・新たに三次創作作品を頂きました。
「トリニティの12使徒 ifルート」作者:ユウ/伽藍堂(本舗)さん
https://syosetu.org/novel/369966/
エデン条約におけるifルートで、イブキちゃんに危害が加わって全ギレした悪魔聖人(当社比)マコトちゃん様のゲヘナフルパワー蹂躙ルートです。まさかまたも三次作品が増えるとは思わず、感動しております……感謝。
「うわぁ……何この面子、すごいことになっちゃいそう」
「メンバーはランダム選出だそうだけど戦力の「偏り」が心配ね。イトがあちらなのは残念だけど、ツバメはこちらだし」
「ツルギちゃんあっちかぁ……12使徒の子こそ少なめだけど、ネルちゃんもこっちだしねぇ」
「アビドスも半分はあちらだけど……貴女の後輩達の実力、試させてもらうわ」
「シロコちゃんもセリカちゃんも中々やるよぉ。ま、おじさんが鍛えたというより、自然と逞しくなったんだけどさ……」
「貴女の背中を見て育ったのよ、不思議なことじゃないわ」
「そっか……なら、二人の成長ぶりを確かめてあげないとね。委員長ちゃんも手加減しなくていいよー」
「小鳥遊ホシノ」
「なあに?」
「私達はバッテリーを組む、この場限りとはいえ、いわば相棒……名前で呼んでほしいわ」
「……」
「んだよ、やっとかぁ?」
「ネル……」
「ま、アビドスで一件があったのは知ってたけどな……もう肩並べた仲だろ。アビの時もエデンでも、終わりは良かったろ? 今ならどうだ? そんな身構えんなよな、ホシノ」
「……そうだね、ネルちゃん」
「へへ……しっかしちゃんづけは擽ってぇなぁ!!」「えー」
「私もさ、毎度フルネームで呼ばれるのむず痒いんだよねぇ……」「そう……」
「じゃあ、やろっかヒナちゃん」
「ええ、ホシノ」
「しっかし、ミカの奴も来りゃよかったのによ」
「ミカちゃん生徒会長の仕事もあるからって言ってたけど……エクスト野球そのものがあんまりって感じだったね」
「釘バットはあまり持ちたくないみたい、女の子としてはちょっとって言ってたわ」
「? ガチる時は鉄骨担いでんだから今更だろ、妙な所で恥ずかしがるよな」
「普通の野球はしてるみたいだから、あんまり暴力は振るいたくないタイプなんだと思う、優しい子なんだね。ナギサちゃんと仲がいいのもわかるよ」
「根本的に気質が闘争に向いてないんだわ……なまじ身体が強いから、戦うことを求められがちなのだけど……」
「それでもここぞじゃ鉄骨握って走っていくんだから、いいヤツだよなミカは」
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< さあエキシビションの祭典、エクストリーム野球の始まりです!! 全キヴォトスの皆様お待ちかねでしたでしょう!! 今夜限りのドリームチーム、夢の全土混合戦です!! >
< 発表されたメンバー表には皆様度肝を抜かれたと思います、これほどの精鋭生徒が揃うことは中々ありません。素晴らしい戦いとなるでしょう、楽しみですね >
< 完全ランダムで選手を振り分ける、このエクストリーム紅白戦ですが……ランダムセレクトである以上こういう事も起こりえます!! 解説の駒込さん、白組のメンバーに戦力の偏りがあるように見えますが、どのように思われますか? >
< 確かに空崎ヒナと小鳥遊ホシノが揃っているのは象徴的ですが、エクストリーム野球は単純な暴力性だけが物を言うスポーツではありません。二人だけでは野球ができないように、エクストリーム野球もまたチームプレーが必要です。点を取る能力は12使徒が多い紅組の方が優れています、チームなら一日の長があることは明白ですしね >
< なるほど、二人だけでは野球はできない、至言ですね >
< 各学校の精鋭生徒達にも同じことが言えます、寄せ集めである以上、連携が乏しいだけにスタンドプレーが多くなりますね。しかしそれもまた楽しみでもあります、これほどのメンバーですから >
< 期待しましょう!! それでは改めてスターティングメンバーの紹介です!! >
紅組
1 (投) 九字キリコ
2 (捕) 杉本サナエ
3 (一) 銀鏡イオリ
4 (二) 歌住サクラコ
5 (三) 池倉マリナ
6 (遊) 炭沢リク
7 (左) 砂狼シロコ
8 (中) 赤司ジュンコ
9 (右) 羽沢エイカ
主な控え選手
剣先ツルギ(主)・相楽リョウコ・夕立イト・川澄スミカ・花川カオル・佐藤アキ・近衛ミナ・獅子堂イズミ・黒見セリカ・不破レンゲ……等。
< 紅組、やはり12使徒を主力に据えたスターティングメンバー。主将・剣先こそベンチスタートですが、様子を見ずに本気で攻める気ですね!! 銀鏡・池倉・砂狼は各学園の最強級生徒です、出し惜しみしません!! >
< 剣先ツルギを控えに置いたあたり、強敵との戦いによる消耗が前提の編成でもあります。速攻戦術ではありますが、これは点数による勝利を意識しているのでしょう、128点を取りに来ていますよ >
< トリニティの選抜中隊からも大内を始め多くが参戦しています、トリニティ色が強いチームであることは連携に有利かもしれませんね!! >
< 注目は歌住です、先週の特別試合での活躍は素晴らしいものでした。間違いなく今年のキヴォトス最強打者でしょう、打率は脅威の8割5分2厘、時速315kmの速球をスタンドイン可能です。また選球眼が素晴らしく、甘い球は絶対に見逃しませんね、マウンドに立つ空崎との勝負は見どころですよ >
< どこか気が抜けたような腰の入ってない独特のフォームからは想像もできない強打者です! 前試合では脅威の活躍でミレニアム・野球ロボット軍団を大量得点により実質的に壊滅へと追い込んでおります。野球への完全アジャストが完了した歌住のプレーに期待しましょう! >
白組
1 (投) 空崎ヒナ(主)
2 (捕) 小鳥遊ホシノ
3 (一) 伊草ハルカ
4 (二) 美甘ネル
5 (三) 豊見コトリ
6 (遊) 城島ツバメ
7 (左) 黒舘ハルナ
8 (中) 大野ツクヨ
9 (右) 下倉メグ
