「つまり、ジンクス!で す の で !!!」inキヴォトス 作:RBT E10
「はい!誕生日プレゼントのアフリカゾウですよ!!!」
「パオオオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!」
「……………………………………………………………………………………ゑ????」
相対している生徒は目の前の光景がまったくもって理解できない様子だった。
「いや、だって、え?何でアフリカゾウここにいんの?え???「誕生日プレゼント」ってなに?え?どういう、は?なん?え?」
「”なんで”って、前に言ってたじゃないですか!”なら、私はアフリカゾウが欲しいわ!”って!」
当のアフリカゾウを持ち込んだ生徒は瞳を輝かせて言った。まるで、親友にお土産を渡すかのような気軽さで、そう言った。…あまりにも状況がヘンテコなせいか、渡された側は自分の考えが思わず口から出ていたことに気づいていない。
「ま、まぁ?ひゃ、百歩譲って誕生日プレゼントだとしても、わ、私はあなたにアフリカゾウが欲しいなんて一言も…」
「え?でも、あの時、”誕生日何が欲しいですか”って聞いたときに、確かに”なら、私はアフリカゾウが欲しいわ!”って言ったじゃないですか!私ちゃんと忘れないように録音もしてたんですよ!」
「え?!ろ、録音?!ちょっと待ちn
”カチッ”『そうねぇクスクス…なら、私はアフリカゾウがプククッ欲しいわ!
………ッッッ!?」
「ですので、アフリカゾウをお取り寄せしました!」
………やっぱあの子ゲヘナでもなんとか行けそうな感じっすよねぇ。にしても今の録音。聞いた限り、彼女の純粋さを利用しようとしたっぽいですけど、見誤ったっぽいっすねぇ。ま、同情はしませんけど。
「ま、まって、あ、謝るから!」
「…謝るとは、何を、ですか?」
おっとぉ?これはぁ?
「あ、ああ貴女に、い、いやがらせしてやろうとしたこと、謝るから!も、持ってこれないと思って、
「……………今、”どうせ無理だと思って”と言いましたか?」「…………………ふぇ…?」
あっ(察し)。これは、地雷ぶちぬいったすね。
「ふふっ、ふふふっ、うふふふっ!なるほどなるほど、無理だと思っていたということですね?そうなんですよね?「え?あっいや待ってちがっ」ならば尚更です!これで、あなたの中にある”ジンクス”を一つ壊した、ということになりますね!さぁさぁさぁさぁ、私からの誕生日プレゼント、ぜひとも受け取ってください!!!」
「ひ、ひぃいぃぃいいぃぃ?!」
あーっとこれ以上はやばいっすねー。
「はいはーい、ストップストップっすよー。ダイヤちゃん抑えて抑えて。これでジンクス破れて何とかなったんすから、もういいじゃないすっか。」
「あ、イチカさん!こんにちは。今日もパトロールですか?」
「せ、正義実現委員会?!」
いやーこれ以上やられるとコトっすからねー。とりあえず、このジンクスブレイカーには…今は、そろそろ午後2時っすか。
「あーダイヤちゃん?実は、ちょっと風の噂で聞いたんっすけど、あっちのほうで、ゲームをやるらしいんすけどね?」
「えぇと、そのゲームが何か「午後の2時に参加した者はそのゲームで勝つことができないっていうジンクスがあるらs「わかりました、ジンクスですね!では、こちら、飼育の説明書ですので。では!!!」………あいかわらずはっやいすね~。…さて、あとは…」
「あ、ありがとうございます!あ、アイツこ、怖くって。」
そういうこの子に私は黙ってスマホの画面を見せた。とたんに押し黙る生徒。そして顔が青ざめる。その画面にボロボロのロッカーの写真があった。
「これ、全部あんたが主犯でやったことっすよね?」
そういいながら私は画面をスワイプしていく。そこには罵詈雑言の書かれた机、ズタズタにされた教科書などが写っていた。………全部、たった今、ジンクスを破りに行ったあの子のものだ。
「そ、それは、ちが…」
「言い訳は本部で聞くっすよ。ほら、キリキリ歩くっす。」
そうして、一人捕縛してほかの子たちに連れて行くように指示する。そうして、顔を上にあげて、そこに鎮座するアフリカゾウを見て、「コレどうしよ、マジで。」と一人、思い悩むのd
ドッッッゴオオオオオォォォオォォォォォォォォォォン!!!!!
「うわぁぁぁっっっ!?!?く、クレイジーダイヤモンドだぁぁぁーーー!!!」「な、なんでこんなところにいるんだよぉぉぉーーー!」「わ、我々の正実失墜させちゃおうぜ☆ゲームの計画がぁぁぁーーーー!」
「………ふぅーーーーっ。彼女は自警団、そう自警団っす。うん。自分の勤め果たしてるだけっす。うん。そうに違いないっす。…うっ、胃が…!…後で胃薬もらわないと。」
悩みはどうやら尽きそうに無いようだ。
「パオオオォォォォーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!」
これは、一人のジンクスブレイカーが、有り余る金と、金剛石のごとき意思と、覚悟でもってキヴォトスのジンクスをぶち破ろうとする話である。
ま、まだプロローグだから。次回から思いっきり出てくる(予定だ)から(震え)。