正義たちは朝が明けて出発することになったが・・・
フォス「良い朝です!」
ステラ「よく寝たわ。」
正義「二人とも元気ですね・・・」
ネム「2人とも信じられないのあの状況で熟睡できるなんて・・・」
フォスとステラは能天気に寝ていたが正義とネムはヴィオレがいたので眠れなかったようだ・・・
ステラ「あの猫のこと?なにをそんなに気にしてるのよ。」
フォス「ネムの直感は信じるですが・・・危険な感じはしなかったです。」
正義「まぁ危害は加えないとはわかりますが・・・」
ネム「ネムの肩に乗ってるのはなんとかしてほしいの・・・」
そう今はネムの肩に乗って移動していた・・・
正義「諦めた方がよさそうですね。観光を楽しむ気満々ですし・・・」
ネム「そんななのぉ・・・」
フォス・ステラ「?」
正義とネムは気を落としながらも歩きで街道の調査を開始した。途中で見回っている兵士や屋台を見ながら行くのであっという間に昼になっていた。
フォス「水飲み場でお昼にするです!」
ステラ「今日は肉に野菜に3種類の調味料もついてるバーベキューセットっていうものがあったから買っといたわよ!調理器具も貸してもらえたし。」
正義「予算はかつかつでしたがまぁ、今日は新メンバー加入ってことでいいですよね・・・」
ヴィオレ(猫)に見られながらも正義は呟くのだった・・・早速火や水の準備に取り掛かる。
フォス「こんなにきれいな水が使い放題なんてすごいことですよね。」
ステラ「そう?リムル様の領なら当然じゃない?」
正義「他の町に行ったらきっと違うでしょうし飲み水には気を付けた方がいいですね・・・」
2人は水のことに注意しながらネムが肉を焼くのを待ち・・・
ネム「できたの。」
ネムは器用に最適な焼き加減で盛り付けていた。
正義「さてまずは猫様からですね。」
ネム「そうなの。タレ味か塩コショウか柑橘・・・どれにするか・・・」
ネコが選んだのはタレだった・・・
ネム「流石はおネコ様グルメなの。」
ステラ「ちょっと二人とも!それは私たちの肉よ!」
ステラは自分達のも食べられると指摘するが・・・
ネム「関係ないのおネコ様が優先なの。」
正義「予算の管理は私がしてますしまだ沢山ありますから大丈夫ですよ。」
二人とも猫の機嫌伺いをしている・・・
フォス「取りあえず確保です!」
フォスたちは素早く自分達の分を確保するのだった・・・
その後もしばらく進んだ後今晩の宿に泊まることとなった・・・
ネム「最後にネムの枕を置けば寝床の完成なの、どうぞなの!」
正義「道中買った栗饅頭です。お納めください。」
ネムと正義は猫を過剰にもてなしていた・・・
ステラ「ホント信じられないわね。あのネムが自分の枕を使わせてる上に正義が動物の乱入を認めるなんて。」
フォス「確かに・・・道中嵐になるんじゃないかってびくびくしたです。」
正義「何言ってるんですか。私たちの旅が嵐になるも晴天になるもこの猫様次第ですよ。」
ネム「そうなの。もっと感謝するの。」
二人が首をかしげる中正義は話題を変える。
正義「明日には人間の町、ブルムンドに着きますから妖気を隠すローブを着るのを忘れないでくださいよ。」
フォス「もちろんです!街の結界でバレないように支給された奴ですよね!」
ステラ「これで妖気を遮るんでしょ?」
ネム「出る魔素を吸着させるらしいの。1週間ぐらいで満タンになるから一度魔素をはたいて落とさないといけないの。」
正義「一週間も滞在はしないけど意識するにこしたことはないですよ。なんせトラブルがこっちから来るかもしれないですし・・・」
フォス「不吉なこと言わないでくださいよ・・・」
ステラ「っていうかフォス、アンタがその耳と尻尾で獣人族ってバレバレじゃない。」
正義「アルビスさんのようにほぼ人間の姿になることもできるみたいですけど・・・無理そうですね。」
ステラと正義の指摘にフォスは慌てる。
フォス「し、尻尾はローブを着ればごまかせるです!耳は何かを被れば・・・」
正義「まぁ、これは出発前に指摘しなかった皆の責任でもありますし皆でなんとかしましょうか。」
ステラ「そうね・・・肝心なところが抜けてたわ。」
ネム「その時のことはその時で考えるのぉ・・・ZZZ・・・」
そうしてフォスのごまかし方は入る時に考えることとなった・・・