主な控え選手
緋色ユイ・雪風ヤマネ・守月スズミ・十六夜ノノミ・鰐渕アカリ・乙花スミレ・鹿山レイジョ・春日ツバキ・角楯カリン・久田イズナ……等。
< 圧巻のメンバー!! 小鳥遊ホシノと美甘ネル、そして空崎ヒナの名前が並んでいるのは中々威圧的です!! その他のメンバーも名だたる生徒揃いですが、知られていない1年生の生徒もいます、これは既知と未知に高まりを覚えますね!! >
< 主将空崎はあの伝説の名手大田を卒業試合にてサヨナラで送り出した選手でもあります。空崎は当然ですが小鳥遊・美甘、そして春日と守月……12使徒からも城島・雪風・緋色の三名と強豪揃いですが、あの便利屋68から伊草が参戦しています。伊草は大野・久田・豊見と共に一年といえど軽視はできません、恐ろしいことになりそうですよ >
< 便利屋68といえば12使徒すら一目置く集団ですからね、そして美食研が半分に割れました。パワータイプの獅子堂と鰐淵が別れたためバランスの取れた編成ですが、こちらもやや白組に有利でしょうか >
< 鰐淵は名だたる精鋭生徒を倒してきた実績がありますが、こと野球においてはスピードのある赤司のほうがテクニカルです。セカンドに美甘がいる上、空崎と小鳥遊がバッテリーを組んでいますが、このメンバーから塁を奪えるとすればおそらく彼女だけでしょう、走力は全選手の中でも優れています。しかし走りで言えば白組での注目は久田でしょうか >
< こちらも一年生ですが、噂によれば忍者であるとか >
< 身のこなしが只者ではありませんよ、明らかに走れる選手です。12使徒のバッテリーから盗塁を狙えるかどうか、実力が試されますね >
< 期待感が高まります……さあ選手達が相対して一礼!! いよいよ始まります伝説の一夜!! エクストリーム晄輪大祭野球!! 試合は急遽改装となった、超満員のミレニアム・スーパードームスタジアムよりお送りしております!! >
< 開放された可動式ドームから見える空に、花火咲く夏の夜。キヴォトスの歴史に残る試合となるでしょう、ご視聴の皆様と一緒に私達も楽しみたいと思います。解説は私、駒込と >
< クロノススポーツチャンネルより蒼島です!! さあ試合開始!! 先行は紅組からです、プレイボール!! >
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「キリコがんばってー!!」
「お姉ちゃん、コトリちゃんも応援してあげなよ」
「えー? コトリはなんか平気そうじゃん」
「まぁ……何か謎に強いけど」
「!! そんなコトリがふっとばされました!! これはフラグというやつですね!!」
「あー……錐揉み縦回転しちゃった。やっぱりちょっと強いだけじゃ、他所の精鋭生徒相手はキッツいのかなぁ」
「コトリちゃんは明らかにちょっとじゃなかったでしょ……コトリちゃんであれじゃ、アリスちゃんが出るのを止めてやっぱりよかった……すごい回転してたね、あれがタケコプター? コプターはヘリだけどタケって何なんだろう」
「アリス知ってます!! キリコがしてたのは攻撃と移動を兼ねた回転技で、エクスト野球だと竹先輩という生徒が考えたエクスト技だって言ってました!! 意識を刈り取って錐揉回転させたら、脱力した両手がプロペラみたいになって、自然と上昇するんです!!」
「人間ってそれで上昇しちゃうんだ!! ヤバすぎるよね!!」
「相変わらずエクストリーム野球様子おかしいよ……そもそもキリコちゃんは羽あるんだしさ……というかタケコプターって2つ意味あったんだ、キリコちゃんが言ってたの?」
「アライ先輩強化チャレンジで流してた動画で解説見ました!!」
「ほぼ拷問だったよねあれ!!」
「お姉ちゃんはさぁ……というか二人共コトリちゃんのこと心配してあげなよ……タケコプターにされたってことはデスアウトなんだから」
「コトリはバトル解説者だからきっと立ち上がります!!」
「完全に知らないジョブ名出てきた……」
「……ぅぅ、人が、多い……ょ……」
「あっ、ユズが溶けだしてます!!」「ユ、ユズー!!」
「部室で待っててもよかったのに……無理しないでダンボールに入ろ?」
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176:名無しの12使徒
ジュ、ジュンコー!!
177:名無しの12使徒
あー……盗塁刺された……マジかよ。
178:名無しの12使徒
ホシノパイセンの肩!! キャッチングも上手いけど送球がヤバいわ、人数5人のアビドスじゃ野球する機会なんて殆どなかったろうにこの技術、すげぇ。
179:名無しの12使徒
マジですげぇわ……感動する、これで今までベースボールコロッセオ未登録ってんだからもったいねぇよな。あー、ジュンコデスアウト、まあスチール失敗の上でネルパイにとっ捕まったら終わりだったな。
180:名無しの12使徒
これでこっちの美食は全滅……しかしイズミが打ち合いに負けるとは、大野ツクヨ……上背があるからヤバそうだなと思ったらマジで強くて草、これが例の忍者の一角か。
181:名無しの12使徒
チェスト釘バットで岩山両斬波されたイズミに草。大野は忍ぶには適さない体格に思えるが……存在感が希薄に感じるわ、確実に手練れだぞ。
182:名無しの12使徒
しかし例の忍術研部長、千鳥ミチルが出てきてない……妙だな。
183:名無しの12使徒
遊びよりも自分の情報秘匿を優先したってことかね、けれど後輩は出す……自分の実力は隠して精鋭勢の情報収集をしてるのかもよ、職業的忍者だな。
184:名無しの12使徒
好意的に考えるなら後輩達には日の当たる場所で楽しんでほしいのかもしれんわ、イズナの話じゃ「二人共楽しんできて」だそうだし。
185:名無しの12使徒
最初から、この1年二人だけは隠密の中でも表で名前出ししてる事を考えると、何かしら思うところがあるのかもしれんな。
186:名無しの12使徒
けど困ったよ!! ジュンコちゃんでデスるなら盗塁はもう無理かも!!
