ゼインの世界渡り   作:ikkun

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ソラの答えと研究

そうしてバッタモンダーを取り逃がした数日後のことスカイランドから来客が来ていた。

 

ツバサ「来ましたよ!」

 

ミラーパッドのゲートから出てきたのは・・・

 

ヨヨ「ようこそいらっしゃいましたね。シャララ隊長。」

 

そう青の護衛隊シャララ隊長が来ていたのだ。

話によると王様の命令で今回は来たのだという。

 

シャララ「なんでもスカイランドの命運のかかった研究成果なので・・・」

 

正義「あぁ・・・あれですか。」

 

この間までツバサが研究に没頭していてエルが寂しがって結婚式ごっこを開いたのを思い出した。

 

ツバサ「僕が研究していたのはキラキラエナジーを発生させる研究です。」

 

ソラ「そんなことができるんですか!?」

 

ツバサ「はい、理論上はですが。ランボーグを浄化するとキラキラエナジーが壊されたものを直したりアンダーグエナジーに対抗することができます!」

 

正義(なかなかの分析ですね。)

 

正義は内心でツバサを褒める。

 

ツバサ「スカイジュエルでキラキラエナジーを大量に発生させられればミラーパッドでスカイランドを守るバリアを作れるはずです。」

 

あげは「バリアがあればどんなことができるの?」

 

ツバサ「敵がトンネルを使って町に出入りするのを防げますし外からの攻撃も跳ね返せます!つまり町は完全な安全地帯になってより平和に暮らすことができて皆を守ることができます!」

 

正義「それは凄いですね。一般的な燃料で特殊なエネルギーを作り出せるなんて。」

 

ツバサ「上手くいけばランボーグやキョウボーグを浄化することも可能です。」

 

シャララ「それは初耳だな・・・ではその研究が上手くいけば蒼の護衛隊でも浄化が可能だと?」

 

ツバサ「はい!」

 

あげは「凄いよ少年!」

 

ヨヨ「大したものだわ。ここまでの研究を一人でするなんて。」

 

正義(まぁ、あれだけこもりきりでしたものね。)

 

そうしてシャララ隊長はツバサの研究を持って帰ることになった・・・

 

ツバサ「ですがすみません・・・ゼインの使っていた武器などのアイテムについてはまだ謎が多くて・・・おそらくあれは地球にもスカイランドにもない技術かと・・・」

 

ソラ「つまりゼインは別の世界から来たということですか?」

 

ましろ「それなのに私たちの世界の悪意に対して苛烈な粛清をする・・・会心できるかもしれないのに・・・」

 

あげは「それにこの前は紋田さんも粛清しようとしてなかった?見た感じ罪を犯してる感じには見えなかったけど・・・」

 

シャララ「・・・それはおそらく戦士の第六感、もしくはそれ以上の判別の仕方を持っていると捉えることもできるな。」

 

正義(そんなに苛烈ですかね?)

 

皆真剣にゼインのことを考える中とうの本人はこのざまであるが・・・

 

あげは「そういえばシャララ隊長は夕方まで時間が空くんですよね。」

 

シャララ「あぁ。」

 

あげは「なるほど!だったらせっかくシャララ隊長がソラシド市に来た事だし・・・町を案内してあげよー!」

 

いつものあげはの思いつきでシャララ隊長にソラシド市を紹介することになった・・・

 

正義「やれやれ・・・はしゃぎすぎですよ。」

 

ましろ「あはは・・・やっぱりシャララ隊長もソラちゃんと同じ風になっちゃったね・・・」

 

そう、ショッピングモールについたはいいものの車や携帯、ロボットに驚いたりして中々目立っていた・・・その後はジャージを買って帰ってきたとはソラと一緒にシャララ隊長は特訓することになった。

 

正義「ふぅ・・・一人分増えたからビーフシチューにしたんですが喜んでもらえますかね。二人とも・・・んぐ!」

 

正義がシャララ隊長とソラにご飯が出来たことを知らせようとするとましろとあげは、エルとツバサに草むらに引っ張られてしまう・・・

 

正義「どうしたんですか4人とも・・・」

 

ましろ「今大切な話してるみたいなの・・・」

 

シャララ「それで何を悩んでいる?」

 

ソラ「一瞬戦いを忘れました。自分でも理由がわからないんです・・・」

 

