そうして夜が明けて防衛や土木作業のためにハンターが押し寄せるので商人たちも大忙しとなる。もちろんハッコンと正義も利益のために宣伝に精を出していた。
正義「寄ってらっしゃい見てらっしゃい!ここにいるのは喋る!商品は安い、美味いを兼ね備えた万能魔道具ハッコン!ぜひ商品をお買い求めを!」
ハッコン(売り込みもメチャクチャ上手いな正義・・・)
正義の商人モードに戸惑っているハッコンだったがラミリスもクマ会長の呼び出しが終わって戻ってきた。
ラミリス「2人とも聞いて!会長から直々に依頼を受けてね・・・なんと瓦礫撤去の依頼だよ!」
ハッコン(ですよね~!)
ラミリスに相応しい依頼が舞い降りたようだ・・・
正義「でもその怪力のことを認知しての依頼ですしそれで活躍したら今度はもっとすごい依頼への足掛かりになりそうですね。」
ラミリス「うん!早速、ムナミやおかみさんのところを手伝わないと!」
そうしてラミリスは瓦礫をがんがん撤去していき他のハンターたちの度肝を抜いていた・・・
ハッコン(怪力が空回りしていたみたいだけどこういう力仕事の依頼だったら評価もかわりそうだな・・・)
正義「下手な重機より早いですもんね・・・ってケリオイル団長も来てたんですね。」
二人がラミリスの怪力の有用性について考えていると現れたのは愚者の奇行団団長のケリオイルだった・・・
ケリオイル「ラミリスちゃん頑張ってるね~!賄賂を渡そうか。ハッコンから好きな商品をもっていきな!」
ラミリス「じゃあこれとこれ!」
正義「ハッコン、高級肉の自販機にフォルムチェンジできますか?」
ケリオイル「それはちょっと・・・それより3人ともうちの団に入る気はねぇか?」
ラミリス「え?嫌です。」
正義「即答・・・まぁ、ごたごたが収まったらにしましょうよ団長もラミリスも。」
ケリオイル「まぁそうだな・・・」
そうしてラミリスが勧誘を受けているとハッコンの方も男女二人が尋ねてきていた・・・
正義「ハッコンになにかご入用でしょうか?私が話を聞きますよ。」
女性「私は両替商のアコウリと申します。後ろの控えているのはゴッカイです。」
ゴッカイ「よろしくお願いします。」
アコウリ「実はこの階層で銀が不足していまして・・・我々が出向いてきたのです。」
正義「あぁ、この自販機の支払いって銀貨ばっかでしたね。冒険者ギルドの前払いでは金貨でしたけど・・・」
ハッコン(二人ともシー!)
そう、銀貨不足はハッコンがため込んでいたからだったのだ・・・
アコウリ「提案なのですが我々は金貨を100枚持ってきました。ためこんだ銀貨と交換しませんか?」
正義(確かこの世界の銀貨100枚が金貨一枚、日本円で10万円・・・凄い価値になりそうですね。でもこれ両替機能ついてないんですよね・・・)
ラミリス「じゃあ金貨で商品を買って商品を買ったら?」
ラミリスの提案で商品を買って銀貨を放出するのだった・・・