187:名無しの12使徒
盗塁が無理なら長打か転がして進塁だ、一塁のハルカは頑丈だけど野球経験が殆ど無い、送り出してくれたアル様には悪いが狙い目だろ。
188:名無しの12使徒
しかし固くなったなハルカ!! それに捕球も見違えるように上手くなっていってる、もう2イニングとかであったようなエラーとかは期待できないぞ。
189:名無しの12使徒
白組はわりとスタメンに1年が多めに見えるけど、ヒナちゃん筆頭に最強勢とのハイローミックスかね。リーダーいるけど下位打線が弱めだ。メグパイも早々に撃沈してしもうたし。
190:名無しの12使徒
メグパイは身体能力こそ「ザ・温泉」って感じだけど、お暴力はそこまでじゃないからね。パワーはあっても戦闘力はあんまり……温泉技術者だもんなぁ。
191:名無しの12使徒
一応私あたりでクリンナップのつもりだったんだけど、単打が多くてあんまり繋がらねぇな。入れ替わりが激しい……5番・7番・9番はほぼ毎回だ、ハルナも正直野球は強くないだろうに、無理して出てこんでも……案の定サナと事故ってポッキーにされちまったし。
192:名無しの12使徒
そらリーダーと遊べる機会ってんなら出てくるでしょ、連番希望したのもそれっぽいしさ。
193:名無しの12使徒
そんなもんか? 別に夜の飯屋でもよかったろうに。
こりゃ早めにスズミを出さないと点差が開くな、しかし早期に最強級を出しすぎると控えの面子が座りっぱなしになってゲームとしては論外、案外采配難しいわね。
194:名無しの12使徒
紅組スタメンの容赦のなさに対して、わりと配慮ある白組感。
195:名無しの12使徒
いやヒナ・ホシ・ネルで、言うほど配慮あるか?
196:名無しの12使徒
ないですねぇ!! (デスアウト済)
197:名無しの12使徒
こんなのあんまりだよぉ!! (デスアウト済)
198:名無しの12使徒
4イニング目で早々とダチョウが2匹も脱落してるのは草。
199:名無しの12使徒
なお1回表のイオリ……波乱の幕開けだったな。
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< イニングは既に10回、ファンタジスタ・エンドレスルールの今大会では128点の獲得か、全滅するまで試合は終わりませんが、両チームまだまだ元気です >
< しかし最強級生徒が複数脱落するという波乱もありました、予想を何度も覆す試合展開はエンターテイメントとして歓迎ですよ、エクストリーム野球はこうでなくては >
< !! 杉本、見事なミットと釘バット捌きです!! 戸塚アウト!! 惜しくも点数獲得ならず!! ホームを踏むことは叶いませんでした!! >
< 繰り出された攻撃を受け止めると同時に引き、ホームイン体勢で逃げ場がなく、身体の遊んだ所に後ろ手から繰り出される釘バットがレバーへ……素晴らしい一撃ですね、戸塚も失策はありません、杉本を褒めるべきプレイングでした >
< 杉本はこれで本日8人目のデスアウト獲得!! 小鳥遊の14キルには及びませんが、本来これはかなり優秀な数字です。流石12使徒の一人ですね!! >
< キャッチャーは先行殴打の機会が塁手に比べ少ない分、2桁のデスアウト取得は難しいのが通例です、それだけに小鳥遊の異常性が際立ちますが >
「うむ!! 流石サナだぞ!! マリナもよくやっている!! レッドウィンターの勇名を世に轟かせるのだ!!」
「相打ちで交代……ほう? ここでミナを出すか、外野ではなく内野……1塁に置くとはな、外周圏の生徒を別け隔てなく内野に入れる……変化を感じるの」
「いやその……そういった政治的意図はないと思うのですけど……。というかチェリノ会長? サナエさんは12使徒ですし、レッドウィンターの生徒ではないですが……」
「不知火室長、サナエちゃんはトリニティの生徒であると同時に我がレッドウィンターの名誉生徒、偉大なるチェリノ委員長の専用羽毛布団にしてソファーなのです」
「そうだぞ!! だからサナが活躍すれば、おいらとレッドウィンターの栄光も高まるんだ!!」
「?????」
「どうやらご理解頂けていないようです、チェリノ委員長」
「おいらは寛大だからな、気にしないぞ!! 連邦生徒会では話の分かる生徒と噂だったから、そのうちわかるだろう!!」
「流石チェリノちゃんです!!」
「キサキ会長!? ちょっと翻訳して頂けませんかね!?」
「後にしてくれんかの。妾は今、この催しをとても楽しんでおる……閉鎖的だった我が山海経から、多くの生徒達が会場に訪れ、他学の者たちとも楽しんでいる、この光景を……目に焼き付けておきたいのじゃ」
「お気持ちは!! お察ししますけども!! というかリン代行!? どこいったんです!! 用事って何!? ここに私を突っ込んだら色々不味いことぐらいわかるでしょう!? 何考えてるんです!?」
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57:名無しの12使徒
ほんげぇぇぇぇぇ!?
