正義たちはそれから数日転送陣が復旧するのを待ち、ついにヒュウルミとシメライが転送陣を復旧させた。
ヒュウルミ「まだ完全じゃなくてダンジョン内だけだけどな。一か所で4人しか行けない。」
正義「それでも援軍に行くにはうってつけですよ。」
クマ会長「どこかは決めてある、始まりの階層だ。」
シメライ「始まりの階層は外に繋がっている唯一の階層じゃ。増援や避難もやりやすくなる。」
クマ会長「行く人材だが・・・まずはヒュウルミとしたい。」
ヒュウルミ「あぁ、こっちの転送陣と繋げられないしな。」
クマ会長「ラミリスとハッコン、正義だ。」
防衛能力と戦闘能力から選ばれた人選だった・・・
正義「ハッコンは魔道具だから除外として・・・あと一人はどうしますか?」
ミシェル「それなら私が。微力ではありますが。」
心強い援軍がついたと思ったが・・・
ミシェル「ハッコン師匠と少しは話せるラミリスさんや正義師匠がいなくなったら私はどうすればいいんですか・・・」
正義「まだ改善されてなかったんですか・・・」
ハッコン「むしろ色んな人と触れ合うことになった結果さらにひどくなってる・・・」
コミュ障な理由にため息をつく二人だった・・・
そうして4人は転送陣で送られると始まりの階層へと無事についた。
ミシェル「魔物ではなく人間の足跡がありますね。」
ヒュウルミ「転送陣が使えず引き返したか・・・」
そうして施設から出るとそこには柵と武装した人たちで守られていた。
ケリオイル「槍をガンガン突き出せ!ゆみも消費を気にするな!疲れたら交替だ!」
ケリオイルの指示の下防衛網が敷かれていた。
ミシェル「加勢します!咆哮撃!」
ミシェルの斬撃によって魔物たちは一気に消滅していく。
ケリオイル「流石だぜ、これで今日の攻撃もなんとかなりそうだ。」
ラミリス「団長ー!援軍に来たよ!」
ケリオイル「おぉー!助かるぜ!待ち望んでたぜ!お前ら1食料配給だー!」
ケリオイルは早速ハッコンから出した水と食料を配ってまわる。
正義「やっぱりすごい勢いですね・・・今日まで防げたのはケリオイル団長の指示のおかげって感じですね。」
ケリオイル「それでもギリギリだったぜ。最悪の考えも頭をよぎったぜ・・・」
ハッコン「だ・ん・ちょ・う・か・い・だ・ん。」
ケリオイル「あぁ、地上への階段か・・・って喋れるようになったのかよ!?」
ヒュウルミ「ハッコンの言う通り地上への階段はどうなってるんだ?」
ケリオイル「あぁ・・・大階段に繋がる扉がびくともしねぇんだ。仕方なくここでふんばるしかなかったんだ。」
すると突然お腹のなる轟音が響いた・・・
正義「この音ってまさか・・・」
シュイ「ハッコン~正義~!たべもの・・・」
ハッコン(うわー!!?)
正義「四捨五入したらゾンビな顔じゃないですか・・・」
げっそりとしたシュイが来たので愚者の奇行団と一息つくことにした・・・
フィルミナ「始まりの階層は経験の浅いものばかりで相手も数が多いので被害が大きくなっています。」
アカ「俺達がくるのが遅かったらやばかったかもな。」
シロ「そうだね。食料的にも限界だったから助かったよ。」
どうやら本当にギリギリだったようだ・・・
正義「シュイ、いきなり味のこいタコ焼きやスパゲッティを急いで食べたら胃もたれしますよ?はい、まずは脂肪の吸収を助ける黒ウーロン茶です。」
シュイ「ありがとうっす!あぐあぐ・・・」
フォクシー「しかしシュイと正義君はお似合いね。このまま孤児院を継がせるのもありかもね~」
シュイ「な、何言ってるっすか!?そもそも正義は子供苦手だから引き受けてくれないっすよ・・・」
ヒュウルミ「ほう~ってことは引き受けてくれたらまんざらでもないと・・・」
シュイ「ヒュウルミ~!!」
後から転送陣で来たフォクシーも加わり魔物を凄い勢いで蹴散らし団長は協会の会長に会うことにしたのだった・・・