ゼインの世界渡り   作:ikkun

558 / 560
ペンの捜索

正義はお世話になっているということで料理を振る舞う。

 

正義「あんなさんは突然のタイムスリップ、ジェットさんは片付けで疲れていると思ったのでがっつりめにしておきました。」

 

そう言って正義が出したのはほかほかの白米にハンバーグと味噌汁、デザートにはあんなの好物ということでブルーベリータルトが出ていた。

 

ジェット「あぁ!すっごくうまいぜ!お前料理得意だったんだな・・・!」

 

正義「あんなさんはどうですか?」

 

するとあんなはぽろぽろと涙を流してしまう・・・

 

正義「うわぁああ!?どうしました!?もしかして肉が腐ってましたか!?」

 

明智「ううん・・・違うの。ハンバーグってお母さんの得意料理だったからちょっと思い出しちゃって・・・」

 

ジェット「全く・・・それなのにみくるの夢応援して・・・自分のこともうちょっと考えろよ。」

 

明智「あはは・・・でもなんだかんだ泊めてくれるジェットさんも優しいよ!」

 

そうしてお互いのやさしさに触れながら眠っていたが・・・

 

小林「おはよう!プリキュアだって証拠を・・・」

 

ポチタン「ポチ―!!」

 

明智「うわぁあああ!?」

 

突然起きたポチタンにあんなが引っ張られてしまい平穏な朝は壊れてしまう・・・

 

正義「どうやらマコトジュエルが盗まれるみたいです。探偵業務開始です。」

 

小林「確かに、昨日と一緒だ!」

 

ジェット「昨日もこうやってマコトジュエルを見つけたのか!?」

 

そう言って正義たちがあんなを追いかけると・・・

 

明智「パティスリーチュチュ・・・あそこで何か探してるみたい!」

 

あんなの指さすところに客と思われる少女と店員が這いつくばって何かを探していた・・・

 

明智「どうしたんですか?」

 

客「ペンがないの・・・!店長さんにも探してもらってるけど・・・」

 

店長「エリザちゃん作家なんだ、この前推理小説の賞を取ったんだ。」

 

エリザ「コンクールの時にもらった大切なペンなのに・・・」

 

正義「丁度良かったですね。ここにいるのは期待の新人探偵二人組。華麗な推理で瞬く間に解決してみせましょう。見つけられたら報酬はいりませんので宣伝をお願いします。」

 

エリザ「そんなので良ければ!」

 

するとジェットは慌てた様子で正義に駆け寄る。

 

ジェット「おい!何勝手に・・・」

 

正義「プリキュアだって証拠が見たいって言ったじゃないですか。この依頼はうってつけですし彼女たちの探偵の素質、そして私の教官としての素質も見てくださいよ。」

 

ジェット「お前らは・・・って引き受ける気満々だな・・・」

 

決意のある目で話を聞こうとしている二人にジェットはやれやれといった顔をするのだった。

 

小林「ではペンがなくなった時のことを教えてください。」

 

エリザ「ついさっきお婆さんが話しかけてきて気づいたらいなくなってペンもなくなってたの・・・」

 

正義「なるほど、つまりそのお婆さんが妖しいですね。近くにいるかもしれないのでもっと詳しくお願いします。」

 

エリザ「それよりも警察にも連絡した方がいいんじゃ・・・ってあれ?電話がつながらない?」

 

すると店員らしき女性も出てきた。

 

店員「通信障害みたいです・・・」

 

店長「帆羽さんどういうこと?」

 

帆羽「電波がつながらなくて携帯電話が使えないってさっきニュースで・・・」

 

明智「じゃあ私が追いかけるからみくると正義さんは詳しく話を!」

 

ジェット「待て。」

 

ジェットはそういうと自分を模したぬいぐるみのようなものを渡した。

 

ジェット「プリキット、探偵道具だ。このボイスメモを使えば連絡できる。」

 

そうしてあんなは駆けだした。

 

正義「ではお願いします。」

 

エリザ「ここで原稿を書いてたらお婆さんが来たの。貴方のファンです。握手してくださいって。そんなこと言われたの初めてで・・・でもサインしようとしたらペンがなくなってて・・・おばあさんもいなくて・・・」

 

正義「なるほど・・・握手で目線を誘導してその隙に・・・マジシャンのよくやる視線誘導のトリックですね。」

 

小林「おばあさんの特徴は?」

 

エリザ「緑の着物を着ていて・・・髪型はお団子で・・・」

 

明智「いた!この人がファントム!ってダッシュで逃げた!!」

 

正義「追いかけますか!」

 

