正義たちがスオリの依頼を解決した(カナシの悔しがる顔が見れたため)数日後のこと、ハッコンと正義は地元で料理店を営んでいる人たちとムナミに呼び出されていた・・・
ムナミ「皆さん・・・よく集まってくださいました。」
料理人「まさか奴らがここまで進出してくるとは・・・」
店長「あぁ、油断していた・・・あれは解放された迷宮の7割を手中に収めてこの清流の湖階層にも手を出してきた・・・」
料理人「対策を取らなければ一瞬で滅ぼされるぞ。」
これだけ聞くと魔物の進行だと思うだろう・・・しかしこれは・・・
ムナミ「今こそ一致団結してなんとかしなければなりません!クサリ食堂を排除するのです!」
店長「そうだ!このままじゃ店がつぶれちまう・・・!」
ムナミ「ということで切り札としてハッコンさんと正義さんをお呼びしたというわけです。」
正義「なんか悪役対策する秘密結社みたいな雰囲気醸し出してましたけど・・・ようは大手チェーンができてもともと営業していた貴方たちがピンチだからなんとかしてほしいってことですよね・・・」
ハッコン(深刻そうな雰囲気で同情を誘う気満々だな・・・)
ムナミ「協力してくれたらラミリスと正義さんの宿泊費を半額にしますよ!」
正義「まず行うべきは敵戦力の偵察ですね。」
ハッコン「いらっしゃいませ。」(ヒュウルミとラミリスにも協力してもらおう!)
全員「おぉー!」
ラミリスと自分に甘いハッコンと正義なのであった・・・
正義たちは早速出来たというクサリ食堂へと向かった。
ラミリス「すっごく立派だね・・・」
ヒュウルミ「噂には聞いてたがこの階層にも出店しやがったのか。ムナミたちがビビるにも仕方ないぜ。」
正義「とにかくなにかこの店にはない付加価値がないといけませんからね・・・」
店長「おやおや、敵情視察ですか?」
すると店員があらわれて話しかけてくる。
ラミリス「なんでわかったんですか!?」
正義「まぁ、ハッコンはデカいですし基本偵察向きじゃなかったですね・・・」
店長「貴方が意思を持つ魔道具ですか・・・良かったらうちで働きませんか?」
ラミリス「ハッコンはずっとうちと一緒にいるんだもん!ね!」
ハッコン「いらっしゃいませ。」
店長「それは残念ですね・・・ですが数か月したら自分で売り込みに来そうですが・・・忙しいので失礼します。」
そうして皆で料理に舌鼓を打つことになったが・・・
ヒュウルミ「なんというか・・・想像通りの味だな。」
ラミリス「普通だよね・・・」
正義「強いて言うなら薄味な気がします。」
ヒュウルミ「そうだな、ハッコンの食事になれると驚きというか感動がねぇな。」
ハッコン(なるほど・・・この世界では調味料が貴重だから薄味が基本らしい・・・)
正義「なら新商品を提供してみましょうか!」
二人は早速集会で新メニュー開発を提案する。
ムナミ「それは私たちも考えてて用意してみたの。」
ムナミが用意したのはカルボナーラみたいなパスタだった・・・
ラミリス「もうちょっと濃厚な方がいいかな・・・」
ヒュウルミ「後はパスタはもっとスープをしみこませたほうがいいぜ。」
正義「具体的にはこんな感じですね。」
正義とハッコンはお手本として自販機からカルボナーラを出す。
ムナミ「とろみもつよいし濃厚!これって動物の乳?」
他にも屋台で提供できるから揚げやたこ焼き、クレープなどを提供する。
料理人「うめぇ!!」
正義「しかも屋台で鉄板なんかを用意すれば移動して作れたりもしますよ。」
店長「そりゃすげぇ!」
正義「ではアイデア料、上乗せでお願いします。」
ムナミ「商売上手ね・・・わかったわ!」
そうしてムナミたちは試行錯誤を続けてこの世界の食材で作れるようにしたのだった、そうしてムナミたちは屋台をクサリ食堂前で提供することで行列に並びたくない客を引き寄せて大盛況。
それから一か月後にはクサリ食堂は閉店することとなるのだった・・・