宝石の国Any%RTA フォス生存&月人消滅チャート   作:あじまる

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⚠︎⚠︎⚠︎不明な干渉を検知⚠︎⚠︎⚠︎
いつもお世話になっております、投稿者です。
まずはいつもコメント、評価、ここすき、誤字脱字報告をして下さる方々へ感謝を述べたいと思います。いずれも大変モチベーションになっております。ありがとうございます!

さて、誤字報告についてですが、投稿者は原作「宝石の国」の表記に可能な限り近づける様な表記を心掛けております。その過程で、一部違和感のある表記が発生する事がございます。(例:かかわる→係わる等)
これらに関しまして、誤字脱字報告を頂きましても意図的に修正を行わない事があります。確認漏れや未対応という訳ではございませんが、報告をして頂いた方は不安に思われるだろうとの考えに至り、ここにご報告させていただきます。

お時間を頂きまして誠に申し訳ありません。

最後に、いつも支援して下さる皆様へ感謝を込めて、挨拶を終わりたいと思います。本当にありがとうございます!
引き続き、本作品をよろしくお願いいたします。

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#9 フォス復活~武器調達まで

 皆様、おはヴォ-...ございます

 さて、フォスの修復も完了したところですが、目覚めたフォスは、まるで言葉が聞こえているかのようにナメクジと会話しだしました。宝石達からのガチ池沼を見るような目に晒されることと相成りました。

 

 いそいそと着替えたあと、好奇の目から逃れるように医務室を出たフォスを追って、前池まで辿り着きました。

 

 

『─────────────』

 

「...せんぱい、ふぉす、なんて言ってるの?」

 

「..............................なんで二回よんだの?」

 

 

 フォスは虚無顔でナメクジを前池に投げ捨てたあと、こちらに向き直りました。

 

 

「あどみらナントカを束ねる王、ウェントリコススだってさ。あー、このまま池に溶けて消えて無くなんねーかなー」

 

『─────────────────!』

 

「くそっ、もう縮まないのか...」

 

「う、うぇ...ん、ぇ...うぇんこ!」

 

 

 うんち!(せいかいのおと)

 という事で、池から上がってきたウェントリコススがアドミラビリスについて解説してくれます。

 ですが、ナメクジ形態のアドミラビリスの言葉がわかるのは、取り込まれたフォスだけなので、ホモくんには聞こえません。ですので、視聴者の皆様の為にこちらで掻い摘んでご説明したいと思います。

 ウンコ王曰く、近海に住んでいたアドミラビリスは美しい殻を目当てに月人に根こそぎ攫われ、月で養殖され思考を奪われているとの事。

 

 

「まあ...それがほんとなら...同情してやらないこともないが......それよか、なんで僕だけ」

 

 

 なおもウンコ王と話すフォスの言葉を遮るようにして、装備を整えた見回り組が出勤していきます。

 

 

「ほんとだ...フォス、ナメクジと話してる...かわいそうに」

 

「やっぱり博物誌の仕事は重荷だったんじゃ...」

 

「ノイローゼの対処は早めがいい」

 

「夜みんなでトランプしよ、ね?」

 

「とらんぷ!やってみたかったの!」

 

「うん、ホワイトも待ってるね」

 

 

 

 

「...............僕だけ!お前の言葉が分かるようになったせいで病人扱いされてんだよ!どうしてくれんだよ!」

 

 

 仕方ないね♂

 そうこうしているとルチルがやってきてフォスを再度分解しようとしていますね。

 

 抵抗するフォスと揉み合いになった拍子にウェントリコススは宙を舞い、廊下の先でジェード達から報告を聞いていた、寝起きの金剛の頭に着弾しました。

 

 ウェントリコススは金剛のハゲ頭を更に溶かそうと頑張っていますが効果は無いようです。最初から溶かすもん生えてないってそれ一。

 

 

 

 

 

 

「なるほど。貝の王よ、私達と有り様は異なれど、貝殻も宝石の一つ、歓迎します.........これからどうなさるおつもりか」

 

