正義たちは早速ハッコンの出す料理に舌鼓を打った。
シュイ「ふぅ・・・遠征中も美味しいものを食べられるなんて最高す!」
フィルミナ「ハッコンさんのおかげで食料に困ることはなさそうです。」
正義「協会の依頼なので料金も経費で頼めますしこれからもご利用お願いしまーす。そして今回は特別サービスでこんなのも仕入れてみました。」
ハッコン(そう、災害用のトイレ!これなら遠くに離れなくても近くでできるから便利なのだ!)
アカ「これすげぇな!テントで隠れてできるなんて!」
ヒュウルミ「「なるほど・・・これなら袋を閉じれば匂いも漏れない。」
ケリオイル「俺が勧誘したから便利ものを使えるんだぞ!ほめたたえるがいい!」
フィルミナ「これはハッコンさんが凄いんであって団長の手柄ではありません。」
そうしてやることをやった一同は鰐人魔の生息域に入った・・・
フィルミナ「「団長、屋根から降りてください。今後のことについて話したいので。」
ケリオイル「わかったよ・・・じゃあアカとシロ、偵察頼んだぞ。」
アカ「ちぇ。」
シロ「わっかりましたよ。」
二人はそうして偵察に行く。
皆で今度はお茶やお菓子を食べながら警戒して夕方になるとアカとシロが戻ってきた。
アカ「たっだいま~!ここから北東に2時間くらいかな。」
シロ「小さな沼があって小さい沼があって30匹くらいばしゃばしゃしてたよ。」
ケリオイル「それって群れの規模としてどうなんだ?」
ケリオイルはヒュウルミに聞く。
ヒュウルミ「中の規模だな。身長はどのくらいだった?」
アカ「立った状態で僕たちと同じくらいだったかな?」
ヒュウルミ「通常より小さいな・・・蛙人魔を襲えずに食料が不足していたのか・・・?」
正義「たしか3勢力の中では一番凶悪だったはずでは?」
ケリオイル「あぁ、だから蛙人魔が増えれば食糧が増えて万々歳のはずなんだが・・・」
ヒュウルミ「今回は大蛙人魔がいたからな。戦闘力と統率力もあるから手が出せなかったんだろう。」
ケリオイル「大した群れじゃないなら放置でいいんじゃねぇか?」
フェルミナ「団長、鰐人魔は肉食ですよ?飢えを満たすために何を襲うと思いますか?」
正義「人も襲う可能性が高いですね・・・」
ケリオイル「しかしな・・・情報収集だからな・・・」
フィルミナ「素材は高く売れるんですから弱体化してる今がチャンスです!」
フィルミナが珍しく熱いところを見せている・・・
正義「やっぱり団長がだらしないとお金にシビアになるんですかね・・・」
ハッコン(苦労してそうだな・・・)
正義「なら夜に襲うのがメジャーですけど・・・」
ヒュウルミ「奴らは夜行性だからな。夜の方が凶暴なんだ。」
ラミリス「そうなんだ・・・」
襲撃は朝と決まり皆が寝静まった後ヒュウルミとラミリス、ハッコンと正義で見張りがてら話す。
ヒュウルミ「しかし戦いとなると足で纏いなんだよな・・・ラミリス無茶するなよ。」
ラミリス「うん!」
ヒュウルミ「正義とハッコンもやばそうだったら守ってやってくれ。」
正義「しかし朝方襲撃はいいとしてもう一つ作戦が欲しいですね・・・鰐型の魔物ですし冷たいのが弱点だったりします?」
ヒュウルミ「あぁ、そうだが・・・」
ハッコン「そうだ!いいのがある!」
ハッコンが代わったのは氷を売る自販機だった・・・
ヒュウルミ「これは・・・」
正義「おぉ、氷を売る自販機・・・良い作戦が思いつきました。」
ヒュウルミ「あぁ、おれもだ。」
ラミリス「えぇ!?うちにも教えてよ~!」
そうして夜が明けて正義たちは愚者の奇行団と氷を川の上流から流し始める。
