正義たちは城下町で馬車を降りて観光することになった。
ネム「あの馬車でお城まで行けば楽ちんだったの。」
フォス「そうですけど町を見て回りたかったですし。」
正義「まぁ、城の豪華な料理より町の料理の方が気楽でいいです。」
正義はステラを始めたとしたマナーができるかわからないか気が気じゃないので一安心する。
フォス「町の雰囲気はイングラシアとは違うですね。」
ステラ「イングラシアと比べると高い建物もあんまりないし・・・」
ネム「大きなガラスのお店もないの。」
正義「でも戦争があったり王様が代わったりしたけど活気があるみたいですね。」
フォス「確かに・・・あ!あそこ楽しそうです!」
そうして4人は出店を回っていると・・・
女性「お、また会ったね。」
何と難民を送っていた女性とまた再開したのだ。
女性「知り合いには会えたのかい?」
正義「これからですね。そちらは販路の方はどうですか?」
女性「寄り道した分遅れたね・・・まだチャンスはあるだろうから粘り強くいくよ。」
そういうといつの間にかあたりは暗くなっていた。
女性「こんな時間かい、お嬢ちゃんたちは暗くなる前に戻りなね。」
フォス「はい!」
そうして女性と別れた4人は城に向かおうとしたが・・・
正義「トーカ様が話付けておくとは言ってましたけど直接城に行けばいいんですかね?」
フォス「ちゃんと確認してなかったです。」
ステラ「入り口で騒げばなんとかなるでしょ。」
正義「なるほど、いつもの手ですね。」
ネム「いい加減捕まるの・・・」
城に入るためにどうするか考えていると偶然ある人物の姿を見かけた。
フォス「あれは・・・ヨウム様です。」
正義「丁度いいですね。ミュウランさんやグルーシスさんに一人歩きしてることをネタにすれば城に入れてくれそうです。」
ステラ「それいいわね!」
ネム「王様に脅しなんて恐れ多いの・・・」
二人の物騒な提案にネムは呆れるも気になったのでヨウムの入った酒場で声をかけた。
フォス「こんばんはヨウム様!」
ヨウム「お前らなんでここに・・・」
正義「一応知りあいですし私たちは冒険者、一国の王が護衛もなしなんて部下たちに注意されるでしょうから護衛しますよ。報酬は城への入場で。」
ヨウム「あぁ、もうわかったから座れ!」
そうして4人を席に着かせた・・・
ヨウム「そういえば連絡が来てたな・・・」
フォス「ヨウム様の戴冠式楽しみです!」
ヨウム「そうかい・・・」
ステラ「そんなくらい顔してどうしたのよ・・・わかったわ!結婚する人のかかるなんとかブルーね!」
正義「マリッジブルーですよ。」
ヨウム「違ぇよ。俺はミュウランとの結婚になんの不安もない!」
ネム「それにしても新聞がいっぱいあるの。新聞の絵もカッコいいのや正確なものまであるの。」
正義「正確な絵はあのレインって人のようですね。凄い悪人顔なのもありますね・・・」
エドワルド「それを受け入れるのも為政者というものだ。」
するとエドワルドも護衛の悪魔騎士を連れて来た。
ヨウム「あんたはエドマリスの弟の・・・」
エドワルド「その新聞は私のお抱えの記者に書かせたものだ。」
正義「ディアブロ様の目を気にしないところで堂々と・・・ヨウム様を悪人顔に書くって根に持ってるじゃないですか。」
エドワルド「そ、それは記者の感情も含まれててだな・・・それよりもヨウムは護衛をつけずになにをしてたんだ。相談に乗るぞ。」
ステラ(またごまかしたわね・・・)
ヨウム「王様になるのは覚悟を決めたんだが・・・将来のことがさ。俺が嫌ってたし服を肥やすだけの貴族になっちまうんじゃないかって思っちまうことがあってな。」
ステラ「言われてるわよ。」
エドワルド「私はそこまで酷くないぞ!?案ずるな、所詮王族など飾りにすぎないのだからな。でも不安なら私が顧問として助言を・・・」
エドマリス「ろくでもないことするな。」
そう言って現れたのは前前王のエドワルドの兄、エドマリスだった・・・そうして酒が進むとどんどんと愚痴が出てきた・・・
エドワルド「そもそも兄上が王位を譲ったのはあの悪魔の差し金だろう!?陥れるとはなんたることだ!」
エドマリス「私があのお方に逆らえるわけないだろう!?」
ヨウム「あの人を出し抜くなんて無理なこった。」
正義「天災にあったと思うしかないですね。」
3人(お前が言うか・・・)
似た性格をしている正義に3人は目を向ける。
ステラ「大人って酒が入ると愚痴るわね・・・」
ネム「本音が飛び出て面白いの。」
フォス「大変ですねー。」
未成年3人はそれを面白そうに眺めるのだった・・・