『───────────────』

 

「下僕になりたい、だそうです」

 

「そういう訳には...平等かつ友好的な関係を築くべきだろう」

 

「おともだち?」

 

「...そうだな、そのような関係が望ましいだろう」

 

 

 ホモくんの頭を撫でた金剛は、なおもウェントリコススと格闘を続けるフォスに向き直りました。

 

 

「好意的なのは私にも何となくわかるが、王の言葉を理解出来るのはお前だけだ。フォス、ホワイト、博物誌の一環として行動を共にしなさい」

 

「はあ...」

 

「はーい」

 

 

 さて、大義名分も得たので、引き続きフォスに張り付いて海に備えましょう...おや?シンシャの件でしょうか、フォスはまだ金剛に聞き足りない事があるようです。もう(タイム)待ちきれないよ!早く(学校から)だしてくれ!

 

 

「...先生、シンシャのことですが、彼はどうしてもあの虚しい仕事でなくてはいけませんか。有害かもしれませんがとても優秀です。それに、無能な僕を二度も助けてくれました。なにか他には...」

 

「そのことだが、今朝ジェード達より報告があった」

 

「え?」

 

「今回の騒動は、シンシャの知見によって解決したと聞いている。そして、新型月人、及び今回の騒動を含め、未知の事象が立て続けに発生している。よって、今後シンシャは定例会議に夜間担当者として出席し、戦略立案に加わるという事で決定したそうだ」

 

「本当ですか!」

 

「さらに、敵に動きがある以上、夜間の見回りもこれまで以上に重要となってくる。すぐにでは無いが、夜に動ける者が増えるように少しづつ見回りシフトを変更していくことになる。その時シンシャには夜間担当の先達として、指導を任せる事にもなるだろう」

 

「それは、良かったです...本当に」

 

「かつて彼に、生きているだけでいいと諭したことがある。だが優しく聡明なあの子は自ら夜に閉じこもってしまい、私はそれをただ見ている事しか出来なかった」

 

 

 金剛はフォスとホワイトの頭を撫で、何処か遠くを見ながら続けます。

 

 

「...先生?」

 

「......全ては、変わりつつある。自己犠牲は本来褒められるべき事では無い、だが、フォス。お前は身を呈してホワイトを守り、そしてお前の守った後輩が、シンシャの心を繋ぎ止めてくれた.........よく、頑張った」

 

「...や!僕、食べられただけで...!」

 

「んおお、ぐわぐわする」

 

「おっとすまない、強く撫ですぎた.........だがフォス、お前に戦う力が無いことには変わりは無い。くれぐれも無茶だけはするな。よいな」

 

「はい!」

 

「よろしい、今後もお前達の責務を果たしなさい」

 

 

 ふーん?どうやらシンシャは少し歩み寄ることが出来たようですね。RTA的にはどうでもいいですが、心情としては喜ばしいですね。

 

 ただ、フォスがあまりシンシャに執着していないのが気になりますね。プレーンな状態の彼なら「僕を初めて頼ってくれた!僕が助けてあげたい!」みたいなちょっと粘着質な所があったと思いましたが...

 

 あーもしかして、ホモくんがフォスの”初めて”になったからですか(意味深)

 だとすれば、少しマズイかもしれないです。フォスの精神は誰かと組んでいれば安定するのですが、そのペアに何かがあった場合、著しいメンタルダメージが発生してしまいます。

 もしこの推測が正しい場合、ホモくんが自己犠牲的な行動を取ってしまうと、フォスが暴走してチャートクラッシャーと化す可能性が微粒子どころじゃないレベルで拡大してしまいます。

 今後はホモくんの取り扱いには気をつける必要がありそうですね。

(ガバの気配)濃いすか?

