横島っ!   作:緋踏そら

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この作品はオリ主ではなく、横島忠夫がマケン姫っ!の原作
キャラの誰かに憑依するお話です。



プロローグ―最高指導者

『三界の英雄…おっと、この呼び方は嫌がってましったね。…横島君が逝ったそうですよ』

 

『……あぁ、此方にも今連絡がきようたでェ…』

 

神々しい光を纏ったシルエットから優しげで哀しみ満ちた声が上がった。

それに答えるのは禍々しいオーラを纏い関西弁で喋った。

 

この二つは神族の最高指導者キリストことキーやんであり。

もう片方は魔族の最高指導者サタンことサッちゃんである。

普通ならけして一緒にいることの考えられない組み合わせだが、実のところ

この指導者たちはアダ名で呼びあい、

ゴルフに行ったり、食事に行く仲であるのだ。

キリスト教徒等のイエス・キリストを崇拝する者やサタンを崇拝する者が見たら目を疑う光景であること間違いない。

 

そんな指導者たちは今、横島忠夫の死を聞き頭を捻らせ悩んでいた。

魔神アシュタロスを殺した横島忠夫が死んだ今…人界・神界・魔界での影響力がどれ程か…ではなく。

 

『ほな…横っちは魔族に転生ってことでいいかぁ?』

 

『何を言ってますか…横島君は此方…

神族に是非、転生してもらいます』

 

……横島の魂の取り合いををしていた。

本来、三界を救った英雄と言えど最高指導者の両方から名が出るなどそうあることではない。

そう、させるのは…やはり横島の体質と能力にあるだろう。

文珠といった希少な能力に、人外に異常にモテるといった人外キラーな体質。

 

 

……しかし、この指導者たちは文珠といった能力を欲しがってる訳ではない

文珠だけを欲しいなら神族の〈学問と雷の神〉菅原道真も文珠を創り使用出来る為そこまで文珠を求めていないし

、加え文珠を使っても余りにも実力差があるため効かない。

 

ぶっちゃけ言ってしまえば、横島の人外にはやたらとモテる体質が面白そうだったので神族か魔族のどちらかに転生させ、その日々を見る事を自分達の娯楽の一種にしようとしてるだけなのだが…

 

『なんでやねん! 横っちの中にはアシュタロスの娘はんの魔の霊基構造が入ってるやんけ…殆んど魔族みたいなもんや!』

 

『何を………只でさえ、生前は性欲に忠実だった横島君が魔族になっら…生前以上に罪を犯すでしょう……そうならない為に神族に転生させ、罪を犯さないようにするのです! 』

 

本人が居ないといえ、どちらも酷いことを言う。しかも、両方間違ったことを言っていないのだから……

 

『そう言うなら此方にも考えがあるわァ!アシュタロスの娘はん……確かルシ…オラはんだけか…?を一緒に転生させて横っちがナンパやらスケベせん へん様に……』

 

『……却下ですね。そんな事してしまったら、横島君のハーレムへの道が閉ざされてしまいます』

 

『それはァ、キーやんの賭けた山やろうがぁッ!それは汚ないと思うでぇ!

無しや!無しッ!』

 

今、神界・魔界の一部の者達は横島が

死に転生後のモテぷりに予想し誰が当てるかを賭ける娯楽を開催していた。

その中でも……キーやんが予想した

神族・魔族・人間問わないハーレムルートに賭けていた。

一方……サッちゃんは魔族一択であろうと予想しそれに賭けた。

サッちゃんはハーレムを創らせない為に生前死に別れたルシオラを一緒に転生させ、ハーレムルートなんて折る作戦だった。が、ハーレムルートに入って欲しいキーやんはそれを拒否した。

そんな存在が居たら…ハーレムなんて無理である…と。

 

『それならば、転生は……少し待って下さい。横島君の魂を回収ししょ…話はそれからですよ』

 

『う、そんやな…輪廻の輪に入ったら

魔族どこらか人間に転生出来るかも怪しいからな…』

 

輪廻の輪―

死した者が生前の罪を清算し、次の肉体に転生する場所のことである。

これには、人間は勿論…神族、魔族にも当てはまる。

人間が神族に、神族が魔族に、魔族が人間にと転生する種族は様々で動物や虫、魚といった者にも転生する。

サッちゃんのいった通り、人間に転生するのも危ういのだ。

今回は神魔のどれかに転生しなければ賭けも無かったことになる、人間どころか動物や魚に転生してしまったら何の面白みがない上に娯楽が消えしまうのは自分等にとって嫌なので必死に探し始める指導者たち。

 

『…………ありませんね。サッちゃんそっちはどうです。ありましたか?』

 

『……輪廻にはまだ、来てへんって』

見つからない。

横島が死んだ場所、輪廻の輪、地獄、

神界、魔界……

何処を探しても横島の魂は見つからなかった。

 

『ワイらでも見つからないとすると、 横っちに魂は…』

 

サッちゃんは心当たりがあるのか、顎に手をやり苦笑していた。

キーやんも同様思い当たる節があるのか困った表情を浮かべていた。

 

『はぁ~……しょうがあらへん…あそこはワイらでも手が届きへんさかいになァ……』

 

『そうですね。我々と言えど流石にあそこは無理ですからね…』

 

 

『『宇宙意志』』

 

両者は口を揃えその言葉を吐いた。

 

 




次でプロローグは終わります。

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