トリニティの12使徒   作:椎名丸

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トリニティの12使徒投稿開始から約1年、およそ60話を消費してようやく12人の主人公のフルネームが揃いました。長らく本作にお付き合い頂けたこと、ダチョウ12匹の名簿がコンプリートすることを心待ちにしてくださった読者の皆様に、只々感謝を。

https://www.pixiv.net/artworks/126315396 壺一郎さんより、12使徒集合。



間章・ようこそジャパリ・サバンナへ
登場人物・12匹のダチョウ


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 ・ダチョウ(駝鳥、学名: Struthio camelus)は、鳥綱ダチョウ目ダチョウ科ダチョウ属に分類される鳥類。世界最大の鳥。「外」のサバンナという地域に生息しているとみられており、キヴォトスでは確認されていない。入手可能な資料ではどれも、知能が極めて低いとされている。

 

 ・キヴォトスダチョウ、キヴォトス地方に生息するキヴォトスヒューム目エンジェル科ダチョウ属の大型翼を持つ生徒。極めて凶暴であり、低い知性と強大な身体能力を併せ持つ。(要出典) 確認された個体数は12匹、近縁種が多数存在する。飼育困難種であったが、長年の研究によってトリニティ・サファリパークでの飼育に成功した。(要出典)

 

 ・ティーパーティー特別保安警務隊。

 アポストル(使徒)隊 通称12使徒。4名1小隊制、3小隊12名。トリニティ総領生徒会長付きの即応部隊。部隊コード、アポストルA・B・C。

 

 トリニティ総合学園所属の戦闘部隊。

 12人が完全にズレなく同一の動作ができ、そのあまりに統率された動きは見る者に感嘆を与える。連携に一切会話を必要とせず、高度な連携と作戦行動を可能としている。全員極めて高い身体能力が目立つが、真に脅威なのは前身である「特殊戦研究会」(別項記載)から継承された、集団戦闘能力だと言える。完全同期動作を解除した「特戦挙動」時の戦闘能力こそがその真価、現状キヴォトス最優の特殊戦群。

 

 

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 トリニティの12使徒、メンバー表。

 

 Aチーム

 

 ・A1 城島ツバメ(じょうしま つばめ)

 

 部活 ティーパーティー(特別保安警務隊、通称12使徒Aチーム/A1)

 趣味 家庭菜園・楽器演奏・メタルモデル鑑賞

 

「今夜は飯が美味いで」

「放課後スイ部でバンドを? 楽器か、それなりには教えられるが……」

 

 凶鳥達を統べる12翼の長。12人に上下はないが、リーダーが居たほうが何かと良いという審議の結果……12匹の中でほんのり一番強く、一番賢い(走鳥類基準)ため、常軌を逸した蠱毒の行い「共食い」の結果勝ち残り、自然的にリーダーとなった。12人中、最も早く「前」を思い出したダチョウでもあり、小学生時代から姉妹達を探し集めていった。必要がなければ寡黙だが、必要次第では結構喋っているし、付き合いも悪くない。

 

 冷静沈着に見えるが実際その通りで、自他共に認める最優のダチョウ。入学直後にナギサが声をかけたのもリーダー格であることの調べがついていたから。趣味のうち楽器演奏は「前」の影響が大きく、バンドマンだった説が有力、弦楽器なら何でもできる。一方、菜園趣味は「今」の影響、披露する機会がほぼない楽器よりも今はこちらが主な趣味になっている。

 

 肝心な時しか役に立たないと姉妹達に言われるが、少女達の青春に肝心でない時など無いので、当然そのようになる。そのため生徒達から極めて人気があるが、本人に自覚はない。

 

 

 ・A2 緋色ユイ(あけいろ ゆい)

 

 部活 ティーパーティー(特別保安警務隊、通称12使徒Aチーム/A2)

 趣味 読書・絵を見ること・メタルモデル鑑賞

 

「あ、あの……これは凄く不味いような……」

「シミコ、場所を借りるね……って、ウイさんが干されてる……」

 

 最初の姉妹にして12匹の中で最も性格の穏やかなダチョウ。「前」の倫理観が多めに残っているのか暴走性も低く、一般生徒よりもよほど優しい気性を持つため、凶鳥達の良心的存在として内外広く慕われている。

 

 自分達の暴れの結果おかけしてしまうご迷惑に想像が及ぶのは事実上、ツバメとユイの二人だけである。だが懸念は示しても姉妹を止めるわけではないし、他が走り始めたら結局自分も走るのでダチョウであることに変わりはなく、ストッパーであったことは一度もない。優しかろうとダチョウはダチョウなので、暴力執行と決めたら容赦は皆無。