58:名無しの12使徒
記念すべき30人目のタケコプターはお前自身だったみてーだな、リョーコ。
59:名無しの12使徒
空を自由に飛んじゃったね!!
60:名無しの12使徒
錐揉みで上昇させられてるのは不自由の部類だろ……しかし高めに舞ったな、流石ホシノパイセン、パワフルだぜ。絵面が面白すぎる、奇跡の光景だな。
61:名無しの12使徒
リョーコの奴、調子乗ってホシパイに突っかかるから……せっかくのツーランがソロになっちまったが、イブキちゃんが喜んでくれてるならまあええか。
62:名無しの12使徒
よくないぜ!! ダチョウもだいぶ減ってきた!! やっぱヒナとホシノパイセン組んでるのはヤベーだろ!! パワーバランスぶっ壊れてるわ!!
63:名無しの12使徒
ヒナちゃがピッチャーしてるのはどっちかというと有情の部類だけどな、本当は野手だし。ストレートは速いが変化球は普通レベルだ、どれも打てなくはないしホームランもしっかり取れる。
64:名無しの12使徒
あ、あの……バット木っ端微塵にされた上でボールめり込んでた子がくたばってるんですが……。
65:名無しの12使徒
艦砲のほうがだいぶマシな威力だわ、流石ヒナ。
66:名無しの12使徒
池倉ァ!! ホシパイに撫でられた程度でヘバってんじゃねぇ!! それでも走鳥類か!! サバンナの生き物たる矜持を見せろ!! 今すぐ茶道の呼吸だ!! とっとと復帰しろ!!
池倉「こ、こんなはずでは……!!」(スゥーッ!! ハァーッ!!)
67:名無しの12使徒
いうてホシノパイセンのジョルトブローだぞ、いかなサバンナの生き物でもまあまあキツい。
68:名無しの12使徒
綺麗に刺さったしな。ダッキングからのフェイントでホームを踏みつつ一発入れる魂胆だったろうが、それがパイセンに通じると思ってる、お前の姿はお笑いだったぜ。
マリナ「アキ!! 笑い事じゃないぞ!! あれはすごく痛いんだ!!」
いうてもう骨くっついたろ、パイセンに10回はボコされてまだデスってないのは見事だぜ。やっぱお前私らに近い生き物なんかもな。
69:名無しの12使徒
マリナのやつ、ほぼっていうか私らと全ステ大差ないよな、頭もダチョウだし。羽がないから飛べないけど足は速いしさ。そら一般通過赤冬の連中がクーしてこようが勝負にならんのも頷ける。
70:名無しの12使徒
なお、当人も定期的にクーするもよう……チェリノ、どうやって制圧してるんだろ? 1匹しかいないからまあやりようはあると思うけど。
71:名無しの12使徒
つーか近衛もさぁ……拳銃使えなきゃ結界使えませんってナメてんのかよ? それでも総領主の側付ですか? 山海の誇りとやらはその程度か? 簡単にボコされやがってよぉ……キサキちゃに申し訳ねぇと思わねぇのかよ?
近衛「やまうみじゃない!! 山海経だ!! 見ていろ!! 次はああはいかんぞ!! それと門主様をなれなれしく呼ぶな!! 様をつけんか!!」
72:名無しの12使徒
こいつも大概しぶといよな、ヒナちゃんビーンボールでトリプルアクセルさせられてたわりには余裕そう。
73:名無しの12使徒
足があるから転がせば出塁できるのも強みだね、おかげで点はこっちが大幅に取れてるし、デスった人数で言えば負けだけど試合展開は有利……でもわりと追い込まれてきたよ!! マリナとミナは頑丈だからデスアウトに中々ならないけど、他の皆が耐えられなくなってきた!!
74:名無しの12使徒
ノノミの奴をファーストに置かれてると被害がでかい、前からわりと怪力だとは思ってたけど、大内をワンパンはかなりやべぇ。つーか凶器に使ってるダンベルあれいくつあんだよ……もう10個は確実に見たぞ、どっから出してんだ。
75:名無しの12使徒
両チームに混ざってた選抜隊連中がさっくり全滅するとはな、鍛え方が足りん……と言いたい所だが、今回ばかりは全員ガチで強いのは確かだ、今後の課題か。
76:名無しの12使徒
流石にキヴォトス最上位のパワフル生徒揃いだね、暴力の水準がワンダーランドもいいところだよ!!
