異世界ダンジョン飯   作:一般通過炎竜

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読み返したらこの頃のファリン、ライオスのこと兄さんじゃなくて兄ちゃんだった……いつから変わったんだ。すみませんここは最初から兄さん呼びだったということでひとつ。

あと、原作だとライオスがマルシルと出会って大体一年でファリンは炎竜に食べられるんですが、この小説だと大体二年かけます。理由としてはイツキの存在で、迷宮探索が行き詰まるまで早かったからという事で。

なんで大体って付けるのかというと、細かく調整するとめんど(ry



第十一話『エルフ』

ファリンがマルシルというエルフの魔術師に手紙を送ってから実に一週間が経過した。返ってきた手紙にはざっくり掻い摘んで説明すると

 

『迷宮探索したいので次の便で島に行く』

 

と書かれていた。次の便はまた一週間後である。

 

その間の迷宮探索はお休み。イツキはその間シュローやイヅツミ達と交流を深めていた。

 

「シュローさん、好みの女性とかいないんですか〜?」

「な、なにを馬鹿なことを…俺はそこまで軽い男ではない」

「じゃあ金髪と黒髪どっち派ですか」

「だから、俺は人を見た目で判断は…」

「身体や顔の好みとそういうのが決まるのはまた別の話じゃないですか。大きいのと小さいのどっちが好み?因みに俺は大きい方です」

「……………………大きい方」

「ほほー…」

 

などと男同士のちょっと下世話な話も出来るくらいには。イヅツミ達とも毎日遊び兼鍛錬をしつつ、マイヅルやヒエン、ベニチドリとも交流を深めた。

 

「え、マイヅルさん39!?見た目わっか!?せいぜい20半ばか後半かと…」

「ふふふ、あまり世辞をいうな」

「ご結婚はなされてたりは…?」

「いいや、私は御館様にすべてを捧げた身…結婚など、女の幸せはとうの昔に捨てたよ」

「じゃあ御館様と?」

「……………黙秘権を行使する」

「あっ……ふーん」

 

 

「じゃあヒエンさんは、幼いころから忍者修行を?」

「ああ、トシローとは餓鬼のころからの付き合いでな」

「……え、トシロー?」

「…あ、そういやお前らシュローって聞き間違えてんだっけ?本人から聞いた」

「シュローさん本名トシローなの!?いや東方出身にしちゃ攻めた名前してるとは思いましたけど!!」

「ははは!まあアイツも気にしてないし、シュローでいいだろ」

 

 

「あ、こんにちはベニチドリさん」

「…こんにちは」

「お買い物…化粧用品ですか?」

「うん」

「実はおれもなんですよ、おれは化粧じゃなくて肌荒れ予防のやつですけど」

「男の子がつけるの?」

「おれの住んでたところじゃ普通でしたよ?どうせ見せるなら綺麗に魅せたいじゃないですか」

「…そうだね」

 

などと様々なことが起きた。そして約束の一週間が立ち、イツキとトーデン兄妹はいつもの食堂、笑い狼亭にやってきていた。

 

「ファリンさん、どっか変なところないですかね?」

「うーん……うん、大丈夫だよ」

 

イツキの今の服は普段の格好である黒をベースとしたものではなく、清廉に見える白の服だ。ライオスも普段に比べると大分小綺麗な格好になっている。ファリンも普段からあまり気を使わない方ではあるが、イツキの提案で新品の服を用意した。イツキの奢りである。

 

「そこまでするか?」

「しますよ。人間の第一印象は見た目が9割なんですから。仲間に入りたいと思われる様な人じゃないと」

「詳しいねぇ」

 

「…で、件のマルシルさんですけど、なんで手紙でライオスさんを誘拐犯じみた扱いしてたんですかね」

「私が黙って魔法学校を出ていったのもあると思うけど…」

「全くわからん」

 

「まあ、会ってみるしかないですね」

「そうだね。……あ、そろそろ時間だ。私行ってくるね」

「ああ、気を付けてな」

 

ファリンは笑い狼亭を出ていき、待ち合わせの場所である港へ向かった。男2人残った状態。仕方ないので適当にドリンクを頼んで待つことにした。

 

「そういえばライオスさん、ファリンさんのことなんて言って魔法学校から連れてきたんですか?」

「実をいうと、あの時は挨拶程度で連れていく気は無かったんだが…ファリンが俺の顔を見るや否や血相変えて『私も行く』って聞かなくてな。しょうがないから連れてったんだが…」

「へぇ…よっぽどマズイ状態にでも見えたんですかね」

「俺が?」

「ファリンさんが血相変えるなんてまだ短い付き合いですけど見た事無いですよ。基本ほんわかしてる人ですし」

 

「そうか?イツキがシーサーペントに必殺技やった時の魔力切れで結構変わってたと思うけど」

「この話やめません?」

 