 

 

 

 

 

 

「さて、これからどうしようか」

 

「シンシャがおしえてくれた、しょくぶつ、みてみたい」

 

「ああ、いいね......ところで、僕の画板しらない?何処で無くしたのかさっぱり忘れちゃってさ」

 

「うー......わかんない」

 

「くっそ、今日は有耶無耶になったけどその内ドヤされそうだ。ホワイト!しばらく一緒に画板使わせなさい!」

 

「いーよ!またかきかた、おしえて!」

 

『──────────────』

 

「うるせーぞウンコ王!今は先輩の威厳とか、そういうのはいいんだよ、怒られないことの方が大事!」

 

 

 という訳で学校を出て、一番近い白の丘にやって来ました。おや、先客がいるようですが...またダイヤ組ですか。

 

 

「あら、フォス!もう大丈夫なの?」

 

「うん、まあまあかな。ダイヤは?」

 

「ぼちぼち、かな。あら、その子と仲直りしたの?」

 

「いや、先生が一緒に行動しろって......なにやってんのホワイト」

 

 

 

「いくぞ、ボルツおにーさま!とりゃー!」

 

─────────────────────

 ホワイト→ボルツ

 攻撃:キック

 

 10ダメージ!

 

 

 ボルツ

 防御判定(90+10%)→自動成功

─────────────────────

 

「ぐああああ!」

 

「は?......なんだお前」

 

 

 何やってんだ白痴野郎!!

 また勝手に動きやがったコイツ!(顔面蒼白)

 

 ホモくんの突発的な飛び蹴りを片手で受け止めたボルツが、勢いそのままに後ろへと放り投げました。割れても困るのでマニュアル操作で身体を動かし受身を取ります!

 

 

「ボルツおにーさま!ダイヤおにーさまとおはなしした!?」

 

「何の話だ...おいクズ、何とかしろ。お前の役割だろう」

 

「いやーサービス対象外ですねー」

 

「チッ、使えない」

 

「ホ、ホワイト、その辺にしてあげて...」

 

「むう...」

 

 

 ダイヤが諌めて何とか動きが止まりました。

 何だこの狂犬!?

 鈴木不服と化したホモくんにダイヤが近づいてきて、何やら耳打ちしてきますね。

 

 

「ごめんね、まだ少し怖くって、ボルツがどう思ってくれているか聞けてないの。でも、少しづつ、頑張ってみるわ。だから今は許して、ね?」

 

「しかたねー、こんかいだけだぞ!」

 

「ふふ、それってフォスの真似?あんまり似てないわね!」

 

 

 なんのこったい(困惑)

 いや全く何の話かわかりません。離席していた間の会話でしょうか。ま、まあ直近で影響は無さそうなので放置でいいでしょう。これからボルツを見掛ける度に飛びかかることがあれば何か対策を考えます。

 

 

「......おい、バカ」

 

「なにー?」

 

「敵に仕掛けるとき、闇雲に飛び掛かるな。飛び足は起こりも見えやすく、空中で自由も効かず、着地で居着く。跳ね足も同じだ。小刻みに跳ねていては心まで浮き足立つ。進むにも退くにも不利だ。普段と変わらない足運びで、あくまで自然に動け」

 

「わかった!ボルツおにーさま!ありがとう!」

 

「.........戦いを見て欲しければそう言え。ヒマな時に相手をしてやる」

 

「わーい!やったー!」

 

「ホワイト、もしかしてお前も戦闘狂なの?」

 

─────────────────────

 ホワイト

 

 DEX:7→8/10

─────────────────────

 

 おお、怪我の功名でDEXが上がりました、やったぜ!

「リフレクト」を使うのにも、なんなら普通の回避でさえDEXが心もとなかったので(走者のガバ運)素直に嬉しいです。

 

 ボルツの戦闘指導は成長率にボーナスが掛かるので、今後も対応してくれる約束ができたのもうま味です。

 

 

 

 

 

 

 ダイヤ組と離れて、シンシャの言う新種を探しますが、ウンコ王がフォスに何やら話しかけてますね。恐らく『大発見したいなら海、行こうぜ』的な誘い文句でしょう。ですが、シンシャへの執着が薄い今のフォスにそれだけの意欲があるかと言うと...

