IS+1(インフィニット・ストラトス・プラスワン)   作:暇人の鑑

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第20話です。

今回で2巻までのストーリーが終わる形となります。


第20話 勝者の十字架

「バクゥ、フォーメーションデルタよ!ポジションを取って!」

「そうなる前に叩く!」

 エールストライクに換装した僕は、早速新たな問題に直面した。

 

「ビームが逸れる⁉︎」

 フォーメーションの妨害を狙って、撃ったビームライフルの火線が、不自然に逸れたのだ。

 

 何かをまた仕掛けられているのかと思ったが…すぐに理由を察する。

「そうか、砂漠の熱対流で……」

 

 普段ならそんなことは起こらないが、空中に浮いている機械から出されているあの結界に、日光の熱量を増幅させる機能でもあるのかもしれない。

 日照により急激に温度が上がった砂漠は、大気が激しく対流している状態になると、教授に教わったのを思い出しつつ、それに思わず舌打ちが出てしまう。

 おそらく、その対流によってビームが曲げられてしまったのが、さっきの不自然な逸れなのだろう。

 アグニなら、太く強力な火線である故にある程度無視できたんだろうが…普通のビームライフルではそうもいかない。

 それが攻撃の要となるエール装備なら尚更だ。

 

 そんな訳で、飛んできたミサイルをジャンプでかわしながら、片手と音声でキーボードを操作し。

 

 次の一撃は、今度こそ真っ直ぐに飛び…バクゥのミサイルポット

を撃ち抜いた。

 

「……よし!」

「喜ぶのはまだ早いわよ!」

「なっ⁉︎」

 だが……すかさず放たれていた、後ろからのザウートの砲撃を、不意打ち気味に食らう。

 

 更には、先ほど射撃武装を破壊したバクゥも含めた3機が合流し、横並びになって突っ込んできたのを避けきれず、跳ね飛ばされてしまった。

 

 3連続の衝撃になんとか耐えるが……今度は眼前にミサイルの雨が迫ってくる。

 そのうちの1発が頭に直撃し、脳を揺さぶられるような衝撃を受けてしまった。

「ぐぅ……⁉︎」

 

 ブラックアウトしそうな意識をなんとか保とうとするものの、その僅かな時間ですら、この戦場では隙になる。

 

 目の前に現れたバクゥに、慌ててバルカンを打ち込むが…その時には胸部に蹴りの衝撃を受けていた。

 

「うわああっ!」

 

 ここで倒れるのはまずいと、なんとかバーニアを吹かせるが……そこに再びザウートからの砲撃が襲い掛かる。

 

「クソッ、このままじゃ装甲が……!」

 バクゥによる近接戦による撹乱と、ザウートによる火力支援。

 

 セシリアのブルーティアーズのような、ビーム攻撃ではないものの統率の取れたバクゥと、その穴を埋めるようなザウートの砲撃は、じわじわと削られていく恐怖を感じてしまう。

 

 これでは攻撃どころか…息をつく暇もない。

 

 いくらPS装甲があると言っても、無限じゃない。

 そして、PS装甲がダウンすれば実弾でも普通にシールドエネルギーは減るし、ビーム兵器も使えなくなる。

 換装で補おうにも、このバクゥのフォーメーション攻撃の前では他の形態では、ただの的にしかならない。

 つまり、これ以上の被弾は危ないと冷や汗を流す僕の前では、着地したバクゥたちが、再び同じフォーメーションの動きを見せている。

 

 そして、そこからまたミサイルが僕を狙って発射された。

 

「あれを食らったら……!」

 

 やられる、と思った時。

 

 

「………‼︎」

 また、あの不思議な感覚が襲った。

 

 知覚が研ぎ澄まされ、自分に向けて発射された十数発のミサイルの軌道や、ザウートが砲撃のために位置を取る際の駆動音…そこから導き出されるザウート二機がいる場所が、不思議と理解できる。

 

 そして……僕はそのミサイルに背を向けて飛び出した。

 

sideシャルロット

 

「……は?」

 誰が漏らした言葉かはわからないが、僕たちは目の前の光景が信じられずにいた。

 突然ミサイルに背を向けた流良が、ザウートにビームを撃ちかけたのだ。

 

