正義たちは次の目的地までヒューズに紹介してもらった馬車の護衛をしながら進んでいた。
フォス「今回は私たちが護衛ですけど毎回違う人を雇ってるですか?」
御者「いいや、いつもは馴染みの護衛がいるんだが今回は風邪で倒れて困ってたのさ。」
ステラ「体が資本だとこういう時困るのね。」
ネム「ステラは心配ないの。」
正義「そうそう、バカは風邪ひかないって言いますもんね。」
ステラの言葉にネムと正義は小声で言う。
御者「全くだ。お客さんは待ってくれないからな。うちと違って巡回ルートが決まってる大手の業者なら専門の護衛がいるし流れの商人はフリーの冒険者を雇って町から町へ移動するらしい。楽じゃねぇが数年前よかましになったぜ。」
御者が言うには昔は互助組合はいちいち依頼先の組合で完了報告をしていたが最近では自由組合となって支部間でのやりとりがスムーズになってどのシブでも完了の承認が下りるようになってから大助かりらしい・・・
フォス「凄く便利になったんですね。」
御者「これも互助組合を自由組合にしてくれた総帥のユウキ・カグラザカ様のおかげだよ。」
正義(ユウキ・カグラザカ・・・まさかその人も・・・)
日本人っぽい名前から正義はその人も異世界人ではないかと推測する。
御者「そういえば4人はイングラシアに行くんだろ?実力があるなら冒険者登録してみたらどうだい?」
正義「そうですね・・・リムル様もしてるみたいですし。」
正義はリムルも登録していると噂で聞き小声で登録の意思を示す。
フォス「冒険者・・・」
ステラ「楽しそうね。」
ネム「面倒なの・・・」
3人も冒険者に三者三様な反応を見せる。
そうしてよるとなり野営の準備へと移ることとなったが・・・
正義「あー・・・体痛いですね・・・」
ステラ「そうね・・・特にお尻が・・・」
フォス「テンペストの街道が舗装されてた分ききますね・・・」
舗装されてない道を通ったので振動がもろに体に直撃していた・・・
ネム「宿屋も見当たらないし水飲み場もない・・・野宿するの?」
御者「いいや、屋根はあるぜ。野宿なんて死んじまうからな。夜盗の住処にならないように中は空だから薪とか集めないといけねぇがな。」
正義「では私とネムの出番ですね。御者のいないところで飛んで見つけてきてください。」
ネム「そんななの~・・・」
フォス「正義さんがいるからネムを連れて行くのが便利です・・・」
ステラ「その方が効率的だものね。」
ネムは正義に引っ張られながらも全員で探すことになった・・・