小林「うん!」

 

エリザ「あの!ペンのことお願いします!」

 

エリザの声援を聞きながらジェットと共にみくると正義は駆けだす。

 

ジェット「怪盗団ファントム・・・まさか活動し始めてたなんてな。」

 

正義「やっぱりロンドンの方でも存在は掴んでましたか。」

 

ジェット「あぁ。」

 

小林「あんな!今どこ!」

 

明智「おばあさんが公園に入ってく!」

 

するとあんなは正義たちの着た方向の逆の入り口から来た・・・

 

小林「いない・・・」

 

明智「おばあさんが・・・ということは。」

 

正義「そう、そして今の状況から公園の中にいる人たちに変装しているということです。」

 

そこにはラブラブなカップルとサラリーマン、そして電話している女子高生だった・・・

 

正義「さぁ、これまでの話から犯人は絞り込めますよ。2人で考えてみなさい。」

 

明智「え!?教えてくれないの!」

 

正義「もちろんです。貴方たちも引き受ける意思を見せたんですから。情報はもう収集しているはずですよ。みくるさん。」

 

小林「情報はもうある・・・さっきの会話の中に?」

 

明智「変わったスマホ・・・携帯電話で会話してる・・・そうか!」

 

2人「犯人はあの人だね!」

 

正義「じゃあ指摘しましょうか。」

 

明智「うん、ペンは返してもらえますか?電話しているそこの人!」

 

あんなは電話している女子高生に話しかける。

 

女子校生「なんの話・・・電話してるんだけど・・・」

 

小林「だからです。電話なんてできるはずないんです。通信障害だから。貴方は逃げてたから気づかなかったんだ。」

 

明智「だからこそ失敗につながった。」

 

ニジ―「ふふふ・・・お見事だよ!いかにもニジ―さベイビー!ご褒美はこれだよ!嘘よ覆え!いでよハンニンダー!」

 

ニジ―がバラをペンに突き刺すとペン型のハンニンダーへと姿を変えた!

 

ジェット「なんだこいつは!」

 

正義「それは把握してなかったんですか・・・?まぁ最新技術って言ってましたしね。なんかマコトジュエルを元に作れるらしんですよ。」

 

明智「ペンは私たちが取り返す!」

 

小林「正義さんもサポートお願いします!」

 

正義「了解です。今回は小説家のペンですしこれでいきますか。」

 

正義はセイバーのゼインカードを取り出すとそれは火炎剣烈火と聖剣ソードライバーへと形を変える。

 

明智「あれ?」

 

小林「この前とは違うアイテム?」

 

そしてブレイブドラゴンのワンダーライドブックを開く。

 

ブレイブドラゴン!

 

そうしてライドブックをドライバーに装填して剣を引き抜く。

 

烈火抜刀!ブレイブドラゴン!烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!

 

小林「本で変身しちゃった!」

 

明智「ドラゴンがぐるぐる回ってたね!」

 

ニジ―「また新しい姿かい・・・」

 

セイバー「ペンは剣より強しといいますが・・・ペンで書かれた本と聖剣が交わったら最強だと思いません?」

 

ジェット「確かにそうだけど奇想天外だろ!」

 

そうして二人も変身する。

 

アンサー「どんな謎でも花丸解決!名探偵キュアアンサー!」

 

ミスティック「重ねた推理で笑顔にジャンプ!名探偵キュアミスティック!」

 

「名探偵プリキュア!」

 

そうして二人も名探偵プリキュアに変身した。

 

ジェット「本当にプリキュアだったのか・・・」

 

セイバー「だから言ったでしょ?ピッタリだって。」

 

そうして二人はキック、セイバーは炎の斬撃で先制攻撃を当てる!

 

ハンニンダー「ハンニンダー!!」

 

するとハンニンダーはペン先からインクを出して木をドロドロにしてしまう・・・

 

ニジ―「強力なマコトジュエルを嘘で覆えば強力なハンニンダーができるのさ!」

 

セイバー「まさかペンがガラスペンとは驚きでした・・・これなら一方的じゃないですか。」

 

ニジ―「え?」

 

ニジ―が唖然としている間にもセイバーは火炎剣烈火を思いっきり振りかぶる!

 

ハンニンダー「ハンニンダー!!」

 

ハンニンダーは腕を交差して受け止めるが・・・

 

ストームイーグル!この大鷲が現れし時、猛烈な竜巻が起こると言い伝えられている・・・

烈火抜刀!竜巻ドラゴンイーグル!荒ぶる空の翼竜が豪炎を纏いあらゆるものを焼き尽くす!