 確かに、後ろからバクゥ達の攻撃の隙を埋めるように砲撃してくるザウートは厄介だろうけど……あの状況の僕なら、まずはミサイルを落とすのを優先するし、ここにいるほとんどだって同じだろう。

 

 そんな突然の行動の意味を知った今、僕達は唖然とするしかなかった。

 

 セシリアや鈴はポカンとし、ラウラでさえも、驚きを隠さないでいる。

 

 ビームライフルでザウート二機を破壊したと思ったら、ミサイルを十分に引きつけたところで逆制動をかけ。

 ストライクの鼻先でミサイルが収束し、ぶつかり合ったことで激しい爆発を起こしたのだ。

 

「……いや、待ってくれ。なんだあの動き」

「わたしにもわからん……シャルロットならわかるんじゃないか?」

「僕にもわかんないし、できないよあんな動き…」

 

 トーナメントで流良と当たることも考えて、彼の動きを研究したりはした。

 

 だが……こんな無茶苦茶をやっていたことはなかった。

 呆気に取られる僕の目の前ではさらなる離れ業が飛び出てくる。

 

「すごい……」

 大きくターンして、バクゥの前面を横切って脇へ抜ける瞬間、シールドを外側の一機の進路上に置くように手放し。

 

 それにあたったバクゥをフォーメーションから抜けさせたかと思えば、またもやターンしながらビームライフルを撃つ。

 

 飛びすさって辛くもそれを避けたバクゥだが…フォーメーションは完全に崩れた。

 

 だが、そんなのは序の口と着地の瞬間を狙ったミサイルを身をかがめて避け……そこに飛び掛かったバクゥに、背中から抜いていたビームサーベルによる横薙ぎの斬撃を食らわせ、その翼をもぎ取る。

 

「いけぇ!」

 尚も撃ち込まれたミサイルを……。

 

「砂を多量に巻き上げて、盾がわりにしただと…⁉︎」

 その場で後ろ向きにバク宙し、その際に巻き上げた砂で防いだ。

 

 ラウラの驚きの声の横で、冷や汗をかく鈴とセシリア。

「正直、アイツの動きはもはや怖いまであるわね…あんなの、教科書には絶対ないし、これまでのモンドグロッソの部門優勝者でも、できるかどうか怪しいわ」

「そう言えば、相手にしたくないって言ってましたわね……いや、決定戦の時もその片鱗はありましたけど、流石にここまで来ると同意見ですわ」

 

 正直、僕も同意見だし、他のみんなの引いたような反応を否定できない。

 

 

 そんな、最早アイシャさんに同情したくなるような動きを見せる流良は…煙を避けようと飛び上がったバクゥを、待ち構えていたようにライフルで撃ち抜いていた。

 

 

side流良

 

「えええい!」

 爆発を無視し、サーベルを展開して疾走するバクゥを前にジャンプする。

 

 横に避けるとサーベルに当たるし、そのままいてもバクゥの体当たりを食らったあと、ミサイルを打ち込まれるだけだろう。

 

 だが……それ以外なら話は別だ。

 

 僕は、バクゥの頭の位置に合わせて滞空して……交差した瞬間、足を振り上げて、骨を咥えた犬の形をした首を蹴り飛ばし。

 

 頭を失って機能が鈍ったのか、ガラ空きになった胴体にライフルを打ち込み、背後を新たな爆発で染めた。

 

「バクゥはこれで最後か…」

 あの感覚が遠くなり、張り詰めていた空気を解くように一息つこうとしたが、突っ込んできた何かを前に、慌てて回避する。

 

 そうして向き直った視線の先には……オレンジ色のバクゥのような形の機体。

 

 そして、その上ではアイシャさんが、サーベルとマシンガンを構えていた。

 

 投げ捨てたシールドを収納、その後すぐさま展開して構え…睨み合いとなる。

 そして、少しの沈黙の後。

「わたしも初めての実践投入とは言え、この「軍隊」を初見で攻略するとは。

やはり君は面白い……でも、ここからが本番よ。その消耗具合で、どこまでこの『ラゴゥ』についていけるかな⁉︎」

 いつもの飄々とした雰囲気から一転、獰猛な猛獣を思わせる鋭い目つきと共に、ラゴウのキャタピラを回転させた。

 

