ゼインの世界渡り   作:ikkun

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魑魅魍魎の主、そして・・・

そうしてぬらりひょんとゼインは屋上まで上ると羽衣狐がぬらりひょんに向かって攻撃してきた!

 

びゅっ!

 

正義「させませんよ。」

 

ダイモン!執行!ジャスティスオーダー!

 

オクトパスエッジ!

 

タコ足の連撃と共に放たれた蹴りは羽衣狐の攻撃を弾く!

 

羽衣狐「ぐっ!おのれ小癪な・・・お主らよくもやってくれおったのぅ・・・!せっかくのわらわの力何年かかったと思っておる。」

 

ゼイン「知りませんね、貴方の薄汚れた野望なんて。」

 

羽衣狐「黙れぇ!!本当に癪に触りおる・・・このぬらりひょんの下僕風情が・・・!」

 

ぬらりひょん「悪いがそいつはちっと違うな・・・盃は交わしてないがこいつとはもう兄弟みたいなもんじゃ、ワシと一緒に仁義に外れた奴を懲らしめる生真面目な兄であり弟ってところよ。」

 

ゼイン「まぁ、5分5分の盃なら交わしてもいいですよ、かなりの女好きですが学べるところはありそうな兄貴分なので。」

 

羽衣狐「とにかく遊びはしまいじゃ・・・!!」

 

ゼイン「ぬらりひょん、お前は懐に潜れたらガンガン潜ってください、前衛は私がやりますので。」

 

ぬらりひょん「おう、任せ・・・」

 

その時だった!

 

秀元「式神 破軍。12人の式神よ、百鬼を退け凶災を払わん!」

 

すると式神が呪文を唱え始めその呪文が羽衣狐を捕らえた。

 

ゼイン「誰だかわかりませんが感謝します。」

 

秀元「いやいや、君たちが追い詰めたからここまで効いとるんやで。その刀作ったのも僕やし。」

 

ぬらりひょん「瓔姫の屋敷であったハゲがおったじゃろ?その弟じゃ。」

 

ゼイン「弟の方が凄いんですね。」

 

秀元「是光に聞かれたらぶっとばされるで?まぁ良いところはあんさんらが持って行き。」

 

ぬらりひょん「お前に借りを作ることになるのかよ・・・」

 

ゼイン「何はともあれ連携攻撃の勝利ですね。」

 

そうしてぬらりひょんとゼインは間合いを詰めた!

 

羽衣狐「ま、待たんか!!」

 

ズバッ!!

 

マッドリミックス!必殺!カオス!トライキメラチャージ!!

 

ぬらりひょんの一刀とゼインが宿したダイモンの必殺技が同時に炸裂!三種類の動物の攻撃と妖刀の一撃が羽衣狐の体を完全に消滅させる・・・

 

羽衣狐「おのれぇええ!!おぬしら絶対に許さんぞ!!呪ってやるぬらりひょん!わらわの悲願を潰した罪必ずや償ってもらうからな!お主らの血筋を呪うてやる・・・何世代にもわたってな・・・子は孫はこの呪いに縛られるであろう!!」

 

そうして狐は飛び去ってしまった・・・

 

秀元「これで君が魑魅魍魎の主や。羽衣狐がおらんようになったら豊臣家もおしまいや頭を失って家臣の妖どももちりぢりになるやろ。」

 

血を吐くぬらりひょんを見て秀元は続ける。

 

秀元「君は・・・魑魅魍魎の主になって何がしたい?徳川の世は今よりもっと明るいで。闇は確実に消えてゆく、この先・・・妖には生きにくい世の中になる。」

 

ぬらりひょん「失われてゆく闇・・・んなこたぁ、わかってる。だからワシは消えてゆくかもしれん・・・そいつらの主となるんじゃ。」

 

ゼイン「共生ですか・・・まだまだ長い道のりになりそうですね。」

 

ぬらりひょん「そうでもないさ、ワシが無敵になりゃいいんだからな。」

 

その時・・・

 

瓔姫「妖様~~!!」

 

瓔姫が駆け寄ってくるが足を滑らせてしまう。

 

ぬらりひょん「おい!」

 

ぬらりひょんはそれをしっかりと抱き寄せる。

 

瓔姫「妖様・・・瓔姫は心配しました・・・私にお怪我を直させてください。貴方の側でこの先もずっと・・・」

 

そうして二人は両想いとなったのだった・・・

 

ゼイン「うんうん、これぞ恋愛漫画で見たラブロマンスという奴ですね。」

 

秀元「それはええけど・・・あんさんなんか光の粒子が出とるで?」

 

そう、ゼインはなんと消えかかっていた・・・

 

ゼイン「あぁ・・・これはそろそろ別の世界の悪意を駆逐するときになってしまったみたいです。」

 

ぬらりひょん「もうか・・・盃も交わしてないのに寂しいのぅ・・・」

 

ゼイン「心配ないですよ、代わりに・・・」

 

イクサ!執行!ジャスティスオーダー!

最光!執行!ジャスティスオーダー!

 

すると秀元とぬらりひょん、ゼインの三人に薄い膜のようなものが張られた。

 

秀元「なんやこれ?」

 

ゼイン「あの狐最後に呪うとか言ってたのでそれを防ぐ対策です。あんな陰険狐のせいで人生棒に振りたくないですもの。」

 

ぬらりひょん「なんじゃ、そういうのを気にする性質だったんだな。」

 

秀元「そもそも異世界出身の君には効かへんかもしれんのに・・・用心深いんやな。」

 

ゼイン「念のためですよ。それになんか勲章みたいじゃないですか。これが盃代わりということで!」

 

ぬらりひょん「あっはっは!!そうか!じゃあ受け取っておくとするか!」

 

そうしてゼインは体が徐々に消えていく。

 

瓔姫「正義さん、妖様を助けてくれてありがとうございます・・・」

 

正義「良いんですよ。それよりもぬらりひょんと幸せになってくださいね。どっか行くなら自分に言うようにするのがコツですよ。」

 

瓔姫「はい!」

 

ぬらりひょん「おい!余計なこと言うな!」

 

秀元「また式神の中で会おうな。破軍は先代当主を呼び出せるからこの世界の花開院家に才があればいずれあえるで。」

 

ゼイン「楽しみにしてますよ。」

 

そうしてゼインは次の世界に送られたのだが・・・

 

ゼイン「・・・こんどは野原ですか・・・?しかも江戸城がある。まさか江戸時代真っただ中・・・?」

 

またもや昔の日本に来てしまったようだ・・・

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