ゼインの世界渡り   作:ikkun

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近づくイベントと必要悪

スカイエッグのステージが決まったなるフェスダンスメンバーは正義のドS特訓を受けることとなっていた。

 

正義「ほら、タイヤ+重力で足腰を鍛えましょう。」

 

ミウ「重すぎー・・・!」

 

グラビティカプセムを使ったタイヤ引きや・・・

 

正義「ほらもっとステップ踏まないとボールに当たりますよ!」

 

ポップ「ちょ!危ない!?おわっ!?」

 

ストリームカプセムで起こした爆風で打ち出されるボールを躱すことによる瞬発力トレーニングを行っていた・・・のだが・・・

 

部長「ここから先はもうすぐステージだからセットのことや演出のことを話すから・・・」

 

ポップ「きつめの特訓はなしで!」

 

あまりにきつすぎたためにステージの日が近くなったら怪我を恐れて皆正義を追い出した・・・

 

正義「ヒマですねー・・・」

 

堀田兄「だからって俺たちの店来るかよ・・・」

 

特訓を拒否られた正義は灰廻と共に堀田兄弟の店に入り浸っていた・・・

 

灰廻「俺はまたパトロールの情報、イレイザーさんに届けに来たんだけど・・・」

 

堀田弟「イレイザーならいないぜ。最近はずっと警察に行ってる。」

 

正義「ってことはファクトリーの調査ですかね?」

 

堀田兄「それはわかんねぇけど・・・っていうかミッドナイトさんに渡せばいいだろ?」

 

灰廻「なるフェスとか色々忙しいみたいですし・・・」

 

堀田弟「今俺たちの邪魔をしてるのはいいのかよ?」

 

正義「うるさいですね。喫茶店も始まるんですよね?味見しに来てあげてるんですよ。」

 

堀田兄「味見とは思えない態度のデカさだな!」

 

堀田弟「っていうか灰廻はイベント手伝わなくていいのかよ!」

 

灰廻「いや~それが邪魔になるから普通にしててって・・・」

 

堀田弟「いつもの感じか・・・」

 

正義「まぁ、イベントを邪魔する奴はボコボコにすれば役立てますし気にしてないんですけどね・・・というわけで今日は情報収集でもしましょうか。」

 

そういうと正義はゼッツフォンと取り出すとそこに移った映像には警察とイレイザーヘッドが映りこんでいた。

 

堀田兄「なんじゃこりゃ!?」

 

灰廻「こ、これって盗撮じゃ・・・?」

 

正義「大丈夫ですよ。ゼッツセンサーに透明になるカプセム・・・クリアカプセムを装着して透明化させましたから見つかりません。」

 

堀田弟「これが法で裁けない悪か・・・」

 

正義「必要悪ですよ。必要悪。」

 

そうして会議が始まる・・・

 

塚内「先日提出いただいたヴィジランテの情報ですが・・・結論からいえばあれは大変役に立ちました。」

 

堀田兄弟「灰廻、役に立ってた!!?」

 

灰廻「そこまで驚きますか!?」

 

ショックを受ける兄妹に灰廻が涙目になる。

 

塚内「記録にあった鳴羽田の軽犯罪者や突発性敵の身元情報、例の香港の顧客情報と重ね合わせた結果・・・」

 

正義「あぁ・・・ダスターさんが行ってたやつですか・・・」

 

灰廻「師匠、香港行ってたの!?」

 

正義が髭ぼーぼーになりながら調査してたダスターを思い出す。

 

塚内「敵事件の関係者とドラッグの個人輸入者の双方に知人として繋がっている数人の人物を発見しました。さらに、その半数が中堅製薬会社小野村薬品工業に所属する社員が出入り業者であることがわかりました。」

 

相澤「小野村・・・聞き覚えないですね。」

 

塚内「業務は医療機関に卸す薬品の製造が主で一般的な知名度はあまりないようです。ファクトリーの本体か・・・」

 

相澤「あるいは隠れ蓑の一つか・・・」

 

塚内「いずれにせよ事件の全貌にせまるのは間違いありません。」

 

灰廻「俺達大手柄ってこと!?」

 

正義「まぁダスターさんの情報と合わせて半々の手柄でしょうね・・・」

 

堀田兄弟「どっちにしても自分の手柄は主張するんだな・・・」

 

どっちにしろ手柄を主張する二人に呆れる兄弟・・・その間にも話しは続けられる。

 

塚内「ここまでくるのに匿名の情報提供に頼らざるを得なかったのは忸怩たるものがありますが・・・」

 

相澤「まぁその辺は・・・」

 

ファットガム「気にしなくてええねん!使えるもんは使い倒して結果を出せばオーライ!」

 

蟹子「それが合理性ってやつや!」

 

そうして操作室に入ってきたのはファットガムと蟹子だった・・・

 

灰廻「蟹子さん、ホントに警察なんだ・・・」

 

正義「まぁ通常運転であそこまでイベントに溶け込んでると若干信じ固いですよね・・・」

 

どうやら警察でも明るいお祭り女の性格はそのままのようだ・・・

 

塚内「蟹屋敷巡査は以前からドラッグ捜査に関わっています。ファットガム氏は・・・」

 

イレイザーヘッド「対改造敵を想定した人選ですか・・・」

 

ファットガム「そういうこっちゃ。打撃無効の我儘ボディ。肉弾戦ならお任せやで。」

 

正義「これはいいチームかもしれませんね。個性無効で格闘戦に持ち込めるイレイザーに防御と脂肪を燃やせば攻撃両方こなせるファットガムは良いコンビになりそうです。」

 

灰廻「あとは蟹屋敷さんのあの周囲に溶け込める能力があれば一網打尽にできそうだね!」

 

二人の話す通り蟹屋敷が調査担当でファットガムはどつき担当だったようだが・・・

 

ファットガム「いきなり敵に出てこられると間に合わなくなる可能性がある・・・俺が前に出るのも変装や潜入は難しいからな。」

 

蟹子「そこで兄さんには戦闘力を持った捜査員として協力してもらうで!」

 

堀田弟「確かにイレイザーはあの顔ならビビって情報出してくれるやつもいそうだな・・・」

 

正義「恫喝は目立ちそうですけどね・・・」

 

二人はイレイザーの聞き込みを想像して少しほほ笑む。

 

堀田兄「でも・・・」

 

蟹子「ええ男と組めて嬉しいわ~!」

 

ファットガム「ほんなら俺と組めて嬉しかったやろ!」

 

蟹子「なにいっとんやこの豚まーん!お兄さんもなんか言ったって!」

 

相澤「はぁ・・・」

 

堀田兄「性格は絶望的に合わないだろあの3人・・・」

 

灰廻・正義・堀田弟「確かに・・・」

 

ボケ倒す二人を見てみていた全員が相澤と塚内の胃が痛くなる未来を予測してしまうのだった・・・

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