 

「ビーム⁉︎」

「隊長機だからね!」

 疾走しながら、回転式の砲塔をこちらに向けで放たれたビームをシールドで防ぐ。

 

 突っ込んできたのをかわしながらビームライフルを撃つが、当たることなく空を切る。

 

「普通に撃ったんじゃかわされるか…」

 給電用のコードがついたマシンガンによる射撃をステップで避け、隙を伺うが、回避の動きに合わせての突撃。

 そこからのキャノンかマシンガンでの射撃か、あるいはビームと実体剣両方のサーベルによる格闘。その4つの武器のどれから、攻撃が来るかの撹乱が飛んでくると考えると、先程までとは別の意味で手強い相手だった。

 

 集団戦じゃないし楽かと思っていたけど、全然そんなことはない。

 

 鷹月さんがまだ残っていれば、どちらか一方を任せられたが…いないものは仕方ない。

 

「くらえ!」

「うわあああっ⁉︎」

 飛び上がったところにライフルを撃ち込むが、悉くかわされ、前脚のキャタピラに頭を削られたのち、蹴り飛ばされた。

 このままだとジリ貧になってしまう。

 

 どっちかを崩さないと……

 

 脳を揺らされ、グワングワンとした視界から回復した僕が、なんとかして考えを捻り出そうと頭を唸らせる前で、また突撃の構えを取るアイシャさん。

 

 それを避けようとした僕は、咄嗟にそれを止めた。

 

 回避しての一撃にこだわっていたら埒があかない。

 むしろ、自分から前に出てやれば……!

 

 攻撃のための予備動作をしていたところに、盾を前にして突っ込む。

 

 前傾姿勢を取っていた所でのこの行動に驚いたのか、急制動をかけてのビームキャノンによる砲撃を選択したようだ。

 

 そこに、盾の後ろに隠していた黒い塊……折りたたみ式の巨大な片刃の剣「グランドスラム」を、キャノンに向けて投げつける。

 

 発射直前に横殴りのような衝撃を受け、明後日の方向に向かう火線にはめもくれず、そのまま相手に迫り……咄嗟に向けられたマシンガンをシールドで弾き飛ばす。

 

「そこだ!」

「グブッ…⁉︎」

 そこで予備動作を済ませておいた、最早お馴染みの前蹴りを叩き込むのと同時に、瞬時加速を行った。

 

 この一撃で相手の意識を刈り取らんと、ラゴゥから引き剥がしたアイシャさんを、加速した勢いをそのままに、アリーナの壁へ思いっきり叩きつける。

「アイシャ!」

 そのままふみつけるように、壁に垂直の形で屈伸し……迫ってくるラゴゥに対抗すべく、アイシャさんごと壁を蹴って飛び出した。

 

 互いに高速で接近し…交差する。

 

 次の瞬間、エールストライカーの片翼とラゴゥの前片足が宙を飛んだ。

 

sideアイシャ

 

「アイシャ、ご無事ですか⁉︎」

「ええ……まあ、流石にキツイけどね」

 個人秘匿通信でマティーナにそう笑いかけるが、先程の蹴りがよほど効いたようで、シールドエネルギーも体も限界に近づいていた。

 これは、戦闘を中止して治療を受けた方がいい状態だろう。

 

 私はビームマシンガンを失い、胸部バルカンも胴体への蹴りを受けた時に壊れたのか使用できない。

 相棒のラゴゥも前の片足を失い、翼は折れ…ビームキャノンは変な方向に曲がっている。

 

 対してストライクは片翼を失いはしてるものの、それ以外は未だ健在。

 数種類あるうちの装備のうち、2つしかまだ使ってないのだ。

 換装して仕舞えば、エネルギーの回復ができてしまうだろう。

 

 勝負はついた。

「……これは私たちの負けだね」

 ここは素直に負けを認めるべきなんだろうが……その選択肢はわたしの中になかった。

 

 ここで試合を止めれば「自分の蹴りが原因だ」と彼は悩むような気がするし…自分で煽っておいて、いざやられたら終わりだなんて、流石にダサすぎる。

 