77:名無しの12使徒
でもイオリの奴、速攻でデスアウトになりやがったからな……風紀のNo.2って自覚あるのかよ? 3番バッターが早々にタコられるのは情けねぇぜ!! エクストの聖地ゲヘナ生の恥さらしだろ。サナにポプテピピックみたいな目にあわされても気合いで粘ったハルカを見習うべき。
78:名無しの12使徒
いうてネルパイにタイマンで勝つのはマジでキツい……イオリの奴、ネルパイのことちょっとナメてたから順当な結果だけども。ホシノパイセンの強肩披露前とはいえ、この面子相手に「走る」のは見込みが甘いよー。
79:名無しの12使徒
ジュンコぐらいの足ならともかく、走力上の下のイオリがホシパイとネルパイ相手にスチールキメようとしたのは愚かの一言だろ、ヤマちゃんの足でも成算ないぞあれは。
80:名無しの12使徒
ヒナちゃんがホシパイのレーザービーム送球ノータイムでギリ避けしてるの震えてくるじゃんね。あの反応3人でされたらセカンドへのスチールはもう無理だよ、真っ向勝負しかないけどネルパイとタイマンはどっちが楽かという領域。
81:名無しの12使徒
マウンド直線上にホシ・ヒナ・ネルで並んでるのヤバすぎる……んで、そんな面子に全く引けを取らんスズミ、何やっても上手いなやっぱ、どうにか口説いて連れてきてよかった。
82:名無しの12使徒
8回裏の壁蹴りからの跳躍ホームランボールキャッチアウト、10mは余裕で飛んだろ。あれよく届いたよ、流石だ。
昔からほっといたら何にも参加しようとしないからなスズは、孤高が過ぎる。付き合い悪いわけじゃないんだが……。
83:名無しの12使徒
野球でも攻守共に隙がない。スズのドラゴンフィッシュブロー、久々に首が折れるかと思ったわね(1敗)
84:名無しの12使徒
普段の閃光弾はあくまで趣味で、制圧用の手加減ということをご存知なかった世の生徒達にお出しされる、スズのスマートなガチお暴力に世間様も感動だろ。
85:名無しの12使徒
ヘルメットさん達はわりと命乞いスタートだからよく知ってるけど、今のヴァルキューレ1年生とかは昔の灰色梟時代を知らないわけで。
86:名無しの12使徒
ダチョウと互角とはどういう経緯で出てきた評なのかご存じない1年坊が多いからな、私らと一緒にカンナパイ達のタクシー(意味深)してた頃を知ってるのは今の2年までだし。
87:名無しの12使徒
スズミ「私、灰色梟とか呼ばれてたんです? 大体皆が過剰に暴れるから毎回あんなことに……」
いうてスズミもやる時は全部一纏めにしてボコすじゃんね。数多くの罪のないヘルメットさんが、罪のあるヘルメットさんと一緒に輝きの中へ昇天していった。
88:名無しの12使徒
しかし戦力的にかなり有利であることは明白だというのに、点が中々取れんわね。12点差か……3回グラスラすれば追いつくとは言うが、ツルギパイセンがマウンドに立ってからは甘えた野球が全然許されん、普通に三振も死球も食らうし。
89:名無しの12使徒
つーかツルギパイセンが変化球投げれるとか聞いてないんですけども!!
90:名無しの12使徒
皆と遊びたくてひっそり練習してたんだって、かわいいかよ。
91:名無しの12使徒
どんな練習したらヒナちゃん打ち取れるスライダー繰り出せんだよ……とにかくパワーで鳴らしてきた面子が多いせいか、結構普通に打ててない……あと近衛の奴、目が良いせいか1塁から捕球アシストで前目に走ってくるし。
92:名無しの12使徒
つーかスチールできねぇのはこっちもだぞ、サクラコ様をセカンドに置くのは許されないだろ、銃なし強制白兵距離だとヤバすぎる。
93:名無しの12使徒
自分からは暴力振るわないし、タッチに釘バットこそ使ってこないけど、普通に手刀で意識刈り取られていく奴らが続出したわけですが……手はまさに添えるだけ、祈りの暗黒手刀、ほぼほぼモーション見えないんですけども。
94:名無しの12使徒
ダチョウの反応速度をもってしてガードがギリなのは草、精鋭生徒を屠りまくってきた手刀繰り出してる本人はいつものへにゃ顔なのがギャップ激しすぎんよ。
95:名無しの12使徒
守備もだけど打率がヤバいよサクラコ様、ここまでほぼ全部ホームランで10割バッターて……相手ヒナちゃんだぞ、どうかしてるわ。
96:名無しの12使徒
やっぱサクラコ様は4番にいてもらって正解だったわね、打席までに塁埋めておけばグラスラ確定演出だ、勝ちの目はこっちにある。
97:名無しの12使徒
野球とチームプレイ経験の差が出たな、出塁意識の差がモロに出てるわ。確かにホームランは打てれば点になるし、白メンバーのパワーなら自分が打つを選びがちなのもわかる、が。
98:名無しの12使徒
エクストといえどベースルールは野球だ、それじゃ勝てないんだよなぁ!! 単打アヘアヘが許されるほどキヴォトスのバトルベースボールは甘くねぇぞ!!
99:名無しの12使徒
ん!! 勝利は目前!! けど油断しねぇ!! 呼吸整えていくわね!!
100:名無しの12使徒
シロコ「ん!! 勝利は目前!! だけど油断はしない、呼吸を整える」
シロコとエーカが変なシンクロしてて草、なんでそんな息合ってんだよお前らは。
101:名無しの12使徒
砂狼シロッコ、生き別れの姉妹だった説がきゅうきょ浮上、けど頭の出来は若干シロッコのが良さそうに思えるわね。こやダチョウではなか、チベスナギツネ(犬)ばい。
102:名無しの12使徒
ん!! 勝利を前に舌なめずり、三流のやること。妥協なく点数狙っていく!! というわけでバスター!! 走れシロ!!
103:名無しの12使徒
きたねー!! 長打捨てやがった!!
104:名無しの12使徒
戦略も野球の醍醐味だからね!! これで1塁3塁、先頭打者ツルギパイセンの打席にもどりまして……初球打ち!? ワンバンで抜け……ない!! サードかぁ!!
105:名無しの12使徒
ツバキの反応速度よ、直前まで完全に船漕いでただろお前。
106:名無しの12使徒
とはいえ取るには取ったが体勢的に投げれず、ホームこそ守ったものの満塁か……まずいなぁ。
107:名無しの12使徒
よっしゃ2番黒見!! ホームランいけ!!
108:名無しの12使徒
セリカ「無理!! 無理ですって!! 明らかに200km/h超えてるじゃない!!」
速球程度でビビるんじゃねぇ!! まだ全然だろ!! 300km/h超えてねぇんだからよ!!
109:名無しの12使徒
んまぁ、公式球は鉄球入りだしビーンボールくらったら加治川みたく強制8回転サルコウさせられて昇天だけどな。
110:名無しの12使徒
お前も修羅の国アビドス育ちだろ!! ホシノパイセンに成長を見せつけていけ!! ガッツを見せろ!!
