正義とハッコンは起きた後もラミリスに抱き着かれる・・・
ラミリス「うえぇえ・・・ごめんね二人とも私が目を放したから・・・」
正義「いえ・・・監禁生活よりも今のこの状態の方が苦しいです・・・」
ハッコン「ありがとうございました。」
正義とハッコンはラミリスのものすごい力に強烈に抱きしめられながら答える。
ヒュウルミ「ラミリス、そろそろ離してやれ、二人の体が悲鳴を上げてるぞ。」
ラミリス「そしたらまたどっか行くかもしれないから駄目なの!ってヒュウルミなんでここに!?」
正義「うぐ・・・今まで気づいてなかったんですか・・・」
ようやく解放された正義は呻きながら言う・・・
ヒュウルミ「気づいてなかったのかよ。本当に一途でまぶしい奴だよ。まぁ二人のおかげで無事だったしありがとな二人とも。」
そうして集落に戻ってきたラミリスはハッコンを元に場所に置くとそのまま眠ってしまった・・・
ラミリス「ハッコーン・・・正義・・・どこにも行かんといて・・・」
ヒュウルミ「お前たちがさらわれてから一睡もせずに探し続けたらしいぞ。」
ハッコン(そうだったのか・・・)
ヒュウルミ「やっぱり昔のあれとダブったのかな・・・」
正義「昔のあれ?」
ヒュウルミ「・・・昔ある小さな村が魔物に襲われて壊滅した。俺とラミリスはその村の生き残りでな・・・親も両方死んじまった。ラミリスは自分に力があったのに怯えてばっかりだったことを後悔してるんだ。昔はどんくさくって虫も殺せない性格だったくせにハンターになるなんて言いやがって・・・」
正義「なるほど・・・それで戦闘力のある私にまで心配を・・・」
ラミリス「ハッコン・・・正義・・・ずっと一緒だよ・・・」
正義「私は一応旅人なので約束はできませんが・・・できる限り一緒にいますよ。」
ハッコン(俺で良ければずっとだぞ!)
そうして二人は寝言にそう誓うのだった・・・
翌朝にはヒュウルミの今後が話されることになった。
ヒュウルミ「しばらくはこの集落で過ごすことになった。よろしくな。」
正義「それは頼もしいですね。魔道具はわからないことだらけなので。」
ラミリス「集落でわからないことがあったら聞いてね!」
ヒュウルミ「よろしく頼むぜ。」
ラミリス「じゃあうちはクマ会長に復興作業を頼まれてるから行ってくるね!」
そうしてラミリスは去っていった・・・それと入れ違いでヒュウルミの所に来たのはお金持ちのお嬢様のお得意様、スオリのボディガードだった・・・
ボディガード「ハッコン様・・・正義さま、ヒュウルミ様・・・折り入ってお願いがあります・・・後ほどスオリお嬢様がお願いをしにまいります・・・その時の承諾していただきたいのです・・・」
ヒュウルミ「おいおい、内容を聞かないとそんなこと・・・」
ボディガード「なに!?お嬢様が近くまで!?私たちが先に来た事はご内密に!」
その後すぐにツオリが現れた・・・
スオリ「あの・・・貴方様がかの有名な魔道具技師。ヒュウルミ様でいらっしゃいますよね?」
正義「・・・いつもの小生意気さが消えてますね・・・」
ツオリ「わ、私だって頼みごとをする作法くらい心得てますわ!実は折り入って力を貸してもらいたいことが・・・」
ヒュウルミ「まぁ、理由を話してくれるなら考えるぜ。」
スオリ「実は有力商家が集まりお抱えの魔道具技師と魔道具のお披露目があるんです・・・」
正義「それでヒュウルミと私たちを頼りたいと・・・」
ツオリ「それを主催したのは我が商会と因縁のあるカナシという小娘でして・・・本当にあの小憎たらしい顔を思い出すだけできぃぃい~!!」
正義「素が出てますよー・・・」(というか同族嫌悪なんじゃ・・・)
普段のハッコンに石詰めようとしている姿を見ている正義は性格がどっこいどっこいなことに呆れる・・・
ヒュウルミ「金持ちも大変なんだな・・・まぁ楽しそうだから俺はいいけど二人はどうだ?」
正義「ここは商会とのコネクションを作るいい機会ですし行ってみましょうか。」
ハッコン「いらっしゃいませ。」(正義の言う通り、自販機商品で度肝を抜いてやろう!)
そうして3人の社交界参加が決まるのだった・・・