巨大自販機になったハッコンは魔物の異変に気付く。
ハッコン(あれ?魔物たちの隊列が乱れた?もしかして何らかの操る術が解けたか!)
バスター「今がチャンスのようですね。一気に塞いじゃいましょう!」
ハッコン(あぁ、新たに取った機能、自動販売機設置据付用石板だ!)
これはアンカーを埋め込んで自販機を固定するためのコンクリート板だがそれをしないで詰み重ねることによって穴を素早く塞いでしまった!
ジャッ君と土豆の木!
バスターはフォームチェンジを行うことで土壁に加えて蔦による補強を行った!
クマ会長「邪魔はさせん!」
土魔導士「俺たちもいくぞ!」
ラミリス「おりゃぁあ!」
ギルドの土魔導士もコンクリート板を完璧に補修する!その間にもラミリスも木の杭のよる補強や大食い団やクマ会長による足止めが行われる。
バスター「作戦は順調ですがやっぱり統率が戻ったので厄介・・・やっぱり司令官を叩きたいですね。ハッコン、その広い視野で見つけられませんか?冥府の王みたいなローブ纏ってたりモンスターで囲まれてる人とか。」
ハッコン「そんな都合のいい見た目の奴・・・いた!!?」
ハッコンの視線の先に黒いローブを纏いモンスター複数に守られている人間の男がいた。
バスター「じゃあ早速捕獲しましょう!」
補強作業が一通り終わった二人はすぐに手下の元に向かい・・・
ハッコン「ふっ!」
激土乱読撃!ドコーン!
バスター「大断断・側面叩きバージョン!」
バゴーン!!
手下「ぐはぁああ!?」
ハッコンの落下の衝撃で魔物は吹き飛びバスターの一撃で手下は木にたたきつけられて動かなくなった。
バスター「さぁ、ハッコン尋問タイムです。結界を作動させてください。」
バスターはハッコンに結界を作動させて手下を閉じ込める。
バスター「さぁ、起きなさい。」
バコン!
手下「いてぇ!?」
激土で軽くたたかれて男は目を覚ます。
手下「お、お前たちは・・・この蒼い壁はなんだ!?」
バスター「まだ立場を自覚してないようですね。あなたは質問できる立場にないんですよ。さぁこれを飲みなさい。」
ハッコン「あれって・・・牛乳?」
手下「な、なにを・・・うぐうぅおおお!?」
そうしてバスターはハッコンから出した牛乳やコーヒーを男に流し込み始める。
手下「う、ぐおぉ・・・お腹が痛い・・・しかも小便もしたくなってきた・・・」
バスター「さぁ、魔物を操るのをやめて知ってることを洗いざらい吐きなさいじゃないとお前は大切な作戦で盛大に漏らした間抜けな指揮官として魔王軍の間で語り草になりますよ?」
手下「ひ、ひぃい!?」
ハッコン(えげつない・・・)
正義の恐ろしい尋問術に手下は魔物を操っていた指輪に操る術の解除を命じた。
バスター「なるほど・・・その指輪が魔物たちを洗脳していたわけですか。あとはクマ会長に任せましょうか。」
ハッコン「こ・ち・に」
ハッコンが呼ぶと・・・
ラミリス「二人とも―!!大丈夫ー!?」
ラミリスが真っ先に来たのだが・・・
ラミリス「・・・!!」
突然憎悪のこもった目をしたかと思うと・・・
ラミリス「うわぁあああああ!!」
なんと結界に向けて拳を放ってきた!
ハッコン「えぇええええ!?」
バスター「ど、どうしたんですか!?一回落ち着いてください!?」
バスターはすかさず蔦をだして木にラミリスを拘束するが・・・
ラミリス「これ解いて結界を消して二人とも!!じゃないとそいつは!そいつは!!」
バスター「うわぁあ!?木を引き抜いてきそうな勢いですよ!?」
あまりの勢いに二人は驚く。
ラミリス「そいつは!うちの村を襲った敵や!そいつが魔物を操って村を!!」
するとクマ会長が説得する。
クマ会長「ラミリス!どうか怒りを抑えてくれないか!我が集落を襲い住人を殺したものへの憎悪は理解できる!だからこそ耐えてくれ!他の階層の人も苦しみ賢明に足掻いている!同じ目に遭わせないために耐えてくれ・・・!」
ラミリス「・・・・ごめん、会長。壁の修復手伝うから解いてくれる?正義・・・」
バスター「・・・・」
バスターが拘束を解くとラミリスは落ち込んだ足取りで壁の方に向かっていった・・・
クマ会長「・・・二人とも尋問は任せてラミリスのところに言ってやってくれ。ここからは年長者の仕事だ。」
そうして二人は怒りに満ちたクマ会長の言葉通りにラミリスのところに向かった・・・
するとそこには瓦礫を静かに運ぶラミリスの姿がいた・・・
ラミリス「・・・・・」
正義「・・・・いや~さっきのクマ会長怖かったですよね。ハッコン。あれじゃ私が尋問するより早く漏らして情けない姿晒しそうですよねハッコン。」
ハッコン(確かにそうだけどデリケートゾーンだぞそこは!?)
少しデリカシーのない正義にハッコンが注意していると・・・
ラミリス「・・・・二人ともごめんね。うちはずっとおとんやおかん、村の皆の敵を討ちたかった。だから少しでも強くなろうと思ってハンターになったんよ。だからアイツをみたら何も考えられなくなって。ダメだよね・・・・うぅぅうう・・・・」
涙を流すラミリスに何も言えない二人だったが・・・
正義「貴方にはハッコンがいるじゃないですか。」
ラミリス「え?」
正義「Nobodys perfect 完璧な人間なんていない、誰だって支え合いながら生きている。人生というものはね。強い戦士っていうのは戦闘マシーンであってはいけない。人間臭さが必要なんですよ。もしそれが弱さだとしても、ハッコンや私、ハンターたちが喜びで塗り替える。ですよね。ハッコン。」
ハッコン「う・ん。」(そうだ、それが相棒としての役目だ!)
ハッコン「い・しょ・だ・さ・い・ご・ま・で。」
ラミリス「・・・ハッコン、それってもしかして求婚ってこと?」
正義・ハッコン「えええ!?」
突然のことにぎょっとなる二人。
正義(・・・はげますためにはこれしかないですね。)「あぁ~!確かに私は喜びで塗り替えるって言っただけですし。一緒にいるならハッコンが適任ですね!」
ハッコン(図ったなー!!)
ラミリス「で、でもお母さんが結婚したのは18だから同い年で結婚するのが理想だし・・・まだちょっと早いし・・・子供はヒュウルミに小さなハッコン作ってもらうのもいいな~!」
ラミリスは完全にメロメロモードになっていた・・・
ラミリス「やっぱりダンジョンを最後まで攻略して人間に戻してもらおうよ!今もカッコいいけど人間の姿も見てみたいなー!」
正義「そしたら18すぎるんじゃ・・・」
ハッコン(滅入ってるときに衝撃を与え過ぎた・・・そもそも自販機と人間の恋愛は可能なのか・・・いや俺も落ち着け!)
ラミリス「なーんて冗談だよ。おかげですっかり元気になった!」
ハッコン「からかわれてたのかー!!?」
そういうとラミリスは走って行ってしまった・・・
ハッコン「元気になってよかった・・・それにしても女性ってたくましいな・・・」
正義(いやあれは本気の顔でしたよ・・・)
数々の恋愛を見てきた正義は確信するのだった・・・