 

 

「うーん、やっぱだめ。海は禁止されてるし、これ以上先生に怒られるような事は...」

 

『─────────────────────』

 

「.........先生の、許可がいる」

 

「なんのおはなし?」

 

「いや、ウンコ王が海に行きたいって...」

 

「うみ?たのしい?」

 

『─────────────────────』

 

「だとしても直ぐには無理だ、僕らは水に入る前に準備も要るし、今日は我慢して」

 

『─────────────』

 

 

 ホッ、ここで頑として行かないと言われるとロスだったので、どうやらスムーズに進行してくれそうで良かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 白の丘でのフィールドワークも終わったので、先生に報告を入れて勤務を終了しましょう。ほら(画板)見ろよ見ろよ。

 

 

「ふむ............よく見れている、これは今までの学校の記録には無かった種だな。引き続き励め」

 

「...はい」

 

「はーい!」

 

 

 さて、見回り組も戻ってきて校内が騒がしくなってきました。これからの時間はそれぞれ自室周辺の清掃を始めるので、一旦フォスと別れて単独行動したいと思います。

 

 

 この時間にやっておきたいのは「武器の確保」です。今回のチャートでは海上での襲撃を返り討ちにする必要がありますが「リフレクト」を使うにしても攻撃するにしても、剣が無いことには話になりません。

 元の予定では、オブシディアンの工房に忍び込んで一本くすねて来るつもりでしたが、在庫が減っていれば当然すぐに気づかれますし、バレると全員からの信頼がガクッと落ちます。

 

 という訳でオリチャー発動!

 部屋の清掃をしているゴーストの所に向かいます。

 

 ...いました、箒で椅子のホコリを取り除いていますね。

 寝巻きに着替えたゴーストが体を動かす度に透明な髪が揺れ、その中に時折黒い光がチラついているのが見えます。こちらに気づいたようで、箒をしまって声をかけてきました。

 

 

「...あら、ホワイト?図書室以外で会うのは初めてだね。何か御用?」

 

「あのね、ゴーストのところにいきなさいって、こえがきこえたの。おはなし、きいてくれる?」

 

「.........ええ、どうぞ」

 

 

 …ホモくん、こっちの指示を”声”として聴いているんですね。いや、ここまで自我の強い宝石は通常プレイ含めて遭遇した事が無かったので、この反応は初めてです。

 

 ま、まあそれは置いといて、何故武器の調達とゴーストが繋がるのか、皆さん疑問にお思いのことでしょう。

 

 皆さんもご存知の通り、現在宝石達が使用している武器は、全てオブシディアンが「特性:炉身溶融」によって生み出した溶岩を鋳造して作っている、黒曜石製のモノのみとなっています。

 

 ですが、オブシディアンは宝石の中で最年長という訳ではありません。であれば、オブシディアンが生まれる以前の宝石達はどうやって戦っていたでしょう?

 

 

 答えは「なり損ない」です。

 緒の浜で産出される、宝石生命体以外の鉱石、それらの中でも耐久性に優れるものを、武器に加工して戦闘していたのです。

「なり損ない」は、現代においては、医療用具として今でも硬度5以上の宝石の治療や研磨に活用されていますし、欠損時はパーツとしても使用されています。

 

 ですが、武器としてわざわざ「なり損ない」のような心情的に使いにくい材料を使用する必要性は、もはや失われていますので、現在それらは過去の武器として長期療養所に安置されています。

 

 

 という訳で、長期療養所管理担当のゴーストに頼み込んで、一本貸してもらおうって算段です。図書室シャトルランでゴーストの友好度がかなり上がっていた事が、上手く機能しました。

 

 あとはすんなり貸してくれるかですが、お祈りしましょう。ダメならかっぱらって行くまでですが(邪悪)

 

 

「.........ねえ、ホワイト、あなたの言うその”声”って、もしかして、身体の内側から聞こえてきたりする?」

 