アカ「沼から上がって寒そうにしてたぜ!」
そう、その川は沼に繋がっておりそこに氷を流し込めば水温は低くなって爬虫類の鰐人魔の動きはさらに鈍くなるということだ。
ケリオイル「流石だな。副団長、霧の魔法で視界を遮ることは可能か?」
フィルミナ「沼全体は難しいですね・・・」
正義「それならあれですね・・・ハッコン、ドライアイスの販売機に。」
ハッコン「ラジャー!」
ハッコンはドライアイスを川に流して大量の二酸化炭素の煙を。正義も煙叡剣狼煙で煙を沼に向かって巻いていく・・・
ケリオイル「すげぇな・・・!この煙の量ならフィルミナと合わせれば俺達の姿は見えなくなりそうだ!」
フィルミナ「えぇ、任せてください。」
そうして襲撃は愚者の奇行団とラミリス、正義とハッコンは煙を巻き続けヒュウルミもそれにつきそう班分けとなった。
ヒュウルミ「気を付けて行って来いよ。危なくなったら速攻で戻ってこい。」
ラミリス「うん、じゃあ行ってくるね!」
そうして馬車でラミリスたちは向かった・・・
ヒュウルミ「まぁ、愚者の奇行団もいるし危険な時の引き際もわかってるだろ・・・話ながらでも大丈夫か?」
正義「何か?」
ヒュウルミ「今回俺は直接依頼を受けたが・・・この階層の様子がおかしいから調べて欲しいってことだった・・・」
正義「確かに蛙人魔大量発生に加えて大物魔物の発生・・・異常ですよね。」
ヒュウルミ「二人は知らないと思うが各階層には主がいるんだ。まれに出現するんだが条件は不明だ。数年や数十年かかることもある。会長は今回の騒動は主の復活だと考えてるみたいだ。」
ハッコン(なるほど・・・)
ヒュウルミ「そういえば倒したら凄いお宝が手に入るって噂が・・・まぁしょっぱなから主を引き当てるなんてこと・・・」
ドオォオ!!
その瞬間轟音が響き渡った・・・
正義「なんかフラグな予感はしてましたけど・・・」
ズドドド!!
猛スピードで走る馬車と大型の鰐の魔物が追いかけてきていた・・・
ヒュウルミ「主が出やがったのか!」
正義「しかも主が通ったところ黒いひび割れが広がってませんか?」
ヒュウルミ「階層割れまで起こしてやがる!」
ハッコン「何かろくでもないことはわかった!」
正義「ラミリスは?」
ケリオイル「気を失ってるだけだ!」
正義「最悪は避けられた・・・なら次の行動は決まってますね。ハッコン、腹をくくってください。」
ハッコン(あぁ!ラミリスを気絶させた罪は償ってもらう!)
ヒュウルミ「お前らまさか・・・!」
次の瞬間正義はヒュウルミを担いで・・・
正義「乱暴ですみませんねーー!!」
ヒュウルミ「うわぁああ!」
ヒュウルミを馬車にぶん投げていった!
正義「殿は私たちに任せてください。」
ケリオイル「すまねぇ!必ず迎えに行く!」
ヒュウルミ「くそ!無茶するんじゃねぇ!二人とも―!!」
馬車が遠ざかるのを見た二人は魔物に向き合う。
正義「さて帰ったらラミリスとヒュウルミの説教ですね・・・頑張っていきましょう。」
ハッコン「あぁ、必ず生きて帰ろう!」
正義はヴァルバラドのカードを出すとそれはヴァルバラドライバー黒鋼、そして銀色のダイオー二とマッハウィールのカードへと変わる。そして正義はドライバーにカードを装填する。
マッハウィール!ガキン!
ダイオー二!ゴキン!
正義「変身。」
そして正義はレバーを引く!
ガッチャーンコ!バースト!オーバートップギア!黒鋼!
銀色の炎が吹き出ると正義の体は鋼色の装甲を纏う。そうして変身したのは仮面ライダーヴァルバラドだった・・・