「あの」

 

イツキが封印した黒歴史をこじ開けた辺りで、ひとりの女性に声を掛けられる。女性はフードを深く被っており顔は見えづらいが、僅かに出ている髪の色が金色だった。

 

「はい、なんですか?」

「今、ファリンって言いましたよね?私、その子の友達なんですけど」

「え、じゃあ君がマルシルさん?俺ライオス・トーデンです。ファリンの兄の」

 

「貴方が…!」

 

ライオスが名乗った辺りで、マルシルと思わしき女性がライオスの胸ぐらを掴もうとする。それをすぐさま立ち上がったイツキが止める。

 

「ま、まあまあマルシルさん!マルシルさんでいいんですよね?おれは真島イツキっていいます。ライオスさんとファリンさんには随分とお世話になってまして、とりあえず話を聞いてからライオスさんを殴りましょう。ね?」

「え、俺殴られるの確定事項なの?」

「なんかやらかしたんじゃないですか?」

 

イツキの言葉に少し冷静になったのか、マルシルはイツキに抑えられている両手の力を緩める。

 

「イツキ…じゃあ貴方がファリンの言ってた弟くんね」

「いや、血は繋がってないし弟と名乗った覚えもないですけど…まあ、そうです?とりあえず立ち話もなんですし座りましょうよ」

「……わかった」

「ライオスさん。おれマルシルさんから話聞いてるんで、ファリンさん迎えに行ってあげてください」

「あ、ああ。分かった」

 

ライオスは足早に笑い狼亭を出ていく。

 

「…改めて、マルシル・ドナトーです。さっきはごめんね、手、大丈夫?」

「全然へっちゃらですよ。鍛えてるんで」

 

むん!と力こぶをアピールするイツキ。それに少しふふっと少し笑うマルシル。

 

「今回はお呼びだてしてすみません。手紙にも書いてあったと思うんですが、おれ達は今優秀な魔術師を探してまして」

「私をパーティに勧誘した、でしょ?」

「はい」

 

マルシルはイツキの顔を見る。マルシルのイツキへの第一印象は『穏やかな少年』だった。しかし先程の反応速度はかなりのものだった。きっと鍛えているというのも事実で、それも自分が想像する以上のものなのだろう、と。

 

「ああそうだ、ファリンさんの話が聞きたいです」

「ファリンの?」

「はい。魔法学校ってところで学友だったんですよね?」

「ううん。私は研究者だから、どちらかというと教師に近いかな」

「あ、そうなんですか?」

 

まあそれはともかく。とイツキは咳払いし

 

「マルシルさんから見た、ファリンさんの話が聞きたいです」

 

イツキは笑顔を崩さない。その表情にはマルシルが危惧しているような下心は感じられず、ただ純粋に自分の話を聞きたいだけなのだと感じた。

 

「……うん、分かった。それじゃあ…」

 

始まったマルシルの話は、イツキの心をかなり揺さぶった。

 

魔法学校。それは文字通り魔法を修めるための場所。ファリンはその中でかなり天才肌の少女であり、いつも自分が想像するような魔法学を軽々しく凌駕する、と。

 

実際のところ周りからの評価自体は低かったのだが、マルシルや一部教師からは絶大な信頼をおかれていた。

 

「やっぱ魔法って凄いですね…」

「ふふ。それでね、ファリンと初めて会って…初めて迷宮に行ったの。迷宮といってもかなり小規模で、スライム程度しかいない小さな洞窟だったの。そこで、私はファリンに気付かされたの。魔法だけ勉強してもダンジョンのことは理解出来ないって」

「ファリンさんらしいですね」

「ええ、ほんとに…」

 

「ところで、2人はいつになったら店に入ってくるんです?」

「え?」

 

イツキが顔を向けた先には、ライオスとファリンがこっそり入口から顔を覗かせていた。

 

「ご、ごめん。話し込んでたから様子を見ようと思って…」

「ファリン!!」

 

マルシルは立ち上がってファリンへ抱き着く。

 

「久しぶり、マルシル。2年ぶりだっけ?」

「3年だよ……もう」

 

ライオスはそーっとイツキの方へ近寄る。

 

「あの2人、親友なんだな」

「そうですね」

 

抱きついて泣き腫らしていたマルシルが、ピタリと止まる。

 

「………くさい」

 

「「「え?」」」

 

マルシルはファリンの服を捲ったり首元に鼻を近付けたりして匂いを確認する。

 

「マ、マルシル。擽ったい…」

「ファリン最後にお風呂入ったのいつ?」

「……えへ」

「服は新品っぽいけど、ファリンが服に気を使うなんて…あのお兄さんはそういうの気にするように見えないし、イツキくんの入れ知恵ね?」

 

