世界中のゲーマーたちは彼の顔出しに対して様々な感想を持った。あるものは
「結構イケメンなの腹が立つ」
「この顔ならがんがん出していけよ」
「これなら慧きゅんの相手ぜんぜん問題ない!」
様々な感想がある中、やはり一貫して皆、顔の良し悪しに触れていた。
そんな地獄のようなまとめサイトを覗きながら俺は大学の講義を受けている。とてつもない数の視線を感じながら。今日の朝からこの調子である。いつも仲良くしているグループの奴らも少し離れながら俺を観察している。奴らの顔を見るにとても面白そうなものを観察しているようだ。俺の中の友人tier表が大きく変動していく音が聞こえる。
「俺の顔がそんなにおもしろいか...」
あの生放送の日から仕事のオファーの電話が鳴りやまないようだ。スケジュールの再設定という労働にマネージャーが撲殺されているの横目で見ながら買ってきてもらったカフェオレを飲む。天音永遠の本当の素顔を世間にさらしたというのに仕事が増えるというのは世の中には物好きは思ったより多いようだ。
「マネちゃーん。このカフェオレ美味しいからお店教えてー」
「了解です。今きついんであとででお願いします!」
「ちなみにあの後にきた依頼ってどんなのがおおい?」
「モデルの仕事4割、イベントでのゲストが3割、あとはその他って感じです。特にゲームに関係する仕事が増加してます。ゲームをやっていることを公表したので当たり前ですね」
「りょうかーい。どんな仕事でも私の美貌を届けて見せちゃうからまた仕事増えたらごめんね?」
「現在進行系できつい量ですよ!」
「ハハッ!!ゴメンねー」
今まで以上に仕事が増えることはとてもいいことだけど。
「次にリアルで会えるのはいつになるかな?楽君...」
「何かいいました?」
「独り言だから気にしなくていいよー」
「慧、話って何?やっぱりサンラク君と天音さんについての話?」
「あぁ。さすがメグ。何も言わなくてもわか...もしかして顔に出てる?」
「えぇ。くっきり顔に出てるわよ。前に言った通り」
「…」
「それで私に話したいことって?」
「あぁ。天音永遠はうちのチームじゃないが一緒に戦ったしゲームで一緒に遊んだ仲だ。だからもしあいつが本気でサンラクに対して恋心を抱いていたら俺は全力で応援するつもりだ」
「いい心がけだと思うわ。人の恋路に邪魔をしてはいけないと私も思うもの。なに?そんなことを私に宣誓するために呼んだの?」
「だめか?」
「ダメじゃないけどあなた本当に鈍感なのね...」
「え?まぁいいや。本題に入るぞ。今度俺、メグ、サンラク、天音の4人でごはんいかないか?」
「そこで真偽を確かめるのね?いいと思うわ。普通にサンラク君に相談したことあったし」
「メグが?珍しいな。じゃあグルチャの方に話挙げるぞ」
「えぇ。お願い」
「よし。チャットに送ったしお店を探そうかなー。メグはどんな店がいい?」
「フライドポテトがあるお店」
「おぅ...」