「うん、よくいきすぎぃ!とか、あぁ〜だめだめだめとかさけんでるよ」

 

「そ、そうなんだ。結構個性的ね...」

 

 

 えっ、ホモくんマイクから読み取ってる?(恐怖)

 怖い怖い、後でコントローラーのマイクをテープで塞いでおきましょう。

 

 

「あとはね〜、たすけて、わすれたくない、せんせい、って、いろんなこがさけんでたよ」

 

「っ...!.........それ、どういうこと?」

 

「んーわかんない!でも、せんぱいがたすけてくれたの!いまは、みんなねむってるよー」

 

 

 ん??????????(大困惑)

 何の話ですかこれ、私の預かり知らぬところで何やら重大な事が起こっているようですが、一切記憶にありません。何ですか、フォスが助けてくれたって、全く見当がつかないのですが...

 

 

「あっ、そうだ!それでね、そのこえが、せんぱいをたすけるために、ゴーストのたすけがいるっていうの。ぶき?がいるんだって」

 

「...ねえ、ホワイト」

 

「んー?」

 

「あなたは.........その”声”のこと、どう思ってるの?」

 

「んー.........ときどきひどいこというけど、でも、ぼくができないこと、てつだってくれるから、すき!」

 

「.........そう、なのね......うん、わかってる、でも.........ホワイト、ついてきて」

 

 

 ...妙な反応ですね。

 ゴースト・クォーツは二重構造。内側の黒い水晶には別の人格があり、行動の制御権を奪い合っているため、ホモくんの現状に思うところがあったのでしょうか。

 

 

 

 

 

 場所を移して三階、長期療養所です。

 フロア全体には浅く土が敷かれ、草が生い茂っています。まるで草原を切り取ったようなフロアの片隅には、白い布を掛けられた巨大な棺のような棚が三列設置されています。

 

 ゴーストは棚には目もくれず、それらから少し離れた位置の土を掘り返し始めました。

 もう待ちきれないよ、早く出してくれ!(ホモはせっかち)

 

 

 少しして、土が取り除かれた後には、紙をぐるぐると巻き付けてある、細長い棒が顔を覗かせました。

 

 ゴーストは土埃を払ったあと、丁寧に巻き付けられた紙を解くと、こちらに振り返り差し出してきました。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「古い時代の武器だよ。材質はヘマタイト。硬度は六半、劈開は無いけど、かなり重いから、扱えた子は居なかったんじゃ無いかしら.........持ってみて」

 

─────────────────────

 ホワイト

 

 装備:古剣

─────────────────────

 

 

「よーし...うん、だいじょうぶそう!」

 

 少し振りが遅いですが、ホモくんの出力であれば問題なく扱えそうです。有難く借りて行きましょう。

 

 

 

「.........うん、そうね。それは、僕も同じ気持ちだよ...でも...」

 

 ん?ゴーストが何やらブツブツ言ってますね。ままええやろ、明日は急場なんで、さっさと戻ってトランプして寝ましょう。

 

 

「...だめよ!...っ!ホワイト、避けて!」

 

 

 !?

 か、回避ィ!

 

─────────────────────

 ゴースト(?)→ホワイト

 大鎌術Lv4:斬撃

 

 54ダメージ!

 

 

 ホワイト

 回避判定(成功率80%)→成功

─────────────────────

 

 

「おわ!っと」

 

「っ!この、勝手しないで...!」

 

 何処から武器を取り出したのか、こちらの首を刎ねるコースで放たれた斬撃を、回避判定で何とか避けます。

 大鎌を振り抜いたゴーストは不自然な姿勢で硬直し何かを叫んでいます。言動から内部の黒水晶、未来にはカンゴームと呼ばれる宝石が行動を操っているようですが、一体どういうつもりなんでしょう。

 

 

「ゴースト?」

 

「...逃げて!僕の内側の子、あなたを割るつもりみたい!もう、抑えられない...!」

 

 

 中二病みたいな事言ってんじゃねえよ!(憤慨)

 これはまずいです、なんの為にこっそり武器を取りに来たと...!

