迷路を脱出した正義たちは転送陣のある協会に向かっていた。
ラミリス「寂しい風景だね・・・」
シュイ「この階層にはめったに一般人は来ないっすからね。」
ヒュウルミ「それでハンターに関する施設くらいしかねーんだよ。」
ラミリス「そうなんだ・・・でもモンスターはどうしてるんだろ?」
フィルミナ「迷路の外はモンスターの存在しない不毛の地なんです。」
クマ会長「ダンジョンは未だに我々の理解の及ばないところが多い・・・特に今回は階層主の復活が多い・・・嫌な予感がするのだ。」
正義「確かに普通に考えてありえないですよね・・・」
そうしてハンター協会に入ると・・・
正義「なんか閑古鳥が鳴いてるって感じですね。」
協会はハンターはいなくて職員が新聞を読んでるといった感じだった・・・
クマ会長「ゲシャ、帰ったぞ。」
ゲシャ「ボニー会長!お早いお帰りで・・・」
クマ会長「ヒマなのはわかるがもう少し緊張感を持ってくれ。」
正義・ハッコン(クマ会長、本名可愛いな・・・)
二人は同じ認識を持ちながらそれぞれ休息となり久しぶりに長時間眠った正義たちは愚者の奇行団と別れラミリスとヒュウルミ、ハッコン、正義と暴食の悪魔団はクマ会長から迷路の外周の調査を依頼されたためとどまることとなった。
そうして準備をしていると金髪に大剣、黒の鎧を見に纏ったさわやかそうな好青年が現れた。
ミシェル「すみません。ミシェルといいます。この階層に来たばかりですが・・・」
ラミリス「見たとおりのイケメンだね!」
正義「そうですね・・・でもあの人も強者の気配がします。」
ヒュウルミ「確かに装備を見ればわかるしな。それに受付の姉ちゃんたちが見とれちまってるとこから無自覚なイケメンだな。」
確かに受付を落としても困ってる様子からもうかがえた。
ハッコン(すごいな・・・)
ラミリス「なんか昔話に出てくる勇者様って感じじゃなかった?」
ヒュウルミ「あれは昔話の話だぜ。有名なハンターはムキムキの筋肉だるまなおっさんが大半だぜ?」
正義「確かに実際はそうなりそうですよね・・・」
ラミリス「え~!でも100の加護を持つと言われた有名なハンターは?超絶美少女って噂でめっちゃ憧れてるんやで!」
ヒュウルミ「あぁ、神の寵愛を受けたものか・・・美人で優しい人だったって証言が残ってるぞ。あの美形君もその類なのかもな。迷路階層に一人で挑もうとしてたしな。」
正義(ましろさんもきっとこの世界では寵愛を受けますね。だって超絶的に優しく美少女なんですから)
正義「ふふふ・・・」
ヒュウルミ「どうしたんだよ?そんなににやけて・・・」
正義「いえ、私の初恋の人が来てたらきっと加護を受けて有名になるだろうなーって考えてました。」
ラミリス「えー!!初恋の人おるの!?もっと詳細を!」
正義「今は遠距離恋愛をしてるんですが優しい美少女なので。」
ハッコン(意外だ・・・結構仕事一筋って感じなのに・・・)
皆正義の恋を意外そうにしつつ2人が寝静まったころ正義は外に置いたハッコンの様子を見に行くと・・・
ミシェル「はぁ~・・・美味しいな。ありがとうございます・・・」
正義「あれ?ミシェルさんじゃないですか。眠れなくてきたんですか?」
ミシェル「うわぁ!?」
正義が挨拶をするとミシェルは少し後ずさる。
正義(ハッコン、なんでこんなに陰気になってるんですか?なんか怯えてますし。)
ハッコン(あ~どうやらこっちが素で皆にじろじろ見られて落ち込んでたらしい。)
正義(あ~・・・だから自販機で商品を配ったんですか・・・)
自律神経を整えるココアを飲んでいるミシェルを見て正義はほほえましく思うが・・・
ミシェル「あ、あのお二人にお願いがあるんですが・・・」
ハッコン・正義「ん?」
それが少しの一波乱を巻き起こすとは思いもしなかった・・・