正義たちが薪を集めていると馬車が止まる・・・
貴族「おや先客がいましたか。」
馬車から降りた人物は高貴な衣服をまとい髪を纏めた男だった・・・
正義(あれ・・・悪魔ですよね。)
正義がヴィオレの方を見るとヴィオレはそっぽを向いてしまう。
フォス「高貴そうな人です。」
ステラ「この場所には不釣り合いじゃない?」
ネム「またヤバいのが増えたの・・・意味がわからないの。」
正義「諦めましょう。猫様と出会った時点でこれは不可避だったんです・・・」
ステラ・フォス「?」
ネムと正義が諦めたような眼をするのに2人は首をかしげる。
貴族「せっかくの縁ですし皆さんに食事くらい振る舞いましょう。」
御者「おぉ、七色鳥ですな!こんな高級食材よろしいのですか?」
正義(そりゃ上司に振る舞うものですからね・・・)
正義は御者の反応に心の中でそうつぶやく。
そうして食事を楽しんだ後見張りをしていた。
ステラ「テンペストの街道だと警備隊員が見回ってたり魔物よけがあったからちゃんと見張りをするのは久しぶりね。」
フォス「私たち3人が気を引き締めないと・・・」
正義「すでに1人船をこいでますしね・・・・」
ネムがこっくりこっくりとしているのをみて3人は言う。
正義(まぁヴィオレとあの男がいるから心配はないですが。)
高位の悪魔2人を襲う身の程知らずな魔物はいないようで安心していると貴族を装っている男が話しかける。
貴族「見張りは退屈だろう。あの美しい猫様のお連れである君たちにはこれをプレゼントしよう。」
そう言って渡されたのは小瓶に入った薬だった・・・
フォス「これってなんです?」
貴族「君たちの悩みを解決してくれる代物さ。」
正義「ほら、強くなりたいって悩んでたじゃないですか。たぶん落ち込んでるのを噂で聞いたんじゃないですか?」
貴族「そ、そう、その通りだ!」(流石はヴィオレ様の正体を暴いた人間。やるな。)
男は正義に感心しつつもフォローに乗っかる。
ステラ「ありがとうね!」
そうして翌朝、正義たちは馬車でひと眠りすることになったのだが・・・
フォス「この薬飲んでみるですか?」
ステラ「なんか怪しいけどね。」
ネム「毒じゃないから大丈夫なの。」
正義「それに飲まないとやばいですからね。」
ステラ「なによそれ。」
そうして4人は同時に薬を飲むと・・・
フォス「ななんか急に眠くなってきたです・・・」
眠気に襲われてしばらくして起きてみるとそこは柱などが浮いている異常な空間だった・・・
ステラ「夢の中よね・・・こんなにはっきりしてるなんて・・・」
正義「どうやら精神だけどっかに飛ばされた感じですね・・・そしてまた悪魔ですか。」
そこにはローブを纏った角の生えた男がいた。
悪魔「その通り。強さを求める者たちよ。その思いにこたえてこのワシが鍛えてやろう。」
ネム「またヤバいのがいるのぉ・・・」
正義「どうやらあの貴族の男はこの悪魔とグルだったようです。貴方たちを強くするためにここに連れてきたみたいですよ。」
悪魔「そう、強さに至るには自分の力を把握することが大切だ。」
そこに現れたのはフレイ、カリオン、ミリムだった・・・
フォス「ど、どういうことですか!?」
ネム「本人ではないの・・・」
悪魔「そう、それはお前たちの記憶から再現したイメージにすぎぬ。力も速さも今のお前たちと全く同じ。ただしスキルや技量は本物当然だ。」
つまり3人に知らない技は使わないということだ。
正義「つまりあの薬の効果は私たちをここに飛ばすだけじゃなく記憶の読み取りも含まれていたということですね。」
悪魔「その通り、そこの人間は見ててもらいましょう。まずは3人が弱さを知らないといけないので!」
そういうと3人の魔王は向かってくるのだった・・・!