 

 微妙に個体差があるダチョウ達の中では最硬の防御値を持ち、ツバメとのツーマンセルになるとタンクとして前衛を担当、ヒナとのホーリーデスバトルナイトでは見る者達を恐怖させるほどの不死身性とゾンビアタックを披露した。読書好きだが、活字を読むのが好きというより挿絵が好きなので、読めない漢字は飛ばす等、本が読めているわけではない。

 

 

 ・A3 相良リョウコ(さがら りょうこ)

 

 部活 ティーパーティー(特別保安警務隊、通称12使徒Aチーム/A3)

 趣味 キャンプ・野外飯・メタルモデル鑑賞

 

「最近気付いた、焚き火で炙る魚が一番おいしい、丸呑みより良いね」

「ダチョウも頑張れば空だって飛べる、お修行に勝るもん無いね」

 

 サバイバル系ダチョウ、野外活動を好むがじっとしていられないタイプではなく、静かなソロキャンを好むように気質は比較的穏やか。自然に溶け込む能力に長けているため、不用意に野山に放つと野生を思い出し自然に帰ってしまい、姉妹でさえ見つけるのが難しくなる。ソロキャンできない期間は定期的に焚き火動画を配信するなどの奇行が目立つ。

 

 特殊戦モードではAチームの斥候(スカウト)を担当、高度な隠形と気配遮断で知覚不能になる他、何日でも持久可能と継戦能力が最も高い。

 

 特殊戦研究会としての特戦技能を「開発」したダチョウで、これは「前」の事を微妙に覚えているかららしい、本職だった説が有力。レアな記章?を胸に大量に並べるのが趣味だったことは覚えているが「特戦群」という言葉をキヴォトスに持ち込んだ本人であり、いやに空挺が手慣れているなどの経験以外に、それ以上の記憶はない。

 

 

 ・A4 夕立イト(ゆうだち いと)

 

 部活 ティーパーティー(特別保安警務隊、通称12使徒Aチーム/A4)

 趣味 ティータイム・毛繕い(する方)・メタルモデル鑑賞

 

「ええ、ナギサ様から茶葉を下賜頂いたのです、よろしければ」

「ヒナ様ですか? わたくしの羽籠でお休みされていますよ」

 

 奇跡の生物お嬢様ダチョウ。言葉遣い、所作共に一般的トリニティお嬢様生徒の平均水準程度には淑女というダチョウにあるまじき存在。しかし、お嬢様である事と凶暴であることは両立する。口調と所作が上品なだけで気は短く、トリニティ仕草もやろうと思えば出来なくもないが、最初に出るのは言葉でなく拳。大変ゲヘナ的でもあるため、リョウコ共々ゲヘナ生と仲が良い。

 

 比較的気質穏やかなAチームの中では最も凶鳥的。特に徒らに相手を貶めるような、お嬢様界隈特有の陰湿さに対して極めて激しい残虐性を顕にし、トリニティ仕草文化を圧政しまくったため一部お嬢様達にとって恐怖の存在。

 

 たぶん「前」からお嬢様なので身繕いには気を使う、毛並みの維持に余念がなく羽毛は常にフカフカ。死闘の中で通じ合ったヒナと最も仲が良く、以後あらゆる選択肢で好感度を上げていった結果、自慢の羽毛でヒナを包んで寝かしつけるという親密度100ぐらいの攻略進行度。

 

 

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 Bチーム

 

 ・B1 炭沢リク(すみさわ りく)

 

 部活 ティーパーティー(特別保安警務隊、通称12使徒Bチーム/B1)

 趣味 沢山食べること・綺麗なガラス瓶集め・メタルモデルブンドド

 

「古文がわからないよ!! でも古文以外も何もわからないよぉ!!」

「楽しかったねカスミちゃん!! ハムスターローラーまたやろうね!!」

 

 明るく口数も多い元気で朗らかなダチョウ、舌っ足らずな言葉使いのため全員同い年、同日生まれなのに一際幼い雰囲気を持つ。全く邪気がないが、素直すぎる稚気から繰り出される暴力性と暴走性は冗談ではなく、凄まじい暴虐を振りまく。基本、思いやりはあるが思慮は全くない。

 

 人好きがする気質のためか、相手がダークサイド大人であろうと懐に潜り込むのが上手い。研究に興味を示し、話を理解はせずとも根気よく楽しそうに聞いてくれる姿勢が秘密結社ゲマトリアを神秘研究所にした要因の1つと思われる。このような事例は1つではなく、ダチョウがその恐ろしさのわりに多くの生徒達に構われたりと愛でられをされる理由に、リクが振りまく愛嬌が大いにある。

