ゼインの世界渡り   作:ikkun

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紫色の猫

ネムの荷物に入っていた紫色の猫は気持ちよさそうに寝ていた・・・

 

ステラ「どっかで紛れ込んだのね。ほら出ていきなさ・・・」

 

ネコ「しゃー!!」

 

バリっ!

 

ステラは追い出そうとしたが強烈に引っかかれた・・・

 

ステラ「この猫!!」

 

フォス「やめるですよ。いきなり首を掴まれたらびっくりするですよ。」

 

ネム「そうなのステラ、おネコ様にそんなことしたらダメなの。」

 

正義「なんかディアブロさんと似たオーラがするんですけど気のせいでしょうか・・・」

 

フォス「ディアブロ様と?」

 

そういうと猫はそそくさネムの枕で寝てしまった・・・

 

ステラ「いいの?あの枕お気に入りなんでしょ?」

 

ネム「いいの、むしろ光栄なの。」

 

ネムは怯えながらも食事に行ってしまった・・・

 

フォス「自分達も行くです!」

 

ステラ「そうね!楽しみだわ!」

 

正義「私は自分の部屋に荷物を置いた後に行きますね。」

 

正義はそう言って3人を見送ると・・・

 

正義「それで、貴方は何者なんですか?」

 

バイスタンプを猫に押印すると紫色の髪をした少女が現れた。

 

「わぉ。そのスタンプ一時的に肉体のある状態にできるんだ。便利だね。」

 

正義「契約してない悪魔みたいですけど・・・名前ってあるんですか?」

 

ヴィオレ「そうだね・・・昔からヴィオレって呼ばれてるな。君が言ってたディアブロ・・・ノワールとは知り合いでさ。最近テンペストのこと自慢するから行こうと思ったんだけど受肉したんじゃ3分ももたないからこうして猫の姿に化けてたってわけ。」

 

正義「まぁ、ここでもテンペストの一部は体験できますけど私たち反対方向に進むんですよね。」

 

ヴィオレ「まあ、物質世界で遊びたかったしそれでも別にいいんだ。あの3人、そして君の中々面白そうだしね。」

 

正義「そうですか・・・危害を加えないなら3人には内緒にしますよ。ネムは本能的に気づいてそうでしたけど。」

 

ヴィオレ「だね、じゃあ契約成立ってことで。しばらくよろしくね。」

 

そうしてスタンプの効果が切れるとヴィオレは猫に戻ってしまった・・・

 

正義「ごはん5人分になりましたね・・・」

 

正義はぼやきながら食堂に行くと3人がもう注文をしていた。

 

ステラ「遅かったじゃない!気になるのがあったからもうアンタの分も注文しといたわよ!」

 

ネム「テンペストで新しく開発されてブルムンドでも好評らしいの。」

 

フォス「食にうるさいリムル様が陣頭指揮を執ってるから外れではないはずです!」

 

正義「そうですか・・・まぁ好き嫌いはないので別にいいですが・・・ってこれって・・・」

 

正義は運ばれてきたものに驚愕する、なんとそれは地球でもおなじみラーメンだったのだ・・・

 

正義(リムル様・・・食べたいからってやりすぎですよ・・・)

 

リムルが心底食べたそうな顔を思い浮かべながらも正義は呆れるのだった・・・

 

そうして4人、そして正義の分からべつの容器に移したラーメンを正義はヴィオレ(猫)に与える。

 

正義「完璧な再現ですね・・・まさに地球のラーメンです。」

 

ヴィオレ(これが異世界の麺料理か・・・意外といけるね。)

 

ステラ「スープだけでも全然いけるのに麺もないとだめな気がする・・・これが最高の組み合わせってやつなのね・・・!」

 

ネム「ちゅるちゅるもちもちの新感覚なのぉ・・・」

 

5人は夢中で食べすすめて完食するのだった・・・

 

ステラ「にしてもこの猫なんなのかしら・・・」

 

正義「こら、ステラ。この猫様はね・・・私たちの守りを司る存在になるんですよ・・・」

 

フォス「守り神って意味ですか?」

 

正義は悪魔なので神という存在をぼやかしたがフォスに突っ込まれる。

 

ネム「そうなの。おネコ様に逆らっちゃいけないの。」

 

ステラ「二人ともどうしたのよ全く・・・」

 

そうして5人はお風呂に入った後寝る準備を整える。

 

正義「お風呂はどうでしたか?」

 

ステラ「猫を洗ってたから楽しめなかったわよ・・・」

 

フォス「でも気持ちよかったですよ!この子も水を怖がらなかったですし!」

 

ネム「じゃあおやすみなのぉ・・・」

 

正義「寝る前に報告書ですよ。」

 

フォス「そうでした!!?」

 

フォスは慌てて報告書に今日のことを書いた後魔道筒に入れて転送するのだった・・・

 

 

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