冥府の王との決戦からしばらくたち季節は夏となっていた。
ラミリス「やっぱり暑いね~。」
ヒュウルミ「早いもんだよな。」
二人は飲み物を飲みながら言う。
正義「空もあるし忘れてますけどここって迷宮の中なんですよね。」
ハッコン(もっと暑くなったらアイスの販売も始めていいかもしれない・・・)
二人がそんなことを思っていると・・・
ミシェル「お二人とも!」
なんとミシェルがやってきた。
ミシェル「実はお二人にお願いがあってきました・・・」
正義「お願い?」
ミシェル「ハッコンさんは鉄の体でありながら優しく鉄壁の防御、蘇生もこなせる。正義さんは圧倒的な火力にオールラウンダーなアイテムを使いこなす知識・・・魔道具とか人間とか関係なくあなた達に惚れました!」
ハッコン・正義「え?」
ミシェル「お二人とも!どうか師匠と呼ばせてください!」
どうやらミシェルはハッコンと正義に人として惚れたようだ・・・
正義「また弟子が増えるんですか・・・」
正義はフォスたちを思い出してげんなりする。
ミシェル「おぉ!すでに師匠経験があったとは!」
ハッコン(コミュ障が勇気を出して言ってくれたんだ・・・ここは大人として。)「いらっしゃいませ。」
ハッコンは了承の返事を返す。
正義「別にいいですけどコミュ障は自分でもなんとかしようとしてくださいよ。」
ミシェル「もちろんです!ありがとうございます。ハッコン師匠!正義師匠!」
するとミシェルは二人に抱き着く。
正義「ちょ・・・!べたべたしすぎですよ。」
ラミリス「良かったね二人とも弟子ができて・・・」
ヒュウルミ「正義はもう弟子いるって言ってたけど別の世界にか?」
正義「えぇ、騒がしくやんちゃで、ミシェルとは大人レベルでは雲泥の差がある3人でしたね。」
ミシェル「つまり僕のことを大人と・・・!すぐに何か買ってきます!」
そういうとミシェルは近くの店の料理を正義に奢りハッコンの体を拭き始めた。
正義「あ~・・・こういうのいいですね・・・3人が弟子の頃は私が苦労掛けられっぱなしでしたから・・・」
ラミリス「ちょ!正義のことは別にいいけどハッコンの体を拭くのはうちだからね!」
ラミリスが先輩風を吹かせたり正義が師匠の特権を満喫していると・・・
クマ会長「丁度良かった。皆揃っているな。5人とも亡者の嘆き階層で会議があるから同行してくれ。」
そうして全員で亡者の嘆き階層に行くと各階層の協会の会長が集まっていた。
クマ会長「彼らと魔道具のハッコンは冥府の王と遭遇し生き残った者たちだ。」
始まりの階層の会長「それが金で未知のものを買えるものか・・・」
クマ会長「それだけでなく様々な能力を保有しており何度も助けられている。冥府の王は魔王軍の左腕将軍で間違いない。」
灼熱の会長「厄介だな・・・」
砂と熱さがある階層の会長が顔をしかめる。
正義「無表情でわかりませんがケリオイル団長も凄い闘気ですね・・・」
ハッコン「あぁ、すごい怒ってるな・・・」
ラミリス「あの・・・左腕将軍ってなんですか?」
クマ会長「このダンジョンの外、遥か北方に魔王の納める国がある。魔王は自らを頭に右腕、左腕、右脚、左脚という序列になっている。」
始まりの会長「つまりナンバー3ということになるんだ。」
ヒュウルミ「そんな幹部がなんであそこに・・・防衛都市や帝国を超えたとは考えにくいけどな・・」
クマ会長「我々の部下に手を出したのだ・・・!当然総力を挙げて叩き潰す!」
灼熱の会長「おぉ、珍しくやる気だな!舐められたままじゃ成り立たねぇ!うちもだすぜ。」
始まりの会長「私も力を貸そう!」
ケリオイル「団員をあんな目に遭わせてただじゃおかねぇ!」
ミシェル「私も参戦します!」
ラミリス「うちもやるよ!一発殴らないと気が済まない!」
正義「一発じゃありませんよ。ラミリス、十発は行きましょう。」
ヒュウルミ「正義もやっぱり過激だな・・・俺も借りは直接返してやる!」
クマ会長「皆で力を合わせて冥府の王を倒そうぞ!」
全員「おー!!」
そうして全員が雄たけびをあげるのだった・・・