 

 とても小隊長が務まりそうにないように見えるが、平時と戦時の落差が激しく、口調まで変わる。スイッチのon/offで別人のごとく特殊戦兵士となり、不死身に近しいオートリジェネで無限復活してくる。

 

 

 ・B2 羽沢エイカ(はざわ えいか)

 

 部活 ティーパーティー(特別保安警務隊、通称12使徒Bチーム/B2)

 趣味 侍・忍者の技再現・修行・メタルモデルブンドド

 

「ん、これがソレスの形。銃弾は弾くか切るに限る、かっこいい」

「ん!! 皆も茶道の呼吸覚える!! 毎秒回復すれば無敵!! 無敵!! 無敵!!」

 

 キヴォトスをサバンナミーム汚染した戦犯ダチョウ。社交的なダチョウであり、SNS発信を使ってキヴォトスをサバンナにした主たる要因である。全土の生育環境を弱肉強食にしたのはダチョウ12匹の暴力的圧政だが、生徒達に「可能性」を広めることで著しい強化をもたらした張本人。しかも「前」のトンデモ技を実用できるレベルまで研究し、体得した上で公開・講義するという考えられない行為を行う。キヴォトスにもたらした影響力は群を抜いており、各地で「可能性を信じた」超級生徒達の誕生を促した。

 

 強者が増えた事を純粋に喜んでいて、その分自分も更に修行してまた成果を拡散するので際限がないし、地獄のループを作っている自覚もない。

 

 何故かシスターフッドの礼拝に好んで参加するので「前」は十字教徒だった説が有力だが、本人は全く自覚がないし別に信心深いわけでもない。シスフに伝えた技がSW系なのは、赤いセイバーが似合いそうなサクラコの雰囲気に合わせたから。

 

 

 ・B3 雪風ヤマネ(ゆきかぜ やまね)

 

 部活 ティーパーティー(特別保安警務隊、通称12使徒Bチーム/B3)

 趣味 ゲーム・電子工作・メタルモデルブンドド

 

「花のパ……? 花柄の……パンツだっけ? すごい章タイトルだなぁ」

「そ、辛い思いする子が多かったお話、だから鬱展開全部ぶん殴ってやろうと思って」

 

 特異点ダチョウ、全ての鬱展開を暴力で圧政するべくトリニティに姉妹を導いたことで世界を変えた鳥。唯一「ブルーアーカイブというゲームの情報」という原作知識持ちオリ主枠。しかし盆栽勢でありストーリーは最低限しかやっていなかった上に、ソシャゲ複数抱えでロクにやっていないという使えないタイプでオリ主失格。しかし姉妹の存在と原作知識という最強武器が役立たずであることが逆に良く、人と世界を創作物ではなく自分達の生きる、地に足のついた世界として認識している。

 

 ダチョウの中では珍しく器用で工作を好み、ミレニアム製の機器を駆使して電子戦までできる、ゲームを好むのもこの一環。ナードの要素が多いように見えるが気質は明るく、姉妹達を引っ張る勢いを出すこともある。

 

 鬱展開圧政を最初に提唱するなど「前」の倫理観を維持しているが、その気質と「今」の暴力性が融合し既に完全にキヴォトス人、残虐性も極めて高い。

 

 

 ・B4 川澄スミカ(かわすみ すみか)

 

 部活 ティーパーティー(特別保安警務隊、通称12使徒Bチーム/B4)

 趣味 対戦ゲーム・写真撮影・メタルモデルブンドド

 

「誤救護にごわす、こや目当ての生徒ではなか!!」

「それもそう」

 

 極めて暴力性の高いダチョウ達の中でも特に薩摩学園スタイルの危険なダチョウ。Bチームの朗らかに残虐なノリを体現するような行動規範を持ち、楽しそう・潰そうと思えば即身体が動くタイプ。ヤマネ共々感知能力が高いため索敵を得意としており、このためB小隊は強行・強襲の頻度が高い。動体視力は良い筈だが対戦ゲームの見切りは鈍く、あまり好成績とは言えない。

 

 後輩達に特殊戦技能を仕込むに当たり、マニュアルの制作や細やかなカリキュラムを組むなど意外に細やか。ダチョウの中でも上位の凶暴性を持ちながら、世話焼きな一面を見せる。

 

「前」からレバガチャするタイプのゲーマーだが、ゲームの知識は殆ど残ってないらしく、キヴォトス産のゲームを純粋に楽しめている。ビジュアル系ゲームのスチルは欠かさず集めるタイプだった延長か、何かと記念に写真を撮る。

 

 

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 Cチーム

 

 C1 花川カオル(はなかわ かおる)

 

 部活 ティーパーティー(特別保安警務隊、通称12使徒Cチーム/C1)

 趣味 スイーツめぐり・釣り・メタルモデル鑑賞(ジオラマ派)

 

「ああ……これは、美味ェな……」(おいしいねぇ!!)

