ゼインの世界渡り   作:ikkun

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キコユとの別れ

雪合戦が終わった後町の前に戻ってきた正義たちは住人たちにアイスを売っていた。

 

ラミリス「ん~美味しいね!」

 

ヒュウルミ「ここは暑いからことさら美味しく感じるな。」

 

正義「こっちはアイスの需要で嬉しい限りですね・・・」

 

ハッコン「確かに笑顔を見て商売するのは楽しいなぁ・・・」

 

そう思っていると・・・

 

シュイ「でも凍った果実も良かったっすね。」

 

シュイが言っているのはキコユが販売している冷凍の果物のことだった・・・

 

正義「くっ・・・氷の力が成長したキコユはまさにこの階層の商売では売り上げを上昇させますか・・・」

 

ハッコン「流石は我がライバル・・・」

 

シュイ「メチャクチャ美味しかったっすよ!」

 

ラミリス「ウチも食べてみようかな?」

 

ラミリスにまで言われた二人は・・・

 

正義「ふふふ・・・こうなったら奥の手を出しますか。」

 

ハッコン「そうだな。秘策を出すか!」

 

そこからキコユと二人の商売合戦が加速する。

 

キコユ「今日は桃でーす!小さく切ってあるのでどうぞ。」

 

住人「美味しいぜー!」

 

正義「甘いですね・・・こっちは特別サービスで冷風をプレゼントです。」

 

タイヤコウカ―ン!ロードウィンター!

 

ぴゅうぅうう・・・

 

住人「涼しい~・・・」

 

正義はドライブロードウィンターの力で冷風を送ってから揚げなどの暑い系の商品の需要も増やす。

 

ハッコン「さらに俺が頼み込んでおいたこれだ!」

 

ラミリス「いらっしゃいませー!」

 

ミシェル「新商品販売してまーす。」

 

ラミリスとミシェルがブレザーとスーツ姿の接客でさらに客数を増やしていく。

 

さらに別の日、キコユは大食い団に接客を頼んで客足を伸ばす・・・

 

正義「もう妨害工作で炎系で仕込みの果物の氷を解かすか・・・」

 

ハッコン「まだ早い早い!奥の手があるから!」

 

ハッコンもさらに援軍としてシュイやヒュウルミを呼び込む。

 

ヒュウルミ「ライダー系のアイテム研究させてくれるんだよな?」

 

シュイ「商品安くしてくれるって本当っすか?」

 

怒涛の売り上げ合戦の結果は・・・

 

正義「結局売り上げシュイと大食い団に食いつくされた。」

 

ハッコン「先走り過ぎた・・・」

 

キコユ「ですね・・・」

 

シュイ・大食い団「ごちそうさまでしたー!」

 

このことから得た教訓は互いに張り合ってもろくな結果は得られないということだった・・・

そんな醜い商売合戦から数日後。皆は灼熱の砂階層から戻ることとなった。

 

灼熱の砂の会長「ありがとうな、世話をかけて。」

 

会長の言葉と共に清流の湖の階層に戻ってきた。

 

ー数日後ー

 

ハッコン「やっぱりいつもの販売場所が落ち着くねー・・・」

 

正義「ここまでのドタバタが嘘のようです・・・」

 

お客に飲み物を売りながら二人はもう秋かと思う・・・

 

正義「もう一年ですか・・・別れの季節でもありますね・・・」

 

ハッコン「あっという間だし皆あれ以来忙しいのか顔出さないしね・・」

 

秋の季節のせいか少しセンチメンタルになっていると・・・

 

ラミリス「ハッコーン!正義ー!」

 

するとラミリスが夜に駆けつけてくれた。

 

ラミリス「最近忙しかったからさ。お話したいんだけどいい?」

 

正義「まぁ、丁度寂しかったですしいいですよ。」

 

ハッコン「断れる男なんていないよ・・・」

 

そうして二人はラミリスのテントに行くと・・・

 

全員「ハッコン!正義!誕生日おめでとう!」

 

なんと全員がテントの中でサプライズをしてくれたのだ!

 

正義「あー・・・そういえば誕生日とか言ってなかったですね・・・ここ四季とか曖昧ですし。」

 

ハッコン「でも嬉しいよ・・・ありがとう。」

 

二人とも照れくさそうに笑う。

 

ラミリス「それにキコユの誕生日会でもあるしね!」

 

キコユ「私のですか!?」

 

ヒュウルミ「あぁ、少し遅れちまったがな。にぎやかでいいだろ?」

 

クマ会長「3人にはいつも世話になっているからな。」

 

始まりの会長「あぁ、おかげで階層の危機を免れたからな。」

 

迷路の会長「活躍を評してのこの証明書を。」

 

闇の会長「ものすっごいものやからな!」

 

3人は他にも様々なプレゼントをもらう・・・

 

シャーリー「私はお酌とブレスレットくらいしか・・・」

 

正義「いやーもう最高ですよ!ハッコン!シャーリーさんにビール追加で!」

 

シュイ「もう!正義飲みすぎっすよ!」

 

ヒュウルミ「俺のプレゼントの持ち運びアイテムも伸縮性が自在でな・・・」

 

ラミリス「ヒュウルミ絡み酒・・・ハッコン、うちの料理綺麗?」

 

ハッコン「ありがとう!」

 

正義「じゃあシャーリーさん、あーんしてください!」

 

シュイ「調子に乗るなっすー!」

 

正義「なんで撃ってくるんですかー!?」

 

キコユ「鈍感すぎます・・・」

 

まぁ皆酒が入ったせいで収集がつかなくなったのだった・・・

 

正義「いや~楽しかった楽しかった・・・」

 

ハッコン「正義飲みすぎだぞ・・・」

 

正義は強い酒の飲みすぎでベロンベロンになっていた。みんなが寝静まったころにキコユに話しかけられる。

 

キコユ「二人ともお話いいですか?」

 

正義「ばっちりですよ!何でも力を貸しますよ~!」

 

ハッコン「正義ハイテンションすぎる・・・」

 

キコユ「実は・・・私たちはダンジョンを去ろうと思ってます。異変が終わってないのに申し訳ないですが・・・成人になって畑さんの声が欠片から聞こえるようになったんです。本体のある場所にいけば復活できると。そのための道は欠片が開いてくれるそうです。」

 

正義「冥府の王のせいでれられないはずでは?」

 

キコユ「ヒュウルミさんの話では転送陣に膨大な魔力を注げば一時的に外に繋がるかもしれないと・・・博打が強くても行きたいのです。」

 

ハッコン「俺達がとがめることはできないよ。」

 

正義「まぁ冥府の王もあの馬鹿団長たちも私たちでボコボコにしますからノープロブレムですよ!」

 

キコユ「ふふふ・・・団長さんたちにはほどほどにしてあげてくださいね。」

 

正義「よーし!じゃあ今日はキコユのお別れ会もかねて3人で二次会しますよ!ほらキコユものめのめー!!」

 

キコユ「え!?ちょあぼぼ・・・・」

 

正義はキコユに日本酒の瓶を口に突っ込む!

 

ハッコン「まさかの大正のアルハラ!?正義酒強いのに酔っぱらったら厄介すぎるだろー!!」

 

そうして二次会はカオスな終幕を迎えることとなるのだった・・・

 

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