その時四人が思い出したのはゼインとスキアヘッドとゼインの発言だ・・・

 

ー愛するお方がそれを望んでいるからだー

 

ー私はただ悪意を裁き理想の世界を作る、そしてその男は罪を犯している。だから裁きを与えるだけですー

 

 

シャララ「なるほど、それで答えを求めているというわけか。言ったはずだ。君は君のヒーローを目指せ。」

 

ソラ「そして大切な仲間と共に・・・分かっています。仲間に相談するべきだって。でも今回はしません。今回は自分で答えを見つけたいんです。」

 

そういうとツバサは飛び出してしまった・・・

 

ツバサ「ソラさんまたですか!一人で考えるって!」

 

あげは「少年落ち着きなって…」

 

ツバサ「落ち着いてられませんよ・・・一人で抱え込むなんて、我儘ですよ!またあの時みたいになるつもりですか!」

 

ツバサはシャララがランボーグになってしまったときのことを思い出していた・・・

 

ソラ「・・・確かに我儘かもしれません。でも今回ばかりは一人で考えないとだめなんです!スキアヘッドに一歩踏み出せずゼインを止められなかった・・・私と向き合わないと・・・答えは出せないと思うんです。」

 

あげは「少年だって一人で頑張ってたでしょ?キラキラエナジーの研究!」

 

ツバサ「えぇ!?あれとはちょっと話が違うんじゃ・・・」

 

あげは「同じじゃない?ソラちゃんの気持ちはソラちゃんにしかわからない。ソラちゃんにしか答えをだせないと思わない?」

 

ましろ「そうだね。私たちにできることがあったら協力するからさ!思いっきり考えて悩んでよ!」

 

エル「そう!」

 

そうしてソラは考えることになりシャララ隊長はスカイランドへと戻ったのだが・・・

 

ソラ「見つかりませーん!!!」

 

翌日にはソラの馬鹿デカい声が響くことになった・・・

 

正義「近所迷惑ってレベルですよこれ・・・」

 

ましろ「うん・・・なにも出なかったみたいだね・・・」

 

正義(そもそも愛する人がいたからってそんな止まることってありますかね?悪なんですから裁くのに関係ないと思いますけど・・・)

 

確かに家族や思いも大切だと学んだがだからと言って人を傷つける理由にはならない無慈悲に裁くのにためらいの要素なんてないだろうと思うまさに冷徹な思想の正義であった・・・

 

ましろ「じゃあさ、皆で息抜きに行こうよ!プリティーホリックのカフェとか行ったりさ!」

 

あげは「それいいね!」

 

そうして皆ソラのために羽を伸ばす計画を立てていたのだが・・・

 

正義(・・・悪意!)「すみません、ちょっと石鹸が切れていたのを思い出したので買いに行ってきます。スーパーで激安セールがやっていたので。」

 

ましろ「そうなんだ・・・気をつけてね。」

 

そうして抜け出した正義は悪意の元へと向かう。

 

正義「やはりあなたでしたかスキアヘッド。」

 

スキアヘッド「あぁ、ゼインか・・・しかしあのプニバード族も無駄なことを・・・アンダーグエナジーは最強の力。それをどうこうしようなどと・・・こざかしい消し去るのみ!」

 

そうしてスキアヘッドは弾丸を放ってくる。

 

正義「変身。」

 

正義は変身して弾丸を躱して拳を叩き込む!

 

スキアヘッド「ふん!」

 

ゼイン「はっ!」

 

ズドン!ガスっ!

 

拳のラッシュの風圧が吹き荒れる!

 

ソラ「あれは!」

 

あげは「スキアヘッドにゼイン!」

 

ツバサ「早速ぶつかっているのか!」

 

ましろ「でもあのままじゃ周りの人まで被害が!」

 

エル「だめぇ!」

 

五人は戦いに参加しようとするが・・・

 

スキアヘッド「邪魔はさせん。」

 

スキアヘッドはマネキンと標識にアンダーグエナジーを注いでキョウボーグを作り上げて五人を牽制する!

 

キョウボーグ「キョウボーグ!!」

 

スカイ「くっ!!」

 

スキアヘッド「これで邪魔ははいらん・・・」

 

ゼイン「入った方が良かったんじゃないですか?」

 

そうして出したのは仮面ライダースカルのライダーカード

 

スカル!執行!ジャスティスオーダー!