「錠前、バイトか? そうかァ……」(サオリ、がんばってるね)

 

 任侠タイプのダチョウ。溢れる威圧感と恐ろしげな喋りなのに温厚極まる穏やかな鳥類、掲示板では度々リクと同じような口調で話していたりと外面との乖離が激しい。面倒見がとてもよく、ヘルメットやスケバンといった不良達と抗争を繰り返しつつも、筋の入った人柄、器の大きさで慕われている。

 

 見た目を統一容姿に寄せてなおも威圧感があり、一般通過生徒達から怖がられているのを気にしているが、荒くれ界隈からは絶大な支持がある。カズサ経由で放課後スイーツ部と関係深く、よく招かれては餌付けされているためか、お不良界隈がスイ部に一目置いている原因。

 

 グレていた後輩達(大内達)を拾い上げ、特殊戦へと更生させる切っ掛けを作ったが、本人はどちらかというと平穏な一般生徒として暮らして欲しかった。だから黒猫に離隊の相談された時……その背を暖かく押した。

 

 

 C2 杉本サナエ(すぎもと さなえ)

 

 部活 ティーパーティー(特別保安警務隊、通称12使徒Cチーム/C2)

 趣味 スポーツや演劇の鑑賞・メタルモデル鑑賞。

 

「力を……パワーだろ!! このまま全員ぶっ潰していこうぜ!!」

「人が動いてるの見るの、好き」

 

 暴力100%、完全脳筋の極地たる力をパワーな野生動物、12匹中最も凶暴にして最も残虐なダチョウ。趣味は拷問で骨が折れる音が好きという恐ろしい鳥類だが、規律に堅固であり命令・戦闘規範には忠実。目的達成のためなら暴力性を抑えられるプロフェッショナル、戦士というより兵士。

 

 何も考えられない代わりに、あらゆる障害を力で打ち倒す。気性は荒いが、理由なく暴れるわけではなく、容易に騙されるのでサナエを通して特戦研を利用しようという悪党が中学時代は数多くいた程には相手を疑わない。良くも悪くも裏表がなく、その分怒らせた時の暴虐は常軌を逸しており、言語を絶する暴力性と残虐さ、戦闘時だけ発揮される高IQと狡猾さで厄災と化す。

 

 なのに趣味は観戦と観劇と大人しめ、オペラハウスで時折目撃される。

 

 

 C3 佐藤アキ(さとう あき)

 

 部活 ティーパーティー(特別保安警務隊、通称12使徒Cチーム/C3)

 趣味 絵を描くこと・メタルモデル鑑賞

 

「そうだっけ? なんもわからん」

「そう――」

 

 闇に溶け込む裏稼業系鳥類。平時から存在感を消して移動する癖があるが、日常にはわりと溶け込んでいるのでダチョウとしては社交性がある方、唐突な出現にクラスメイト達はもう慣れている。寡黙な上に記憶力が終わっていて大体の事を忘れているが、本当に大事なことは覚えているとかなんとか。語尾が伸びた独特の喋り方だが、掲示板では普通。絵が趣味だが絵心は普通、漫画的なものも描けるがどちらかというと風景写実派。

 

 プロとして暴力は手段と割り切っていて、一人でいるなら必要以上には振るわない。12翼の中で隠形に最も優れ、警護任務では「そこに居るが居ない」という領域の仕事ぶりを見せる。

 

 北斗神拳をキヴォトスに持ち込んだのはエイカだが、秘孔治療をガチ医術にして姉妹に広めたのはアキ。その指圧術は最初から熟練、これは「前」で使っていたからという説が有力。

 

 

 C4 九字キリコ(くじ きりこ)

 

 部活 ティーパーティー(特別保安警務隊、通称12使徒Cチーム/C4)

 趣味 コーヒー豆収集・メタルモデルブンドド

 

「……モモイ、この制服借り物……」

「パイセン、ビームマシンガンも欲しい」

 

 異能生存体ダチョウ、ユイと並んで最硬の鳥類で全力戦闘時はタンクとして前衛に立つ。寡黙で物静かだがノリは非常に良く、暴走性も高いし暴力性も大概。良くも悪くも勢いで生きており、そのためかモモイ達ゲーム開発部に同学1年生扱いされても動じないし乗っかる。休日はよくミレニアムに呼ばれているが、セミナーからの頼み事をゲーム部での仮部員稼業の片手間に片しており、ユウカ達上位生徒達から取り込みを図られている。結果、ミレニアム学内では在校生達からの認識も既にゲーム開発部の1年生扱いで、誰も疑問に思っていない。

