから!」
正義はいい笑顔で言う。
ポンタ「きゅい!」
アリアン「ポンタまで・・・アーク・・・目を覚まして・・・ん・・・」
そうしてアリアンは唇を近づける・・・
全員「おおぉおおお!!」
全員がかたずをのんで見守るが・・・
アーク「あー・・・あの・・・アリアン殿。どうして顔を?」
アリアン「な、なんで起きてるのよ!!いつから!?」
アーク「えぇ・・・?騒がしかったので目を開けてみたらアリアン殿が近づいてきてて・・・」
正義「なにいいところで起きてるんですかー!!」
アーク「ぐほっ!!何故・・・」
アリアン「正義ー・・・?やっぱりからかってたんじゃないの!!炎を纏いし礫よ!敵をうがち屠れ!!」
アーク・正義「ぎゃぁあああ!!」
二人はアリアンに制裁を受けるのだった・・・