やはり俺の艦隊ラブコメはまちがっている。   作:いろはす@

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※お読み頂き、有り難うございます。ストーリー展開の都合上、このエピソードでは多くの艦娘がとんでもないことを口走ったり、酷い目に遇ったりする可能性がございます。予め、ご了承下さいませ。もし差し障りがあるようでしたら、ブラウザバックボタン或いは大破進撃ボタンを押して下さいますよう、お願い申し上げます。


番外編 ①:やはり俺のブラック鎮守府再建はまちがっている。(前編)

「よく来てくれた。待っていたよ、比企谷大佐」

 

 

「はっ!お待たせして申し訳ありません」

 

 

直立不動のまま、俺は畏まって答えた。ここは東京にある大本営の一室。内地への帰還命令を受け、ショートランドから大艇ちゃんに揺られ、久し振りに帰って来たのは良いんだが・・・途中で深海艦載機が出現したため迂回を余儀なくされて、結果招集時間に大幅遅刻・・・やっぱ泣ける。まあ、敵機自体は帝都防衛の試製噴式震電改が蹴散らしてくれたらしいんだけど。え?そんな戦闘機、聞いたこともないだって?安心してくれ。俺も初耳だったから。(ランカー専用装備)

 

 

しかし、こんな本土近海に敵がうろついてるっていうのに、のこのこ欧州遠征夏イベントなんかに行ってる暇あるんですかね?とボブ()は訝しんだ。しかも遅刻した挙句、小町よりも先に上官と会わなきゃならんとは、ショックのあまり深海化するどころか目が腐っちまうまである。あ、目の方はデフォルトだったわ。あと、南方のショートランドよりも東京の方が暑いってどういうことなのさ、日向。(地球沸騰化)

 

 

で、いま目の前にいるのは連合艦隊司令長官、葉山大将。名実ともに、日本海軍のトップに立つ人物だ。その名前から想像がつくと思うが・・・そう、()()の親父さんである。もともとは海軍の顧問弁護士だったらしいけど、何でも上層部の権力争いでお偉方が軒並み共倒れとなり、棚ぼたで長官の椅子を手にしたとか。さすがにあいつの父親だけあって、いかにもモテそうな外見のナイスミドルだ。取り敢えず、息子共々爆発してどうぞ。いや、これは負け惜しみなんかじゃないぜ。ただの八つ当たりだ。(ほぼ同じ)

 

 

「長旅で疲れているところを済まないね。まあ、楽にしてくれたまえ」

 

 

それ、絶対楽にしちゃダメなやつですね分かります。

 

 

「はっ!有り難うございます」

 

 

ひとこと断りを入れてから着席する。つか、さっきからこのハキハキした若手軍人さん誰よ?あ、俺か。もはやキャラ崩壊以前に、原形すら留めていないまである。はぁ・・・こんな応対を出来るようになっちまうとは、俺もすっかり海軍の社畜に成り下がったな・・・(泣)

 

 

椅子に浅く腰掛け、改めて葉山大将と向き合う。彼の傍らには、緊張した面持ちで秘書艦娘らしき幼女が控えている・・・ってあれ、海防艦の鵜来たんじゃねえか?!まさかこのおっさん、イエスロリータ!ノーサンキュー!(意味不明)やっぱ葉山のアレは親譲りだったんですね分かります。つーか鵜来たん、いつになったらショートランドに着任してくれるのかしらん?(掘り失敗)

 

 

「何か失礼なことを考えていないかね、比企谷大佐」

 

 

「めっそうもございません」(誤用)

 

 

何なのこの勘の鋭さ。まさかおっさん、老け専レディコミのメインヒロインなの?(設定破綻)

 

 

「さて・・・今回のソロモン海域における作戦指揮、実に見事だった。味方にひとりの轟沈者も出さず、敵飛行場姫並びに南方棲鬼の殲滅に成功するとは、この戦争始まって以来の快挙だよ」

 

 

「いえ、自分の功績ではありません。すべて彼女(艦娘)たちの努力と献身によるものです」

 

 

南方海域解放作戦。つい先日行われ、人類側のS勝利に終わった大海戦だ。我がショートランド前進鎮守府が主力を務めたんだけど、当然近隣のラバウル鎮守府やブイン基地などの支援も受けながらの戦いだった。決して単独で挙げた戦果ではない。実際、俺は執務室に座っていただけだしな。え?そこらへんのエピソードはどうしたのかだって?いや、戦闘シーンの描写は苦手なので割愛したんですよ、ははは。(誰が?)

