ゼインの世界渡り   作:ikkun

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キコユのことと商売合戦

その日の夜キコユが寝た後正義たちは話しをする。

 

クマ会長「キコユのことをどう思う?」

 

ハッコン「よ・い・こ・だ・ね。」

 

正義「えぇ、なかなか強いですしね。」

 

クマ会長「あぁ。精神と見た目が一致しないほどにな・・・おそらく彼女は雪童だろう。」

 

その種族は成人になるまで見ためが六歳くらいで成長が止まるらしい・・・

 

正義「だからそんなに苦手意識がわかなかったわけですか・・・」

 

クマ会長「そんな雪童には特徴があってな・・・そのせいで絶滅の危機にあるのだ。」

 

ハッコン「そ・れ・は?」

 

クマ会長「雪童が成人になった日に首をはねると永遠に解けることのない氷の彫像となりはねられた首は呪詛を吐き続けて一帯は汚染されるという。じっさいに滅んだ国もあるらしい。」

 

正義「そりゃ狙う人がいてもおかしくないですね・・・」

 

クマ会長「そして氷の彫像は片割れをおくだけでどんな呪いも解くことができる解呪の像になるようだ。」

 

ハッコン(呪いを解ける!?それってケリオイル団長の子供も・・・)

 

クマ会長「あぁ、ケリオイルの子供も・・・だからこのことは我らの胸に秘めておく秘密だ。他言無用で頼む。」

 

正義「まぁ知ったとしてもボコボコにしてやりますよ。」

 

そうしてキコユを守ることを固めた正義たちは翌朝にはまた魔物を倒しながら迷路を進んでいく。

 

クマ会長「ふん!」

 

オーズ「はっ!」

 

クマ会長とオーズに変身した正義で対応可能な敵だったが魔物が落とした宝箱の中に・・・

 

オーズ「これが魔石ですか。この一つで足りますかね?」

 

クマ会長「ウーム・・・ヒュウルミがいないとわからんな・・・」

 

ハッコン(だよな・・・)

 

そうして一度戻ることとなったのだが・・・

 

キコユ「やっぱり駄目ですね・・・畑さんの欠片だけ通れなくて・・・」

 

ヒュウルミ「この結界は魔物の波長を感知してるからな・・・魔物を吸収して波長が染みついたからだな・・・ちょっと試してみるか!」

 

そういうとヒュウルミはハッコンにキコユと畑の塊に結界を展開して通ると・・・

 

キコユ「できました!」

 

ヒュウルミ「流石ハッコンの結界!よろしくなキコユ!ボタンにクロヤタもな。」

 

ヒュウルミとも挨拶を済ませた後転送陣について聞くと・・・

 

ヒュウルミ「魔石はまだ足りないが・・・転送陣の調整が終わったから次は俺も同行できるぜ。」

 

クマ会長「それは頼もしい。」

 

正義「魔石を取りまくって数年は稼働できるようにしたいですね。」

 

ヒュウルミ「魔物が絶滅しない程度にな・・・」

 

正義の行きすぎ発言を諫めながら一行はまた迷路へと足を踏み入れる。ヒュウルミによると溶岩人魔という魔物の魔石を狙った方がいいということになった。

 

正義「たしか階層主よりも危険なんでしたっけ・・・」

 

キコユ「ではクロヤタに溶岩人魔を探してきてもらいましょう。」

 

キコユは偵察としてクロヤタに頼んで夜飯を食べることとなったのだが・・・

 

ヒュウルミ「今日はどっちが出してくれるんだ?」

 

キコユ「昨日はハッコンさんでしたので私が!」

 

正義「いえいえ、成長させるには魔物とか水は必要なのでしょう?水は貴重ですからここはお金で出せるハッコンで行きましょう!」

 

ハッコン「そ、の・と・お・り。」

 

クマ会長「もう商売敵として見てるのか・・・」

 

正義「ヒュウルミは方針を練って頭を使ったのでお菓子も欲しいですよね?」

 

ヒュウルミ「お菓子だと!?」

 

ハッコン(クマ会長の好みも理解している!さぁ、この鮭のラインナップに耐えられるか!)

 

ハッコンも様々な種類の鮭のおにぎりをだすことで味方に引き込もうとする。

 

クマ会長「きょ、今日はハッコンたちの商品でいいのではないか?」

 

ヒュウルミ「そうだな・・・異論はないぜ。」

 

キコユ「二人ともずるいですよ!もう!」

 

正義「顧客のことを知っていた情報戦勝ちといって欲しいですね。」

 

ハッコン「またのご利用をお待ちしています。」

 

少し器の小さい勝利を掴んだ二人なのであった・・・

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