ラミリスは皆に説明を始める。
ラミリス「えっとね・・・うちと始まりの会長は運よく清流の湖階層に移動できたんだけど、階層割れは衝撃を与えればまた割れるかもしれないって言ってたのを思い出して、それでヒュウルミの高いところから落ちても大丈夫な魔道具と水を凍らせる魔道具があったから使っちゃった・・・すみません!」
正義「それで凍った湖を全力で殴って階層割れを起こした結果氷が落ちてきたと・・・」
流石に皆ため息をついてしまう皆であった・・・
ヒュウルミ「ラミリス・・・迷路階層に俺たちがいなかったらどうする気だったんだ?」
ラミリス「えっとね・・・なんとなくいる気がしたの。」
ハッコン(まさかの勘だった!?)
クマ会長「無事で何よりだがラミリスよ。皆お主が心配だからこそ怒っていることを理解しておいてほしい。」
ラミリス「心配かけてごめんね・・・」
ヒュウルミ「おう、無事にあえて嬉しいぜ。」
そうしてキコユのことも紹介した正義たちは早速取れた魔法石を転送陣に入れた。
ヒュウルミ「魔力の流れも正常だ。つながりもOKだ。」
ヒュウルミが点検しているとキコユがハッコンに話しかける。
キコユ「大きなお世話かもしれませんが私も通訳に参加しますよ?」
正義「え!?」
正義は自分の役割を奪われると思い焦る。
ハッコン「うーん・・・やっぱり自分の力で話したいかな。」
キコユ「そうですか。」
正義「ほっ・・・」
その間にクマ会長が転送陣に入りキコユも無事に転送陣で清流の湖階層に送られた。
ヒュウルミ「最後は俺達だけだな。」
ラミリス「うん。」
そうして正義たちは転送陣に入ったのだが・・・
正義「また赤くなりましたよ!?」
ヒュウルミ「どういうことだ!?おかしなところはなかったはずだ!」
ラミリス「嫌だ!もう離れ離れになりたくない!」
正義「そうだ!こういう時こそチートな結界ですよ!私たちを囲ってください!」
ハッコン「そうか!一か八かだが・・・!」
結界で包んで転移すると・・・
正義「また見知らぬ場所ですね・・・それに今度は全員いる・・・良かった。」
ヒュウルミ「そうだが・・・くそ!転送陣に問題はなかった!俺たち以外全員無事に飛べた!なのに!」
ラミリス「ヒュウルミ・・・転送されるときハッコンの頭から赤い光が出てたような・・・」
ヒュウルミ「なに!?」
ヒュウルミと正義が見てみると・・・
正義「やられた・・・あのとき触られてましたか・・・」
ヒュウルミ「あぁ、ハッコンに誤作動を起こす魔法を仕込んだのか・・・魔方陣が張り付いてる。」
ハッコン(あの時か!完璧にしてやられた・・・)
そうしてヒュウルミは魔方陣を消した。
ヒュウルミ「これで誤作動は起こらなくなったが魔力が溜まるまでここに滞在だな・・・」
そうして外に出てみるとあたり一面鬱蒼とした森だった・・・
ヒュウルミ「ここは闇の森林階層だな。」
正義「また奥深くまで来ましたね・・・」
ヒュウルミ「あぁ、植物系の魔物が多く生息する結構危険なところなんだ。」
そうして周りの木を見ると・・・
ラミリス「これって人みたいに見えるんだけど・・・」
そう木に人の顔が浮かんでいたのだ・・・
ヒュウルミ「ここには人を木にする魔物がいると聞いたことがある・・・抵抗力の低い女子供や老人がやばいらしい・・・」
直視しにくい光景を抜けると門までたどり着くと戦闘音が聞こえた。
シュイ「参人魔は任せるっす!」
シュイがニンジン型の魔物・・・参人魔を弓で討伐し・・・
へブイ「体液に害がある場合もあります!靴についた方は後で私に渡してください!」
へブイがいつも通りの発言と共にスイカ型や大根型の魔物を討伐していた。
ラミリス「ウチたちも加勢するよ!」
正義「私も行きますか。」
正義はクウガのゼインカードをだすとそれはアークルへと変わった。
正義「変身。」
正義がアークルを起動するとアークル音が響き渡り赤い装甲を纏った姿・・・仮面ライダークウガ マイティフォームへと変わった。
ラミリス「はぁ!」
クウガ「ふっ・・・はあ!」
ラミリスは拳、クウガも回転蹴りで魔物を倒して合流する。
シュイ「ハッコンー!!待ってたよー!」
ハッコン(シュイー!落ち着いて!!)
ハッコンを揺らすシュイを止めながらひと段落した後食事をとった。
シュイ「あむあむあむ・・・美味しいっすー!!」
ハンター「ほんと!久しぶりの肉よ!」
へブイ「ここは自然豊かなで畑も多く、野菜だけはあったのですが肉類が乏しくこのありさまです・・・」
正義「まさにベジタリアンの生活になるところでしたね。」
ハッコン(そりゃこんなにむさぼり食うわけだ・・・)
ヒュウルミ「ミシェルはいないのか?」
へブイ「えぇ、ここに飛ばされたのは私とシュイだけです。」
正義「そうですか・・・ミシェル、孤独死してないといいですが。」
ハッコン「た・し・か・に。」
そう、見知らぬ人しかいない状況でミシェルなら寂しさで死んでもおかしくないと密かに考える二人なのであった・・・
ラミリス「それにしても魔物の襲撃があったにしては家が壊れてないよね。」
へブイ「この階層の魔物は植物を傷つけることを極端に嫌います。切り倒された木だとしても。」
ラミリス「それじゃあ家を建てる時も・・・」
へブイ「そうですね。ここでは木を一本切るのも一苦労です。」
ヒュウルミ「集落にあった木はやっぱり人間なのか?」
へブイ「えぇ、以前階層主が襲撃してきた際花粉を吸いこんだものが・・・火を使って追い払ったらしいですよ。ここでは脅しにしか使えませんが。」
正義「火気厳禁ってことですか・・・」
へブイ「えぇ、火を使えばたやすく倒せますがこの階層の木は燃えやすいですからね。」
ラミリス「木になった人は戻らないの?」
へブイ「階層主を倒せば戻るそうですよ。」
正義「じゃあ早速倒しましょうか。どこにいるんですか?」
へブイ「見つけるだけならたやすいですよ・・・あれですから。」
へブイが指さしたのはひと際大きい大樹と呼ぶにふさわしい木だった・・・
全員「えぇえええ!?」
そう余りにデカすぎる木が階層主だったのだ・・・