 

 

「ふむ、君は実に謙虚だね。だが、もっと自らを誇るべきだよ。現に我々は、君の手腕を高く評価している」

 

 

「身に余る光栄です」

 

 

はい、散々上げておいて落とすんですね分かります。俺は詳しいんだ。

 

 

「そこで、そんな君を見込んでなんだが・・・」

 

 

ゲンドウポーズのまま、わざとらしい仕草で一呼吸置く葉山大将。ほら来た。どうせろくな話じゃないんだろ。拒否権は・・・はい、無いんですね分かってました。(自己完結)

 

 

「とある鎮守府の建て直しを頼みたい」

 

 

ファッ!?それってまさか・・・ブラック鎮守府再建ストーリー、キマシタワ~!?!(海老名さん)

 

 

そう、艦これ提督なら誰もが一度は夢見るアレである。前任の暴挙によって心身共に傷付いた艦娘たちを、無自覚な優しさと勘違いの積み重ねで次々にメス堕ち・・・ゲーホゲホ!立ち直らせ、暁の水平線に勝利を!ついでにラッキースケベもあれば、なお良きかな。(爆沈)

 

 

「はっ!それはいわゆる、ブラック鎮守府のことでありましょうか?」

 

 

「うん、まあ・・・広い意味ではそうなるかな、ははは」

 

 

なぜか歯切れの悪い司令長官。その口調に微かな違和感は覚えたものの、不謹慎な喜びが(まさ)った俺は深く考えずに返答をしてしまった。(痛恨)てか軍隊って基本的に『はい』か『イエス』しかないよね?やっぱ組織の歯車なんて最悪だわ。もっと家事スキルを磨いて、最強の『専業主夫これくしょん -主夫これ- 』を目指すしかない。あれ?でもいくらスキル磨いても、養ってくれる相手がいなきゃ、それってただのニートじゃね?(サービス終了)

 

 

「了解しました。微力を尽くします」

 

 

「うん、では期待しているよ、()()

 

 

うわべだけは歴戦提督モードで敬礼を返した俺は、そこでようやく、先ほどからずっと感じていた違和感の正体に気付いた。

 

 

「恐れながら閣下、小官の現階級は中佐だったかと記憶しておりますが」

 

 

万年佐官提督の俺。中佐じゃ実は提督とは呼べない・・・ってこれは確か前にも言ったな。ちなみにいくら戦果を挙げても、最近は昇進どころか報酬が12cm単装砲だけだったりもする。大丈夫か?日本海軍。

 

 

「あぁ、この作戦に際し、臨時で大佐へ昇進となったんだよ。おめでとう。なお、結果が思わしくなかった場合は少佐に降格となるから、覚えておきたまえ」

 

 

昇進、キマシタワ~!!つか、やはり俺が大佐になるのはまちがっている・・・らしい。

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

「助けて父さん!夏イベントのラスダンで沼っちゃって、バケツと備蓄が尽きそうなんだ!司令部の隠し在庫から、ちょっと回してくれよ」

 

 

比企谷八幡を退出させ、他の執務に取り掛かろうとしていた司令長官の部屋に、いきなり現れた爽やかイケメン。白い第二種軍装の提督服を完璧に着こなした、いかにも育ちが良さそうな青年である。

 

 

「隼人!入る時はノックをしろと・・・それに、私のことは『長官』と呼びなさい!何度言ったら分かるんだ?!あと、そんな内容を迂闊に大声で話すな!憲兵隊に聞き咎められでもしたら、ただでは済まんぞ?!」

 

 

