カメラが回るとしるくが手伝う劇の内容を部員が説明する。
家入「今回はどんな劇をやるんですか?」
大森「演目は「シンデレラと中学生」です。」
家入「どんな内容なの?」
りえ「中学生とシンデレラの青春を描いた物語です。お城の舞踏会に行く日に魔法使いの間違いでシンデレラは1999年のまことみらい市にタイムスリップしてしまいます。シンデレラは出会った女子中学生と力を合わせて舞踏会に行こうと奮闘する話です。」
家入「面白そう!」
正義(・・・なんかみくるとあんなの状況に似てますね。)
小林・明智「?」
タイムリーな劇の内容に正義は二人をじっと見るが二人は気付いてないのか首をかしげる。
家入「シンデレラなら衣装はドレス?」
部員「はい、これを使います。」
それは使い古されているが可愛いドレスだった。
部員「この衣装は演劇部で引き継がれている衣装で色々な劇で使われてきました。パーツなんかをつけてたからボロボロではありますが・・・」
家入「先輩たちの想いの詰まった素敵なドレスだね。」
りえ「そうなんです!!」
大森「今年も使えるのがうれしくて・・・」
家入「そうだ!アレンジはスカートにボリュームのあったほうが・・・」
そうして撮影は順調に進んでいき休憩時間となった・・・
小林「今がチャンスじゃない・・・しるくさんにサインを!」
明智「でも休憩時間で迷惑なんじゃ・・・」
正義「くよくよ悩んでても仕方ないですよ。すみませーん。飲み物差し入れにきました。」
小林「えぇ!?いつの間に飲み物を!」
正義は躊躇なく控室に入る。
家入「あ、さっき案内してくれた先生ですね。その子たちは・・・」
正義「私の授業を受けている生徒でしてね。しるくさんに会いたいというので案内しました。」
小林「サインもらえますか・・・?」
家入「喜んで!」
そうしてプリキットブックに書いてもらおう。
家入「可愛い手帳だね。」
明智「プリキットブックっていうんです。」
小林「探偵をするのに使ってて・・・」
家入「探偵?」
そうして二人は名刺を渡す。
正義「ちなみに理事長にも承認してもらっている活動で私が責任者として様々な悩み事やトラブルの解決を受け持っているんです。」
明智「はい、困った人を助けたくて。」
小林「笑顔になってもらえたら嬉しいから。」
家入「素敵!」
明智「でも依頼がなかなか来なくて・・・」
小林「やっぱり私たちが中学生だからかな・・・」
正義「まあということでもう一人の協力者と一緒に今宣伝の真っ最中なんです。くじけずに貴方に名刺を渡したみたいにね。」
家入「そう、決めつけちゃダメだよ。私ね高校に通いながら芸能活動をしてるんだけど最初は事務所の社長や両親に心配されたの。でも両方やりたかった。だから大変だけど両方やってるの。だからあなた達にも頑張ってほしいな。ダメかもって決めつけないで。」
小林「・・・決めつけちゃダメか。」
明智「確かに!諦めたら事件も解決しないもんね!」
そうして励ましてもらって劇の準備を手伝っていると・・・
ポチタン「ぽちー!!」
なんとポチタンが反応する。
その時・・・
部員「誰かドレス知りませんかー!!」
部員の一人が慌ててやってきた!
部員「間違いなくここにかけてたのに・・・」
皆が部室に駆け付けるとハンガーにかけてあったであろうドレスがなくなっていた・・・・