 

セイバーはドラゴンイーグルに姿を変えて燃えている火炎剣烈火に竜巻の力を加えてさらに燃え上がらせる!

周囲の温度はドンドン上がっていく・・・!

 

アンサー「あ、暑くなってきた・・・」

 

ミスティック「見て!ハンニンダーの体が・・・」

 

ハンニンダー「は、ハンニンダー・・・・」

 

ニジ―「なぁああ!?ドロドロに溶け始めている・・!?」

 

ミスティック「そうか!ガラスは熱を加えて形を変えるもの!だから柔らかくなりすぎてドロドロになってるんだ!」

 

ニジ―「ハンニンダー!早く離れるんだ!」

 

ハンニンダー「は、ニンダー・・・」

 

ハンニンダーは離れようとするが熱によって動きが遅くなる・・・

 

セイバー「今ですよ。」

 

アンサー「はい!はぁああ!」

 

ハンニンダー「ハンー!?」

 

どごおお!

 

風で熱を冷ましたところにアンサーのパンチが突き刺さりハンニンダーは吹き飛ばされる!

 

ミスティック「エリザさんのペン、返してもらうんだから!」

 

セイバー「じゃあ、3人で決めましょうか。チーム結成のお祝いに。」

 

アンサー「はい!」

 

セイバーはエレメンタルドラゴンとプリミティブドラゴンのライドブックで姿を変える!

 

烈火抜刀!バキっボキっボーン!メラメラバーン!シェイクハーンズ!エレメンタルドラゴン!エレメントマシマシ絆固め!

 

そうして二人はジュエルキュアウォッチの針を回し、正義は聖剣を納刀してライドブックをドライバーに2回押し込む。

 

セイバー「こういうのは必殺技を叫ぶのがカッコいいって先輩が言ってました。だからごにょごにょ・・・」

 

アンサー「それ花丸カッコいい!」

 

ミスティック「わかりました!では息を合わせてせーの・・・」

 

セイバー・アンサー・ミスティック「五大元素アンサークラッシュ!」

 

セイバーの七色に輝く蹴りと同時に二人はハンニンダーに突っ込んでそれは一つのエネルギーとなってハンニンダーに突っ込んだ!

 

3人「キュアっと解決!」

 

ハンニンダー「ハン、ニン、ダー・・・・」

 

そうしてハンニンダーは浄化されてマコトジュエルとペンは元通りに分離した・・・

 

ポチタン「ポチポチキュアキュアー!」

 

そうしてマコトジュエルはポチタンに回収されるのだった・・・

 

ニジ―「今回は素材が悪かったようだ・・・次のショーをお楽しみに。」

 

そうしてニジ―は去っていき木も元通りになるのだった・・・

その後皆はエリザに元に帰ってペンを渡した。

 

エリザ「良かったー・・・ありがとう!」

 

明智「新作頑張ってください!」

 

エリザ「うん!」

 

そうして事務所に戻ってきたみくるとあんなはジェットからあるものを渡される。

 

ジェット「これはプリキットブック、名探偵の証だ。」

 

正義「メモ帳型のアイテムですか・・・ようやく認めてくれるんですね。」

 

ジェット「あぁ、認めるよ。事務所も好きに使えよ。」

 

小林・明智「やったー!!」

 

小林「私たちで困った人たちを助けてマコトジュエルを回収してポチタンを元に戻してあんなを元の時代に返す!」

 

明智「うん、でも私決めたんだ。皆を助けるって!」

 

正義「貴方たちは伸びしろがありますからね・・・及ばずながら私も指導させてもらいますよ。」

 

ジェット「じゃあ証をプリキットブックにかけ。」

 

そうしてプリキットブックの証をなぞると顔写真と名前が出た・・・

 

正義「なんと、登録作業いらずですか。」

 

ジェット「あぁ、改めてようこそ名探偵プリキュア。」

 

明智「よろしくね、ジェットさん。」

 

ジェット「さん?もうちょっと先輩に相応しい呼び方があるだろ?」

 

正義「じゃあジェットパイセン?」

 

ジェット「なんか舐められてるみたいでいやだ。」

 

小林「じゃあジェット先輩で!」

 

ジェット「よろしくな!」

 

正義「じゃあ、早速色々準備しましょうか!資金についてや税金関係のこととか色々・・・」

 

小林「そ、そんなに手続きあるの!?」

 

正義「合ったり前です。名前の登録や名義変更はいらなそうですけど前任者が全部ほっぽって出て行ったんですから。」

 

明智「そんなー・・・」

 

少しげんなりとする皆なのであった・・・

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。