思わず我が子を叱責する長官。なお、息子の大声を注意する自分も大声であることには気付いていない模様。(似た者親子)

 

 

「ご、ごめんよ父さん。だけど今回の夏イベ、ギミックだらけの5ゲージとか言う変態仕様なんだよ。あんなの、正攻法で突破出来るわけないじゃないか!で、どれくらい融通して貰えるんだい?今日中に、せめて前段作戦はクリアしておきたいんだ」

 

 

言葉とは裏腹に、全く悪びれた様子もない葉山隼人。そんな息子の姿を見て、長官は内心頭を抱えた。これでも小さい頃は、それなりに優秀だったのだ。どうしてこうなった・・・

 

 

やはり裏で口利きをして、ごり押しで横須賀の提督に据えたのは間違いだったようだ。他にも大型建造のパラメーターを弄って、大和も武蔵もビスマルクも一発で着任させてやったし、嫁艦(ガチ)にしたいからとせがまれ、慣例を無視して艦娘候補生だった雪ノ下の娘を専属秘書艦として送り込んだりもした。だと言うのに・・・意中の娘には逃げられ、気付けば重婚(仮)の連続でハーレムを作り上げる始末。いったい誰に似たのやら・・・ちなみに長官自身も妻は元艦娘で、各地に数個艦隊分の現役艦娘(現地妻)を囲っている。(親子ブーメラン)

 

 

はぁ・・・思わず嘆息する葉山大将。いかに我が子とは言え、そろそろ見限る時が来たのかも知れない。

 

 

「いまだに脱初心者の関門、沖ノ島海域で足踏みしているのに夏イベントだと?呑気なものだな。大淀のアドバイスは聞かなかったのか」

 

 

ちなみに大淀のアドバイスとは、期間限定イベント参加の際に必ず表示される、例のアレ(黒板)のことである。

 

 

「そ、それは・・・!でも俺は、勝率も遠征成功率も100%を達成したじゃないか?!轟沈艦だって、ひとりも出してない!これでもまだ不十分だと言うのかい?」

 

 

「はぐれイ級相手の勝率や、長距離練習航海だけの成功率、だろう?ろくに出撃もしていないのだから、轟沈艦が出ないのも当たり前だ。少しは同期の『彼』を見習おうとは思わんのか?」

 

 

「ぐっ・・・!」

 

 

あまりの正論を浴びせられ、言葉に詰まるバカ息子。ちなみに、そんな彼をここまで増長させてしまったのは、目の前のバカ親父自身である。

 

 

「くそっ!あいつさえ居なければ・・・文化祭と修学旅行で止めを刺せたと思ったのに・・・」

 

 

「む?何の話だ?」

 

 

「はっ?!な、何でもないさ。ところで父さん、さっき()()をここに呼びつけたんだろう?首尾はどうだったんだい?」

 

 

こんなところだけは、父親譲りでやけに耳が早い。皮肉なものである。

 

 

「・・・ああ、()()への臨時出向を命じた。名目上は、所属艦娘たちのメンタルケア任務ということになっているがな」

 

 

隼人は、父が放り投げてきた書類を手に取る。そこには、八幡が出向予定の鎮守府に関する詳細なデータが記されていた。読み進めるうち、その端正な顔に歪んだ笑みが浮かぶ。

 

 

「ふは、はははははっ!こいつは傑作だ!最高だよ父さん!いかに理性の化け物(比企谷八幡)と言えども、さすがにどうすることも出来ないだろうね。これでやつもお終いさ!」

 

 

そんな愚息の様子を見ながら、長官は思うのであった。このままでは、先にお終いになるのは隼人の方だろうな、と。

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

~ 某鎮守府 提督私室 ~

 

 

「明日、新たな提督が着任する」

 

 

「?!?」

 

 

提督代理を務める戦艦の言葉に、誰もが息を飲む。深夜にも関わらず、部屋には多くの艦娘たちが集まっていた。

 

 

「ふぅ・・・ついにこの時が来ましたね」

 

 