 

スカル!マキシマムドライブ!

 

そうして出現したのは髑髏のエネルギー体・・・

 

ゼイン「はっ!」

 

スキアヘッド「そんなもの・・・」

 

スキアヘッドは飛んでくるエネルギーを弾丸で防ごうとするが・・・

 

ズドォオォ!!

 

スキアヘッド「何・・・!ぬぉぉぉ!」

 

弾丸を吹き飛ばしてスキアヘッドに命中した!

 

ゼイン「大丈夫ですよ。私は愛するものがいるからって手加減せずに平等に悪に裁きを与えてあげますよ。」

 

続けて出したのは仮面ライダーエビリティライブのゼインカード

 

エビリティライブ!執行!ジャスティスオーダー!

 

そうして召喚したのはツーサイドドライバー、それを剣の形態にして構える。

 

スキアヘッド「そのようだな。ではどちらが死ぬか決着をつけよう・・・」

 

そうして二人がぶつかり合おうとしたその時だった・・・

 

スカイ「スキアヘッド!ゼイン!」

 

なんとスカイがこちらに来たのだ・・・

 

ゼイン(キョウボーグは・・・ミックスパレットでパワーアップさせて他の皆が足止めをしている感じですか・・・)

 

ゼインは冷静に分析する。

 

スカイ「ずっと考えていました・・・何故私に隙が生まれたのか・・・スキアヘッド・・・貴方も誰かのために戦っている。それにゼインも!あなたも理想のために戦っている!私たちと同じじゃないかって!私たちは戦わなくてもいいんじゃないかって!」

 

ゼイン(はぁ?)

 

ゼインは仮面の下から怪訝な顔をする・・・この悪意と私が同じ?認められるわけがない・・・

 

ゼイン「バカ言わないでください。私とこの男が同じ?そんなことありえません。」

 

スカイ「愛がある世界のために戦う・・・愛もまた善意じゃないですか!」

 

スキアヘッド「つくづく未熟・・・戦う相手を気にかけるとは。」

 

そうしてスキアヘッドはビルの屋上に立って超巨大な弾丸を作り上げた・・・

 

スキアヘッド「この前と同じ・・・考え悩むことで戦いに迷いを生む。見せてやろう、お前の迷いがこの町ごと吹き飛ばす!」

 

そうして弾丸がスカイ目掛けて迫ってくるが・・・

 

スカイ「これが未熟というのなら・・・構いません、未熟だから知りたいんです!立ち止まらずに前の進まなければならないから!それこそが仲間と共に私が目指すヒーローです!!」

 

するとスカイに金色のオーラが纏われ・・・

 

スカイ「ヒーローガール!スカイパンチ!」

 

ズガァアアア・・・

 

ゼイン「パンチ中に浄化されている・・・これが新たなる力・・・」

 

気に入らない答えで新たなる技を発現させたスカイにゼインが驚いていると・・・

 

キョウボーグ「キョ―!!」

 

キョウボーグが四人にやられて落ちてきた・・・

 

スキアヘッド「ここまでか・・・」

 

ゼイン「逃がすか。」

 

スカイ「あっ!」

 

エビリティパーフェクトフィナーレ!

 

ゼインはライダーキックを放つが・・・

 

ゼイン「・・・逃げられましたか・・・」

 

ゼインを中心に広がった穴にはスキアヘッドはいなかった・・・

 

そうしてキョウボーグも・・・

 

プリキュア「プリキュア!マジェスティックハレーション!」

 

キョウボーグ「スミキッタ―・・・」

 

プリキュアに浄化された・・・

 

ゼイン「全く・・・スカイが甘いせいで取り逃がしました・・・」

 

スカイ「待ってください!まだ話が・・・」

 

ゼインは無視して去る・・・

変身を解除した後正義は無表情に・・・しかし吹雪のように激しく冷徹な声で呟いた・・・

 

正義「私とスキアヘッドが同じ・・・?善意あふれる世界にしようとする私とアイツが・・・?ありえない、全くソラの甘さとお花畑もここまでくると愛想が尽きますね・・・」

正義(やはりましろの善意によるあの計画を進めておいた方がよさそうですね・・・)

 

正義はこの世界でも何かを企むようだ・・・・

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