「うっバレた…」

「……ファリン、そんなに匂うか?」

「おれ達ファリンさんとは普段会ってますから…おれは全然気にならないですけど、久しぶりに会ったマルシルさんには…」

 

「お風呂、行くよ。せっかく洋服綺麗なんだから」

 

マルシルはファリンの腕を掴んでずんずん進む。

 

「あ、ま、まってマルシル、に、兄さ〜ん!イツキ〜!」

 

さらば。とライオスとイツキは手を振るう。

 

「……ついでに、おれ達も行きます?」

「この近くだったらドワーフ式の公衆浴場かな」

 

2人の後を追うイツキとライオス。

 

ドワーフ式の公衆浴場は現代の銭湯のそれに近いもので、ボイラーを利用し水を温め風呂場にお湯を張っている。

 

時間帯は昼なので人はおらず、実質男湯はイツキとライオスの貸切になった。

 

「いやあドワーフ式のは久々だなぁ〜」

「ライオスさんいつも近くの風呂屋でタライ風呂ですもんね」

「イツキは風呂めちゃくちゃ拘るよな…普段行ってる精霊風呂、そんなにいいのか?」

 

「めちゃくちゃ良いですよ。精霊特有の温かみというか」

「わからん…」

 

そこで、女湯の方から女性の姦しい声が聞こえる。マルシルとファリンだ。女湯も実質貸切状態になっている。

 

「もー!普段から髪油とかで手入れしなって言ってたのに!」

「だってめんどくさくて…」

「だってもなにもない!ほら!次身体!」

「か、身体はいいよ〜…ひゃんっ!?」

 

その辺りで、イツキは両手で耳を塞いだ。

 

「……なにしてるんだ、イツキ?」

「なんも聞こえないんで想像ですけど、その質問にはなんか聞いてはいけない気がするからと答えておきます」

 

少ししてから野郎2人は風呂を上がり公衆浴場の前にある簡易的な休憩所で涼んでいた。ここもドワーフ式の扇風機やエアコンに近い機械があり、涼しい風が吹いている。

 

「風呂上がりはコーラ一択と思ってましたけど、この果実水美味しいですね」

「コーラ?」

「おれがいた世界にあった嗜好品のひとつですね」

 

2人が寛いでいると、公衆浴場からマルシルとファリンが出てくる。ファリンはいつもの赤い頬が倍増しで赤くなっている。

 

「おまたせ、2人とも」

「おれ達もさっき上がったばかりですよ」

 

「……ふーん」

 

マルシルは訝しんだ表情でイツキを見る。

 

「どうかしたの?」

「ううん、なんでも」

 

「さて、えーっと、マルシルさん」

 

ライオスはマルシルを正面から見据える。表情は真剣そのものだ。

 

「改めて、俺はライオス・トーデン。今は迷宮に挑むパーティを率いている。メンバーは5人。誰も彼も遠距離魔法について乏しい」

「それで、私を頼った?」

「ああ、ファリンからはかなり優秀な魔術師で迷宮にも深い興味があると聞いている」

 

マルシルはうーんと唸る。そこに、イツキはフォローを入れる。

 

「じゃあ、おれ達が普段どんな感じで迷宮を攻略しているか見てもらうのはどうですか?一階なら大した危険は無いことですし」

「ああ、それは良いな!」

「マルシル、行こ?」

 

「…うん」

 

3人は装備を整えてから迷宮へ向かう。迷宮の前には人が数人ほどいた。

 

「ここが迷宮…」

「じゃあ、行きましょうか」

 

4人は迷宮地下へ。人だかりが出来ており、誰も彼も落ち着かない様子だ。イツキは近くの冒険者に話を聞く。

 

「なにかあったんですか?」

「ん?ああ、イツキか。いや、迷宮初心者が3階から逃げるときにグールを1階に連れてきちまったらしくてな」

「グールぐらい火で炙ればいいじゃないですか」

「お前はそうかもしれんが初心者とここのたまり場にいる様な連中じゃ返り討ちにあうのが関の山だ。それに特殊個体らしくてな」

「特殊個体?」

 

「ああ、走るらしいんだ。そのグール」

 

通常、グールは生者の吐く息などの温度を感知しゆっくりぬたぬたと歩いて近寄ってくる魔物だ。

 

「じゃあ、ついでにおれ達倒しときますよ」

「そうか?助かるよ」

「今度ご飯奢ってくださいね」

「はは!わかったわかった!」

 

イツキはライオス達の元へもどる。

 

「なんか特殊個体の走るグールが1階に迷い込んじゃったみたいで、探索ついでに倒しちゃいましょう」

「そうか、わかった」

「……グール」

 

マルシルは苦虫を噛み潰したような顔をする。

 

「大丈夫ですよ、守りますから」

 