ひとくちお茶を頂いてから、感極まったように漏らす一航戦の赤い方。凛とした表情ではあるが、なぜか頬が赤い。

 

 

「ああ、前任の提督が逃げ出してからすでに1ヶ月。単艦演習(ソロプレイ)で我慢するのも、そろそろ限界だ」

 

 

ビッグセブンの言葉に、深々と頷く艦娘一同。なぜかやけに実感がこもっている様子である。

 

 

「昨日なんて、とある駆逐艦が尋ねてきたよ。電動マッサージ機(おとな用)はどこなのです?とな」

 

 

「ぶふっ?!ケッホケホ・・・!あ、あのいたいけな電さんが?!」

 

 

「誰も個人名は言っていないが?」

 

 

お茶を吹き出した黒髪ロングの空母へ、ジト目を向ける低速戦艦。思わぬ形で第六駆逐隊末っ子の秘密が暴露されたところで、落ち着いた声色が会話に入ってきた。特徴的なサイドテールを揺らす、一航戦の青い方である。

 

 

「そもそも、これは確定情報なのかしら?それなりに期待させておいてぬか喜びに終わったりしたら、それこそ電動マッサージ機(治療用)がいくつあっても足りないわ」

 

 

「ごふっ?!」

 

 

相棒の爆弾発言に、またもお茶を吹き出す赤城先輩だったが、それを気にする者は居ない。

 

 

「その点は大丈夫だ。大本営からの正式な暗号電文だったからな。よって、現時刻をもって本件を(DT)事案に認定し、以後第一級軍機とする」

 

 

「またそれ・・・?つまり、他の子たちには秘密にしておく、ということ?」

 

 

「その通りだ。先ずはここに居る我々だけで、提督を夜戦・・・ケホケホ!夜間演習で仕留めるぞ」

 

 

「それって、わざわざ言い直す意味があるのかしら?」

 

 

「なになに?!夜戦?!」

 

 

なかば呆れたような加賀さんのツッコミに、弾んだ声が重なる。

 

 

「・・・・はて?何のことだ?川内」

 

 

なぜか天井から飛び降りて来た三姉妹の長女に、長門秘書艦は頭を抱えた。咄嗟に誤魔化そうとしたが、もはや手遅れだろう。図らずも、秘密を知る者がひとり増えてしまったのだ。

 

 

「ふーん・・・そっちがそのつもりなら・・・よし、決めた!熟成された軽巡(わたし)の魅力、新しい提督にたっぷり教えてあげるから。もちろん、夜戦でね!」

 

 

やはり、そうなるな・・・ながもんが遠い目をしていると、今度は食い気味にツインテ空母がカットインしてくる。

 

 

「ねぇ、そんなことより写真は?!新しい提督さんの写真はないの?!」

 

 

「哀れね、五航戦。どうせそんな甲板胸、相手にもされないでしょうに」

 

 

そんな彼女へ、クールに返す一航戦の青い方。こちらは変わらず、いつも通りの平常運転である。

 

 

「くっ?!だ、誰が甲板胸ですって?この元戦艦!」

 

 

「やめなさい、瑞鶴。私たちが活躍できているのは、ひとえに加賀さん以下、随伴艦の皆さんのおかげなのだから」

 

 

「しょ、翔鶴ねぇ・・・」

 

 

にわかにヒートアップするズイズイを、やんわりと窘める翔鶴。どこまでも妹想いの、優しい姉である。しかし・・・

 

 

「随伴・・・?」

 

 

そんな姉のセリフに、形の良い眉をひそめるクールビューティー。たちまち辺りは険悪な空気に満たされた。再び誰もが息を飲む中、向けられた殺意に気付いていないのは当のふたり(二羽鶴)だけである。

 

 

「みんな落ち着け。写真ならここにあるぞ。なぜか盗み撮りだがな」

 

 

「あたっ!」「いたっ!」「ふぎゅ?」「きゃん?!」

 

 

その言葉で、机に置かれた資料へ殺到する艦娘たち。あまりにも多人数が同時に覗き込もうとしたため、おでこをぶつけ合い大破する者が続出したが、それでも彼女たちは止まらない。若さゆえの過ちか・・・

