ゼインの世界渡り   作:ikkun

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嘆き階層とラミリスの試練

正義たちは早速階層に行くことになった。シロとアカ、シュイは準備のために残ることとなった・・・

 

ラミリス「あれ?フィルミナさんは?」

 

ケリオイル「あぁ。今回アイツはいかねーぜ。」

 

シュイ「副団長、怖がりっすからね。」

 

アカ・シロ「そーそ。」

 

正義「あんだけ真顔で解説しといてですか!?」

 

ラミリス「ずるい・・・」

 

フィルミナの意外さに驚きと呆れをにじませつつも亡者の嘆き階層の宿屋についたが・・・

 

ケリオイル「しばらくここで世話になるぜ。」

 

正義「ここすらも朽ち果てそうですけどここちゃんと機能してますよね?蜘蛛の巣張ってるんですけど・・・」

 

ラミリス「ここここで寝泊りするんですか!?」

 

ハッコン(動揺しすぎで鶏みたいになってる・・・)

 

当然ラミリスは怖がる・・

 

ケリオイル「無理そうなら戻るから言ってくれ。」

 

ラミリス「な、なにいうてまんねん!へいきでんがな!」

 

正義「めちゃくちゃ方言が出てる・・・」

 

そうして入ると・・・

 

正義「中もまんま幽霊屋敷ですね・・・」

 

女将「いらっしゃいませ・・・お待ちしておりましたー!」

 

ラミリス「・・・」

 

突然女幽霊のような女将が現れたことでラミリスは気絶してしまった・・・

 

ケリオイル「まさかここまでとは・・・」

 

ヒュウルミ「これでもガキの頃に比べれば耐えたほうだぜ。ラミリスは部屋まで運ぶとしてハッコンはどうする?」

 

正義「それなら段ボール自販機っていう軽い奴にもなれるので私が運びます。」

 

ケリオイル「じゃあ女将さん、宿屋の前にハッコンを置くが構わないか?」

 

女将「はい、その方がお話になられていた魔道具ですね・・・ふふふ・・・神秘ですわ。」

 

正義「あなた本当に幽霊じゃないですよね・・・?」

 

女将のややこしい言い方に正義は呆れながらもハッコンを運んだ。

 

ヒュウルミ「やれやれ・・・ラミリスの奴いつもああなんだぜ?怖い話したら耳を押さえて叫んでたんだ。懐かしいぜ・・・」

 

正義「それでも運んであげてるんですから仲いいですよね。」

 

ハッコン(うんうん、まるで姉妹みたいだ。)

 

ヒュウルミ「いつもなら逃げ出してたんだが譲れないみたいだな。」

 

ハッコン(俺を運ぶ人がいなくなると思って頑張って耐えてくれたのか?)

 

ヒュウルミ「ハッコン。もしかして見当違いのこと考えてないか?なんで恐怖を克服しようとしてるか・・・」

 

正義「え?もしかしてそういうことなんですか?ハッコンのことを・・・もがが・・・」

 

ヒュウルミ「それは本人の口からってのが筋だろ?じゃあ俺達は寝るな?」

 

そうして正義はヒュウルミに連れられてひと眠りしてハッコンの元に行くと・・・

 

正義「んな・・・どうして岩塩とか仏像のキーホルダーがばらまかれてるんですか・・・?」

 

ハッコン「実は・・・」

 

どうやら夜の間に炎飛頭魔や骨人魔は現れてそれを退治しようとばらまいたらしい・・・

 

正義「で、効果がなかったと・・・」

 

ハッコン「残念・・・」

 

正義「これ何ポイントしたんですか・・・効果ないとわかった時点でやめてくださいよ。かなりの赤字でしょこれ・・・!」

 

そうしてハッコンは正義に叱られながらもシュイたちも合流し団長に探索を命じられ、団長もメンバーを集めるといって戻っていった・・・

 

正義「結局、私たちだけになりましたね・・・ここには人もいなくて商売もできないし暇ですね・・・」

 

女将「お二人とも・・・」

 

正義「またホラーっぽく現れましたね・・・」

 

女将「ここは夜になると魔物が集落にも表れるので腕に自身のある方以外外出禁止なのです。」

 

正義「それで人が少ないと・・・」

 

女将「どうやらハッコンさんは生あるものではないようですね・・・幽霊より・・・いえすみません。」

 

正義・ハッコン(おかみさんには言われたくないです・・・)

 

幽霊呼ばわりを心外と思いつつ女将さんが立ち去るのを見送ると次はラミリスがやってきた。

 

ラミリス「二人ともごめんね・・・はぁあああ・・・・こんなんじゃダメダメだよね・・・」

 

ハッコン「残念。」(そんなことないよ。)

 

ラミリス「残念だよね・・・はぁああ・・・・」

 

正義「ダメだ・・・いつもの以心伝心もできないほど落ち込んでますね・・・」

 

ラミリスが滅茶苦茶落ち込んでいるとヒュウルミもやってくる。

 

ヒュウルミ「らしくねーな!苦手なら克服すればいいだけだ!」

 

ラミリス「そうだね!苦手ならなれればいいんだけだよ!」

 

ヒュウルミ「じゃあ特訓してやるからまずはこの集落を散策してみようぜ。」

 

ラミリス「・・・・・無理そうです!」

 

正義「諦めるの早すぎでしょ。」

 

ヒュウルミ「そこらへんは薄暗いだけで別に怖くないだろ?」

 

正義「じゃあ一人で帰ります?」

 

ラミリス「それはいや!」

 

ヒュウルミ「じゃあ頑張るしかねーな!」

 

そうして町の雑貨屋で回復薬を買うことになった・・・

 

ラミリス「じゃあハッコン、行こうか・・・」

 

ヒュウルミ「一人でだ・・・」

 

そうしてはじめてのお使い並みに不安なラミリスの特訓が始まった・・・

 

ラミリス「負けへん・・・」

 

しかし突然扉が開く。

 

ぎぃいい・・・

 

ラミリス「いやぁあああ!無理ぃぃい!」

 

どしーん!

 

そうしてラミリスは数歩でハッコンに飛びついてしまった・・・

 

正義「私的にはお化けとかよりも今のラミリスの突進の方が怖いですよ・・・」

 

ヒュウルミ「ハッコン。甘やかすなよ。」

 

ハッコン(ごめん。ダメ見たい・・・)

 

取りあえず補助輪替わりにハッコンと一緒に行くことになったラミリスなのであった・・・

 

ラミリス「ハッコンと一緒なら平気だよ!・・・背中にいるよね?頑張るから・・・一緒にいてよね・・・」

 

正義「どうやら第一段階はクリアですね。次はレベルアップと行きましょう。」

 

ゴースト!執行!ジャスティスオーダー!

 

ゼインは透明になってラミリスの正面の地面に潜んで・・・

 

ゼイン「それドーン!!」

 

お化けの作り物だけを実体化させて飛び出させた!

 

ラミリス「いやぁああああ!!お化けぇえええ!!」

 

ラミリスはそのままビンタを作り物にかまして雑貨屋に向かって行ってしまった・・・

 

ゼイン「恐怖の力凄いですね・・・」

 

その後なんとか雑貨屋に向かって戻ってきたのだった・・・

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