ゼインの世界渡り   作:ikkun

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執行者狐狩りにしゃれこむ

そうしてぬらりひょんが瓔姫を口説いたその翌日の夜のこと、返事を聞きに行くというので正義もついていくことにした。

 

正義「本当に気づかれてませんねこれ。」

 

ぬらりひょん「言っただろう?これがぬらりひょんの技の一つ、認識されない技明鏡止水という奴だ。」

 

そうして瓔姫の部屋に行ってみると・・・

 

正義「メチャクチャになっている・・・それにかすかに妖気を感じます。」

 

すると呆然と立ち尽くしていた男がこちらを見た。

 

是光「お前は・・・ぬらりひょん。そうかかすかな妖気はお前だったのか。」

 

ぬらりひょん「貴様の仲間じゃないなら妖の連れていかれたよ・・・」

 

ぬらりひょん「生き胆信仰の妖か・・・そいつらはどこへ・・・」

 

是光「大阪城・・・」

 

その瞬間二人は合点がいった羽衣狐・・・あの悪意が力を蓄えるために特殊な能力を持つ瓔姫を狙ったのだと・・・

 

正義「用意は大丈夫ですか?その護身刀・・・妖怪に致命傷を与えるみたいですけど当てるのは至難の業、しかも転生するたび強くなるって鴉天狗さんに聞きましたよ?」

 

ぬらりひょん「ぐちゃぐちゃ理屈はいらないだろ・・・そいつが魑魅魍魎の主っていうなら超えればいいってことだ。お前はどうなんだ?悪意が目の前にいるのに芋引くのか?」

 

正義「冗談言わないでください、狐狩りには丁度いい月夜だと思ってました。」

 

ぬらりひょん「いうねぇ・・・なら行くぞ!」

 

正義「その前に京都から大阪まで一気に行くいい方法があります。」

 

ぬらりひょん「何?」

 

正義はプテラバイスタンプを馬車に押しながら言う・・・

 

そうしてしばらくの時が立ったころ瓔姫はもはやこれまでと思っていた・・・

 

大阪城に連れてこられた自分は豊臣秀頼の側室になると思っていたが同じ側室の姫君が淀殿・・・羽衣狐に食べられた・・・自分も涙が真珠になる姫と一緒に食べられてしまうと思ったその時だった・・・

 

ぬらりひょん「うおぉぉぉ!はやいなこの馬車!」

 

正義「静かに!技がかかってても危険ですから。」

 

ぬらりひょんと近くにいた白髪の男・・・たしか名前を正義という男が羽衣狐に勢いよく小型の馬車で突撃してきたのだ!

 

京妖怪「なに!?」

 

京妖怪「なんだあの火を噴く馬車は!?」

 

羽衣狐「なに!?」

 

どがしゃぁああ!!」

 

京妖怪・羽衣狐「ぬあぁあああ!!」

 

いかに妖といえど認識が薄れてた上に勢いよく突撃する馬車が眼前に来たら弾き飛ばされてしまう・・・

 

ぬらりひょん「悪いな瓔姫、こんなド派手な迎えになっちまって。こいつが思いのほか無茶苦茶でな・・・」

 

正義「これから一世一代の大喧嘩する妖には言われたくないですね。」

 

羽衣狐「妖が助けにくるだけでなく人と共に戦おうとは・・・血迷うた鼠かなにかか・・・」

 

その時今度は奴良組の面々が現れた。

 

ぬらりひょん「来たのか、てめーら。」

 

牛鬼「百鬼夜行ですからな。」

 

鴉天狗「入れ墨だけじゃ寂しいでしょう。」

 

そうして奴良組の面々は京妖怪を相手にする。

 

正義「さて私もやりますか。」

 

正義はゼインドライバーとプログライズキーを取り出す。

 

ぬらりひょん「おぉ、今度は違う姿になるのか。」

 

ジャスティス!ジャッジメント!セイギ!ゼイン!

 

salvation of humankind

 

京妖怪「姿を変えたからなんだ!死ね!」

 

そうして突撃するが・・・

 

キマイラ!執行!ジャスティスオーダー!

 

キングクラブエッジ!

 

ガシュっ!!

 

京妖怪「がふっ!」

 

次の瞬間蟹の鋏を模したエフェクトと共に放たれたパンチは妖怪を切り裂いた!

 

京妖怪「な、なんでだ・・・人間なのに恐れを・・・」

 

正義「妖怪の傷つけかたならぬらりひょんからラーニング済みです。」

 

妖怪の戦いで致命傷を与えるには恐れとよばれるエネルギーが必要だとわかった正義は組の雑事をする傍ら、仮面ライダーの畏怖の念を恐れに変えるシステムをすでに構築していたのだ・・・

 

京妖怪「人間ごときに舐められてたまるかぁあ!」

 

クロコダイルエッジ!

 

向かってきたもう一匹も鰐の頭を模したエフェクトとともに放った一回転蹴りを叩き込んで消滅させた。

 

正義「さて・・・ぬらりひょんの方は・・・やっぱり苦戦中ですか。」

 

ぬらりひょんは圧倒的な妖気と複数の尻尾を持つ羽衣狐に叩きのめされていた・・・

 

瓔姫「妖様!私には妖様がわかりません・・・こんなになるまで男の人は皆そうなのですか!?」

 

羽衣狐「可愛いことをいうのぅ・・・いいかぇ?世の中には人にも妖にも賢い男は沢山いるのだ。初めてあった男があんな馬鹿で愚直で可哀そうにそしてそれが最後の男なんじゃからな。」

 

ぬらりひょん「瓔姫・・・・ワシはお前の目にはどう映っておる?やはりそいつが言うように馬鹿に映るか?」

 

瓔姫は首を横に振る。

 

ぬらりひょん「アンタを考えると心がほころぶんじゃ。例えるなら桜、美しく、清らかで、はかなげで・・・見る者の心をやわらげる。あんたがそばにいるだけできっとワシの周りははなやぐそんな未来が見えるんじゃ・・・」

 

そうしてぬらりひょんは立ち上がる。

 

ぬらりひょん「なのにアンタは不幸な顔をしてた。ワシがあんたを幸せにする。どうじゃ目の前にいるワシはアンタを幸せにできる男に見えるか?・・・見えんだろうなワシはアンタにカッコいいところを見せて惚れさせなにゃならんのにな・・・」

 

するとぬらりひょんの体から妖気と気迫が膨れ上がる。

 

ぬらりひょん「アンタに溺れて見失うところじゃった・・・ここからは闇、妖本来の戦じゃ。」

 

そうしてぬらりひょんの姿が羽衣狐の目から消える・・・

 

羽衣狐(なんじゃ・・・尻尾が反応せん・・・)

 

次の瞬間にはなんとか刀を弾いていたがもう一本の護身刀は妖怪を切り裂く刀、防ぎきれずに顔に一撃を入れられてしまった・・・

 

羽衣狐「ぬあぁああ!!力が抜けていく!!どこへ行く!戻りやぁああ!!何年かけて集めたと思うておるー!!」

 

そうして羽衣狐は力を追いかける。

 

ゼイン「さすがぬらりひょん、きっちりやり遂げましたね。ここから一気に行きましょうか。」

 

ゼインはぬらりひょんと一緒に追いかけるのであった・・・

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