 

 ホーリーデスバトルナイトではヒナとお互い掴み合ったままヘイローが軋むほどの、首が折れてないのが不思議な威力で全力で殴りまくっており、常軌を逸した耐久力を世間に見せつけていた。コーヒーテクはプロ、おそらく「前」の技能と思われる。集めたコーヒー豆はヒナやカヤによく贈っている、キリコが淹れるコーヒーは適度に苦い。

 

 

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 それは同年同日同時間に昇天した魂が、同年同日同時間に生まれ直した奇跡という名の崇高への接続。血ではなく魂と神秘で奇跡に繋がった12姉妹。

 

 一人、また一人と見えない声に導かれ、12翼が出会う。

 

 ダチョウは完全他人の個体でも近くに寄ると「お前は家族だったかもしれねぇ」となる生き物なので、無事姉妹はそうなった。今日から姉妹だ。

 

 ところで姉妹、このキヴォトスとかいう世界ヤバくねぇ?

 

 1人の不幸は12の不幸、12の幸せは1人の幸福。

 

 ヤバいぜ!! 修羅の国じゃん!! こんなのおかしいよ!!

 

 1人の望みは12の望み、12の願いは1人の願望。

 

 路地裏で子供が頻繁に冷たくなってるような近代っぽい社会、良いわけねぇだろボケ。そんなにドカドカ鉄砲ぶっ放して好き放題するのが常識で当たり前だってんなら、私らも好きにしてやるよ。見てろよ……本物の暴力による「自由」ってものを教えてやるぜ、力だけが正義なんだろ? だったら文句はねぇよなぁぁ!!

 

 ということになった、そうして……キヴォトスはサバンナになった。

 

 だが正義と信じて戦う頭ダチョウの行いはほぼご迷惑だった、毎日がキャンプファイヤーのキヴォトス中央は中坊ダチョウ12匹の凄絶な暴虐を前にお祭り騒ぎの日々。どこかの世界線と比べて良くなったのか悪くなったのかわからない感じのままに、3年間ウィークリーで火の海……そんな中学生時代というキヴォトスが試される修行期間が終わり、そして……。

 

 12の翼が「運命」と出会う。

 

 

「ナギサ様の政治力鬼つえぇぇ!! このまま逆らう奴ら全員ぶっ潰していこうぜ!!」

 

 

 





A1 城島ツバメ(じょうしま つばめ)
A2 緋色ユイ(あけいろ ゆい)
A3 相良リョウコ(さがら りょうこ)
A4 夕立イト(ゆうだち いと)

B1 炭沢リク(すみさわ りく)
B2 羽沢エイカ(はざわ えいか)
B3 雪風ヤマネ(ゆきかぜ やまね)
B4 川澄スミカ(かわすみ すみか)

C1 花川カオル(はなかわ かおる)
C2 杉本サナエ(すぎもと さなえ)
C3 佐藤アキ(さとう あき)
C4 九字キリコ(くじ きりこ)

以上12名の頭ダチョウなティーパーティーモブ達による物語でございました。

キャラクターネームは実のところ感想から頂いたものもあります。リクやエイカ、リョウコ等はそうです。投稿開始時に決まっていた名前はヤマネとツバメだけであり、後は流れで決まっていきました。台詞のパーソナリティーは最初から決まっていて12人分あります。読み返すと「コイツ〇〇か」とわかって楽しめるかもしれませんね。

なんとなく始めた物語が今、ハーメルン全投稿小説累計の129位にあります。ここまで続けてこられれたのも全て、感想や評価、ここすきをくださる皆様の声援のおかげです。ありがとうございます、楽しんでもらえて幸いです。本当に力になりました……感想を貰えるってこんなに嬉しいことだったんだなと。

いくつか間話を挟むかもですがいよいよ最終章、あまねく奇跡の月への旅に突入します。
トリニティ謝肉祭やミレニアムエキスポ等のイベントを望まれているお声を頂いていますし、多分面白いのですが、最終章に全然入れないので迷いどころでした、時系列的に最終編の後のようなので、全てが終わってから考えようかなと。それまで走りきれたら良いなぁと思いますが。投稿ペースがリアル事情で下がってるので頑張りたいですね。


・「トリニティの12使徒」雑談スレその5
https://bbs.animanch.com/board/5020746/

定期的にスレッドを立ててくださる方がおられるようで、いつも見させていただいております、ありがたい……。

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