 これは、人をおちょくっていた罰みたいなものだ。

 

 あの繊細な少年が悩むことじゃない……それに、こんなギリギリでの戦いなんて初めてであり、この瞬間をもっと長く味わいたいのだ。

 

「ごめん、しばらく仕事任せるわ」

「……しかたありませんね」

 

 私は、未だ荒い息を吐いたまま……ラゴゥと並び立ち、ストライクに突っ込んだ。

 

 

side流良

「シールドエネルギーは残り60、パワーもほとんどなし…エールにこだわりすぎたか」

 

 サーベルとライフルを構え、ラゴゥと睨み合っていた僕は、ストライクからの警告に焦りを覚えつつも、その均衡が崩れる瞬間を待っていた。

 

 何か別の装備に換装できればいいのだが、そこを狙われたら負けてしまう。

 

「アイシャさん⁉︎」

 

 その後ろから合流したアイシャさんが、ラゴゥとのツーマンセルで突っ込んできた。

 

 その顔は冷や汗がびっしょりで、傍目から見ても苦しそうだ。

「まだよ、輝戸君!」

「もうやめてください!それ以上やったらお身体が……降参を!」

 

 アイシャさんのサーベルによる斬撃をかわすが、間髪入れずに迫ってきたラゴゥに、もう片方の翼を奪われてしまう。

 

 なんとか体勢を立て直しつつ、咄嗟に撃ったバルカンがスパークしていたラゴゥのビームキャノンにあたり、誘爆をおこす。

 

 それにより動きが止まったラゴゥと同様、ストライクのバッテリーも底をつき、機体は色を失っていくが……アイシャさんは鬼気迫る表情で。

 

「戦いは終わらないわよ……シールドエネルギーが果てるまではね!」

 

 血を吐きながら叫ぶと同時に、刺突の体勢で突っ込んできた。

 

「……クッソォ‼︎」

 

 数十分前の自分の言葉が胸に刺さる。

 

 戦って勝つしかない。

 

 勝つということは、今目の前で苦しい顔をしている彼女に、さらに攻撃を加えるということだ。

 

 その行為に対して、どれだけ忌避感を抱いたとしても。

 

 

 もうどうにでもなれといったような気分の中、バックパックとシールドを投げ捨てる。

 バッテリーが切れた以上、パックはただのお荷物。

 シールドもデッドウェイトにしかならない。

 

 僕は右腰からナイフを引き抜き…それぞれの一閃が解き放たれ。

 

「……私の負けね」

「……!」

 

 ナイフが刺さった機体が、粒子となって消えていく。

 

 

「アイシャ・バルフェ、シールドエネルギー0。

 

勝者 輝度流良 鷹月静寐」

 

 勝利を告げるアナウンスが響き、アリーナを歓声が包んでも……僕の気分は、ちっとも晴れることはなかった。

 

 

 

sideカガリ

「すごいね……あれで乗ってから二ヶ月くらいだったか?」

「ええ……」

 ラミュース主任が端末を操作しながら、フラガラッハ教官と話すが…私はこれからのことに思いを膨らませていた。

 

 あのストライクをベースにした専用機…「ストライクルージュ」が現在開発中だからだ。

 きっと普段の護衛の「レオナド・イザナ」がいたら、「もっと大人しくしてくれ」とでも言うんだろうが…その強さを目の当たりにして、湧くなという方が無理な話だ。

 

「なあ、アスラ……!」

 そのイザナの代わりに隣に控えていたボディーガードの、「アスラ・ザラン」に話を振ろうとすると。

 

「……これほど腕を上げてるなんて」

「……アスラ?」

 賞賛のはずの言葉を、不安げに呟いていた。

 

 

sideアスラ

「流良……」

 

 ピットに戻っていく「ストライク」…ずっと昔からの幼馴染を眺めながら、俺は歯痒さを感じずにはいられなかった。

 

 流良は……昔から泣き虫の甘ったれで。

 

 オーブでの権力争いから逃れるべくやってきた日本で、初めて知り合った4歳の時から、小学校を卒業するまでの間。

 何かあるたびに俺に泣きついてくる、しょうがない奴だった。

 