 

 下は居住区、戦闘が長引いたり、大きい音が出れば様子を見に来る者がいてもおかしくありません。

 

 逃げるのもNG、ドタバタと下に逃げ帰れば武器を持っているところを見られるのは必至ですし、何よりカンゴームはこちらを逃がさないでしょう。それに、運良く逃げおおせても先生に報告が行って武器調達出来なくなり詰みです。

 

 さらにゴーストを攻撃するのもダメです。もしゴーストが破損すれば、修復時に必ず経緯を聞かれます。そうなれば海への同行は絶望的です。

 

 

 

 ……武器破壊を狙います。

 密告するのではなく、この場で襲いかかって来たことから、カンゴームの狙いは何となく予想できます。

 おそらく、戦闘を禁止されているホモくんに武器を渡した事で、間接的にホモくんが連れ去られてしまうきっかけを与えてしまう事を危惧しての凶行でしょう。そうなればゴーストは先生からの言いつけを破ったとして叱責を受ける事になります。

 そうなる前に攻撃することで「止めたが武器を奪われた」という言い訳を成立させるつもりです。

 …この場で倒されるくらいの実力なら、外に出す訳にはいかないとでも言うつもりでしょうが、それならば、ここで実力を示せば大人しくなるはずです!

 

 

 ゴーストが大きく震え、項垂れました。

 フロアを一陣の風が吹き抜け、先程掘り起こした土埃が舞い上がります。

 視界が開けると、左前の寝巻きをはためかせてこちらに大鎌を向けゴースト、いや、カンゴームがこちらを睨みつけています。

 

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「...いくぞ?」

 

─────────────────────

 会敵

 ゴースト・クォーツ(?)

 HP:145

─────────────────────

 

「いくよ!」

 

 まずはボルツの教え通り距離を詰めたいところですが、間合いを読ませまいと大鎌を背負う様に構えたカンゴームは、両手で大鎌の柄を弓なりに反らせて力を溜めています。

 迂闊に差し込めばタイミングを合わせられて刈られます。敵が振り抜く瞬間の、すぐ後に重ねる様に斬撃を撃てるよう、こちらも構えます。

 

 

「どうした?剣を欲しがる癖にビビって動けませんってか?だったら、尚の事お前をここから出す訳にはいかないな」

 

 

 …煽ってきますね。

 カンゴームは構えを解かずじわじわと距離を詰めて来ます。合わせて間合いを取りますが、このままではいずれ壁際まで押し込まれそうです。

 

 

「むー...」

 

「はっ、下がるだけか?それで相棒を守れる訳ねぇだろ」

 

 

 カンゴームはゴーストの顔でこちらを蔑むような笑みを浮かべています。

 …安定を取っていては時間が掛かりすぎます。ここはフェイントを掛けつつ回避判定を頼って突っ込むか...?

 

 

「まだだめ」

 

 

 あぁん、なんで?(レ帝)

 

 …いや、そうか!

 ホモくんを信じて作戦継続、このままじわじわと下がって壁際まで引き付けます。

 

 

「どうするよ、もう逃げ場はないぜ?」

 

 

 遂に壁際です。これ以上は退けませんし、大鎌の振り幅的に横に避ける事も難しいです。ホモくんは剣を中段に構えたまま、背を壁につけて動きません。不意に、ホモくんが口を開きました。

 

 

「......こわいの?」

 

「あ?」

 

「かまえたまま、なにもしない。それに、よくしゃべる」

 

「.........は、ははは!......割れとけ」

 

 

 カンゴームが左手を離すと同時、背中を軸に弓なりに引き絞られた大鎌の柄は本来の形へと戻り、先端に着いた刃は恐ろしい速度でホモくんへと振り抜かれました。

 

─────────────────────

 ゴースト(?)→ホワイト

 大鎌術Lv4:草薙

 

 54+20ダメージ!

