ゼインの世界渡り   作:ikkun

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敵地で販売

正義たちは絶海の孤島の島へと転送されてしまった・・・

 

正義「捕虜を確保したつもりがこちらがなってしまうとは・・・」

 

ハッコン「ぬかった・・・二度目の誘拐だ。」

 

ケリオイル「強引に連れてきて悪かったな。ハッコンに正義。」

 

ピティ「あの・・・ここは・・・」

 

ケリオイル「ここは冥府の王が拠点としているとある階層だ。」

 

正義「ってことは冥府の王も来る可能性があるってことですか。」

 

ケリオイル「そういうことだ。俺達は最終階層を攻略しようとしていたが食料や物資が問題でな。やっぱりお前さんたちの力が必要になったのさ。ピティと見せかけてお前たち。騙されただろ。」

 

ピティ「おまけ・・・」

 

ケリオイル「最終階層の攻略手伝ってくれ。頼む!」

 

ハッコン「ざんねん。」

 

正義「というわけです。流石に今までの顧客の信頼を手放すわけにはいきませんので。」

 

ケリオイル「しょうがないか・・・ピティはどうだ?」

 

ピティ「へブイたちの手伝いをするって約束した・・・」

 

ケリオイル「あの人を自分のものにできるとしてもか?」

 

しかし・・・

 

ピティ「だめ。そんな力に頼ったらだめ。彼の気持ちは自分の力で・・・」

 

正義「一本芯の通ったヤンデレ・・・」

 

ハッコン(でもよく行ったぞピティ!)

 

ケリオイル「ほんと頑固だな・・・仲間にならない限り出さないけどな。」

 

アカ「そーだそーだ!大人しくから揚げを食わせろー!」

 

シロ「あとあのコーラだ!」

 

正義「やれやれ・・・敵対者ってわかってますか?ハッコン、あれで。」

 

ハッコン「いらっしゃいませ。」

 

ハッコンはいつもの十倍の値段の商品を提供した。

 

アカ「たっか!?」

 

シロ「ぼったくりすぎ!!」

 

正義「何言ってるんですか。ここじゃいつ金貨が補充できるかわからないうえハッコンは金貨をエネルギーにしているんですから適正価格です。それでも物足りないなら・・・」

 

正義はデッドプール作の黒焦げのチミチャンガを出した。

 

正義「その名もチミチャンガ、とある料理人が作った一品です。食べてみますか?」

 

フィルミナ「いや黒焦げじゃないですか・・・」

 

ケリオイル「ほぼ墨・・・」

 

そんな風にぼったくりつつ正義たちの監禁生活が始まった・・・

 

ピティ「トイレもないなんて・・・」

 

正義「しばらくはハッコンの簡易トイレで大丈夫でしょうけど・・・脱出方法。あのツンツン雪女をどうにかしないといけませんね。」

 

ピティ「確かに・・・あの人逃げ出したら怖いし団長たちより立場も上・・・」

 

ハッコン「確かにな・・・まぁこういうときは音楽で楽にしながら寝て頭をリフレッシュさせて考えよう。」

 

そうしてハッコンは音楽自販機となって一晩を明かした。

 

ケリオイル「お前たち起きてるか・・・ってなんだこりゃ!」

 

ピティ「快適です・・・・」

 

正義「私とハッコンでセッティングしたピティ専用の牢獄ですよ。ピティは巻き込まれただけですので私たちは彼女を守らないといけません。彼女の生活水準を上げるのは当然の義務です。」

 

ケリオイル団長が驚くのも無理はない。牢屋内は華で飾りつけさせられ寝間着には着物、バルーンアートで飾りつけされており色鮮やかとなっていた。

 

ケリオイル「お前さん達立場わかってるのか・・・?」

 

正義「わかってますよ。だから食料出すから金貨数百枚出してください。」

 

ケリオイル「損失補うところは流石だなぁ!?真面目に考えてくれよ。スルリムと冥府の王はそうはいかねーぞ。長くて一週間だからな。」

 

そういうとケリオイルは行ってしまった・・・

 

ピティ「一週間以内に逃げろって言ってるみたい。」

 

ハッコン「うん。」

 

正義「相変わらず分かりにくいんですよ団長は・・・」

 

3人は隠れたやさしさにほほ笑む。

 

アカ「なぁなぁ、食べ物出してくれよ!」

 

シロ「金ねぇんだから!」

 

正義「っていうか私たちいない間どうしてたんですか。冥府の王からの配給もあったでしょうに・・・」

 

シロ「冥府の王アンデットだからって食料自給自足しろっていうんだぜ!?」

 

アカ「しかもあのツンツン雪精人もなんも言わねーし!食事気まずくてしゃーねーんだよー!」

 

酒を飲ますと二人は見事に出来上がった・・・

 

正義「絡み酒と泣き上戸・・・それで砦の見張りは皆さんの他に凄い人とかいるんですか?」

 

シロ「聞いて驚け!五指将軍のいばりくさってるんだ!小指と親指、人差し指いなくなってざまぁって感じだけどな!」

 

ピティ「何か知ってる?」

 

正義「小指は森林階層で捕らえました。薬指がスルリムで残りの親指と人差し指がいないってなると・・・」

 

ハッコン「中指がいるってことだな・・・魔物は?」

 

シロ「多いぞ!下っ端は骨だけで100だな。コート来た人間っぽいのもいるけど全然反応ないんだぜ!」

 

そうして二人は寝落ちしてしまった・・・

 

ピティ「扉あきっぱ・・・」

 

フィルミナ「何してるのよ。この子たちは!」

 

ばしゃ!