111:名無しの12使徒
ん!! セリカはやれる!! ノノミだってボコせる!! 打て!!
112:名無しの12使徒
シロッコ「ん!! セリカはやれる子!! ノノミも倒せる!! 打って!!」
エーカが二人になってんのか、シロッコが二人になってんのか、これもうわかんねぇな。
113:名無しの12使徒
てかエーカとシロ、二人でいる時「ん」とか「ん!!」とかで大体の意思疎通してて、別の掲示板にでも繋がってんのかと。
114:名無しの12使徒
そういうわけじゃないけど、なんとなく言いたいことはわかる感じ。リーダーとアズサもそうじゃない? なんか妙に波長合う子さ、皆もいるやん、そんな感じ。
115:名無しの12使徒
リーダーとアズサはどっちかというとプロ同士多くを語らない会話なだけで、一応話はしてるんだけどな……いやまぁ、あれで大体伝わるのは面白すぎるけど、ヒフミちゃん宇宙猫だったじゃん。
116:名無しの12使徒
そもそも私らは小粋なトークというのが難しい、リク達はまあまあ喋れるけど、大体のダチョウが陰キャ寸前程度のトーク力しかないせいで先方の読解力頼りになってるんだけどさ……。
117:名無しの12使徒
万能言語お暴力以外でお話しするの難しいよぉ……。
118:名無しの12使徒
カオルお前それで表で出てるのがひっくい声で、台詞もほぼ任侠変換なのクソ笑っちまうな。放課後スイ部に介護されないと一般通過生徒とハートフル交流不可能なの草しか生えねぇよ。
119:名無しの12使徒
リクとカオル、どこで差がついたのか……渡世の流儀……陽キャと陰キャの違い……。
120:名無しの12使徒
同じく穏やかな部類のダチョウ、ユイと並んでると見た目はほぼ一緒なのにこう、謎の威圧感あるから間違わないですって言ってたもんな、ヨシミ。
121:名無しの12使徒
どうして……どうして……私普通にしてるだけだろ……。
122:名無しの12使徒
おっファーストにワンバンで高く跳ねた!! ノノミ捕球態勢、隙だらけだぞ!! やれーセリカ!!
123:名無しの12使徒
突っ込めー!!
124:名無しの12使徒
セリカタックル!! ノノミのパイにめり込んだぜ!!
125:名無しの12使徒
がっダメ!! ビクともしねぇんですわね、アウトー!!
126:名無しの12使徒
ん!! 最低限!! シロが戻って一点頂き!!
127:名無しの12使徒
あーセリカの奴落とされた、デスアウトだな。パイブリーカーで昇天しちまったか。ノノミの奴ユルそうな顔して掴まれたら終わりだからな、焦って頭から突っ込むから……。
128:名無しの12使徒
引き続き2塁、3塁のチャンス!! 3番レンゲ!! やったろうぜレン!!
レンゲ「こんなチャンスでアタシに回ってくる!! これってまさに青春っ!! さあ!! こぉぉぉぉーい!! オボーーーッ!?」
129:名無しの12使徒
容赦のないヒナちゃん顔面ビーンボール!! 空振りついでの錐揉み縦回転!!
130:名無しの12使徒
が、着地!! 耐えやがった!! 百鬼の連中はほんとつぇーな!!
131:名無しの12使徒
第二球、ヒナ投げ……ちょっ!? 釘バットも飛んでった!?
132:名無しの12使徒
大田投法じゃん!! 避けろレンゲー!!
133:名無しの12使徒
レンゲ「ちょ!? そんなのありウボァーッ!!」
レ、レンー!!
134:名無しの12使徒
マジかよ、ここにきて大技がでやがった!!
135:名無しの12使徒
レンゲ、デスアウト!! なんてこった、これでこの回リョーコ、セリカ、レンゲの三人が脱落、ミネ団長のアグレッシブ救護にご案内……お?
136:名無しの12使徒
レンゲ「ま、まだ……まだァ!!」
耐えた!? レンゲいけるやん!! 投げ釘バット刺さって生きてるのは偉業だぜ!! これは進塁!! 押し出しだ!!
137:名無しの12使徒
すげぇぇ!! ほんとにすげーよレン!! よっしゃ進塁!! 満塁! というわけでこの回HR2回4得点に押し出し1点の5点!! 19回表、ついに紅組110点到達!! 更に追加点の大チャンス! 勝利は目前だろ!!
138:名無しの12使徒
そして満塁で4番!! サクラコ様!! ダークサイドの力が炸裂する!!
139:名無しの12使徒
サクラコ様!! 頼んます!!
140:名無しの12使徒
へにゃサクラコ様「どうして……なぜこんなことに……」
やっぱ主の導きだぜこれはよ!! ん? ホシパイ? タイム?
