ゼインの世界渡り   作:ikkun

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ブルムンド入国とまたもや・・・

正義たちはブルムンドの首都ロンドに到着した。

 

フォス「到着です!ブルムンド王国!」

 

ステラ「前の村じゃ門番もいなくて拍子抜けしたけど王都はちゃんとしてるわね。」

 

ステラは町の活気を見て感心する。

 

フォス「ユーラザニアともテンペストとも違う雰囲気です。それに・・・このふわふわ雪っていうですか!?見たことないです!」

 

ユーラザニアには雪が降らない気候らしくフォスのテンションは上がっていた。

 

正義「もう冬ですか・・・寒くなりそうですね。」

 

ステラ「雪なんて珍しいものじゃないのに・・・お子様ね。」

 

ネム「雪が降ると飛びにくいから嫌なの。」

 

3人は雪にテンションは上がってなかったがやはり滅多に見れない他国の様子には盛り上がる。

 

正義「さてまずは今日の宿を・・・」

 

フォス「見てくださいこれ~!」

 

ステラ「あ、これ綺麗じゃない!」

 

正義が宿を探そうとしていたときステラとフォスはもう小物屋にいた・・・

 

ネム「はしゃぎすぎなの・・・」

 

正義「二人ともしっかり女の子ですね・・・」

 

2人が見ていたのは宝石のついたチョーカーだった・・・

 

ヴィオレ(うわ、これってレインが作ったやつじゃん。)

 

それを見たヴィオレは同じ原初の悪魔を思い浮かべて顔をしかめていたが・・・

 

フォス「やっぱり猫ちゃんも気に入ったですか!」

 

ステラ「ネムたちばっかに世話させるのもあれだし私たちからも偶にはあげるわよ。」

 

そういうと2人はそれを買ってつけさせた。

 

ネム「ピッタリなの。」

 

正義「案外オシャレですね。」

 

二人も褒めているのでヴィオレも悪い気はしなくなる。

 

ヴィオレ(欲しいわけじゃなかったけど・・・まぁいいか。面白いし。)

 

そうして贈り物を終えた皆は食堂に入り料理に舌鼓を打っていた。

 

フォス「ここの料理もおいしいです。」

 

ステラ「テンペストほど凝ってないけどこれはこれでいいわね。」

 

ネム「生食主義の国に比べれば全然ましなの。」

 

正義「あれと比べたらどの国もそうじゃないですか・・・?」

 

ステラ「なんですって!?」

 

また喧嘩になりそうなときだった。

 

子ども「お願いです!一生懸命働くんで何か食べ物をください!」

 

店長「そう言われても人手は足りてるからずっとは面倒みれんし・・・親はどうした?」

 

子ども「もういねーんだ・・・とちゃんは徴兵されて行ってから帰ってこなかった・・・」

 

どうやらファルムスからの移民の子だった・・・

 

店長「そうかファルムルから・・・若いのに大変なのはわかったが・・・」

 

子ども「くそ!これも全部魔王リムルが悪いんだ!」

 

子どもは苛立ちをぶつける。

 

店長「そうは言うが戦争をしかけたのはファルムスだしな・・・」

 

客「おやっさんは魔王の肩を持つのか?」

 

店長「そうじゃなくて事実を言ったまでだよ。」

 

客「魔王様は言い方だぜ。悪く言うのはやめてくれや。」

 

客「おまえはテンペスト言ったことあるもんな。」

 

客「親切すぎてびっくりするぜ。」

 

どうやらリムルの評価は賛否両論で分かれているようだ。

 

正義「完全にリムル様に染めるにはあと一押しですか・・・」

 

ステラ「ブルムンドとは条約を結んでるのもあるわね。」

 

ネム「魔物は怖がられると思ってたから意外なの。」

 

この評価に4人は驚くのだった・・・

 

子ども「なんだよ!皆にして悪者の味方かよ!」

 

店長「どっちが悪者とかじゃないのさ、お前さんも大人になればわかるってもんよ。」

 

子ども「くそ・・・俺なんて飯も食えないのに。」

 

フォスはなんとかしたい顔になる・・・

 

ステラ「おせっかいはやめときなさいよフォス。今はテンペストの警備隊でもないんだから、それに何をするにも本人次第でしょ?」

 

ネム「ステラの言う通りなの。任務があるしわざわざ面倒に首を突っ込む必要はないの。」

 

正義「それにここで自分でなんとかできないとだめになってしまいますからね・・・」

 

フォス「・・・」

 

フォスはもっともなことを言われて助けに行くのをやめるとそこに一人の商人風の老父があらわれる。

 

老父「小僧、ワシが仕事先を紹介してやろうか?まずは飯でも食べなさい。」

 

そういうと老父は子供に食事をおごりながら話を聞くようだ・・・

 

フォス「良かったです。親切な人がいて・・・」

 

ステラ「困った時はお互い様ってことね。」

 

二人はほっとしていたが・・・

 

正義「うーん・・・ちょっとタイミングが良すぎるような・・・」

 

ネム「そうなの。あの男胡散臭いの。」

 

正義が疑うとネムも直感からかそうつぶやく。

 

ヴィオレ(ふーん・・・この子もやるね。そうあの男は悪人さ。)

 

悪魔ゆえ相手の性質を見ることのできるヴィオレはあの男を悪人と見抜いていた・・・

 

フォス「良い人そうですが・・・ネムと正義さんが疑うなら気になるです。」

 

ステラ「逆に怪しいってことね!」

 

ヴィオレ(言うこと変わってるけど・・・中々やるね。)

 

正義「じゃああの二人が食事を食べたらすぐ行動に移しましょうか。貴方たちが知り合ったって言う商人のミョルマイルさんもこの国にいたはずですし。」

 

ネム「結局首を突っ込むことになったの・・・まぁこの二人が止まるはずないけど・・・」

 

フォス「急いで食べるです!」

 

ステラ「えぇ!」

 

そうして手分けして行動を開始するのだった・・・

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