珠緒の見舞いを終えた正義はいつも通り灰廻と見回りをしていたのだが・・・
子猫「にゃーにゃー・・・」
女の子「どうしよう・・・」
子猫が段ボールに捨てられており赤いかっぱを着た女の子がそれを困ったように見ていた。
灰廻「どうしたの?」
女の子「この子が捨てられてて・・・うちじゃ飼えないけど可哀そうで・・・」
正義「捨て猫ですか・・・私はホテル暮らしなんで無理ですよ。」
灰廻「うちもポップは可愛がってくれそうだけど無理だしなぁ・・・」
女の子の涙ぐんだ視線を見て二人はどうしようか考えていると・・・
狼敵「猫だとぉ!イジメてやるぅ!俺はなぁ弱いものをイジメてぇんだ!小さな子供とか子猫ちゃんとかをよぉ!」
突如狼の敵が現れた!
正義「舌が黒くなってる・・・にしても性根腐りすぎじゃないですか?」
灰廻「確かに・・・」
狼敵「うっせぇ!」
正義は慌てることなくキバのゼインカードを出すとそれはベルトとキバットに変わる。
キバット「今回はお嬢さんを守る重要任務だ。気張っていくぜ!」
正義「お嬢さんといっても小学生ですけどね・・・」
キバットの言葉に正義はそういうと手にキバットを噛みつかせる。
キバット「ガブッ!」
噛みつかれると正義の皮膚にステンドグラスのような文様が浮かび上がる。
正義「変身。」
正義がベルトにキバットを装着すると蝙蝠をもした鎧が装着されて仮面ライダーキバへと変身した。
狼敵「イジメてやるぅ!」
キバ「航一は避難を頼みました!」
灰廻「了解!」
灰廻は女の子と猫を背に乗せて滑走しはじめる!
狼敵「らぁ!」
ドっ!ガッ!シュッ!
狼敵はツメを使ってキバを引き裂こうとするもキバのジャンプや壁に張り付くといったトリッキーな動きによって躱されて反撃を食らわされる。
狼敵「お前・・・強い・・・!」
狼敵は怯えた様子になる。
キバ「なるほど、もともと持っていた嗜虐心がトリガーによって増幅した感じですか。」
キバット「狼の癖に情けねぇな。ここは狼の名誉回復のためにあいつで行こうぜ!」
そういうとキバットはガルルホイッスルをキバに手渡す。
キバ「そうですね。」
キバはホイッスルをキバットにかませる。
キバット「ガルルセイバー!」
すると犬笛のような甲高い音とともにキャッスルドランがあらわれてガルルセイバーを放出。キバの鎧も青色へと変わった。
キバ「あおぉおおお!!」
キバは遠吠えと共にガルルセイバーを振り下ろす!
ズバン!ザシュっ!!
狼敵「ぐわぁああ!」
毛皮でガードもできず狼敵は次々と裂傷を負う。
キバ「ではフィナーレですね。」
キバはガルルセイバーをキバットにかませる。
キバット「ガルルバイト!」
次の瞬間キバの背後に月が上りキバは飛び上がる!
キバ「はぁああああ!!」
ズバァア!!
狼敵「ぐわぁあああ!?」
キバはガルルセイバーを口で加えたまま回転切りをお見舞いした!
狼敵は倒れ伏した・・・
灰廻「す、すごいけどこの敵は大丈夫!?」
キバ「大丈夫、急所は外しました。」
そうして灰廻が連絡して駆け付けたヒーローは・・・
相澤「まさかお前たちが撃退してるとはな・・・」
まさかのイレイザーヘッドだった。
正義「今回は本当に偶然敵が襲い掛かってきたんですよ。ほら、舌黒いし完全にトリガーがらみですよね。」
相澤「それは疑ってない・・・女の子も感謝してるしな。」
女の子「助けてくれてありがとう二人とも!」
そうして女の子は猫を3人に任せて行ってしまった。
灰廻「さて・・・どうしようか・・・ってあれ?雨降ってきた?」
正義「まいりましたね。雨やむまで屋根に退避しましょうか。」
相澤「そうだな・・・」
そうして建物の陰に隠れた3人は猫について話す。
相澤「それでどうすんだ?飼うにしても餌やりや糞の始末、しつけは毎日だぞ。」
灰廻「うっ・・・」
相澤「ワクチンと避妊手術は必須。怪我すれば人間より治療費がかさむ。お前たちまだ学生の年齢だろ。」
正義「詳しいですね。猫好きなんですか?」
灰廻「でも猫の方全然見ないけど・・・」
相澤「好き嫌いで言ってるんじゃない。情を移したくないだけだ。責任が持てないならそもそも関わるべきじゃない。」
灰廻「クールっすね。」
正義「でも裏を返せば責任を持ったらとことんやるってことですよね。教師とか向いてそうです。」
相澤「なんでそうなる・・・同僚と同じこと言いやがって。身の程を知ってるだけだ。」
すると突然オーロラカーテンがあらわれて正義は転移してしまう。
正義「あれっ・・・ここって。雄英高校?」
正義は清掃員の格好をしており教室の前にいた。窓から見えたのは・・・
正義「学生の相澤先生とプレゼントマイク先生・・・ということはここは過去の雄英高校?」
なんと正義はいきなり過去の世界に飛ばされてしまうのだった・・・