クマ会長の作戦の通り翌日から正義とハッコン、キコユは集落の人間全員に食事を配ることになった。
キコユ「それでは相談した通り、ハッコンさんの商品を私が手渡ししますね。」
ハッコン(わかった。)
正義「そういうことですか・・・」
正義は商品をキコユの元に運び、キコユは商品を客に渡すどさくさに紛れて手を振れることで心を読み取って集落の中に内通者がいるか知るという作戦だ。
正義(ケリオイル団長にも部下が近づいた件から考えてもなるべく集落に溶け込んでスカウトもできる人間を選んでるはずですからね。)
するととあるお客にキコユが反応した。キコユはハッコンに足をつけて合図をする。
ハッコン(よし!顔を録画したぞ!)
そうして全員に渡し終えた後証拠の画像を皆の前で映した。
キコユ「この人が冥府の王の部下です。」
闇の会長「あー!!こいつはうちのハンターですわ!前からこの階層で頑張ってる若者で将来に期待してたんやけどなー!まさか冥府の王の手のものやったなんて!」
クマ会長「前から忍ばせていたか勧誘されたかはわからんがどうするべきか・・・」
正義「こういうときはへブイの出番じゃないですか?幻覚で冥府の王になって色々聞き出してくださいよ。」
へブイ「あぁ、なるほど。構いませんよ、幻覚と幻聴を使えば聞き出せますよ。」
闇の会長「ほんなら捕まえる役目は任せてもろうてええかな?不祥事の落とし前はしっかりとるで。」
闇の会長は表情はわからないが怒った声色で闇へととけて捕縛しにいった。
そうして数分後には協会の地下で落ち合えることとなった・・・
闇の会長「ほな出しまっせ・・・おえええ!」
なんと闇の会長は口の中から部下を吐き出したのだ・・・
正義「体内で捕縛してたのはいいですが・・・出し方汚すぎでしょ!」
ヒュウルミ「そうだな・・・」
へブイ「ですが聞き出せるなら問題ありません。触覚と痛覚を消して夢だと思わせましょう。視覚も変更して冥府の王に見えるようにしましょう。聴覚はあるので声は控えてくださいね・・・」
キコユ「触覚が消えているなら触っても問題なさそうですね。」
ハッコン(最強の尋問コンビだな・・・)
二人の怖さに戦慄しつつも尋問は始まった・・・
へブイ「今、お前の夢に語り掛けている・・・我から依頼されたときの状況と内容を確認しろ。」
部下「はい・・・2か月ほど前、人間の姿で私の前に現れいうことを聞けばギャンブルで作った借金を全て返済して金をくれると言われました・・・」
へブイ「提案の内容は?」
部下「ハンターとして防衛を手伝いながら指輪で攻める命令をしろと。」
へブイ「思い出せることはそれだけか?」
部下「二週間くらい前・・・あらたに雇われた愚者の奇行団の団長たちと会いました・・・人を探しているようでしたがいないとわかると帰りました・・・」
どうやらケリオイルたちも残りの団員確保のために動いているようだ・・・
へブイ「では最後に一つ。そのくつを脱いでくれないか・・・」
ハッコン(おいー!冥府の王の姿で何言ってんだ!!)
部下「靴ですか・・・思ったように体が動かなくて・・・」
正義(そりゃ触覚消えてますしね・・・)
へブイ「では脱がせて差し上げましょう・・・」
正義「ダメに決まってるでしょ!」
正義はエビルウィップでへブイを捕縛する!すると術が解けると同時に闇の会長が前に出る。
部下「会長・・・」
闇の会長「お前さんはギャンブルで危なっかしいところはあった・・・けどワイは信じてたんやで・・・前に金貸した時に二度とギャンブルはしないって言葉を・・・ほんまに信じてたんやでー!」
闇の会長の人情味あふれる言葉が地下室に響くのだった・・・