正義は同僚からも話を聞く。
帆羽「なにかお店のことについて困っていることを相談されたことはありますか?」
同僚「うーん・・・とくには・・・」
帆羽「ところで皆さんのお給料日は25日くらいですか?」
同僚「そうだけど・・・詳しいな。」
帆波「私もパティスリーで働いているので同じかと思いまして。」
正義「ということは給料日前の失踪ですか・・・」
同僚「そうそう、アイツはいつも食べ歩きしてて毎月今頃がぎりぎりだったな・・・」
帆羽「では他にコックさんがいなくなる前聞いたことはありますか?」
同僚「そういえば・・・賄いのシチューを食べようと話していたのに残したまま行ったんだよ。」
そうして奇妙な証言が出たところで一同は整理するため公園へと足を運んだ。
明智「くれあさん、なんで給料日の質問を?」
帆羽「私もお給料日には買い物しちゃうから関係あるかなって。」
小林「なるほど!」
正義「おかげでコックの生活状況もわかりましたし流石ですね。」
シュシュタン「くれあはいつだって勉強家なんでシュ!」
明智「そうなんだ・・・あ、そういえば・・・シチューを残していなくなったって・・・」
明智は奇妙な証言について考える。
帆羽「まるで料理人を探せみたいね。」
小林「私もそう思ってました!!」
明智「なにそれ・・・?」
正義「ポワロの活躍する作品ですね。」
帆羽「そう、アガサクリスティさんの小説の作品なの!」
シュシュタン「あんな。ここでクイズでシュ。探偵ポワロはどこの国で活躍した人でしょう?」
明智「うーん・・・どこだろ・・・」
小林「ヒントは凄い探偵が沢山いるヨーロッパだよ!」
明智「フランス・・・・とか?」
正義「残念。正解はイギリスですね。」
明智「3人とも物知りだね・・・その作品と事件が似てるの?」
小林「うん、料理人を探せもコックさんがいなくなるんだ!ポアロが調査していくとおかしなところが見つかって、そのきっかけが桃のシチューなの!」
帆羽「それでコックさんの下宿に住んでいる人が関係していたの!」
明智「面白そう!それでどうなるの!?」
正義「それは原作を読んでのお楽しみですよ。」
シュシュタン「その通り!その方がワクワクするでシュよ。」
帆羽「それで下宿のことがヒントになるかもしれない。」
明智「はい、オーナーさんからコックさんの住所は聞いてます!」
シュシュタン「くれあ、初めての依頼。気合入れるでシュ!」
帆羽「そうね、がんばるぞー!」
正義「そういえばさっきも探偵じゃなかったって言ってましたね。」
正義たちはさっきの言葉を思い出す。
帆羽「うん、私はるるかが個人的に助手として雇ってくれてたの。」
小林「それでロンドンの事務所も知らなかったんだ・・・」
正義「るるかさんもスカウトとかしてたんですね。」
帆羽「そうだ、3人とも探偵の先輩なわけだし・・・敬語はなし!」
明智・小林「え・・・でも・・・はい。」
正義「私はこれがニュートラルですので。」
そうしてコックの下宿に向かう。
帆羽「ここが下宿ね。」
明智「部屋は・・・あれって・・・」
あんなの言葉に視線をやると国の部屋から・・・
正義「本人ですね。トランクケースを持ってどうしたんでしょう。」
小林「でも見つかったね!」
皆はコックの元に行く。
帆羽「すみません。あなたプリンセスアルバートのコックさんですよね。」
コック「あぁ、あんたらこそ誰だ?」
正義「オーナーの依頼であなたを探すように頼まれた探偵事務所のものです。」
正義たちは名刺を渡す。
コック「え、ちょっとサボっただけじゃん・・・」
帆羽「18日からどこへ行っていましたか?」
コック「仕事が嫌になってさ・・・旅行にでもと。」
明智「そうだったんですね。」
コック「じゃあそういうことで・・・」
しかしくれあは何かを考え込み・・・
帆羽「・・・きらめいた・・・!待ってください。あなたは本当のコックさんじゃありませんね?」
推理を展開し始めた・・・
コック「何を証拠に・・・」
帆羽「それでは示しましょう・・・あなたは今旅行に行くところだと話ました。おかしいですね。今両手で抱えるサイズのトランクを持っているのに軽々と持ち上げました。中にはなにも入ってないのでは?」
コック「!」
帆羽「旅に出る前に部屋を出たのならおかしいですね。それにお金もギリギリなのに度に行けるんですか?」
コック「なんで決めつけるんだ!」
帆羽「お給料日は25日とききました。今日は20日。旅行に行くには慌てすぎかもしれません。」
正義「加えてあなたは食べ歩きでいつもかつかつだと同僚からの証言は得ていますよ。」
帆羽「そう、そして2日たってわざわざトランクを取りに来た・・・それらの疑問が指し示すのは貴方が偽物という答えです。」
ニジ―「ふふふ・・・流石だねベイビー!」
コックの正体は変装したニジ―だった!
正義「ということはあのトランクケースにマコトジュエルがあるってことですね。」
帆羽「確かに・・・でもなんで2日もたった今頃?」
ニジ―「それは同僚になりすまして遠くに追いやったのはよかったが・・・だが邪魔が入ったせいで約束の日までに間に合わなかったのさ!」
正義「あぁ、ウソノワールが強引にやったせいですか・・・」
明智「そういうことだったんだ・・・」
小林「マコトジュエルは渡さない!」
ニジ―「ふん!嘘よ覆え!いでよハンニンダー!」
ハンニンダー「ハンニンダー!」
そうしてニジ―はトランクケース型のハンニンダーを召喚するのだった・・・