─────────────────────

 

「いま!」

 

 ホモくんの声に合わせ、中段に構えた剣をそのままに、カンゴームへと突き込むように突っ込ませます。

 タイミングを合わせたことで真横から迫っていた鎌はホモくんの背を掠めて外れます。

 このまま突きをカンゴームへ放ちます!このタイミング、奴は必ず柄を引き戻して防御するはず...!

 

 

「甘いんだよ」

 

 

 !?

 カンゴームは振り抜いた右腕を軸に、左肩を引いて突きを避けました。防御判定を使わないとは...!

 

 

「おおかた振り抜いた瞬間なら柄を盾にして防御するハズって計算だろ?アテが外れて残念だったな。さて、遊びは...」

 

 

 下手を打った...!!

 カンゴームがその勢いのまま回転し、ホモくんの後ろへと回り込んで再び先程の構えを取りました、ホモくんは突きを外し、たたらを踏んで手をついており、次の攻撃は捌けそうにないです!

 

 

「終わりだ!」

 

─────────────────────

 ゴースト(?)→ホワイト

 大鎌術:草薙

 

 54+20ダメージ!

─────────────────────

 

 

 壁を背にしたカンゴームは、弓なりになった大鎌を解放しようと左手を離しました。じゃあ、死のうか(諦め)

 

 

「おりゃー!!」

 

「な!?」

 

 瞬間!ホモくんは体勢そのままに逆立ちをするかの如く両手で身体を支え、後ろも見ないままに蹴りを放ちました!下から振り上げられた脚は今まさに大鎌を振り抜かんと身を乗り出していたカンゴームの顔目掛けて吸い込まれていきます!

 

 

─────────────────────

 ホワイト→ゴースト(?)

 攻撃:キック

 

 10ダメージ!

 

 

 ゴースト(?)

 回避判定(成功率42%)→失敗

 

 

 ゴースト(?)

 HP:145→135/145

─────────────────────

 

 

「ぐっ!」

 

 

 顔を蹴り飛ばされたカンゴームは後ろに仰け反りました。ホモくんへと振り抜かれようとしていた大鎌の刃は、仰け反った影響で後ろの壁へと吸い込まれていき...

 

 

─────────────────────

 大鎌

 状態:刃喪失

─────────────────────

 

 

 石英の壁に当たり、割れ砕けました。

 

 …立ち上がって剣を突きつけておきましょう。私、今回要りませんでしたね...(呆れ)

 

 

「チッ、こんなバカに......やめて!」

 

 

─────────────────────

 戦闘終了

─────────────────────

 

 

 どうやらカンゴームは引っ込んだようで、ゴーストは元の柔和な雰囲気に戻っています。もうちょい早く戻ってきてくれ...(疲労困憊)

 

 

「...ごめんね、ホワイト。どこも割れてない?」

 

「うん、だいじょうぶ!ゴーストも、だいじょうぶ?あし、あたっちゃった...」

 

「平気よ.........ごめん、危ない目に合わせて」

 

「ううん、たのしかった!さっきのこ、なんておなまえなの?」

 

 

 ゴーストは、顔に入ったヒビを白粉を伸ばして誤魔化し、壁際に腰かけて話し始めました。

 

 

「え...っと、名前は無いの。この黒いところ、これがさっきの子」

 

「えー、ふべん!じゃあ、おなまえつけてあげる。...うーん、くろいから、くろ!」

 

「いやだ!なんだよその雑な名前!要らねぇよ!」

 

「おわ!びっくり」

 

「チッ、期待して損した...」

 

 

 こんな出てくる?ってぐらい出てきますね。よっぽど雑な名前が嫌だったんでしょうか。

 …そういやカンゴームは名前が欲しいんでしたね。丁度いいです、この件を有耶無耶にするのにも好都合です。ホモくん、こいつを先生の前に連行や!