おれ達がね。とライオスとファリンを矢面に立たせる。

 

「…わかった」

 

一行は迷宮へ。薄く暗い道が続いている。

 

マルシルは照明魔法で青く淡い光で光源を確保した。

 

「ジメジメしてるね…」

「まだ地表から近いですから、地面の湿気とかの影響がモロに出るんですよ。あ、足元気をつけて」

 

誰かが倒した大サソリの死骸が転がっていた。

 

「危ないなぁ。こういうのは端に避けておくのがマナーなのに…」

 

イツキは剣の鞘で大サソリを廊下の隅にズラした。

 

「イツキくん、剣士なの?」

「魔法剣士です」

「へぇー…どんなの?」

 

「それは、今からお見せします」

「グールだ、例のやつだろう」

 

一行の前には肉は腐り眼球は2つともどこかへ置き忘れたグールが立っていた。

 

グールは一行を無い目で見るや否や、全力でダッシュして向かってくる。

 

「絵面が凄いな…!」

「ライオスさん、下がって!」

 

グールにはこれが一番効く!とイツキは剣に炎を付与し突きの要領でグールに火を放つ。グールは一瞬にして丸焦げになり、辺り一面になんとも言えない異臭が漂った。

 

「う゛っ…く、くっさ…」

「またお風呂行かなきゃですね」

 

イツキは剣を鞘に納める。それをマルシルは深く観察していた。

 

「どうかしました?」

「…あ、ごめん。ちょっと気になっちゃって…イツキって、ノーム魔法なんだ?」

「はい、エルフ魔法はどうも苦手で…」

 

「…エルフとノームって、魔法違うのか?」

 

ライオスの素朴な疑問にイツキが答える。

 

「はい。ノーム魔法は精霊に『お願い』して魔術を行使します。精霊の気分に直結するので、良くも悪くも威力が変動する代わりに魔力消費が少ないんです」

「対して、エルフ魔法は精霊に『命令』して魔術を行使するの。正確に命令する必要があるから負担は大きいけど、想定通りに動いてくれる」

 

「おれの故郷には『八百万の神々』という信仰の一種があるんです。簡単に言うと、この世に存在する全ての物には神様が宿っているから、大切にしましょうねっていう」

「へぇー…面白いね、精霊じゃないんだ?」

「魔法そのものが奇跡みたいな扱いですからね。まあおかげでおれはノーム魔法適性が高かったんです」

 

「魔法が奇跡って…どんな田舎から来たの?」

「ははは…それはまあ、おいおいで」

 

流石に今から異世界のことについて説明するのは面倒だったので、また聞かれたら答えようという程度にした。

 

「…あ、人が倒れてる」

 

ファリンが倒れた人影を発見。ライオスが遺体の状態を確認する。

 

「首が食いちぎられてる。十中八九さっきのグールだな」

「蘇生します」

「えっ」

 

イツキは遺体の首元に魔力を集中。詠唱を練り上げ蘇生魔法を発動する。冒険者は目を覚まし、咳を何度も繰り返す。イツキは冒険者の背中を優しく叩いて落ち着かせる。

 

「がっ……は……!?」

「落ち着いてください。もうグールはいません。蘇生しました」

「あ…あ、ああ……た、助かった…」

「入口まで送りますか?」

「い、いや、大丈夫だ。ありがとう。そして申し訳ない。今は手持ちが…」

「お代はいいです。早く迷宮を出て正規の医者に見てもらってください」

「重ね重ね、すまない…」

 

冒険者は首元を抑えたまま立ち去った。

 

「イツキ、蘇生魔法早くなってきたね!」

「まだあの程度の傷だったからですよ…もっと大きな傷だったら…」

 

「すごい……最っ高!!」

 

「へ?」

 

「今の蘇生魔法だよ!やっぱり古代魔法さえ知り尽くして出処を掴めばきっと私の夢も……!」

 

「古代魔法…」

 

蘇生魔法は本来、古代魔法とよばれる禁忌とされる魔法。異次元と門を繋げそこに存在する無限の力を利用するもの。

 

しかし迷宮内では蘇生魔法は地上とは違い本人の魔力によって行使されるため、実質的に合法となっている。

 

「ライオス!私をパーティに入れて!」

「え、ああ、うん。喜んで」

「やった!」

 

マルシルはぴょんぴょこ跳ねて歓喜する。

 

「良かったね、兄さん」

「ああ、良い人そうで良かった」

 

「あ゛い゛っだぁっ!?」

「大丈夫ですか!?」

 

マルシルが着地に失敗して派手にコケた。どんくさエルフ誕生の瞬間であった。

 

「……よ、良かったね!」

「あ、ああ……」

 





いつも感想、誤字報告ありがとうございます。

またしてくださるとこれ書いてるやつが喜びます。
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