 そんな流良が、ISを扱えるとニュースで話題になって…IS学園に入学すると聞いた時は心底驚いたが……それ以上に不安だった。

 

 アイツが、戦いなんてできるのかと。

 

 そして、今日カガリの護衛としてついてきて、その姿をあらためて見ていたが……俺の予感は的中していたことを悟る。

 

「まあ、私も同じくらいの時はあそこまですごくなかったしな…」

 

 アイツは、やっぱり変わってなかった。

 

 戦うことが嫌で……それでも、なんとかしようとして、袋小路に入り込んでしまっている。

「どうだった?久しぶりの幼なじみは」

 ある程度の事情を話していたカガリが聞いてくるが、スウェーデン代表に呼びかけた声音で、大体は察せてしまう。

「……やっぱりアイツだよ」

 

 これから、恐らくアイツには国や企業からの猛烈なラブコールや、OS開発の依頼が来て…更にこの沼のような状況の奥深くに引き込まれてしまうだろう。

 

 戦闘中のプログラム書き換えができて、最新鋭のISに乗った代表候補生に勝つほどの人材を、世界が欲しがらないわけがない。

 だからこそ……歯痒い。

 

 唯一無二の親友が苦しんでいるのに、何もしてやれないことが。

「……え?」

「でも……なんだかアイツ、ボロボロだ」

 

 流良……お前は一体何を思う?

 

side流良

 着替えが済み、アイシャさんのお見舞いに行った後、僕は観客席に向かっていた。

 この後は他のクラスメイトも試合があるので、それを一緒に見ようと誘われていたが……正直平静を保てるか、気が気じゃない。

 

 シャルロットがここにきたその本当の理由を、デュノア社の社長から聞かされた今、どんな顔して会えばいいのか、分からなかったからだ。

 

「暗殺って……」

 

 デュノア社の中で、彼女を排除しようとする動きがあり…その方法が暗殺だったのだ。

 

 母親を亡くした女の子を、いい大人が勝手な都合で殺そうとしている……そんなのは、絶対に許されていいことじゃない。

 

 で、そんなシャルロットを守るためにリヴァイヴ……ISに乗せ、この学園に送り込んだんだとか。

 

 そうして時間稼ぎをしている間に、なんとかして第3世代を開発しようとしていたらしい。

 

 だが、それが僕が起こした煽り騒動で、おじゃんとなってしまい、現在はデュノア社とモルゲンレーテでの共同開発に携わっているんだとか。

 

 つまり、これからしばらくは彼女は無防備となってしまうのだ。

 

 だからこそ……近くにいない自分の代わりに守ってくれと、託された。

 

 ついでに彼女の様子を時折教えてほしいと頼まれてしまったのだ。

 

「なんでみんなして僕にばっかり……」

 僕は、更衣室に来るまでに渡されたスカウトマンの名刺や資料の束を抱えて、できるだけゆっくりと歩く。

 

 自分にのしかかる重圧と、この息苦しさを…‥自分の心の内に押し込め、笑顔を作る時間が欲しかったからだ。

 

 でも…こんなことが、いつまで続けられるんだろう?




いかがでしたか?
ここでキャラ紹介を。

レオナド・イザナ 

カガリの護衛兼保護者筆頭。
破天荒な彼女を抑えることができる貴重な人物であり、実直な性格から「アシタの懐刀」と信頼されている。
モチーフはガンダム SEEDより「レドルド・キサカ」。

アスラ・ザラン
男 
誕生日 10月26日
15歳
身長170cm 体重60kg
髪色 ダークブルー 瞳 エメラルド
特技 特になし 趣味 電子工作
カガリ直々に指名されているボディーガードであり、流良とは10年以上前からの親友である。
オーブの代表候補生であり、ISを動かすことができるが、世界から目をつけられることをよく思わなかった首脳陣により秘匿されている。
極めて誠実かつ生真面目な性格だが、不器用な一面も持つ。
また、射撃及び格闘戦、IS操縦や知識面においても非常に高い技量を持ち、「篠ノ之束の再来」とも言うべき人物である。

モチーフはガンダムSEEDより「アスラン・ザラ」。

次回からは3巻のストーリーを始めていきますので、お楽しみに!
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