「つまり、ジンクス!で す の で !!!」inキヴォトス   作:RBT E10

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遅れました。

理由はいろいろありますが、とにかく予定が重なりに重なった結果です。

皆さんは新時代の扉は見ましたか?私は見ました。
いやーいい映画でしたね。ウマ娘を知っている人、知らない人、関係なく楽しめる映画ですよ、あれは。

皆さんもぜひ、映画館で。

ちなみにこの話を含めて1,2話ほど短めの幕間を入て本編に戻します。


幕間Ⅰ

「久しぶり、リッキー。」

 

「うん。ダイヤちゃんも久しぶり。」

 

二人は部屋の中で静かにあいさつを交わした。

 

「それにしても、リッキーがまさかブラックマーケット(こんなところ)に出張店を開いたなんて。ここって、気の流れも悪いんでしょ?」

 

「あはは、まぁね。でも少しでもよくするために配置や色を整えてるから。」

 

そう言われて周りを見渡すダイヤ。確かに部屋の中は整然としており、内装の色や物の配置なども相まって外に比べれば雰囲気がいい。なんというか、空気がきれいなのだ。

 

しばしの談笑。それは、昔、彼女たちがこことは違う場所で、純粋な学生だった頃のようなもの。

 

すでに結露のついたコップの中身を飲んで、里野ダイヤモンドは口を開いた。

 

「…見つかった?」

 

その言葉を聞いた小波野リッキーは口を固く結び、目を閉じて、静かに首を横に振った。それはいまだに彼女が、キタサンブラックがどこにいるのかわかっていないことを示すのには十分だった。

 

「そっか。まだ、見つからないんだね。」

 

「ごめん、私がもっといろいろ調べられれば良かったのだけど。」

 

「ううん、大丈夫。…大丈夫。」

 

その顔は大きなものをこらえているようだった。そして、それがリッキーにどうしようもない無力感を突き付けた。

 

しかし、リッキーはそれをほとんど顔に出さなかった。これは前から変わらない彼女の癖だった。だが、顔には出さずともぺたりと垂れた耳が彼女の心を示していた。

 

しかし、「でも、」とリッキーは声を出した。「希望はまだある」と言うかのように。

 

「手がかりをつかんでいるかもしれない人なら、見つけたよ。」

 

「…ッホント?!だれ?どこにいるの?」

 

その言葉を聞いたダイヤはさっきまでの表情を一変させてリッキーにつかみかからんばかりの勢いで詰め寄った。

 

「待って待って落ち着いて!あくまで『かもしれない』だよ?」

 

「それでも、キタちゃんの行方の手掛かりがつかめるなら十分だよ。」

 

「ダイヤ…。」

 

先ほどのハイライトがないような瞳から一変してその中に光を宿し、その顔は決意に満ちていた。必ず、必ず、何があっても、探し人(キタサンブラック)を見つけ出すという決意で、全身を漲らせていた。

 

「そうだよね………わかった。教えるね。その人の居場所。」

 

コクリとダイヤがうなずいたのを見て、リッキーは口を開いた。

 

 

「名前は、ゴールドシップ。彼女は今、刑務所の牢屋の中でヴァルキューレとゲヘナ、そしてトリニティの監視下の元、厳重に収監されているわ。」

 

 

 




次回はゴルシ視点です。
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