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< 白組のタイム!! マスクを脱いだ小鳥遊がピッチャー空崎の元に走ります。同時にセカンドの美甘も空崎の元に行きましたね、満塁で追い込まれた状況、どう見ますか駒込さん >
< 128点が見えてきた今、満塁のピンチです。空崎を落ち着かせるためにタイムを取った小鳥遊は見事ですね、こういった判断ができるキャッチャーがいるのは強みですよ。流石の空崎も満塁で歌住を迎えた状況です、焦りはあるでしょうから >
< 小鳥遊、この状況でも冷静です。まさに正捕手の貫禄! ホームラン連発の打撃は勿論、数多くのランナーをホームで撃沈してきた腕力、盗塁を全く許さない強肩も強みです。間違いなく現状キヴォトス最優のキャッチャーでしょう >
< セカンドが美甘とはいえ、赤司を刺せるとは思いませんでした。数多の賞金首を仕留めてきた獲得賞金王は伊達ではありませんでしたね >
< 空崎とのバッテリーは凄まじいものですが、このペアをもってしてもチームは押されているというのは驚異的です。まさに駒込さんが試合前におっしゃったように、チームプレイ経験の差が大きいのでしょうか >
< その通りです、やはり白組は進塁率が紅組より低い。選手個々の進塁意識が全く違います、上手く強打者に満塁で回し走者一掃を狙う戦術を組み立ててくる紅組に比べ単打が多い。紅組はベースボールコロッセオ出場経験選手が6名もいますし、プレーヤーとしての経験差もありますが…… >
< それだけではないのですね? >
< 最強打者歌住は勿論、ファーストに入った近衛がかなり優秀です。足の速さと目の良さが素晴らしい。16回のプレーは驚きの一言でした、普通はバックホームの捕球アシストに1塁からあんな位置まで走りませんから。この回のアウトを実質全部一人で取る離れ業、出塁自体を多く防いでいるという意味でかなりの貢献度ですね >
< 何度も空崎・小鳥遊・美甘から殴打されていますが、致命打は避けていて回避も巧みですし、復帰も早く、まだ沈んでいません。相当にしぶとい池倉・不破と共に外周圏の意地を見せていきます >
< 12使徒に近しいレベルの生徒がこれ程に存在するとは、やはりキヴォトスは広いですね。今年のベースボールコロッセオが楽しみでなりません >
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「ホシノ、ネル、ごめんなさい……不甲斐ない投球で」
「謝ることなんてないよヒナちゃん、これで済んでるほうが凄いよ。あの子達相手の真っ向勝負なんだからさ、流石流石」
「そういうこった、らしくねぇって!! しっかし打てねー!ツルギの奴、何がちょっと練習しただよ!ガチじゃねぇか!」
「うへー……スライダーはともかくシンカー投げてくるとか、おじさん聞いてないよー……」
「皆よくやってくれているけれど、単打じゃ追いつけないわ。しかも次は……」
「ま、相手が相手だ、中々にヒリつくよな、わかるぜ……なんたってあの歌住サクラコだ」
「噂以上よ、死球に殴打も全て避けられている……これほどとは思わなかった」
「トリニティの暗黒卿かー……柄物握った白兵戦じゃエイカちゃんでも勝てないって話だったけど、これは本物だねぇ」
「銃弾を銃弾で撃ち落としたり、警棒で弾けるとか、最強打者も納得の選球眼よ……甘い球は投げられないわ」
「荒井をボコした時の手刀も見たかよ? まるで手を添えただけに見えてる連中が殆どだろうなあれ……しっかしまさか、あのスーパー魔改造荒井がワンパンとはよ」
「あの子、先週とはまるで別人なぐらいに強化されてたのに……」
「前の試合見てたけど強化ってレベルじゃなくない?? 普通に別人だと思ってたんだけど……ネルちゃん、あれでドーピングとかじゃないって本当?」
「らしいぜ? なんかキリコの奴がコンソメがどうとか言ってたけどな、あとエクストの好プレー珍プレー集を椅子にくくりつけてエンドレスで見せてたぜ」
「またあの子達かー……壊れるなぁ……」
「ともかく彼女だわ、ツーアウトだから討ち取ればいい盤面だけど、容易くはない……私は変化球上手くないし、かといって真っ向ストレートだと打たれると思う」
「打率10割はすげーよな、流石歌住サクラコだ。んじゃ、ホシノ、ちょっと外角の下目にリードしてみな」
「敬遠? 次の打者は池倉マリナ……こっちもかなり危ないよ?」
「祭りでそんな無粋な真似するかよ、いや後ろから見てたらな? クギバの先端では全く打ってねぇんだわ」
「?」
「釘かかりを防ぐのに毎回センターの1点だけでミートさせてる、腰が伸びたスイングができねぇんだろうな。ミートがズレればフライあたりで打ち取れる、付け入る隙はまだありそうだ」
「流石ね、よく見てる」
「よーしやってみよっか、あとこの回を凌いだらさ……加減なしで殴っていく感じにしようか、相手控えもかなり減ってきたし、勝ち筋は点数だけじゃないよね」
「ダチョウ共を散々タケコプターにしといて手加減してましたは笑っちまうぜホシノ!」
「やっとイトも出てきてくれるみたいだし、アウトにしてベンチに連れて帰るのもやぶさかではないわ……そういえばネル、キリコにミレニアムの制服を着せていた件、詳しく聞きたいのだけど」
「ユウカがリオと組んで学籍1年でねじ込んでんだよ、無茶苦茶しやがるよな! 二重学籍って大丈夫なのかよ、ヤベーだろ。ノアは問題ないですって言ってるけどよ」
「へー……生徒会ってそんなこともできるんだ……ならうちもエイカちゃん欲しいなぁ。アビドスに馴染める子だと思うんだよね。皆と、特にシロコちゃんと凄く仲良いし」
「そう……所属の証明をすればゲヘナの制服も着せられると、良い事を聞いたわ」
「あんまり悪用すんなよな! ツルギが泣いちまうだろ!」
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141:名無しの12使徒
アバーッ!?
142:名無しの12使徒
ああっ!! イトが!!
143:名無しの12使徒
ボコした3塁手掴んだままホームに走るのありなの!?
144:名無しの12使徒
ヒナちゃんスクリュードライバー!! ホームにめり込ませる気だ!! カオルなんとかしろ!!
145:名無しの12使徒
あばよイト、ヒナちゃん共々デスアウトにしといてやるぜ、オラッ!! 釘ハイスラアッ!!
146:名無しの12使徒
でたー!! カオルの外道技、黄金の釘の塊!! ヒナちゃんゲッ……何!?
147:名無しの12使徒
なっ!? ア、アバーッ!?
148:名無しの12使徒
イトを盾にしない!? カオルをバットごと掴んで!? 何この回転技!!