 

 

「わかった!いくぞー」

 

「な、なんだ!触んな......えぇ!?ちょっと、ホワイト!?」

 

 

 お姫様抱っこで全力で走り、1階の金剛教卓まで来ました。あまりの勢いに目を丸くしている金剛の前でゴーストを降ろしましょう。

 

 

「せんせー!おなまえください!」

 

「......ホワイト、先生、説明がほしいかな」

 

「くろ、おなまえなくてふべん。でもくろはくろがいやなんだって!せんせーたすけてー」

 

「...ゴースト、説明を」

 

「あ、えーっと...僕の、内側の子とホワイトがお話をした時に、名前が無いと不便だなぁーって...」

 

「ふむ...そういうことならば」

 

「わ」

 

 

 金剛がゴーストの頭を撫で回し、ガチ恋距離でガン見してます。何だこのオッサン!?

 

 

「よし、カンゴームだ」

 

「......ふふ、先生、中の子も気に入ったみたいです......ちょっと、動かないで!」

 

「カンゴーム、てれてるー」

 

「ホ、ホワイト......うるさい!お前、調子に乗るなよ?もし外でヤったなら俺は負けてなかった!」

 

「ん?カンゴームよ、それはどう言う...」

 

「丁度いい、先生こいつが......コホン!!い、いえ先生、かけっこで競走していただけです。それだけです…」

 

「...そうか、だがもう夜も深い。競うなら明日にしなさい」

 

「はーい!」

 

 

 あ、あぶねぇ...ゴーストナイスフォローです。

 これ以上失言しないうちにさっさと2階へ逃げましょう。おや、廊下で別れる直前、ゴーストが呼び止めてきました。

 

 

「...ホワイト」

 

「なに?」

 

「くれぐれも、気をつけてね...カンゴームも、同じ気持ちよ」

 

「...わかった、ありがとう!」

 

 

─────────────────────

 カンゴーム

 友好度 3/10

─────────────────────

 

 ふむ、媚び売りは成功しましたかね?ちょっとだけホモくんのことを認めてくれたようです。

 

 

 ともかく、何とか武器は確保出来ました。長期療養所に放置している古剣は、明日の出発前に回収すればいいでしょう。

 

 …てかオブシディアンの所に行って廃材とか貰ってきた方が早かったかもしれないと、今になって思いました(ガバ)

 

 まあ、まあまあまあ、いいでしょう。あまり考えるとプレイングに大胆さが無くなりますからね!

 

 

 という事で、本日はここまで!

 終わり!閉廷!以上、皆解散!

 

 




☆コメント返しのコーナー
〇ホワイトちゃん可愛いねぇ…可愛い子は汚したくなりますよ、ぐへへ 

こわいなーとづまりすとこ(畏怖)


〇「ガバばかりかつバカばっかのバカ野郎」
これ、新しい早口言葉です。
rta勢は景気づけに、どうぞ。

早口言葉としては簡単な部類ですね(イキリ)
個人的に一番苦手な早口言葉は「東京特許許可局長今日急遽休暇許可拒否」です。なんなら局の所まででも言えません。もっと舌使って舌使ってホラ(飽くなき速度への探求)


〇ただのガバじゃねえぞ。ド級のガバ、ドバだ。
ほもくん達が美しい世界を紡いでいる裏で走者が発狂してるの笑っちゃうんすよね

ガバをドバーっと出してきた。もう顔中ガバまみれや。(白目)


☆現在のステータス

name:ホワイト・ダイヤモンド
 
 硬度:10/10
 靱性:7.5/10
 INT:6/10
 POW:9/10
 DEX:7→8/10
 
 特性:不活性インクルージョン、司銀
 
スキル
「口八丁」
「基礎戦闘技能」斬撃、矢受け
「パッシブ:軽業」
「基礎木工」
「リフレクト」

装備:古剣←      


☆現在の友好度
カンゴーム
3/10




次回

遠征の準備を整え海へと向かうフォスとホワイト。三族の未来を決める分水嶺に降り立って、古剣を構えるホワイトに思わぬ魔の手がせまる。果たして二人は欠けることなく帰り着くことは出来るのか!?

ご期待下さい。
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