 

 

「・・・」

 

 

すると一転、静まり返る部屋の中。誰もが写真に釘付けとなっている。果たしてそこに写っていたのは、知的な雰囲気を纏った眼鏡イケメンであった。特徴的なアホ毛がチャームポイントの好青年である。写真の下には簡単な経歴も記されていたが、まだ学生のような外見に似合わず、あの南方海域解放に成功した歴戦の強者(つわもの)らしい。つまり、見てくれも中身も伴った理想の提督さんなのだ。

 

 

「・・・上々ね」

 

 

「好きっぽい・・・」

 

 

「夜戦・・・」

 

 

「好みのタイプですわ」

 

 

「これは・・・譲れない」

 

 

徐々にざわめきが広がり、室内の空気が殺伐としたものへと変わってゆく。嫁艦レースが始まったのだ。それを窘めるように、駆逐艦好きの戦艦が重々しく言葉を発した。

 

 

「いいか?みんな。抜け駆けは無しだ」

 

 

「もちろん。性々堂々と勝負です」

 

 

「本音が誤字になってるぞ、赤城」

 

 

「くっ?!慢心しました・・・」

 

 

「でも、今度の提督さんは()()()()()なのでしょうか・・・?」

 

 

沈黙した赤城さんの横で、どこか不安げにとんでもないことを呟く神通。もし彼がBL提督だったりしたら、その時点でこの鎮守府は終わってしまいます。ああ、どうすれば良いのでしょう・・・(弾火薬庫誘爆)

 

 

「ノープロブレム!ワタシ、一度咥え込んだら離さないワ~!」

 

 

「はい、お姉さま!気合い、()れて、イキます!」

 

 

「・・・金剛、比叡、少しは言葉を選んでくれ・・・」

 

 

「いまさらカマトトですカ?ナガト。なら、次は私たちの出番ネ~!提督の主砲(豆鉄砲)を頂くのは、このワタシデ~ス。ファイヤー!」

 

 

「くっ?!貴様・・・」

 

 

敢えなく返り討ちに遇う、ながもんこと長門秘書艦。ビッグセブンの面目丸つぶれである。そしてその隣には、ドヨンとした表情で提督の机に突っ伏している不幸姉妹の片割れ・・・

 

 

「はぁ・・・どうせまた、今度の提督も私のことなんて眼中にないんでしょ・・・不幸だわ」

 

 

「山城、もっと自信を持ちなさい。アニメ第2期の主役を務めたことを忘れないで」

 

 

「姉さま、あれはもはや黒歴史です」

 

 

机に頬をつけたまま、ボソリと答える山城。そんな彼女に時雨が湯呑みを差し出すが、反応は無し。どこか既視感のあるシーンである。(いつ海第1話)

 

 

「ホントそうよね。肝心の見せ場で、誰かさんが空なんて飛んだりするから・・・」ボソッ

 

 

「何だと?このぉ・・・?!」

 

 

「き、きゃあー?!?」

 

 

「ふぅ・・・」

 

 

がばっと起き上がり艤装を展開する山城と、もはや収拾がつかなくなった室内で、ひとり涼しげにお茶を頂く赤城さん。そして誰が提督を出迎えるかで、またもや揉め始める艦娘たち・・・机に置かれた写真の中で、新任提督は少し困ったような笑顔を浮かべていた。その身に待ち受ける運命を、彼はまだ知らない・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「慢心してはダメ。単艦演習(ソロプレイ)の前には、ちゃんとお部屋の鍵を確かめないと」

 

 

「うっ・・・♡」

 

 

「そんなことより、電マは?電マはどこなのです?!」

 

 

「電・・・一人前のレディだわ・・・」

 

 

「もっとグッズに頼っていいのよ?」

 

 

「こいつは(振動)を感じる」ヴィーン

 

 

「あなたたち・・・」




次回後編:捻デレぼっち vs 変態艦娘。八幡は、生き延びることが出来るか?(ガンダム風エンディング)
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