149:名無しの12使徒
カオルのほうがホームに突き立てられちまった……!!
150:名無しの12使徒
慣性の法則仕事しろ!! おかしいだろ今の機動!!
151:名無しの12使徒
あっという間に5デス!! これで残されたダチョウはスミちゃんだけ!! ラストダチョウ・スタンディング!!
152:名無しの12使徒
イトがそのままベンチに持って帰られたんですけど!?
153:名無しの12使徒
ま、まずいぜ!! これは手羽先……の前に、イト吸いされたらここまでのダメージも気力も全回復されてしまう!!
154:名無しの12使徒
あー!! もう吸ってる!! 無法がすぎるんですわね!!
155:名無しの12使徒
別チームになることでナーフされてたのに、こんなのありかよ!!
156:名無しの12使徒
ホシノパイセンが髪の毛くくってから明らかに打撃強くなってるんですけど!! これからお本気のお暴力をお見せしますってやつだったの!?
157:名無しの12使徒
お遊びは終わりってコト!? じょ、冗談じゃ!?
158:名無しの12使徒
点数は負けてるが、とりま全員ぶっ潰せば勝ちってことだ……あばよ姉妹達、勝利が目前だったのはこっちだったみてーだな。
159:名無しの12使徒
こ、こんなことが!! ツルギパイセンがマウンドにいるから、この理不尽暴力のお祭りに抵抗できそうなのはサクラコ様とスミカぐらいしか残ってねぇ!!
160:名無しの12使徒
もう控えがいないよ!! 負けちゃうよぉ!!
161:名無しの12使徒
救いは……私らに救いはねぇのか!!
162:名無しの12使徒
わ、私ら……このままボコられて……!?
163:名無しの12使徒
!! なっあれは!?
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<<< 補欠選手再登録のお知らせをいたします >>>
< おや、これはどういうことでしょう >
< 仮登録はされていたものの、都合が合わずにいた選手が延長戦のため間に合ったのではないかと思います。稀によくあることですが、どうやら劣勢の紅組に一人、選手が補充されるようです >
< 点数負けが目前局面で白組は積極的殴打に戦術を切り替えました、流石のメンバーだけあって一気に紅組を打ち減らしていきます。ついに12使徒が残り1名という状況に、最後の助っ人が間に合うのは高まりを感じますね >
< いかな歌住も一人だけでは試合には勝てませんから、先程は満塁のチャンスでしたがライトフライに倒れました、攻略されつつあるのかもしれません、重要な局面です >
< 会場も再び盛り上がりを見せております、この局面で出てくる選手ですからね。こちらにはまだ補欠選手の氏名が回ってきていません、誰なのでしょうか >
<<< 3番、ファースト トリニティ総合学園…… >>>
< なっ!? これは!! >
< なんということでしょう!! 皆様御覧ください!! あれは!! >
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「なんだよ!! 結局出てくるんじゃねぇか!!」
「劣勢になったから、お願いされたのかな……得意じゃないだろうに、ほんと人のいい子だね」
「そうね……でも、これでわからなくなったわ。皆、頑張りましょう」「おおよ」「がんばるかー」
「あれ握ってないならそこまでじゃないって言うが、それでもゆうにダチョウ4匹分はパワーあるからな!! 楽しくなってきたぜ!!」
「怪我は……しないとは思うから、やるんならさ、楽しもっか」
「試合も終盤だけど、一緒に遊べて嬉しいわ」
「ミカ!!」「ミカちゃん」「ミカ」
「なんでぇー……!? どうしてなの!? こんなの絶対おかしいよ!?」
・ミカちゃんは生徒会長だからちゃんと仕事があるんですが?
聖園ミカは普通に仕事があったりする、お政治的にはマスコットだから大体のことはナギサとセイアがしてると思われがちだが、そんなことはないです。
ミカちゃんとお話したいよ、という声はエデン以降も結構内外あるし。あわよくばナギサ様に繋いでくれないかな、みたいな裏のある接触も多々アポ取りされるので、こういうのの選別もお仕事だったりする。外からイメージはあまりないが、人の機敏に敏感だったりするのはこのあたりに生かされていた……暇だったことは2年生になってからあんまりないです。
だから、女の子としてどうかと思いすぎる暴力野球に参加している暇はないといえば無いのである。けっして断る理由として丁度いいから外遊(本当の意味)がてら、今にもナギサ様バンジャーイしそうなキマった目の連中の接触を、年頃の女の子として不本意がすぎる、別に自分の意志で出してるわけじゃない「威圧感」で捌いていたわけではなかった。
野球場の貴賓室別室が外交の場になっていたので、ミカ様はお忙しい立場なのである、本当。
運動会の最中にMRS(ミカ・リアリティ・ショック)されると深く傷ついてしまうので、大祭ではナギサ・セイア共々、生徒会長仕事に徹するつもりだったのである。
だから預かり知らぬところで「運動成績的余裕でクリアだし、登録しておくね?」という、そういうのは全然求めてない、徹夜なユウカの善意の選手登録がされていたとは全くご存じなかった……が、選手登録されているということは。
「ミカ様!! こちらに!!」
「えっ!? ど、どうしたの!?」
「お待ちしておりました……お急ぎください!! 既に終盤の様相です!!」
「な、何!? 何なの!? 何があったの!?」
「ミカ様がこられた!! 急いでミカ様の釘バットをご用意しろ!!」
「ち、ちょっとまって!?」
「いそげ!! 早く運営に!! せっかくの祭りにミカ様が参加できなくてはどうする!! 走れ!!」
「ちょ……!? ま……!?」
「ミカ様のご出馬だ!! 道を開けろ!!」
「うおお!! ミカ様が!? すげぇぇぇ!!」
「ミカ様!! ミカ様!!」
「な、なんでぇぇぇ!?」