ゼインの世界渡り   作:ikkun

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灰廻の親

セレブレティとのごたごたがあった数日後、正義と真は灰廻の家で一人の女性と会っていた・・・

 

真「航一くんとお付き合いさせていただいてます。塚内真といいます。」

 

正義「航一くんとは趣味や勉強で切磋琢磨し合っております。善井正義といいます。今日はよろしくお願いします。」

 

その女性の名前は灰廻掌子、灰廻の母親である。

 

灰廻「すみません・・・変なこと頼んで・・・」

 

正義「今夜奢ってくれると言われたので引き受けないわけにはいきません。」

 

真「高くつくわよ~。」

 

そうして正義たちは話し始める。

 

掌子「あらあら・・・こんな素敵なお嬢さんにお坊ちゃんが・・・航一!」

 

掌子は個性と思われる遠隔からの平手で灰廻を叩いた・・・

 

掌子「またお前はつまらん見栄張ってこの2人がお前を相手にするわけないでしょ!!」

 

正義(やっぱり速攻でバレましたね…)「で、でも趣味とかで仲いいのは本当ですよ。真さんもレポート手伝ってもらってるので知り合いですし。」

 

掌子「そうなのね・・・でもあなた達だけと仲いいってだけで他はボッチなんじゃないかしら?」

 

灰廻「鋭い・・・」

 

真「お母さん、航一君の勉強は私が見てますから。それに先々本当にお付き合いする可能性もあるわけですし。」

 

掌子「物言いがはっきりしてるところはいいわね・・・ホントに来ない?」

 

正義「中々パワフルなお母さんですね。うちに母親もほんわかしてますけどこういう感じなので親近感湧きます。少々お待ちください、今とっておきの茶葉と手作りクッキーを用意しますので。」

 

掌子「あらあら!料理系男子!うちの子はてんでダメでね~!仲良くしてくれて嬉しいわ!」

 

二人が掌子と好感度を獲得していると・・・

 

ポップ「あの・・・こ、こんにちは・・・」

 

なんとポップもオシャレして訪ねてきたのだ・・・

 

灰廻「あれ?どうしたの?」

 

正義「あぁ、こちらの女の子は私と同じく趣味で仲良くなった子でして名前は・・・」

 

ポップ「羽根山数歩っていいます!」

 

灰廻「そうそう、それで近所ってわかってよく遊びに来てくれるんだ。」

 

掌子「へぇ~・・・それでその趣味って?」

 

正義のフォローもあり自然な受け答えになった。正義たちが趣味について答えようとすると・・・

 

ナックルダスター「おぉ、なんだ来客か。」

 

マスクを取った姿のダスターが来た・・・

 

灰廻(まさかのジャケット!?)

 

ポップ(ちゃんとしてれば結構なイケおじ?)

 

正義(普段が普段だけにギャップが凄い・・・)

 

まさかのファッションに3人は驚く。

 

真・掌子「いい男・・・」

 

灰廻「師匠・・・結構いい服着てますね。」

 

ナックルダスター「あぁ、出先から直接来たんでな。ところでそこの二人は?」

 

灰廻「あぁ、実家の母と大学の先輩です。」

 

正義「今、ウィジランテ活動を趣味として説明しようとしてたんですけどなんかいい感じに纏められませんか?」

 

正義がダスターに小声で説明すると・・・

 

ナックルダスター「任せろ。」

 

そう答えて掌子に名刺を渡す。

 

ナックルダスター「初めまして。黒岩といいます。」

 

掌子「あらこれはご丁寧に。」

 

3人(名刺持ってるんだ・・・)

 

パソコン作業とかに縁のなさそうなダスターが自作したのかと思うと3人とも変な感覚に襲われる。

 

真「私もいただけますか・・・NPO法人の代表ですか。どういった活動を?」

 

ナックルダスター「この東鳴羽田界隈のように自治体や町内会の働きが行き届きにくい地域のサポート、具体的には航一君たちのようなボランティアの協力を得て路上の清掃や防犯の夜回りを行っています。」

 

灰廻(すごい・・・なんかもっともらしいこと言ってる。)

 

正義(夜回りはホントですし言葉を変えてますけど真実もありますしね。)

 

ポップ(ほぼ嘘だけどね・・・)

 

ダスターの嘘に逆に感心する3人・・・

 

掌子「なるほど、それが趣味ねぇ。うちの子は昔からそういうのが好きで頼まれもしないのにゴミを拾ったり。」

 

ナックルダスター「大変熱心で助かります。それで普段の待ち合わせにもこの家を使わせてもらってます。」

 

正義「はい、ここは目立ちますし立地もコンビニなどが近いですし重宝しています。」

 

ナックルダスター「そこの屋上で護身術の指導も行っているんです。」

 

真「あぁ、それで師匠って!見るからに強そうですね!なにか特殊な仕事でも?ヒーローとか?」

 

真はポリグラフを使うが・・・

 

掌子「ダメよ、ヒーローなんて。人間普通が一番。ヒーローなんて他人に振り回されて自分の人生がおろそかになるに決まってるんだから。」

 

掌子の発言で邪魔されてしまった・・・

 

掌子「ウチの航一も形から入って喧嘩に首突っ込んだり助けようとして自分が危ない目に遭ったり…受験で東京行ったと思ったら受験にも川にも落ちて・・・ホントこの子は危なっかしいというか頼りないというか・・・」

 

ポップ「そ、そんなことない!それは・・」

 

掌子「言いたいことははっきりと!!」

 

ポップ「あわあああ・・・!」

 

ポップはその時のこと言えないまま去ってしまった・・・

 

正義「ありゃポップの天敵ですね・・・」

 

灰廻「うん・・・」

 

取りあえず気分転換に浅草を旅行することになった一同であった・・・・

 

 

 

 

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