ゼインの世界渡り   作:ikkun

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合コンの誘い

高速敵との戦闘が終わった数日後、正義と灰廻はイベントで知り合ったマッドハッターのメンバーに呼び出された。

 

灰廻「合コン?」

 

メンバー「そうなんだよー!数合わせでお願いできないか!」

 

メンバー「リーダーがあのダンス部の部長とラブラブだろ?だから俺たちも恋したくてよ。」

 

正義「それは別に構いませんが・・・暇ですし。でも航一にはポップが・・・」

 

灰廻「行きたい行きたい!お願いしまーす!」

 

正義「・・・・」

 

相変わらずポップの気持ちをまるでわかってない灰廻に正義はため息をつきながら合コン会場の居酒屋に行き注文を取って合コンが開始となったわけだが・・・

 

香「皆~飲んでるー!?私はー飲んでるー!」

 

全員「おー!」

 

香(かおり)と名乗る女性が場を盛り上げてくれたおかげで皆会話がすすんでいた。

 

正義「ん・・・?数葉さんでしたっけ?なんか友人と顔立ちが似てるんですが・・・」

 

数葉「え!?あー・・・気のせいじゃないですか?」

 

実は数葉はポップの偽名でポップは灰廻から合コンの情報を聞いておりそのとき丁度飲み会でトリガーを盛られるという事件の調査をしていたミッドナイト・・・香とであって一緒に調査することとなったのだ。

 

正義「しっかし皆さん美人ばっかりですね。感じの人も明るくていい人ですし。」

 

凛「え!?まじで!ちなみに付き合ってる人とかは・・・」

 

正義「すみません、思ってる人はいて・・・今回は数合わせみたいなもんなんですよね。でもこんなに顔広くて日程合わせるスケジュール管理も凄いと思いますよ。尊敬してますよ。」

 

凛「ぽっ・・・」

 

ひな「・・・!」

 

なんと思い人いるといったにもかかわらず凛が惚れてしまう・・・するとついてきたという大人しめの子、ひなの顔がなんだか怖くなる。

 

女性「よく見たら航一くんも可愛い顔してるじゃん!」

 

灰廻「そ、そうですか?頼りないとはよくいわれますが・・・」

 

ポップ「!?」

 

そうして一波乱の合コンが幕を開けた・・・

 

凛「身内じゃ社交的っていうか・・・人気者のお祭り女で通ってるんだけどさ・・・ホントは人望とかなくて・・・ただの便利屋扱いなんだよね・・・」

 

正義「なるほど・・・それは一度ありがたみをガツンと思い知らせるべきですね。」

 

凛「そーだよねそーだよね!こうなったら次からばっくれようかなー・・・」

 

女性「へー!航一君ってボランティアとかパトロールとかやってるんだ!顔に似合わず勇敢なんだね!」

 

灰廻「照れますね・・・親にはおせっかいとか言われてるんですけど・・・」

 

数葉「で、でも手伝ってくれる子の存在も大きいんじゃない?大変だけどその子のおかげで助かってる~みたいな!」

 

香「いいのよー思いのたけをぶちまけなさい!駄々洩れるあれやこれやを。それこそが青春なのだから!」

 

正義「いや、やめてほしいんですが・・・」

 

話を聞かない女性陣に振り回される正義だったが・・・

 

ひな「ただいまー!ひなちゃんです!」

 

なんとさっきまで暗かったひなが明るい感じになっていた・・・

 

灰廻「なんかさっきと感じ変わった?」

 

ひな「暑いから一枚脱いできちゃった。」

 

凛「この子たまにはっちゃけだすのよ・・・」

 

ひな「そうそう、私エンジンかかるの遅くってー・・・でもぐいぐいいくからね!」

 

メンバー「また正義たちの方にいったぞ・・・」

 

メンバー「迷惑そうにしてるのが腹立つ・・・」

 

正義(じっさい迷惑ですし・・・)

 

すると丁度よく店員がやってきた。

 

店員「お待たせしましたー。」

 

ひな「そこに置いちゃってくださーい!」

 

そういうとひなが体で隠しながらなにか細工をし始めた・・・

 

ひな「正義くーん!航一くんも飲んで飲んで!」

 

正義「すみません、二人とも未成年なので。」

 

灰廻「すみません・・・」

 

ひな「なっ・・・」

 

しかしそこは正義、さきほどの憎悪の視線はしっかりと見抜いており二人とも回避する。

 

ひな「じゃあコーラとかジンジャーエールは!?」

 

数葉「航一君は炭酸苦手なんだよね!」

 

灰廻「なんで知ってるの?」

 

とことん鈍い灰廻だったが数葉のおかげで危機は回避できた・・・すると飲んだ合コンメンバーに異変が生じる。

 

メンバー「な、なんだ!?」

 

メンバー「俺の個性が!?」

 

なんと個性が暴走し始めたのだ。

 

正義「やはり飲み物にトリガーですか。しかも注射器じゃなくて経口式の新しいタイプですか?ねぇ、ひなさん?」

 

灰廻「え!?ひなさんが!」

 

凛「えぇ!?」

 

正義「大方りんさんが男に絡むのが嫌で飲み物配る時にもったんでしょ?最近多発してるっていう合コンでの個性暴走事故にも一枚かんでるとみました。」

 

ひな「・・!いいから飲めやぁ!」

 

ひなは飲み物を持って向かってくるが・・・

 

バリア!

 

ガキンっ!

 

ひな「ぎゃ!?」

 

ひなは正義のバリアカプセムの力によって弾かれて・・・

 

正義「そりゃぁ!」

 

ひな「あがぁ!?」

 

フルボトルで身体機能を強化した正義にぶん殴られてしまう・・・

 

ミッドナイト「容赦ないわね貴方・・・いくら薬飲ませようとしてきたからって・・・」

 

そのころ店内の暴走も眠り香で制圧したミッドナイトは正義に言う。

 

正義「男女平等ってやつですよ。」

 

灰廻・数葉・凛「絶対使う意味違う・・・」

 

そうして合コン騒動は落着するのだった・・・

 

 




後日談

正義「はー・・・合コンなんてろくなもんじゃないですね。やっぱり運命の相手は必然的に引き寄せられてしかるべきです。」

正義は灰廻の家で熱弁する。

灰廻「そういえば正義の思ってる人ってどんな人なの?」

正義「お、聞きたいですか航一。私と彼女のラブストーリーは・・・」

ポップ「それ長くなる?それより航一はどうだったの合コン。」

灰廻「事件があったせいで女の友情は怖いってことしか学んでないな・・・ミッドナイトさんは変な盛り上がり方だったし数葉って人は変に張り合ってて怖かったし・・・」

ポップ「怖いっていうなー!!」

灰廻「え!?なんでポップが怒るの!?」

正義(鈍感ですね・・・)

昨日の既視感から察した正義は全てを察してため息をつくのだった・・・
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