 

アカ・シロ「つめたぁ!」

 

フィルミナ「後で説教です。ハッコンさんと正義さんはスルリムさんからお話があるそうです。」

 

正義「いいですけど・・・ハッコン運ぶの手伝ってくれますか。」

 

アカ・シロ「え?」

 

ハッコンはキャスターを出すとアカとシロに押してもらう。

 

アカ「うぐ・・・!深酒したあとにこれはきちぃ・・・!」

 

シロ「初めてラミリスの偉大さがわかったぜ。」

 

正義「いやー残念だなーポイントあれば段ボールになれるけどあれ消費すごうからなー・・・・」

 

アカ「くそ・・・白々しく・・・!」

 

シロ「それ狙いで高めの酒ばっか出したんだろ!?」

 

ハッコン「なんのこと。」

 

二人はすっとぼけながら押させた。

 

正義「お待たせしましたー・・・遅かったのは紅白双子の力がないからです。」

 

シロ「う、うらぎったなー!」

 

アカ「お前たちが形態変化渋ったからなのに・・・」

 

スルリム「そう、二人以外は下がりなさい。」

 

そういうと3人きりとなる。

 

スルリム「意思のある魔道具に強力な魔道具を使いこなすもの・・・人間以外は敵視していませんし冥府の王の戦力が増強されるなら喜ばしいこと。敵対するなら容赦しませんよ。」

 

正義「風呂上がりに随分と余裕ですね。団長の子供といないと団長たちに反逆されてもおかしくないっていうのに。」

 

スルリム「あぁ、それは・・・」

 

「お姉ちゃん。どこにいるの。」

 

スルリム「あぁ、ちゃんと拭かないと風邪ひくわよ。」

 

灰色の髪をした少年が駆け寄ってきた。

 

正義・ハッコン(お姉ちゃん!?)

 

二人はまさかの呼び方にめちゃくちゃ驚く。人間毛嫌いするあの雪精人がそんな呼び方を容認するのが意外すぎたのだ。

 

スルリム「あのときはごめんね、あんな暑苦しい奴と戦って。怖かったでしょ?」

 

「ううん。全然。怖がってるふりはあれでよかったかな?」

 

正義「あのお風呂場で離れても大丈夫だったのを考えると・・・どうやら呪いが解呪される距離というのは生活に支障のでない距離でも大丈夫なようですね・・・」

 

スルリム「まぁね。でもあんまりはなれちゃ押さえられないからあまりはなれちゃダメよハイ。」

 

ハイ「うん、気を付けるね。」

 

ハッコン(どうみてもあの子にだけ態度違うな・・・)

 

正義(まさかこいつ・・・)

 

異世界で数多の変態を見てきた正義の勘が警鐘を鳴らす。

 

ハイ「あ、あれが意思を持つ魔道具なの!?」

 

スルリム「そうよ~起動して。」

 

そうしてハッコンは起動させる。

 

正義「えっと、お金とかってありますか?」

 

ハイ「どうしよう・・・」

 

スルリム「はい、これを使っていいわよ。」

 

袋一杯の効果を手渡していた・・・

 

ハッコン・正義(どんだけ甘いんだよ・・・)

 

商品を選んでいるハイは確かにほほえましいが・・・

 

正義(スルリムの表情はもはや子を見る母親の目とかのレベルじゃない・・・完全に恋してる目だ。)

 

ハッコン(恋というには若干いけない変態さをはらんだ目だ・・・!)

 

ハイ「お姉ちゃんは何が好き?」

 

スルリム「私は~なんでもいいかな。好きなものは他にあるし。」

 

ハッコン・正義(早く逃げろ!ハイ君!!)

 

危険すぎるショタコンからハイを遠ざけようかと頭をフル回転させる二人。

 

ハッコン(でも雪精人って成人になるまで子供の姿だしそう考えるとショタも恋愛対象になるのも自然なのか・・・?)

 

正義(だとしても永い眠りから目覚めてそのうえショタコンに狙われるなんてあまりに不憫すぎじゃないですか!今からでもキコユ探して4人で脱出が建設的な気すらしますよ!)

 

ハッコン・正義(助けてくれラミリス・・・!)

 

ここにはいないラミリスに全力で助けを求めるのだった・・・

 

スルリム「ふわ・・・・ごめんなさい瞬間移動で体力を使っちゃたわ。少し眠るわ。」

 

ハイ「もう少し買い物しててもいい・・・?」

 

スルリム「え、えぇ!甘いもの食べたり飲んだら歯を磨くのよ。」

 

ハイ「はーい!」

 

いい返事のあとスルリムは行ってしまった・・・・

 

ハイ「・・・お二人とも、お話があります。」

 

正義「あぁ、やっぱりそこは精神年齢が上なんですね。」

 

ハイ「まぁ、見た目はこんなんですけどアカもシロも生まれてましたし。」

 

ハッコン「そうだったのか・・・」

 

ハイ「スルリムさんの前では子供らしさを演出していました。僕のせいで皆が苦しんでるのはわかっています。死ねば解決なんでしょうが・・・それは家族の今までの行為を踏みにじる行為です。」

 

ハッコン「だよな・・・」

 

ハイ「今はスルリムさんから内部情報を探っている最中です。呪いに関しても騙していて申し訳ないですが弟たちは口が軽いので。貴方たちの能力は理解しています。拒み続ければ利用されるか戦闘になって甚大な被害になるかのどちらかでしょう・・・逃げる手段があるならお手伝いをします!」

 

そうして内部の協力者を得たハッコンたちであった・・・

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