我らモブなり   作:アパパパパパ

2 / 3
死んだら戦場

先輩と楽しくも大変な料理人を経験したのははるか昔

ジョブチェンジを果たした私の今のお仕事は案内人です

「皆様、大変戸惑っているでしょうがしばらく耳を傾けてください。」

そう私は死にたてほやほやでざわついてる新人たちへ呼びかけた

「只今より皆様には現状を理解して貰うために戦場を見ていただきます」

スムーズに理解させるためにはこれが一番!手引書にも書いてあんだね

宣言通り、ハルマゲドンを俯瞰できる場所に移動し新人さんたちを思考停止させます

「皆様にご覧いただいている光景はハルマゲドンです、黒いなにか達と我々は戦い続けなければなりません。勝ち負けは存在してるようなないようなものなのですが戦う人達を我々はサポートするために従事しなければなりません」

私の言葉を聞いて唖然としていた新人さんたちが息を吹き返し質問を始めた

ーあの黒いのはなんだ

滅びや無等の概念です

ーなんで戦わないといけないんだ!?

戦わないと消滅してしまうからです

ー私たちも戦わないといけないの!?

基本戦いません、私も含めて皆様はサポート役です

ー天国なのかここわ?

天国も地獄もありますけどあちらは別口です、私たちは地獄にいくけどそこまで悪いことしてない人達です。ここでサポートを務めることで天国、輪廻転生の控えの間に行きます

ーなんで地獄行き!?

そんな理不尽なとは思うんですけど、自殺とか親より先に死んだとかも地獄行き判定されちゃうんですよ。かくいう私もブラック企業での無茶で突然死です

ー勝ち負けがないと言うがどうして?

ざっくり言うと生きている限り死ぬという滅びはあるので、常にせめぎ合うものらしいです

質問にある程度答えていき手を鳴らす

「まだまだ質問あると思いますが、先に皆様に生活や仕事を案内しますね。それが終わらないと休暇に入れませんから」

ーあんたの休暇か!?

「いーえ、皆様には1週間ほどじっくり休んでもらいつつ環境に慣れてもらいます。温泉が住居にはあるのでごゆっくりして下さい」

そしてそのあとは私も経験したヘルズキッチンでの包丁ブートキャンプだ、フフフ

最初の仕事が料理人になるのは補給を支えると共に包丁の扱いで刃物の練度を上げるためだ

物理的には無理な素材すら魔力だの気だの使えば包丁で切る事が出来るようになる

達人はそういう力を使って見えない刃を作り出し一瞬で千切りとか終わらせるのだ

ちなみに私も出来るようになりました

まじで便利ですよこの力は、なお英雄様方はこういう力を生前からお使いになっていたりする方が多数おられます

まじで凄い

私もひと月ほど案内人を務めたら次のジョブチェンジを果たさなければなりません

配達人という仕事です

響きだけなら安全です、ただ配送先が戦場と言うだけでハハハ(死んだ魚のような目)

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。